華麗なるフランス競馬の魅力
みなさん、こんにちは。競馬けんぶんろくへようこそ。ダルマー競馬場です。
この番組では、競馬にまつわるさまざまな小説や音楽、映画を紹介して、
競馬に関する知識を深めるだけでなく、競馬カルチャーにも視野を広げていこうという番組です。
競馬けんぶんろく第8回目となりますね。
珍しく週2回更新となっておりますので、今回もよろしくお願いします。
今回ご紹介する一冊は、現代のフランス競馬の老いたちが綴られた一冊。
歴史の裏に秘められた馬と人と国家の物語を読んで、
もう目を閉じれば、そこには凱旋門が立っていることでしょう。
それがこちら。
大串久美子著。華麗なるフランス競馬。
ロンシャン競馬。栄光の日。
ということでね、2011年に発行された本書なんで、もう12年前ですね。
情報としては確かに最新のものではないんですけど、
フランス競馬を知る上で、
というか、フランスの歴史を知る上で、これ以上にない入門書になるのではないかと感じました。
著者がフランスの文学や芸術、歴史なんかを研究されている方で、
競馬については正直あまり深く記載されていないんじゃないかと思いきやとんでもなかったですね。
もう本当に読む前の自分に言ってやりたいです。もうバカモンと。
でですね、本編はというと、
はじめにフランスにおいての競馬の立ち位置というのはどういうところに位置しているのか。
フランス人の日常の中に競馬というものが、どういうふうな感じで存在しているのかというのが語られています。
第1節では、現代のフランス競馬について語られています。
フランス競馬の歴史と未来展望
2011年当時のものにはなるんですけど、
リープインパクトが出草した外戦文章の熱狂ぶりや、
ドービルでの夏競馬の楽しみ方、フランス競馬のスターたちについて書いてあるんですけど、
読んでいると、フランス競馬っていいなって単純に思いましたね。
特にドービルでのフランス人の過ごし方。
これ日本でどうにかできないかなと思いながら、
夏、函館競馬場とかでこういうことできたら最高だよねって思いながら読んじゃいました。
第2節については、フランス競馬がどうやって始まっていったかということが書かれています。
マリー・アントワネットが熱狂して、
ナポレオン・ボナパルトが幻想するフランスの最古のレースを作っていたりだとか、
フランスの歴史上の人物たちがですね、結構深く競馬に関わっていたということが書かれています。
第3節は、そのフランス競馬の始まりから現代に至るまでどういうふうな変化を遂げてきたのかということが書かれており、
そこから今後フランス競馬というのはこういうふうな道筋をたどっていくのではないかというところまで書かれています。
フランスの歴史とかフランス競馬の歴史でも、結構お腹いっぱいになる一冊ですね。
フランスといえばファッションが有名だったりするんですけど、
ファッションブランドシャネルのオーナーもですね、実は有名な和産家だったりとかするんですね。
で、古くはクリスチャン・ディオールにメゾンを設立させたマルセル・ブサックっていう戦異界の帝王みたいな人がいるんですけど、
この人実は競馬界で超超超有名な和産家なんで、
もうフランス競馬とファッションっていうところの結びつきが結構強いのもフランス競馬ならではだなというふうに感じました。
凱旋文章を目の前にして読む一冊としてはもうこれがベストじゃないかなというふうに思いましたね。
フランス競馬の歴史、フランスの歴史を知れて、さらに深く10月1日の凱旋文章を迎えることができるのではないのかというふうに感じましたね。
10月1日の凱旋文章なんですけど、テレビの中継もありますので、夜は遅い時間でありますけども、
一緒に日本から挑戦しているスルーセブンシーズを応援できればなというふうに思います。
最新の情報では追い切りがもう終わってるのかな、追い切りの映像を見させてもらったんですけど、かなり足捌きも良くてですね、調子がいいように感じました。
記事をされるルメールジョッキーもすごい調子は良さそうだというふうにコメントを出していたので、
フランスって結構スコールがバーッと降って、芝がすごい荒れちゃって日本馬が苦戦するみたいな感じのことが結構多いんですけども、
このまま天気が崩れないでいけばですね、かなり僕はすごいチャンスあると思っています。今回の挑戦については。
今まで挑戦してきた馬もチャンスがすごいあったと思うんですけども、今回すごい良いんじゃないかなというふうに僕は感じています。
決闘面でもそうですし、あとは品馬であるということが金量の差とかもあるので、有利に働いてくるのではないかなと。
もちろん力の部分ではすごい日本でもトップクラスの実力を持っていますので、ここで一発日本競馬界の悲願をですね、達成してもらいたいなというふうに思っております。
今週末はG1スプリンターズステイクスもありますし、G3のシリーズステイクスもあります。海外ではフランスで凱旋モーションも行われますので、一緒に楽しんでいきましょう。
それではまた次回の競馬見聞録でお会いしましょう。さようなら。