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2021-05-29 52:07

川上牧場研修【餌の勉強する前の大前提ルーメンとかDM.TDN.CPなんやかんや】

川上牧場研修【餌の勉強する前の大前提ルーメンとかDM.TDN.CPなんやかんや】の話
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こんにちは、川上牧場の川上です。以前から研修生を受け入れしていますが、研修生以外の落脳が興味のある方や、落脳従事している方にも僕が思う落脳を伝えていけたらいいなと思い、研修生に教えるのも兼ねてノートに音声として残しています。
昨日前の休憩にいつもやっている研修生の質問に答えるかよう、ただ録音しているだけ、このスタイルでやらせていただきます。お願いします。
6月の餌の勉強とか栄養学の勉強をする前の前提の前提、昨日話した自分のどういう経営していきたいというか、経営なので落脳というのは、そこの目標に向かってどういう餌を使っていくかみたいな話を昨日触りの触りで話したけど、今度はルーメンです。
今日はルーメンのお話をしようかと思っていまして、牛は人間と違って要異動物といってルーメンという大きい胃袋を持っていて、その中で草とか澱粉とかいろんなものを消化する微生物を飼っていて、その微生物を活躍させることにより牛の栄養になるという全く意味わからない生き物なんだけど。
で、そのルーメンの中のお話ね。
昨日の落脳プラス、飼料給与と栄養管理みたいな、落脳プラスのやつをちょっと見てもらって、中断ぐらいに、
飼料成分と養分要求量って書いてあるところがあるかな? 作牛牛に対してポイントとなる栄養物は、
幹物、DMね。
素蛋白質、CP。 化食化養分総量、TDNなどで表されるエネルギーと
炭水化物、繊維質や澱粉、この4つです。 必殺の経験、これらの養分量を最低限満たしていれば、乳生産や牛の健康を大きく外すことはありません。
ということなので、この4つだけを重点的に、もう他にもめちゃくちゃいっぱい微量成分とか、ミネラルとかビタミンとか、そんなのがいっぱいあるんだけど、
あ、ちょっとすいません。 あーすいませんすいません。
なので、4つの最低限満たしていれば、乳生産や牛の健康を大きく外すことはありませんということで、
幹物からなんだと、DM、
品乳牛の関心とポイントとなる要素ね。
幹物。 幹物っていうのはどれだけ食べれるかってこと。
DMっていうのは、昨日言った、使用栄養管理標準っていう、
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日本の牛をいっぱい調べて、だいたい平均650キロの体重のやつだったら、これだけ食べますっていうのが決まってて、どれだけ食べれるかっていうのがDMというものですね。
これも幹物って言って、原物と幹物って昨日お話ししたんだけど、
水分を取ったもの。
水分は全部取ったものが幹物ですね。 サイレージを幹物計算する。
サイレージの水分が半分だとして、 サイレージを10キロ食べさせました。
幹物摂取量は5キロ。 そういうことになります。
DMは5キロ与えたとなるんですか?
そうそうそうそう。DMは5キロ与えたという。 サイレージを5キロ与えましたということになります。
これはだから水っぽいやつ、他には何があるかな? 糖蜜とかにしてみようか。
糖蜜とかにしてみると、結構いっぱい水分含んでるから、10%くらいかな。
だから、100グラム中すごいエネルギーを持ってるんだけど、糖蜜って。
だけどそれを幹物計算してみると、意外とこんなもんかなという。
まあまあエネルギーってすごいけどね。
なので全部を同じものさしにしなきゃいけないわけですね。 原物で計算するのは全部原物。
原物のDM、幹物のDM。
もうほぼ幹物でした方が絶対いい。
全部水分を抜いた状態で計算した方がわかりやすい。
ミルクなんてわかりやすいね。糖蜜寿司よりミルクの方がわかりやすいから。
すっごい原物ではエネルギーが高いんだけど、
高いんだけど、これを幹物にしてみると、まあまあわかるなっていう感じになるかな。
だから牛がどれだけ食べれるかっていうのをまず理解してないと、
初三はどれだけ食べれるのか、二三はどれだけ食べれるのか、三三はどれだけ食べれるのか。
いくらいい資料を計算しても食べれなかったら全く意味がないので。
これが幹物です。 本当に触りの触りだなこれ。
で次、素タンパクCPって書いてあって、これタンパク質ね。 人間も大事な要素で炭水化物、タンパク質、
あと何があるんだったっけあれ。 まあ人間にもあると思うけど、体が大きくなる3つの酸要素みたいなんで、小学校の時にたぶん習ったと思うけど、
3つの酸要素でバランスよく食べましょうみたいなやつだけど、タンパクも普通にその牛にとって大事な栄養素の一つなので、
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タンパクのやつですね。 牛はそれこそ4つ胃袋があってルーメンで消化されるので、タンパクを食べますね。
100g食べたとしましょう、タンパク。 100%のCPのやつを100%食べたとして、それを分解されて、
分解されて吸収されてっていう部分になるので、
タンパクが濃ければ濃いほどいいのかっていうのはまた違う話で、 これからまた次ルーメンの話を今日していこうと思うけど、
腹の中のルーメン微生物がその入ってきたタンパクを分解できないと、牛は消化できないんです。
だから何回も何回も分けてやったりとか、TMRに混ぜてやったりとかして、
するんだけど。 タンパク…
タンパクね、そうだね。 そんな感じかな。
で、化食化養分量というかTDNっていうやつだね。 これはだからエネルギーですね。
これは炭水化物と思ってもらってもいいと思う。 炭水化物、人間で言う炭水化物。ご飯ですね、白いご飯。
白いご飯とかTDNは炭水化物。 澱粉もその中に入ると思ってもらって構わない。
わかるかなぁ?
