農業高校の経験
おはようございます。
今日は、県の職員さんが3日間研修に来てくださっているので、30分くらい配信してみようかなと思います。
なぜ、県に入ったのかとか、県でこういうことをやってみたいみたいなことを聞いたり、全く農家さんではないんですよね。
はい、農家では、農家経験はないです。
まったく学生の頃に、農業学校?
そうですね、農業高校で。
農業高校で農業を触れて、そこから県の職員さんの流れですか。
どこで農業に興味が出たとか、ありますか?
農業に興味を持ったのは、やっぱり高校の時で。
その入る時も、農業に進もうって思ったんじゃない?
全くそれはなくて。
家の近所だからとか?
そうです。
でも、そこで農業に触れて、面白いなって思ったんですか?
そうですね。先生がきっかけで、その先生に会って、かっこいいなっていうので、気になるきっかけになりました。
その時は何作ってたんですか?
その時は畜産じゃなくて園芸の方だったんですけど、園芸とか野菜とかを中心に作ったりしてました。
作っているので、かっこいいと思った瞬間はどういうの?
そうですね。
メインなもので言うと、シクラメンとかを作っていた時の、向き合う姿勢みたいな。
かっこいいなって思った時があった。
面白い!
シクラメンとかもめちゃめちゃ排気率が高い。
僕はシクラメンの底面給水みたいなものを台の上に置いて、水の調整をしていました。
よくやってました。目引きいっぱいしましたよ。
僕も農業高校で園芸科だったからね。
園芸科だったんですか?
僕も鳥取県の古寮高校に行っていたんですけど、そこは畜産がなかったんで。
自分の家の近くで農業高校って言ったらそこしかなかったから。
それでそこに行って、僕はもともとあれをするつもりだったので、落農をずっとしたかったんで。
もうその時から?
そう、だから畜産関係の牧草とか、ああいうところが勉強できたなって思ったけど、
入ったらバイオテクノロジーが面白くて、バイテクをずっとやってました。
古町羅の細胞の分血みたいなのをシャーレに乗せて、バイオしてみたいなやつばっかりやってた。
結構専門?
新しくできた学校で、僕が3期生だったんですよ。
もう新しいのができた?
そう、商業高校と農業高校が合併して新しい学校ができて、それの3期目だったから。
だから施設もピカピカだったし、全然。
そういうバイテク技術のクリーンルームとか、全部あったよ。
結構ない学校も多いですね。
高校である学校って、卒業して思ったけどすごくいい学校に行ったんだなって。
そこで教えてもらってた先生も、結構第一技術者みたいな先生だったみたいで。
だから古町羅って昔めっちゃ高かったけど、今は高いけど1万円、1株1万円くらい。
僕がやった時は10万円くらいだったからね。
アスパラガスと肥料の重要性
そんなに高価なものだったんですね。
それで農業を触れて、そこで面白いと思って、園芸関係で県に入ろうと思ったんですね。
僕は大学で野菜をちょっと触れたのもあって、そのまま野菜で入ろうと思ってました。
野菜は何の野菜がしたかったんですか?
野菜は特にしたいのはなかったんですけど、
天が推奨している6品目の中だったら、
なんだっけ、ブロッコリーと…
ブロッコリーは出てないんですけど、
一番やってみたいなと思ったのはアスパラガスでした。
アスパラか!アスパラ今伸びてますからね。
そうですね。結構オーダーも多くて。
あー多いね。そうね。
いつもも今度規模が拡大するのかな?
今僕が大肥ずっと持って行ってる農家さんが、また新しく建てるとか言ってます。
牛糞大肥?
