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今日も皆様一日お疲れ
こちらは、島根県出雲市にある小さな牧場から配信しています。
スーパーやコンビニ、皆さんがいつでもどこでも買うことができる牛乳。
牛乳、普段飲んでいる牛乳の魅力や楽能の魅力を楽能家がお話しする放送となっております。
牧場の日常や牛の鳴き声を聞きながら、お手元に牛乳、ホットミルクを準備して聞いていただくと、より美味しい牛乳を味わうことができると思います。
牛乳飲む?牧場配信始まります。
おはようございます。
収録日は8月22日です。
今日も研修生さんが来ていますので、研修生さんと、今日は飼料設計に興味がある。
飼料設計に興味があるということで、牛の餌の勉強をしていこうかなと思います。
まず、原物と甘物の違い。
原物はキャベツです。
水分を取ったカピカピの乾いたキャベツが甘物です。
牛の餌を設計するときは、
多くの水分があるように考えます。
水分は、乾いたキャベツと一緒に含まれています。
水分がない牛の餌は、乾いているように考えます。
その水分を餌と混ぜると、水分量を計算しないといけないので、難しいです。
全ての水分を除いて、残ったものの話をするので、
甘物でお話しします。
乾燥何キロ、サイレージ何キロってやられたときに、サイレージは半分が水分になる。
例えば10キロ牛に給与したとすると、半分が水分なので、乾物は5キロになる。
乾燥は水分がほとんどないので。
原物と乾物は水分が入っているか入っていないかそのだけで、物は同じということですか?
物は同じ。
計算するときは乾物で考えるというのは、水分を抜きたいから乾物で考えるということですか?
そうです。計算するときにね。
水分があるから栄養素もぎゅっと凝縮されるわけです。
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だから濃くなるわけです。
でも原物もあげるんですか?
原物もあげます。
だから牛がどれだけ食べれるかというのを乾物摂取量と言います。
乾物摂取量というのが、さっき言った600キロから700キロの体重の牛だったら、
大体20キロから23キロぐらいだよ。
多い奴だと26キロぐらいだよ、みたいな感じですね。
だから1日に6回給与するなら、大体20キロだったら26キロすると、
大体1回であたり2キロか。
牛が1日食べれる量が最初600キログラムってことですか?
600キログラム。体重ね。
600キログラムの牛がいます。
600キログラムの牛が食べれる乾物の餌の量が10から26キロぐらいね。
じゃあここに牧草が5キロ。乾草ね。乾いた草。
海藻が5キロ。配合飼料が10キロ。
じゃあ残りあと何キロサイレージが食べれますか?
どっちもこれは乾物ですか?
これは両方とも乾物です。
15キロだから、大体あと5キロぐらい。
あと5キロ。サイレージは半分水分なので、サイレージは10キロ食べれることになる。
サイレージは半分水分だから、乾物検査だと×2になったのから10キロ。
そう。サイレージ乾物だと5キロ。ってことは原物だと10キロみたい。
はいはい。難しい。
酒粕スーパーだと水分、今のやつだとすごい高い酒粕が来てるんで、
あれだとほぼ水分。8割、7割ぐらい水分になってたので。
水分は後で計算する?かければいいんじゃない?
これが難しいところで、濃度とか飼料のやるタイミングで餌の成分って違うんですよ。
違うんで一概には言えないんですけど、難しいなあ。難しいです。
そんな感じです。
毎日どのくらい?