TDNもエネルギーと炭水化物も
まとめていい感じ? いいです、まとめていいです。
ここで4つですって書いてるけど、3つです。
難しい質問するなぁ。そうですね、そうですね。
ここでは、化食化養分放射量などで表されるエネルギーと炭水化物という4つに分けてるけど、
ほぼほぼTDNと炭水化物でもイコールに近い?
イコールじゃないんだよね。 足すかな。
TDNと澱粉。
エネルギー総量みたいな感じなんだけど、カロリーだね。 人間のご飯の裏とかで見ると、その中には脂肪分も入ってたり、
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炭水化物のエネルギーとかも入ってる。 あー炭水化物じゃないや、タンパク質のエネルギーとかあんなのも入ってて、
総カロリーに近いかな、TDNっていうのは。 人間の考えで置き換えると、炭水化物がTDN、
炭水化物、ご飯がTDN。 CPって素タンパク。素タンパク質がタンパク質。
人間でいうお肉とか卵とか、ああいうものだね。
澱粉とか他にも野菜食べたら繊維とかあるけど、
そんなのも牛にもあります。 成分値として。
餌の成分値としてね。で考えなきゃいけない要素もあるけど、メインどころはここの4つだと思ってもらったらいいかな。
この未知のもの、ルーメンについてお話ししよう。
インターネットで牛ルーメンみたいなので検索すると一番初めに出てくる雪種ネットの情報を
ちょっと読みながら教えようかと思ってます。 乳成分向上のためにルーメンを理解しよう。
半数動物がルーメンを持つ意義は自分自身で利用できない飼料のエネルギー、予備生物の力を借りて利用可能に対処させることです。
通常動物がエネルギー源として利用するのは炭水化物と脂肪です。 炭水化物のうちに澱粉や糖などはどの動物も利用することができます。
しかし繊維の中でもセミロースやヒミセリロースのような繊維質を分解する効果を持たないため、エネルギー源として流出することができません。
ルーメンは自分自身の消化器官では消化することができない繊維生物を微生物の力を借りて消化するための器官です。
だから炭水化物をそのまま食べて吸収できるんだけど、牛は草をその微生物に食べさせることによってそれが炭水化物に分解されるというやつですね。
自分の体だけど、っていうところなんですね。
昔から言われている牛飼いと虫飼いってやつね。虫。 腹の中の微生物を上手に飼えば牛が飼えるというやつですね。
ここにザンザンザンってめちゃくちゃいろいろ書いてあって、pHがどうなのかなんとかかんとか書いてあるんで、また見てもらいたいんだけど。
一番下の中段ぐらいかな、ルーメン微生物の種類ってところのセルロース分解菌とかいうところから読んでみてもらうと、
セルロース分解菌はルーメンで寄生される作酸の大部分を生産します。
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作酸は牛脂肪の元となる成分であり、牛乳生産においてセルロース分解菌の重要性がわかります。
これ覚えて、作酸というのを覚えてください。
作酸。 セルロース分解菌が一生懸命動くと作酸が増えます。
だからセルロースを多く含んだ草を食べると、 セルロース分解菌が一生懸命働いて
作酸が増えると。 ここにセルロースは脂肪に対して敏感ですみたいなこと書いてあるけど、
だから脂肪分を増やそうと思って直接牛に脂肪分を食べさせると、
セルロース分解菌というのは活動が弱くなっちゃうわけですね。
だから脂肪を多く含んだものを食べさせると牛脂肪が上がると思っちゃうんだけど、
逆にセルロース分解菌の活動を抑えてしまって、脂肪分が上がらないという障害が起こるというのはここの部分ですね。
なんかそんなに逆効果になるってことですか?