牛糞大肥持って行ってるんですよ。
大肥めっちゃ使うから、アスパラガスってね。
めちゃめちゃ栄養分吸っちゃうんで。
助かるんですよね、農家として。楽農家として。
ブロッコリーとアスパラガスが一番嬉しいです。
楽農家としてはね。肥料めちゃめちゃ使うんで。
じゃあ今度もしアスパラガスの担当になったら、
ぜひぜひお願いします。
でも畜産から離れさせてくれないからな、なかなか人が少ないからね。
そうですね。あまり離れれないと思います。
農業市場の課題
かわいそうにね。
ちょっと待ってよ。ちょっと待って。軽トラのあれが来たな。
はい、戻ってきました。
今カタログ見てもらってるんですけど、牛の。
これとかも全然わけわかんないね。
そうですね。
牛の業界に入ってきて、ここわけわかんないみたいなのが、
ここ知りたいみたいなのってあったりします?
えー。
なんでもいいっすよ。
えー。ちょっと。
今パッと出てこないかもしれないけど。
わけわからんことばっかりでしょ。
そうですね。やっぱ畜産の用語とかに触れたことがなかったので。
あー。あるあるある。
普通に農家さん同士でやってる会話が全くわからない。
全く意味がわからないね。
で、その島でのおじいちゃん達の方言の強さで。
何喋ってるかわかんないっていうね。
聞き取れない。
聞き取れない。
家畜市場には行くんだ?
行きます。毎月。
あー。毎月。はい。
で、そこでお手伝いみたいな。
そうですね。
沖と西部と中央全部。
全部行くの?
はい。
うーわー。
沖とかマジ何喋ってるかわかんないね。
何喋ってるかわからないですよ。
毎月フェリー乗って行ってるの?
いや、沖は4ヶ月に1回なんですよ。
沖は4ヶ月に1回。年に3回。
西部は2ヶ月に1回。
中央は毎月行ってる。
はい。はい。はい。
わけわかんないですね。
セリ、いい牛が高く売れた牛の何で売れたかもわからない。
そうですね。
今は安いんだけどね。
はい。
1等100万とかの。
100万はいかないな。
平均80万とかの時が3、4年くらい前。
3、4年くらい前にそれくらいの。
時があったんですよ。
えー。
はい。コロナ前かな。コロナ前。
で、コロナ前の時って中国人が爆買いみたいなニュースとかって見たことないですか?
見たことあります。
ああいう時で中国人の富裕層がめちゃめちゃ来て
もうバカバカにくく買ってた時もあったし。
そうそう。BSEとか高低域とかああいうのの煽りで
生産力落ちてこれから増やそうみたいな時のちょうど裸駅くらいかな。
イメージ。そんな時あったけど。
あの時はもう景気良かったよみんなもう。
オーバンブルーマイクも。
活気が全然違ったからね。
今では30万くらいやっぱり下がってる。
下がってる。
すごい話ですよね。
農家さんも厳しくながら。
厳しいです。厳しいです。厳しいです。
市場で何々言われない?農家さんから。
結構明るいんですよ。
まあそうか。平均年齢が高いんで
それであれかもしれないですね。
あんまり年金生活とかしてる人たちばっかりなんで。
そうか。それであんまり影響がないのかもしれないですね。
ほんと中には何か趣味が出てるか。
そうね。そうそう。
やることないから打ち勝ってるみたいな。
非常に多いかもしれないですね。
でもあと10年くらいするとそれがどんどん居なくなってしまうので
それを県としてどうしていくのかっていうところを考える。
今家畜市場が230トンくらい1回出てくる。
そうですね。最近では250くらい。
あれが200切ったりとかすると
2ヶ月に1回の家畜市場にしましょうとか
とかだったりとか
あとは出品等数が少ないから
買い手の人も買いにくくて来ないとか
そういう感じになっちゃったりする。
そうなる可能性が。
そうそう。でもそれをなんとかしないようにやっていかないといけない。
確かに農家さんに挨拶するときに中間層というか
なかなか少ない。
いないよね。そうですね。
40、50、60が若いですからね。
60歳は若いもんね。
そうですね。
いろいろ課題がいっぱいあるからね。
今担当的には何を担当?
今、子牛を担当しています。
だから市場に行って
県の事業というか
ああいうのを考えてるんですか?
そんなここまでは行ってない?
