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2025-08-29 15:43

第106回「飛越の先に見えるは栄光か挫折か、乗り越えて初めてわかる新潟記念と中京2歳S」

【本】飛越(ジャンプ) / 読んでから見てほしい中山大障害 / 新潟記念 / 中京2歳S

について話しました

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サマリー

このエピソードでは、長瀬清秀の競馬小説「ジャンプ」が取り上げられ、障害レースの魅力や特性が語られています。また、騎手の再起と絶対王者に挑む姿が描かれ、人間ドラマが深く表現されています。新潟記念と中京2歳ステークスの特徴や競馬の戦略について解説されます。特に、新潟記念のコース特性や中京2歳ステークスの競争条件の変更に注目が集まっています。

障害レースの特性
こんにちは、ダルマー競馬場です。さあ、今日ですね、紹介するのは、長瀬清秀さんの小説、「ジャンプ」でございます。
まあ、飛越と書いてジャンプになるんですけども、競馬小説っていうと、結構ね、そのダービーとか有馬記念とかね、平地の華やかな舞台を扱うことが多いんですよね。
でも、このジャンプはですね、その名の通り障害レースを舞台にしている競馬小説でございます。
簡単にですね、障害レースって何なの?っていう話なんですけども、普通はですね、競馬って平らな芝とかダートを走るんですよね。
でも障害レースっていうのは、そのコースにハードルだったり池垣とか、あとはバンケットっていう坂ですよね。
こんないろんな障害物が置かれていて、それを飛び越えながら走る競馬なんですよ。
なので、芝とかダートみたいにスピードの勝負というよりかは、スタミナとリズム、あとは何よりも馬と機種の信頼関係が結構ね、試されるようなレースなんですよ。
日本ではですね、中山とか東京とか、いろんなところ、阪神、京都、小倉、福島、新潟、いろんなところで行われているんですけども、その中の最高峰のレースとして位置づけられているのが年に1回、年末に行われる中山大障害なんですよね。
競馬の最高峰っていうと、G2、G3とかね、G1とかいろいろ名前つくんですけども、そのG1ジャンプの障害レースのG1っていうのは年に2回だけ行われるんですけど、中山大障害っていうのと中山グランドジャンプっていうこの2つなんですね。
元々両方とも中山大障害っていう名前で、中山大障害春、中山大障害秋みたいな感じで、天皇賞みたいな感じで春秋で分かれていたんですけど、これが名前が変わって春は中山グランドジャンプ、秋はそのまま中山大障害ということで、最高峰のレースとして位置づけられているレースでございます。
ここに向かうための舞台というか、障害競争というか、そこに準じている騎士と馬たちの物語ということでございます。
いや、なかなかないですけどね、やっぱりいざ日本ダービーを目指しますとか、あとはこの騎士とか馬の物語じゃなく、サラブレットの生産者の話だったりとか、いろんな想定詞やってますとか、いろんな競馬騎士やってますみたいな、その競馬サークル内でのいろいろな人たちにフォーカスはあって、
競馬小説っていうのがあったりはするんですけど、障害レースにフォーカスしたっていうのはなかなか珍しい競馬小説なんじゃないかなというふうに思っております。
この小説ですね、面白いところが2つあるんですよね。大きく2つここが注目ポイントかなっていうね、ダルマ的注目ポイントがあるんですけども、まず1つはですね、かつて一流と呼ばれていた騎士の再起の物語なんですよ。
落馬事故でキャリアが安定してしまって荒れた日々を送っていたベテランがあることをきっかけに、じゃあもう一度だけって言って立ち上がるんですよ。で、再び馬と真剣に向き合ってもう一度勝負の舞台に戻ろうとする姿。
まあね、誰しもが経験するじゃないですか、一回挫折っていうの。挫折からまた再起して、今皆さんいらっしゃると思うんですけども、そういうもう一回っていうところのどうしてもうまくいかないもう一回なんですよね、これってね。そこがやっぱりすごく人間臭くてめちゃくちゃ引き込まれるんですよね。