そうそう、だけどルーメンにとっては良くない。 これがセルロース分解菌というところですね。
でここの次、澱粉分解菌と分解菌って書いてあるけど、次のところ。
澱粉を分解する菌、セルロースを分解する菌と明らかに異なります。
澱粉分解菌はルーメンペハが5.5の時でもペハ7.0の時と同じように澱粉を発酵させることができます。
澱粉を発酵する菌は主にプロピオン酸、これプロピオン酸ってのを覚えてください。
プロピオン酸は乳糖の原料となりますが過度にプロピオン酸が生成されると乳脂肪を低下させます。
今度これもありすぎて、見なさすぎても分かんないですけど。
糖類を発酵させる菌は澱粉を発酵させる菌とよく見ています。
糖類を発酵させる菌は主にプロピオン酸を生成しますが、同時にラク酸の大部分も生成します。
ラク酸は乳脂肪を増加させる傾向があります。
プロピオン酸を、だからまず糖類、澱粉だね。
澱粉じゃない、炭水化物。
炭水化物が入ることによって、
澱粉を発酵させる菌が動いてプロピオン酸が出ます。
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プロピオン酸が乳糖の原料じゃないですか、プロピオンが生成されると乳脂肪が低下される。
乳脂肪にかかるのは酸酸、ラク酸、プロピオン酸というのが意識してやらないと乳脂肪が上がることはないし、
乳糖の元になる。乳糖というのは牛乳の浸透圧とかそういうのを調整する部分でもあるんだけど、
乳糖が上がらないと乳量は上がらないので。
難しいね。
説明書よりこっちも頭がこんがらがるくらいわけがわからないんだけど。
ここでは乳脂肪と肝臓を書いている感じが多いけど、
乳量とかにも反対しているところはあるけど、
基本的にバランスが良いと乳脂肪も良くなる。
これがさっきのがTDNとか炭水化物のお話ね。
一番最初に話したエネルギーの部分の分解してくれる菌の話。
次が書いてあるのは乳タンパクの分解って書いてある。
セルロースや澱粉等類を分解する菌を含めほとんどの菌がタンパク質も分解します。
タンパク質が分解された有機物の混合物のアンモニアが生成され、
アンモニアは菌の細胞を作る新しいタンパク質に使用されます。
アンモニアがないと菌が増えないわけですね。
菌の増殖は炭水化物から生成、利用できるエネルギーによって制限されます。
エネルギー量に制限があるときは必要以上のアンモニアがあっても利用されることなく、
余ったアンモニアは微生物対タンパク質の合成に利用されず、
ルーメンにより吸収され、尿素として尿虫に排泄されます。
だからタンパク質、さっきのTDNがないと、一定量ないと、
ちゃんとタンパクが入ってもうまいこと消化できないということなんです。
このようなバランスが大事。
余分に入ったタンパク質は今度はアンモニアになるので、
アンモニアは体にとって毒なので、あんまり必要とはされていない。
菌がちゃんと活用される分のアンモニアは必要なんだけど、
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余分なアンモニアは必要なくて、それは肝臓で中和されて尿として排出されるので、
牛にとって大切な肝臓を痛める要因の一つはここにあったりしますね。
タンパク質過剰的で肝臓を悪くしているみたいな。
タンパク質、そうだね、そうそうそうそう。
発症に行っちゃうとアンモニアが出過ぎていくということも。
足が腫れたりだとか、乳房炎になったりとか、
繁殖性の卵子の影響に作用されたりとか、そういうことが起こりますね。
なのでバランスなんですね、本当に。
炭水化物というか多くてもダメだし、多くても使われないし、
タンパク質が多くてもまた体に負担がかかるという状況ですね。
この下の方にプロトゾアというのが、プロトゾアはサボ酸を不法はすることがない。
プロトゾアが活動しやすいpHは5.5から7.0ですと言って、
だからタンパク質がいっぱい入るとアンモニアがあって酸が落散とか作酸とか酸がやってpHがどんどんどんどん落ちてしまうんだけど、
pHが落ちるとその菌が活動しにくいpHになっちゃって、
動けるんだけど動けないみたいな。
いるんだけど動けない。