そこまではまだ行ってないんですけど
子牛の値段がどう上がるかみたいな。
一応担当として農家さんを出してもらって
大出しの農家さんが
そこの経営改善というか
に入らせてもらって
ちょっとグッと入る質問だけど
良い牛を作らないと高くも見えないじゃないですか。
良い牛を作ろうと思うと投資しないと見えないじゃないですか。
良い餌をあげたり良い環境をあげたりとか
良いものをしなきゃいけないんですけど
それをやったので市場の価格は低いわけなんですよ。
そこらへんの経営価格みたいなのって
どう思います?
こうした方がもっと良くなりますよって言うけど
それがお金で返ってこない可能性の方が
今高いわけじゃないですか。
どうやって指導しているんですか?
市場平均ぐらいだと
平均価格ぐらいの値段になって
平均以上の発育している牛に対しては
それなりに値段がつく可能性が高い
そこを目指して
良い言い方!
何とか発育の良い牛を作ってもらって
当会社さんに
県の職員としては
削れる部分というか
飼料のところだったり
農家さんにこだわりはあると思うんですけど
そこは農家さんと話しながら
できるだけ経営面のところを支援できれば
仕事をさせてもらっています
厳しい時にやると大変だなと思うけど
そう聞いたりすると
こう改善してほしいと思っても
なかなか手元が潤ってないと
出すもんない袖も触れないから
やっぱり余裕にもつながってくるかなと
本当は投資するからいいのができて
帰ってくるからもっと良くなるという
循環があって
こういう牛を産ませて
種付けから始まったりすると
種付けしてから8ヶ月後に産まれて
そこから8ヶ月競りに出すまでかかると
16ヶ月かかるからね
繁殖農家と肥育農家の課題
16ヶ月耐えられる懐がないと
何か新しいことをやりましょうって
なれないっていう
提案しづらい状況ではあるかも
そうですよね
難しいなと思いますね
若手職員にさせることじゃねえだろ
やっぱまだ
慣れだこいつみたいな
そりゃそりゃそりゃなりますよ
こっちは何十年牛飼ってんだぞ
っていう感じでしょ
そうですね
よくあるよくある
こんな知識のないチャランポランで
こんな資料見せられてもみたいな
あるあるあるよね
こっちもちょっと
どう話していいのかっていう
難しさは
本当にさっきも見せたように
牛って血統なんですよ
ほぼ
今ゲノム検査は知ってるでしょ
知ってます
ゲノム検査でも
それぞれがおおよそ
どれくらいの大きさになるかとか
どういうお肉になるのかって
分かるわけじゃないですか
例えば
その子は
身長160センチにしかならない
お父さんとお母さんに対して
思いっきり餌食べさせて
160センチ以上
発育良くしようって言っても
なかなか伸びないですよね
子牛の時に
やっぱりいっぱい食べさせようとして
無理すると
今度8ヶ月後に
売れる時はすごい高値で売れて
良かった良かったってなるかもしれないですけど
その8ヶ月後に売れた後に
結局事故が多かったり
病気が多かったりすると
なんであそ人の牛
病気が多いやって言って
今度飼われないってことになっちゃうんですよね
継続的な交代に繋がらない
そうそうそうそう
そこら辺がちょっと
繁殖農家と肥育農家の
面白さでもあったりするんだけど
だからめっちゃ安く買えて
ちっちゃいんだけど
8ヶ月の時めちゃめちゃちっちゃいんだけど
枝肉になった時に
めっちゃAの12番とか出て
枝重量500キロ600キロ超えました
みたいなやつになってくると
肥育農家さんとしては
あの人の牛買いたいってなるじゃないですか
そうなってからが
価値だから
これが難しいですよね
お客さんどうやって付けるかみたいなところ
もう繁殖農家は考えないといけなくて
ゲノム検査と飼育の進展
そうですね
繁殖農家としては
やっぱり高く買ってもらいたいけど
そう
けど次いった肥育農家さんが利益が出るような
