かずくんの自己紹介と日常
養護施設に育てられた盲目男の大きな独り言、かずくんです。
こんばんは、えっと昨日の自己紹介で言ってましたっけ?僕、あの、かずくんってみんなから言われてるんです。はい、ということでよろしくお願いします。
えー、2025年8月2日ということでですね、昨日お話したみたいに、僕の講演家としてのスキルアップ、リハビリ的な感じでこの回を進めていくんですけども、まあでもちょっとでもね、皆さん聞いてくださる方の何かに繋がればなということで、僕は生まれつき目が見えてないんですね、全く。
で、今日はお客様がですね、そうそうそう、大阪市内でマッサージ店を営んでいるんです。お客様がね、今日はスイカを持ってきてくださったんです。トットリのね、美味しいスイカ。で、最近スイカってカットのスイカしか食べてなかったんですね。もう切るのとかめんどいしね。はい。なので、皮付きのスイカ、大きな立派なスイカをね、持ってきてくださってそれを食べたんですけども、思い出しましたね。
子供の頃ですね、よくスイカを食べてたら、もっとしっかり白くなる部分まで食べなさいって言われるんですよ、大人から。で、僕も目が見えてないんで、白くなる部分分かれへんやんって言ったら、じゃあもう困った風に、うーん、甘さがなくなって美味しくなくなるところまで食べなさいって言われんねんね。
で、自分の中では甘さもなくなって美味しくないな、そろそろって思ってたら、まだまだ赤いところ残ってるとか言われながらですね、そんなことを言われながらワイワイ言いながらスイカを食べてたのを思い出した、今日の昼下がりでございました。
月曜日だけが休みなんでね、今日も立派に仕事でございまして、本当に、今日も仕事が終わって夜、もうちょっとね、大分体力も消耗してから喋ってるんで、声もガラガラかなという感じなんですけども、昨日もお話したみたいにですね、今日から一つのワードを決めてお話をしていきたいなという風に思っております。
今日はですね、アユウエオのアーから始めていきます。ありがとうの魔法、ありがとうっていう日本語の言葉は最高ですよっていう話でございます。僕ですね、本当に日本人に生まれてよかったなと思う一つはですね、日本語大好きなんですね。その中でも一番大好きな言葉、一番多分1日の中でよく使ってる言葉がありがとうなんですね。
で、これね、ありがとうも世界ではまぁシェイシェイとかサンキューとかコップンカとかね、いろいろあると思うんですけどもね、感動したのはですね、もうずいぶん前ですけど、NHKで日本人よりも日本のことが大好きなフランス人という方がラジオに出演されていてですね、お話しされてたんですけども、
ありがとうっていう言葉を世界標準語にしたらいいんじゃないっていうぐらい、ありがとうっていう言葉にはすごい力が宿ってると。すごい力が宿ってる。で、日本っていうのは言葉そのものにも魂が宿ってる。
万物すべてのものに魂が宿ってる。神が宿ってるっていう考え方の一つに言霊っていうことがありますよね。ありがとうっていうのはその言霊の最上位なものだみたいなことを話されててね、フランスの方がね、フランス語でもちゃんとありがとうってあるし、フランスの方ってすごい母国語に対してプライドを持ってらっしゃるっていうのを聞いたことあるんですよね。
英語を喋れてもアメリカ人と、英語を喋れてもフランス語をわざと喋るみたいなぐらいフランス語に対して誇りを持ってる。そのフランス人がですよ、フランス人の方がそんな風に日本語のことを言ってくださっているっていうのはすごく嬉しかったわけなんですけども。
それぐらい海外の言葉に言霊っていうのはあるのかなって、音の響きとかもやっぱりあるんでしょうけども、日本っていうのはやっぱり漢字がありますんでね。これがやっぱりまた一つの言霊の大きな要因になってますよね。
ありがとうって言いますよね。あることが難しい。これはまさに当たり前なことっていうのは実は当たり前じゃないんだよ。本当はなかったかもしれないことなんだよ。だからそれぐらい難しいことなんだからそれに感謝しましょうよっていうことですよね。
朝目覚められたことから始まってですよ。朝目覚められない方も世界にはたくさんいるわけですよ。ご病気であったりとか、飢えであったりとか、戦争であったりとか、いろんな事情で朝の光を浴びずにお亡くなりになられる方もたくさんいる。
この朝目覚められただけで本当にありがとうだなって僕思うんですね。朝目覚められて布団から起きて、あー今日も動けるっていうこのありがとうから始まる一日、最高やなっていうふうに思いますよね。
僕本当にありがとうを大事にしている人間なので、昨日から始まったこの配信ですけども、今日ありがとうという言葉から始められてよかったなと思っています。最近よく言われている3つのありがとうっていうのがありますね。
1つ目が、してもらったことに対してありがとうね。道を受けてくれた、何かプレゼントもらった、お食事をおごってもらった、ありがとう。これは誰でも皆さん言いますよね。2つ目のありがとうは、先ほども言ったありなんうっていう当たり前にありがとうですよね。朝目覚められたこと、水道から水が出ること、そしてエアコンがあること。