そうそうそう。ホームグラウンドじゃなくてアウェーに行っちゃったっていう。
この数字だけで言うとやっぱりpHが6くらいがベストっぽいのかな。
6から7くらいが一番いいとされてますね。
でもなんか難しいですね。6と7ってちょうど間。
だからかといって酸が出てくる。
そうそうそうそう。どんどん下げようとする。
かといって上げすぎても。
そうそうpHが上げすぎて活動して活動できない。
常に一定じゃなくてアルモンが上がったと思ったらこっち下げなー。
こっち下がったら上げなーっていうのですもんね。
そういうことがあるからTMRというものが生まれたわけで、
ずっと一口食べたらずっとpHも安定して配合も素子量も両方とも入ってっていう究極の混ぜご飯がTMRという発想ですね。
下の方にルーメンの向上性を維持されるために牛はアルカリ性である唾液をルーメンに送り込みます。
これが半数ですね。半数をすればするほど唾液が入っていってpHが上がっていくわけです。
中和されていくわけですね。酸性に傾いたものをルーメンの中で中和されることによってそのバランスをやっている。
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半数をさせるためには繊維質が必要なんですね。
最初のやつのTDNの中にも繊維分って入ってるんだけど、繊維とかいうので別で分かれたりするんだけど、
その繊維分がないとその半数ができないのでpHを上げることができなくてずっと酸性に傾いたままでルーメン微生物がうまく使われないという状況なんですね。
これはだからその繊維の質にもよるし繊維の物理性っていって長さ。
長いやつだと噛もうとしてアグアグアグアグ咀嚼することによって唾液が物質されるというフォルムなどになってますね。
物理繊維だと食べない?
食べない。硬い繊維と柔らかい繊維だったらどっちが食べやすいって言ったら柔らかい繊維だけど柔らかい繊維だと今度咀嚼半数が少ないからすぐ消化できちゃうから。
それこそガムみたいにぐちゃぐちゃぐちゃぐちゃやってくれたら唾液は出るんですか?
唾液は出るけど飲み込んではないからね。エネルギーにはなってないかもね。
だから餌をいろんな物を使うっていうのは唾液を出させるためのものにするとか物理性をする。
これはタンパク質を補おう。これは炭水化物TDNを入れていこうっていうのを組み合わせをすることによってバランスいいものになるということですね。
だから単純にその餌をやったらその牛が食べてくれてって思っちゃうんだけど、その微生物がどうやって動いているかを考えないと思った通りの飼料設計通りのことにはならない。
どんなにいいものをやってても牛が一過性に朝だけいっぱい食べて夜は全然食べないみたいなことになってしまうと全然そこは違うなというところになるわけですね。
あと下の方はルーメンの構造のことなんだから、これはいいかな。時間があるときに見ておいてくださいぐらいな感じかな。
ルーメンは大まかにこれ言われたけど、本当にルーメンの中身どうなっているかはまだ解明されていないぐらいの謎の大きい。
うちの牧場ではこの繊維が分解できるけどあそこの牧場では別の繊維を分解するみたいな。
細菌号がどういう風になっているか、組み合わせがどうなっているかっていうのは未知なんで。
24:03
ルーメン微生物が入れ替わったり何やかんや野菜を切り替えたりしたときに配合型で買うのか、組織をメインで買うのかで、結構無理なやつでも牛って慣れてくれるというか、腹の中の細菌の構造によって変わってくるので。
生産上無理やろうって思ってしまうと意外に入出もあれ?みたいなこともある?
あるあるある。すっげー食べやすい餌だなってやってやめても食べてくれなかったりとか、そんなこともあるし。
それは牛が嫌なのか、物理的に牛が嫌なのか、腹の中のルーメンが消化できないのか、どっちなんだろうなっていうのは、だから乳成分とかそういうのを見ながら、牛群検定の結果を見ながら調整していくのがありだなとは僕は思うけど。
これは知識というか、こういう流れでやってて、これを認識したいよねっていう話を聞いて、
だいたい50頭くらいいて、餌を同じように与えるじゃないですか、同じものを食ったときに、個体差ってどれくらい出るイメージなんですか?