牛を作っていかないといけないってことになるんで
この購買者と繁殖農家の需要っていうか
肥育農家さんが上手い子で経営ね
回っていかないと
牛買ってくれないと
結局繁殖農家さんもダメになっちゃうんで
で今やってる各県の
牛を大きくしましょうっていうやつは
あんまり
それこそ
秋野富士っていう牛いるけど
やっぱ足が悪い
あれはでも本当に
時代の最先端をいってるやつで
早期肥育っていう考えね
普通は
2歳とか28ヶ月とか
32ヶ月くらいまで肥育するんだけど
それを24ヶ月とか
18ヶ月とか
それぐらいで出荷していこうっていう
感じの牛だとすれば
別に足が悪くても
どうせ18ヶ月持てばいいから
本意になるまで
だけど
そういう牛を作って
最先端の牛を作って
やるんだけど
実際肥育する農家さんは
今まで通りのやり方やってたら
ずれが出ちゃうわけじゃないですか
そうですね
そこら辺を整理していくのが
大事って思う
利益出る方法の牛なんだよ
早く出荷できて
早く大きくなって
いい牛なんだけど
でもやり方が
昔の人のやり方だったりすると
うまいこといかない
いい牛だね
でもあれはね
もう西部の大きい牧場さんが
上手にされると思うんで
やっぱその牛に合った
買い方みたいなところ
いやそこはもう
一頭一頭ゲノムで
もう数字が出るようになって
うちの牛も
全部牛牛だけど
ゲノム測ってて
だからどの例が
どういう体型質の牛かっていうのが
全部分かるんですよ
だからそれに無理やり
例えば体重換算で
換物摂取量
DMとかって言ったりするんですけど
DMが平均550キロぐらいだったら
28キロぐらい換物
28キロは食べないな
26キロぐらい
換物食べるっていうけど
その子は体重としては
そこまでいくけど
食べれる牛と食べれない牛みたいな
もうそこは分かるので
もうあらかじめ分かってて
だから痛まない
牛が痛まない
全然自分のできることしかやらないから
だけど大抵の人は
もっと絞りたい
もっと食べさせたい
もっとやりたいってやるから
寿命が短くなるよね
それも自家育成とかだと
自分の飼ってる子牛から
もうどんどん
とにかく大きくすればいいって言って
無理させてるから
それが死亡率に
事故率にね
そうやっぱり
だって毎日毎日腹いっぱい
飯ずっと食ってもいい?
こういう牛の時から
それは大谷翔平みたいで
どんどん大きくて
体動かしますみたいな
トップアスリートですみたいな
人ばっかりだったらね
そういう牛ばっかり揃えるんだったら
そういう飼い方もいいかもしれないけど
大谷翔平みたいに
どんどん大きくて
体動かしますみたいな
そういう飼い方もいいかもしれないけど
そうじゃない可能性もあったりするので
難しいですね
でも答えが出る
昔は分からなかったんだけど
今はもう答えが出てるので
だから自分の牛群がどういう状態で
自分がどういう飼い方ができるのか
腹いっぱい食わせれるような環境だったら
どんどん時給飼料とかあって
どんどん餌がやれる状況だったら
やっていいし
だけど購入飼料でね
餌買うのを制限して
手に入る餌がこれだけしか長いって言ったら
それの中でどうやってやっていくかみたいな
WCSなんて本当はやりたくないんですけど
本当はチボシを腹いっぱい食わせて
ルーさんとかで腹いっぱい食わせてやった方が
牛にとってはやっぱりいい牛ができるんだけど
じゃあそれで採算が取れるかって言ったら
また取れないので
はい
ということでまた明日もとあさっても
質問とかあれば答えようと思います
また考えてきてください
はい
なんかここがわかんねえとか
こういうことしたいんだけどどうしたらいいですか
みたいなのをいただくと
これを聞いている畜産興味あるんだよねとか
悩んでる人たちが聞いて解決できる方法になるかな
と思っているので
じゃあ明日あさっても頑張っていきましょう
はい
今日はありがとうございました
ありがとうございました
はーい