例えばですけども、ダイエットします言って何回も何回も挫折しちゃったりするじゃないですか、でもやっぱりダイエットしてようやく成功しましたみたいな、そんな感じでございますとか言っちゃったけど、そんな軽いもんじゃないです、ごめんなさい。そんな軽いもんじゃないんですけど、まあそうやって挫折するんだけども何回も這い上がろうとする姿っていうのにめちゃくちゃ引き込まれるんですよ。
でもう一つはですね、その前に立ちはだかる絶対王者の存在ですよね。まあもう大きな壁なわけですよ。でもこの絶対王者はですね、障害の世界を支配するような強さを誇る馬とその馬に乗る若手騎手なんですよ。
でこの若手騎手っていうのはかつてのその一流と言われてたベテラン騎手に憧れていて騎手になったみたいな。騎手になったっていうかこの障害レースに入ってきた、障害競争の世界に入ってきたみたいな感じの背景があったりするんで、単純にその絶対王者に乗っている騎手であのすごいプレッシャーの中戦ってます。
俺は絶対負けるわけにはいかないとかっていうわけではなくて、挑戦してくるその馬と騎手にちょっと尊敬というか憧れがあるんですよね。なのでこの憧れと対決しなきゃいけないみたいな。その複雑な感情が交差するですね、この2つがですね、この小説の大きく面白いところなんじゃないかなというふうに思っておりますね。
競馬の新たな視点
つまりはこの2組の馬と人がいて、再起と挑戦、尊敬と対決みたいなのが一気にぶつかる構図になっているんですよ。なので、なのでっていうか結構いろんな感情がね多層的に絡み合って、ドラマが噛み合っていて、読んでるこっちもね結構もう入り込んで熱くなってきちゃったりするんですよね。
次どうなるみたいな感じになっちゃうんですよね。
で、長谷さんの小説って言えば結構フヤジオみたいにハードボイルドな感じの小説もあったりはするんですけども、こういうね競馬の造形も深く競馬系の小説も書かれていますし、動物を題材としたモデルとしたタイトルもいくつか作品としてありますが、一番はやっぱりね一貫してあるなと思うのはやっぱり人間ドラマな感じがすごいするんですよね。
競馬を題材にしながらも結局は人がどうやって立ち上がるのかどうやって挑むのかっていう話。なので、全然競馬とか障害レースとか全然興味ないわっていう方も意外と楽しめるんですよ。
なので、これをきっかけに競馬を知るでもいいし、やっぱり競馬ってそういう感じなのねでもいいし、障害レースだけはちょっと面白いかもしれないみたいな感じで思っちゃったりするかもしれない一冊でございます。
この障害レースを舞台にしてここにいる人たちはみんな中山大障害というレースに向かうんですけども、そこを目指しているわけですよね。
競馬をちょっと知っている方であったら日本ダービーとか有馬記念とか、それの障害レースバージョンみたいなのが中山大障害なんですけども、結構現地で見るチャンスっていうのは結構少ないと思うんで、
youtubeで動画転がってるんで是非JRAとかも配信してくれてるんで是非見ていただければわかると思うんですけども、馬が障害物を被越する度に結構歓声が上がったりとか、あとは最後の障害物を前頭が無事に飛び終えると自然とスタンドから拍手が湧き上がったりするんですよ。
おー良かったーみたいな感じで。なので馬券持ってなくても前頭無事に、前馬無事に、前陣馬無事に完走してくれてて結構ハラハラドキドキしながら見れるんですよ。
なので小説読んでからこの映像を見ると、なんでそんなドヨメキとか拍手が湧き起こるのかっていう意味がね、さらに深く響いてくるんすよね。
なのでもうね、この小説はですね、ただの競馬小説じゃなくて、再起と挑戦の物語であったりとか、あと座説からもう一度立ち上がろうとする人間の姿と絶対王者に果敢に挑む姿であったりとか、そこに憧れと尊敬が絡み合ってたりとか、いろんなドラマに厚みがあるんで。
展開とかは詳しく言えないんですけども、読み終わった後の競馬の見方がちょっと変わると思いますね。
そうやって馬と人って向き合ってるんだねっていうのがよくわかると思います。
気になる方はぜひ読んでいただいてお勧めなのでご一読いただければと思うんですけども。
一回中山大障害とかね、中山グランドジャンプの障害レースでもいいです。