50頭に与えたら、40頭くらいは同じ環境で与えるんですけど、10頭くらいは個性が出ちゃうかなみたいな。
使用管理標準の中であるんで、何百万頭くらい、いっぱい調べられて出した数字なんで、おおよそ8割くらいは全然いけると思う。
資料設計通りのパターンになる。それがダメな場合は環境に起因すると思っているので、
思想がすっげえ汚ねえとか、水が飲めないとか、ベッドが休めないとか、そういうところの問題だと思った方がいいです。
そこは全員同じ異様を持っているわけではないけど、ほぼ同じ異様として捉えていて、全然問題ないように。
だから乳脂肪が低いなって思えば、乳脂肪が上がるような餌をやれば、大抵は乳脂肪が上がるし、
タンパクが低いなって思ったら、タンパクが高いやつをあげればタンパクが上がるし、というのは大体普通。
それはね、この牧場だから上がらないとか、この牧場だからなんか変だ、みたいなのもあるのはあるけど、
そこまで考慮できないというか、分かりにくいよね。
影響を感じることはない。
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先月話したように遺伝能力ってその部分があるんだけど、遺伝能力で乳脂肪が上がらない個体はどんなに頑張っても上がりにくいし、
だから牛群検定の体型とか検定結果、絞ってみてどうなるのかというのをいざ実際調べてみれば、それは分かってくるので、
だから与えた餌がちゃんと消化できて、ちゃんとその乳成分として出てくるのかというのを、結果をちゃんと見てそれを意識しないとやっぱりダメかなとは思うんですよね。
そういうことで餌を飼えて2週間くらい?
そうだね。ルーメン微生物が落ち着くまで大体2週間だと言われているので。
そこでもまたどんだけ変わったのかなというのは、やってみながわからない。
タイムラグがやっぱりあるので、人間は食えばそのまま1袋1個しかないから、そのまま100%で入っていくんだけど、
それがどういう感じになるのかわからなかったりするからね。
もう一個TDNとは何かみたいなのをさっき送ったんだけど、牛乳ホルスタインTDNとかそういうのでインターネット検索すると、
落脳プラスの質問コーナーのところに、牛の飼料成分で使うTDNとは人間におけるカロリーとは違うものなのですか?
さっき言ったね、人間で言うと炭水化物のようなもんだよって言って、白いご飯のようなもんだよって言ったけど、ここに詳細が書かれています。
牛の飼料カロリーやキロカロリーは人間が摂取する食品に含まれるエネルギーを表す単位です。
一方TDNは日本語では過食化養分送料と言い、家畜の飼料中に含まれるこれもエネルギーを評価する指標の一つです。
すなわちエネルギーを表すという点ではTDNもカロリーも一緒です。
ただ違うのはTDNの重さの単位であるグラムやキログラムで表されます。
したがって人間の食品中のエネルギー値を100gあたりキロカロリーと表示されるのに対し、
使用中のTDN含量で表示されますということですね。
TDNとは何やかんやって計算式とか色々書いてあるので、難しいですけど。
イコールではない?
そうそうそうそう。
うちで使っている子牛のスターターのやつの裏に、どの餌にも成分表というのがついてまして、
その成分表を見てもらったらいいと思いますけど、
ここに素蛋白質、素脂肪、素繊維、素海分、カルシウム、磷。
これがTDNだね。
何パーセント以上って書いてあるでしょ。
だから最低値をここに書いてあるだけで、
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実際このだけ触れ幅があるというのが、
中身の原材料が毎回毎回同じわけではないし。
その最低ラインは、
そうそうそうそう。
だからやってて、牛にやってて、その最低ラインは超えてるから、
あれなんだけど過剰になる場合もあるよっていうところも、
ほぼないけどね。
ギリギリここら辺の数値を責めないと、
餌屋さんも余分な餌を入れたって面白くないしね。
それで値段今回いいんで上げてください。
ないないない。そんなことはない。
これは配合飼料のスターターのやつだけど、
素飼料にもそういうやつがあります。
これがうちで使っているPMRのやつだけど、
これにもタンパクと素繊維と素海分って書いてあるね。
で、中身が何なのかっていうのが書いてあるんだけど、
同じショートケーキ、Aの店とBの店のショートケーキを買います。
両方同じ成分なわけじゃないじゃん、ショートケーキって。
多分。使っている中身のクリーム。
Aやったらもう登らんちゃうよ。
そうそう。
壁使わできない。
そうそう。
そういうことですね。
このお店のやつはカロリー高いよって言ってるけど、
ショートケーキ高いじゃんって話なんで。
カロリーそもそも。
これって結構刻めるもんなんですか?