大体ね。大体。大体それぐらいだと思います。
飼料設計ソフトを使うとわかりやすいですね。とても。
だからサイレージ、乾物20キロの600キロのこの牛にサイレージを10キロあたりだとするじゃないですか。
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サイレージは水分が半分。
水分が半分。
なので、原物10キロ、乾物5キロになるわけですよ。
だから牧草5キロ、サイレージ5キロ、乾物10キロいったらもうこの子お腹パンパンなわけですよ。
だからここに鮭カスをあげたりとかすると、鮭カスがめっちゃ食ってるのを見えたりと。
だから他のものを残すわけですよ。
まずいやつとか餌が嫌いなやつは残していくので。
だからこれだけ食べてるやーって思っても、食べてないよって。
うちの餌のやり方はどんどんどんどん時間になったら餌を追加していく形だけど、
牧草によっては分離給与ね。
こういうつなぎ牛舎で一個一個餌をやっていくタイプの牛舎で、
餌が食べるまで待つっていう牧草もある。
食べきるまで。
そう。
おじいちゃんとか、僕が楽能ヘルパーとかでお手伝いとか聞いた時に、
餌やってって言って餌やるじゃん。
言われた通りにやって。
ずーっと休憩してるの。牛舎の中で。
お茶飲んで。
めちゃくちゃ食べて。
3時間くらい待って。
さっきレギ食べてからまた次の餌やるみたいな。
じゃあ次作牛しようかみたいな。
10頭くらいのところで5時間、4時間くらいかける牛舎とかもあって。
そうすると作牛の時間がバラバラになります。
作牛の時間がバラバラになるね。
でもおじいちゃんは毎日それで楽しんでやってるからいいじゃない。
そんな楽なやり方もあります。
これは余談です。
観物と現物と観物摂取量。
牛がどれだけ食べれるかっていうのは基本中の基本中の基本ですね。
いいですか。
どうぞ。
川上牧場では川上さんが考えた餌の設計です。
あります。
各牧場で違うじゃないですか。
違います。
それを考える人っている?
考える人は。
栄養士みたいな感じで。
そういうのを専門的に考えて各牧場に行くみたいな。
そうですね。
餌屋さんに栄養学を習った専門の獣医さんがおられて、
その人が大抵飼料設計をされます。
なるほど。
それをもらっているけど、それをもらっているところで。
そうそう。
牛の反応を見ながらですね。
これはすごい良い餌だよって言っても、食べなきゃ意味がない。
食べさせる努力と技術はラグノカの方がある。
これをやる感じです。
牛のやつも多分飼料設計してみたらバラバラなんだけど、
でも牛は別に病気ない。
赤ちゃんも養われるし、問題なければ別にそれでいいんだ。
こんなんできるわけないだろうっていう飼料設計もある。
脂がすごい高いのが、タンパク質がすごい高すぎて、
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もうどうしようもないみたいな飼料設計がある。
別に牛が痛んでなくて事故があって、
ラグノカさん本人が利益が出ているんだから、別にそれでいいです。
結果論。
そうそう。
人間でも全然節制な生活をしているのに、
痩せて健康できない人とかいるじゃないですか。
あんな感じ、イメージ的に。
特に自家育成やっているから、自分のところの餌にずっと慣れているので、
結構大きい変化がなければなんとなくうまいことできます。
だけどいざ事故とかが増えてきた時に、
赤ちゃんが生まれたり出産、なかなか妊娠しないとか出た時に、
何が原因かが分からないんです。
どこから直していけばいいかが分からなくなるので、
ちゃんと飼料設計をした方がいいと思います。
川上さんが飼育前と飼育後って餌の感じとか全然違ってますか?
2種類しかしなかった、うちの親父さんは。
配合を山ほどやって、ごくそをペロペロって食べるだけしかやってない。
やっぱり乳死亡とか変わってくる?
乳死亡とか変わってくるよ。
でも親父さんのやり方、僕の先代のやり方は、
牛をとにかく太らせるんですよ。
太らせると体の体脂肪が血液に出て、
血液から乳死亡に変わるので、
だから見た目、バルブ牛で出てくる脂肪は高いんだ。
高いんだけど、脂肪が何由来なのか、
ごくそから来ている脂肪の由来なのか、
体から来ている脂肪の由来なのかで違うんだよね。
味が違う?