そういう大きなレースじゃなくて、障害レースの動画を一回映像でチェックした後に読んで、物語と現実をつなげて、もう一回障害レースを見たりするとより深く感じられると思うので、本当にお時間の方はぜひご一読お勧めでございます。
いやもうね、中山グランドジャンプは春に行われるし、中山大障害って暮れに行われるんですけど、
全くその間のこのドナツ、ドナツ、ドーナツみたいな感じですけど、ドサマーにですね、紹介させていただいたんですけども、
きっかけはね、SNSで画像送っていただいたんで、これはこれでそうだね、もうじゃあそろそろ紹介するタイミングかなと思って紹介させていただきました。ありがとうございました。
いや今週はですね、障害競争の重症ってないんですけども、もちろん土日には競馬はありますよということで、今週のJRIでございます。
今週も変わらずですね、3場開催でございます。3回新潟、4回中京、2回札幌でございます。
場所は変わらないんですけども、開催数がね、変わっておりますということで、コースの変わり目とかにはぜひご注意いただければなと思っております。
新潟記念の詳細
日曜日に新潟競馬場でG3新潟記念が行われ、中京競馬場ではG3宗教二歳ステイクスが行われます。ということでまずは新潟記念。
今年で61回目を迎えますG3競争でございます。1965年にハンデキャップ競争として創設され、創設当初は右回りで行われていたんですけども、前回かな、新潟競馬場のお話しさせていただいた通り、2001年に左回りに変更されております。
2006年からサマー2000シリーズに組み込まれて、2025年から別定戦となっており、現在に至るというよりか今週末で初めて行われる別定戦みたいな感じなんですけども、というところで。
コースは芝2000m外回りなのでワンタンでございます。新潟競馬場は直線が長いですからね。枠順はそんなに気にしたくていいかなと思いますね。
新潟なんで直線長いんで、上がりの速い馬のイメージあるんですけど、意外と前も止まらないっすねみたいな感じのイメージもあるかなっていう感じなんで。
結構前目に一定33秒台の足とか使えちゃえば全く問題なかったりするんで、前半のペース次第みたいな感じなんで、出走場確定してから、ちょっとその展開予想をしてどういった流れになるのかっていうのを予想しながら馬券を組んでいくのがいいんじゃないかなというふうに思っております。
そして駐居2歳ステークスでございますけども、聞き慣れないなと思ったでしょ。そうですよ。2025年の小倉駐居入れ替え住所の一つで、もともとは小倉2歳ステークスだったのが競争条件を引き継いでこの駐居で行われて第一回として開催されるのがこの駐居2歳ステークスでございます。
で、競争条件は引き継いでいるんですけども、距離は1200mから1400mに変更されているんです。
まあデータ的には前例がないんであれですけど、駐居しば1400mだと思えばまあ一応データはあるんですけども、これ見る限りだと先行場有利かなみたいな感じだと思うんですけど、まあ2歳戦なんでね、どう出るかみたいな感じですよね。
実はああお前行っちゃうんだみたいな感じの、そのまま押し切ったりとか残ったりとか言うこともあるでしょうし、この時期の2歳住所っていうのはやっぱり調子がどうとかっていうよりかはどれだけ気象が大人かみたいな。
どれだけ機種に従順で操作性があるかみたいなところも結構あったりはすると思うんで、そういったところもね、ちょっと注意して見ていきたいなというふうに思っておりますというところで、今週も皆様にジャンプしながらね、飛越しながら払い戻しに向かうぐらいの戒心の敵中があることをお祈りしております。
はい、そして最後になりますけども、この番組への感想・質問などありましたら、メールフォームからご連絡いただくかコメントもお待ちしております。そしてこの番組がいいなと思っていただけたら是非番組のフォローもよろしくお願いいたしますと。
ということで今回も最後までご拝聴いただきありがとうございます。また次回の競馬見聞録でお会いしましょう。さよなら。
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