例えばこちらが、やるかやらんかわからないけど、
素タンパク質を10パー以上か15パー以上、5パー刻みぐらいなのか、
2パーとか3パーでもいじれるもんなんですか?
いやそれは頼めば全然いじれるよ。
中身ちょっと変えればいいけど、
さっきも言ったようにバランスなんで、
このエサ1個だけやってればいいっていうものを作ってはおられるけど、
そんな簡単なものじゃなかったりするし、
やっぱり繊維っていうか草をメインに考えていかないと、
じゃあ自給資料で取った草ってこんな成分値ついてないじゃん。
わかんないじゃん。
絶対に。
Aの補助、Bの補助があってたとして、
多分Aの補助もBの補助も成分値違うはずなんだよ。
だからどうやったらいいかっていうのは、
Aのやつの補助の1個1個の成分値を出すのがベターだけど、
大体混ぜてしまったりとか、
バンカーサイロとかサイレージを貯蔵するものの場所によって
成分値を測っていくっていうようなやり方をしたりとか、
33:00
自分が作ってるものはどれくらいの成分値なのかっていうのを測ったりするし、
自分とこの餌のやつもロットによって違う、
根魚飼料だから全部安定してるってわけじゃなくて、
産地によっても違うし、時期によっても違うので。
そういうこと言って、それで今回こんなパーセンテージあるって、
あれも変えてこれも変えてっていうことは、
基本的にはやりようがないよねみたいなところではありますか?
そのリスクを分散するために、
いろんな餌をいっぱい使ってリスクを分散させる。
1種類の餌だと1種類が悪くなったらもう立ち打ちできないんだけど、
10種類使ってたら1,2種類使っても他の7種類8種類は
全然栄養価を満たしてくれてるのでっていう。
だからいろんなものをいろんなバランスよくやって、
なおかつ素飼料と配合をバランスよくやってるやつがTMRと。
究極ですよね。やっぱりTMRの形にしないと。
究極になっちゃう。
どうしよう餌あれもやってこれもやって、
あーってやったらTMR使ったほうが早いじゃんってなる。結局。
こんだけ調べれるようになったからできることでもあるけど、
これができるのにやらへん、使わへん理由もないような気がします。
そうそう。
そういうことが成分表にも書いてあって、
成分表の中身、原材料名等とかに書いてあるやつで、
穀類が何パーセント、さっきの油かす類とか、
そういうのになってくると脂肪が高いものとかになったり、
それが何パーセント入ってるのかってここで見れますね。
だけどその中身が何が入ってるかじゃなくて、
成分が満たされていれば別にいいっていう。
だけどこっちの方で物理性とか消化性とかを見たりするっていう感じになるかな。
原材料の方で。
同じスターターでも、
うちの牛にはこれ合わへんのかもなってこととかもある。
あるあるある。
物理性ってさっきも言ったけど、
スターターに関して言えば、
ペレットになってるのか、フレークになってるのか、
フレークはほとんどないけど、
マッシュって言って粉っぽいやつになってるのか、
何を求めていくのか。
牛がとにかく食べてくれないっていうんだったら、
食べやすいような原材料とか、
食べやすいような原料にしなきゃいけないし、
食べてくれるんやったらもっと攻めれるかな、
っていうのも考えられたり。
36:03
それは親牛も一緒だけど、食べてくれなきゃ意味がないので、
食べてくれないんだったら食べれるような構造のやつとか、
食べやすい繊維のものとかに変えなきゃいけないし。
そういうのが裏で見えますね。
見れることができます。
自分のところはどういうものを使っていこうかなっていうのが、
分かっていないと、
あ、あの商品はいいな、
あっちの方が成分が高いからあれがいいかもしれない、
ってなっちゃう。
また新しいの出ましたよ、って言われて。
そうそう。
あ、じゃあ使いますってなっちゃう。
そっちの方が安いんでしょ。
ちょっと違うかなとは思ったりするわけです。
どんなにいい餌だったとしても、
牛が食べてくれなきゃ意味ない。
両面微生物が消化してくれなきゃ意味がないという、
大前提のお話ですね。
はい。難しいね。教えるのも難しいよ。
徐々に6月中の6月終わったぐらいで、
完璧に覚えてくれたらいいかなぐらいの感じで思ってるんで。
なんかある質問が。
なんか普段でTDNを禁止するときとかって、
どういうタイミングで禁止になりますか?