味が違う、そうそう。
だから結局どっちも上手いこと言ってる。
親父さんのやり方も別に上手いこと言ってるし、
僕のやり方も別に上手いこと言ってる。
別に経営的には良いんだけど、
牛にとってどっちが良いかっていうと、
やっぱり草がちゃんとしっかり入って、
バランスよく食べる。
牛は健康なんだ。
こっちのお母さんがすごく気になってて、
川上さんすごい努力を、
ちゃんと飼育設計をめっちゃ考えているけど、
中落牛乳って結局牛乳が混ざり合ってしまうじゃない。
だからどんなに川上さんの牧場の牛乳が進めても、
それってあんまり評価されないよね。
だからすごいよねって。
それ伝わると嬉しいですけど。
でも分からないじゃないですか、ムーンベル川からしたら。
僕も牛乳の品質が悪い時があるんですよ。
年中365日努力はしてるけど、
悪い時があって、その悪い時に
他の楽の子が助けてくれてる部分もあるので、
それはお互い様だし、そういう業界だと思ってるんで。
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それは自分のところで売れて販売できたらいいけど、
それなりにリスクが高いので、
そのリスク出してまで自分の牛乳は販売するかというと、
ちょっと今の段階ではない。
物質もたれてない。
そうそう。
僕よりもっと乳質いい人とか、
こだわってる人は何問でもいるんで。
毎年乳質コンテストみたいなのが
中国5県で行われるんで。
鳥取県の時も本当にすごいんで。
お母さんがこだわったら、
そのこだわった分だけお金がかかるじゃないですか。
お金がかかる、そうね。
その還元がないじゃないですか。
そんなに乳質、ミルクの質が良くて。
だからすごいですね。
確かに言われてみればそうだったなって。
みんなそうやって努力しなきゃいけないんだけど、
してない人は年齢層によるんじゃないかな。
年配の人は今まで頑張ってきて、
その人が20代、30代の時はたぶん頑張ってた。
それが50代、60代で頑張れっていうのは無理な話なんで。
確かに。
そんな気がついてますけどね。
おじさんの商品が売れたらいいですね、一番。
だからすごい入手本が高いじゃないですか。
高いんだよって話をお母さんにしたんですよ。
ハーゲンダックスがこの後のみたいな話を。
私お母さんに聞いて、
なんでそんなに高いのに、
中落輸入に混ざっちゃったらって。
一緒じゃんって。
正論、正論。
確かにね。
中落輸入がそれで売れたらいいですよね。
入手本が高いハーゲンダックスのところとか、
そういう入手本が高いところを買いますよみたいなところに
売らないのかなみたいな話。
売れば売りたいけど、
安定供給するぐらいの入料がない。
一つの牧場ってやっぱりリスクなんで。
例えばうちで災害が起きた時に、
災害が起きました、商品が作れませんでしたって言ったら、
もうお客さん商売としては悪い。
信用問題なので。
だから入料を確保する。
ロットを確保するってすごい大事なんですよ。
うちはまだ全然ちっちゃいんで。
僕もずっと言ってますけど、
銭湯規模にしたいですからね。
海外と同じレベルのやつを日本に作りたいです。
銭湯をやって、それの牧場を
いろんなこれからやりたい人ができるようにさせて、
オーナー制みたいな感じにして、
第2牧場と第3牧場といって、
1万棟ぐらいの規模の牧場を作りたいってずっと言ってます。
言ってますけど、理解されないんで。
なかなかコアな分野だった。
そうですね。
船1隻使って、西日本から海外に売りたい。
売りたいんですね。
牛じゃなくて牛乳を。
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東南アジアとかに
北連丸と前に話したけど、北海道から関東の船があるんだけど、
それと同じ感じのやつを海外にピストンするような
やつができるような物量ぐらいができれば
面白いと思ってて。
島根県ってそれの潜在能力あると思ってて。
近いかな。
近いっていうのもあるし、
大きい牧場がいっぱいある。
西日本は
北海道から牛乳が輸送される距離が遠くすぎて
北海道から牛乳が送れないんです。
北海道より韓国の方が近い。
近いと思う。
だけど国際問題とかね、色々あるので
なかなか難しいですけど、それぐらいやりたいよね。
水絞りの効率のいい育て方と
入出を高くする育て方、分けて経営できたらいいですね。
というコメントがあります。
水絞りの生産効率を上げるのと
品質を上げる牧場がいたら
合わさったら
ちょうど良くなっていく。
でもまともにそんな感じじゃないかな。
いろんな牧場がいるから。
合わさって結果そうなってる。
基準を切らずに。
入場が安定してるところがあって、そこは入場が来ても平等です。
そうそう。
いろんな考え方がある。
いい牧草をあげたくてもあげれない地域ってあるよね。
なかなか牧草が育たないとか
シンマネーみたいに
港が遠いとか、条件が色々あったりする。
そんな考え方でしたね。
資料設計の勉強は
本を読んで実際やるしかない。
毎回言うと経験ですねって言ってますね。
本当にね。
でもそうなんです。
自分の牛を飼わないと資料設計は分かりません。
実際に自分が育てていくってならないと。
自分が名前をこの前講師に付けてもらった牛さんを
どういう餌をやろうかなってシミュレーションするところから
楽しむといいと思います。
愛着が分かりますね。
僕はない人なんで。
その牛の血統しかあまり興味がない。
そうだった。
さっきも注射打ったじゃん。
ワクチン打ったじゃん。
番号分からないやつは
周期の名前が入っているとこいつだって分かる。
そんな覚え方してますね。
本を読んで使えるようになった気になっているやつは
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信用できません。
そうですね。
実体験と実践とどっちもいるよね。
インプットとアウトプットマジ大事。
毎回言いますね。
実務は全て経験に属します。
後牛の餌から勉強していくのがいいと思います。
ミルクあげたいです。
ミルクはもうロボットで飲みます。
あの子はあげてますか?