エアコンのないところなんて山盛りありますんでね、この暑い中で快適に過ごせる。これは当たり前と思ってたらいかんよなーってすごく思います。3つ目のありがとうは一番難易度が高い。
よからのことが起こったとき、怪我、病気、自分が思っていなかったような人からの裏切り、そういうよからのことが起こったときにもありがとうって言える。
これ難しいですよね。やっぱり何かあったら、えーなんなんこれもう最悪とかね、えーなんなんこんなはずちゃうやんってね、そんな風に思ってしまってなかなかありがとうにたどり着かないんですけども、よくよく振り返るとですね、あの時の、あのハプニングがあったからこの喜びがあるよねっていうことって結構ありますよね。
小さなスパンだけじゃなくて、人生全体振り返っても、あの時のあれがあったから今があるよねっていう風なこと、だからあの時のあのことも実はありがとうなのよねって言ってね、思えることってありますよね。
で、僕の人生に振り返ってみてもですね、僕は生まれつき目が悪いんですね。で、5歳から17歳まで養護施設で預けられて、社会的に言えばですね、もう最悪、もう親のせいでこんな人生、あー目が悪いからこんな人生、もう命際良ければ、みたいなねことを言っててもおかしくないんですけども、これからねまたどんどんそういうお話多分出てくると思うんですけども、
僕は目が悪くてよかったな、目が悪いことで感じられたこと、出会えた人、させてもらった経験、本当にいっぱいあるので、目が見えてたらね、また別の幸せとか喜びもいっぱいあったとは思うんですけども、何せ比べられないので、今目が悪い人生を越えて生きてきて、今幸せだな、ありがたいなと思ってる。
その素直な気持ちから振り返ってもですね、この目が悪かったことってありがたいことやんって思うんですよね。
で、養護施設もね、すごくマイナスなイメージとかネガティブなイメージを持たれてる方たくさんいると思うし、養護施設を実際に出られた方もほとんどネガティブなイメージを持たれてるんですけども、僕は養護施設のこともいっぱいお話したいんですけども、
本当に養護施設っていうのはね、僕に生きる術をいっぱい教えてくれた素晴らしい場所だったんですね。
本当に血のつながりはないけども、弟のような妹のような兄貴のような姉のような、そんな素晴らしい方との出会いもあったりとかしてですね、
僕の中では、20代の頃は養護施設にいたことを恨んでたりネタんでたりしたんですけども、本当に年齢を追うごとに養護施設にいてよかったな、ありがたかったなっていうふうに思ったりしています。
感謝の心の重要性
はい、そんな感じでですね、ありがとうっていう言葉。小林聖寛さんなんかがね、よくありがとうっていう言葉の重要性を伝えてらっしゃいましたね。本もたくさん出されてますし、何万回ありがとうを言うと人生がこんな風に変わったみたいな体験談とかですね。
僕もね、以前は心を込めて言わないありがとうっていうのは、あんまり言っても意味がないんじゃないかなっていうふうに思ってたことが、頃があったんですけども、最近はね、やっぱりありがとう、あんまりありがとうと思ってないことに対してありがとうって言ってても、それが積み重なってくると、やっぱり本当のありがとうに変わってくる。
ありがとうの言葉の重みっていうんですかね、そういうのが重くなってくる、本質になってくるような気がするので、やっと小林聖寛さんのおっしゃることを理解できるぐらいにはちょっとはなったのかなーなんて思ったりしています。
僕は本当にこう、ありがとうで生きていると言っても過言ではないぐらいありがとうを一日に何遍も言います。目が見えてないんでね、やっぱり人からヘルプしていただくことが多いので、そのたんびにありがとうありがとうって言うわけですよ、本当にありがたいので。
しかもお店やってますでしょ、マッサージ店ね、お客さんにもありがとうありがとうって言いますし、本当にこう、フェイスブック、メッセンジャー、LINE、メール、いろんなところでありがとうもいっぱい書きますし、僕の生活にはもう一番一日でありがとうっていう言葉が多く使ってるんじゃないかなって思います。
ありがとうで生きている僕のこのありがとうをですね、今日一頭最初にお話できて、ああなんでね、他にもいろいろあったんですけど、愛とかあったんですけど、愛もね、愛って奥が深いじゃないですかね。なのでまたの機会に愛はお話ししようと思ってまして、ありがとうっていう言葉、今日は言葉の魔法ということで聞いていただいてありがとうございました、本当に。
これはあくまでも僕の、このポッドキャストではですね、僕の思いとか人生観とか価値観なので、違うね、あなたはそうかもしれないんだけど、私は違うよっていうこともいっぱいあると思うんでね、そういうことまたコメント欄とかで共有していただけると本当に僕の学びにもなりますし励みにもなりますので、どうぞどうぞよろしくお願いします。
ということで今日はありがとうをテーマにお話しさせていただきました。聞いていただいて本当に本当にありがとうございます。そして僕の今日のこの今この一瞬にありがとうございます。僕の人生にありがとうございます。ではではまたお会いしましょう。さよなら。