僕の場合はもう飼料設計をお願いして、
これだけやれば牛が満たされる、
入料これだけのときはこれだけ満たされるってのを
もう全部出してしまってるので、
それを与えて、ちゃんと食べてるから確認してだよ。
食べてておかしなことがあるってことは、
飼料が多く出てるとか、
何かストレスがかかってるとか、
そういう考え方になるから、
餌を変えてそれをカバーしようっていう機遇はちょっとならないな。
TDNをちょっといじろうかなみたいなことは全然、
考え終えたところ的な部分でもあるんですか?
毎回検定で答え合わせしてるから、
食べれないんだったら、TDNが欲しいんだったら、
配合のタンパクの分を下げてTDNを上げるようにすれば、
タンパクは下がるんだけどTDNは増えるじゃん。
検定は基本的に1か月2回くらいやって、
1年で12回はするからっていうのがあって、
39:01
例えば自分が今使ってるTMRとかスターターとかを、
一定の期間で合ってるかな、合ってないかなみたいなのは、
見る1年に1回とか、そんな感じなんですかね。
義務検査の結果も見るし、
血液プロファイリングっていって血液の成分も見るので、
やっぱりやった餌を食べれてるのかと確認するのと、
ちゃんと消化できてるのか、栄養になってるのかというところまでやらないと、
一概に餌が悪いなんてことは言えない、僕は。
そういうタイプ?
そういうタイプです。
PDNは、TMRとかも含めて餌を見直すのは毎回じゃないけど、
1年に1回とは言わず、毎月一生気にはしてる?
だから労力的に、牛がゴロゴロゴロゴロと餌が変わって、
牛が体調が悪くなっても、それを戻せる技術や治療とかやるとか、
変えたとして8割はうまいこといく、でも2割は悪いことになるじゃん。
それを何回も何回もリスクを犯してやるのも別にいいと思うなら、
経営のやつで餌代を下げたいとか、もっと儲けたいとか思って、
その病気が出ても構わないよっていう考えだったら、全然それでもありだと思うんですよ。
今はじゃあ結構固定な感じですか?他のやつとか、
そうだね、自分がやりたいものをやってるけど、
でもまた知識というか技術が増えて、
またメーカーさんも一生懸命それを頑張って新しい商品を出してくるんで、
それがあって自分のコンセプトに合うようなものだったら全然使えますね。
ゴロゴロがやっぱり基本的にはエサはゴロゴロ変えたくはないけど、
進展がすごい進展してたら、
ずっと俺はこれで一生、えんやんじゃなくて変えていきたいよなっていうところは。
だって去年の牛と今の牛がまず違うし、去年の牛と今の牛群が違うし、
やっぱり変えていかないと、微調整はしていかないと、
ちょっとどこかで悪いことが起こると思うね。
42:02
加藤とかよくそんな人が多いなって逆に。
これ変えれる人ってパンパン変えれるんですよ。
変えられへん人っていつまでも気象部品というか作ってない部品を取り寄せて、
どうしてもそれじゃないとできへんとなっちゃうんですよ。
切り替えられてしまうと終わってしまうみたいなところもあるから、
そこらへんに関してはちょっとフットワーク、ある意味ちょっと軽くもないとダメだなというのはなんとなく。
自分の能力だけだったらいいけど、牛にダメージが来るのはやっぱりきついからね、飼い主にとって。
キュッとパチッと切り替えたらできるとかそういうものじゃないから。
それもルーメンってわけわかんないから、本当にルーメンって意味わかんないから。
食えるんかいって思ったり、食えんのかいって思ったりするし。
ここってデジタルの数値でもないし、河川さんの感覚のものもフェンサーのものもあると思うんですけど、
食えてる食えてないの判断基準って、面でさっき2プッシュしたけどこれぐらい残ってるなって言うと、
あれぐらい残ってるような時ってあると思うんですけど、そういうのって言ったら人に伝える時ってどう変換して言うんですかね。
もうだからそれを物差しするにはルーメンフィルスコアを取って見てもらうし観察してもらうしかないよね。
食べてるかどうか。いつもやってる量と比べてどうなのか日々の観察しかないからね。
そこらへんは伝える時も落ちてるんでみたいな。スコア落ちてるんでみたいな。スコア上がってるんでこれでいいかと思ってますみたいな。
そこらへんってみんなもそうしてるもんね。
みんなというか大きい牧場はフリーストールになるじゃん。フリーの地上形態だから。だからTMRを食べさせるだけ食べさせる。
食べたら食べた分だけいいっていう考えだからな。PHがどうだとか、プロピオン酸とかダク酸とか全然もう考えられなくて、