一番ちっちゃい子はあげてます。
あの子は本牛ロボットに届かないくらいちっちゃいです。
当分は手でやらないとダメですね。
あげたいです。
やらせます。
それの話を終わる前に
ちっちゃい子牛が生まれてました。
1ヶ月早く生まれて
1週間くらい経って
やっと立てるようになりました。
足が立って自発的に飲めるようになりました。
今から
あの子を大きくしようとしても
他の牛に負けちゃうのはメインイメージです。
実際餌があるときに
ちっちゃい牛ってやられてるのを見てみたんですよ。
あの状態でずっと生き続ける人生を
これから生きるのと
あの場で立たずに殺処分というか
あっちになるのと
どっちが幸せだと思いますか?
悪の形態によると思うんですけど
人が関わっている以上
必ず餌は食べれるから
父の関係で
大きくならないんで
普通に販売できるところまで大きくするけど
うちは
2足3本
難しいな
あの時の経営判断
僕は活かすという方法
その中で
自分が負担して育てて
なんとかおみくりしていくという考えがあるから
やるけど
普通に経営者で
雇用とかしてて
従業員守らないといけないとか
そういうところになった時に
僕は経営判断としては間違ってるかもしれない
何に重きを変えられるんですか?
ずっと今から可愛いねって
ミルクやると思って
その子にとっては普通でしかないじゃん
どっちが幸せであるんですかって話
わかんない
川上さんまだ経済動物に対して
優しいよねって言われる
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川上さんは経済動物
経済動物は引っ張り
愛顧が経済動物だったら
ここら辺だと思う
ちょっとこっちよりもここら辺
真ん中よりちょい左
牛が活躍しないと
ダメだと思う
もし殺すって判断した場合は
育てないってなった場合は
放置
放置した牛は死んでないですか?
死んだら死亡保険があります
牛さんの死亡保険
だから見切りつけて死亡保険もらっちゃった方が
長期目線で見れば
死んじゃった牛さんはどうする?
死んじゃった牛さんは
処理してくれるところに
連れて行かれます
人の感情が
川上さんは人の感情がわからないんですね
人に興味がない?
そんなことないと思います
人にも経済動物的な考えが
そうかもしれないけど
そういうのを考えながら
勉強になる兵材
いいタイミングだなと思って
今来てる中学生の子供たちも
元気になってよかったねって言ってるんだけど
これから子供たちはずっといじめられ続けて
大きくなってお肉になっても
未足三文のお金にならないのになっちゃうよ
っていう話をしたけど
もし小さい子が将来妊娠して
子供になっても
あの子はお肉用の牛なので
2歳になればお肉になるんだけど
高雑種
赤ちゃんはミルクじゃないんだ
ミルクじゃないです
ミルクだったらまた殺してましたね
ずっと家にいないといけない
入流が足りないし
どうしようもないからね
実際にあったら違うかもしれない
リスナーの皆さんに
そう感じているのかもしれないですね
今日はこんな感じで終わります
ありがとうございました
24:11
やってほしいことなど
ご自由にコメント欄やDMなどで
お気軽にお寄せください
皆さんのご意見が
新しい楽能を作っていきます
最後まで配信を聞いていただいて
ありがとうございます
次回の配信もぜひお楽しみに