食べるか食べないかの選択になってくるから、食べてればOK、食べてなきゃちょっとやばいっていう発想になるような餌になってるんだよね。
45:00
フリーはまあそうなる。そこらへんが細やかにはできない。
だから主要形態によってもやっぱり違う。分離給与なのかTMRなのかっていうね。
なんかヘルパーさんに行かせてもらった時に、
食べてるやつは食べてるから、食べてるやつにもっとあげたってみたいなことはあると思うんですけど、
なんかその、どう測ってはんのやろうなぁと思ってたんですけど、感覚だろうなぁとも思ってるんですけど、
これを人に、餌屋さんじゃなくて、次のやつに教える時にどうしたのかなぁと、どうするのかなぁと。
教えるってなったら、やっぱ測ってやらなきゃね。
ちもし、ルーサン、オオツとかあるんだったら、栄養設計上で、ちもし2kg、ルーサン2kg、オオツ2kgとかだったら、
もうちゃんと2kg、2kg、2kg測って、目の前に置いて、きれいに食べてるなって確認しなきゃ、無理、無理。
無理。
だから、そこら辺、そこら辺って特に、それこそうんちいって、年齢規定価値とかも、要は腹の間はとりあえず糞かくのと、
あるなぁと、見るのと、作業としたら、餌を押すとか、餌やるとかって簡単なようで、
残った具合とかも含めて観察しようと思ったら、人の感覚には結構やっぱ差があるもん。
あるよ、あるある。
実際に見た、同じものを見ても意見が分かれるように、その加減ってすごいなんか、自分が上げてないと無形に。
それも365日牛舎にいるから、小さな変化に気づけない部分もあって、
僕も種付けに他の人とかのところに行ったりするけど、前ちゃんとしたコンディションだったのに、
多分これ餌少ないんだろうなぁって、おじいちゃんおばあちゃんが飼っているところに行って思ったりする。
これ餌食べてますかって言ったら、いやちゃんと何キロ食べてますけどね、ちゃんと配合これだけやってますけどねって言ったりするけど、
絶対どこかでサボったりとか、絶対やれてないんだろうな、なんか餌の安いものに変えたんだろうなとか思ったりとかしたりするからね。
だから日々の観察だなぁ、やっぱりね。
48:04
ここら辺、次の人たちに含めて、餌の話するときにも含めて、結局普段何も考えずにやっておけるんやったらこの仕事楽やけど、
やって大丈夫かなっていうと、観察の加減、力というか観察することも踏まえてきたら、やっぱ多分だるいんでしょうね。
だるいでしょ。一日中本当に牛舎にいなきゃいけなくなる。
そこまで意識してやれるかって言ったら、目的なくじゃなくて、それして何が変わるみたいにやっとわれて、
別に近かったから来たって、仮にやってたら、それで観察して、どうやった感覚ってある程度適当でいいというか、感覚でいい部分ではあるんですけど、どうやったかね。
本当に僕の知り合いで一日中牛舎にいる人がいるけど、その人はもう一日かけてルーメンのペーハーとかああいうのを全部理解してて、
エサのやる順番がこの何時には何をやるみたいなのをやってるから、やっぱ固体乳量すごい出てるし、すごいと思うけど、やりたくはないね。
プロピオンさんが上がったからじゃあここでこれをやるとか、ここでペーハーが下がったんだからここでまたエサを追加して素子両を入れてペーハーを上げていこうってやったりとか、
もう本当に切り詰めたらキリがないような状況で牛飼っている人もいる。
でもそれが儲けにつながってそれが良い良しと思うからそういう経営をしているわけで。
まあできるからやってるというか、そういうとこもあるんですね。
それは自分の思う正解ではないというか。
でも牛に対しての愛情だと思うよ。
自分は絶対ないんやろうなぁと思うけど、やっぱりその良い部分は盗みたいというか。
そうそうそうそう。
やっぱりやったことに対してね。
だから日々の作業もルーメンとかそのエサをやるんだから、ルーメンとか牛の状態を見ていかないとダメだよという話ね。
51:10
そんな感じかね。
じゃあ今日はこれで終わりです。
ありがとうございます。
時間になったので今日はここまでです。
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あとこんなことが知りたいとかやってほしいなんてことがあれば募集しています。
楽能科の本業に支障が出ない程度に継続して頑張っていければなと思っています。
じゃあではこれから作業します。ありがとうございました。
52:07

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