日本の畜産の歴史的背景
今日も皆様一日お疲れ
お酒じゃなくてミルクワインかが
あなたの耳に少しだけお邪魔します
こちらは島根県出雲市にある小さな牧場から配信しています。
スーパーやコンビニ、皆さんがいつでもどこでも買うことができる牛乳
普段飲んでいる牛乳の魅力や畜農の魅力を畜農家がお話しする放送となっております。
牧場の日常や牛の鳴き声を聞きながら
お手元に牛乳、ホットミルクを準備して聞いていただくと
より美味しい牛乳を味わうことができると思います。
牛乳…飲む?
牧場配信始まんで
おはようございます
今日が11月11日火曜日でございます
ポッキーの日ですか?
ポッキーと牛乳も美味しいですよね
じゃぶんってつけて食べるみたいな食べ方はどうですか?
今日の天気はですね
晴れということで最高気温18度ということで
気持ちの良い秋晴れになっておりますね
対比切り返し日和じゃないかなと思ってますけど
今日の仕事はですね
お昼から対比社の生コンが来るということなので
それまでに対比社の仕事を片付けてしまおうかなと思っているので
また今週の金曜日ぐらいに対比の注文をいただいているので
それまでにちょっと切り返しをして対比を作っていこうかなと思っております
明日が牛群検定なんで
その牛群検定の記録をね
ボディーコンディションを取ったり
足のスコアを取ったりとか
餌の給与量とか書いたりとか
そういうのをしようかなと思っております
今日の配信はですね
またリスナーさんからの質問にお答えするようにしようと思っておりますけど
日本の楽能って畜産ってなんで企業化してないんですかっていうのはね
質問に来ておりましたので
ここら辺をですね
各国の違いとですね
日本と他の国との違いとか
あとは歴史的背景とかも含めながら
お話できたらいいなと思っておりますので
今日も10分15分ぐらいの配信していこうと思いますので
牛乳を飲みながら最後まで聞いていただけたらと思います
よろしくお願いします
では今日も皆さんと牛乳で乾杯していこうと思います
その前にお知らせです
川上牧場ノートというですね
ブログとか記事を書いたりするアプリで
メンバーシップを行っております
こちらのメンバーシップ
川上牧場を継続的に応援したい
川上牧場と何か新しいことをやってみたいという方
ぜひ入ってみていただけたらと思います
他にもですね
川上牧場とオンラインでつないで牧場体験をやったり
実際に川上牧場に来て牧場体験をすることもできる
そんなメンバーシップとなっております
メンバーシップのプランの中にですね
落納業界向けのプラン
ファームエコーというプランを作りました
落納業界で働く従業員の方
研修生の方
経営者の方
営業マンの方
学生さんもですね
はい
落納業界にある問題課題悩みをですね
ヒアリングシートに記入していただくだけで
あっという間にAIと川上がタッグを組んで解決していきます
そんなプランになっております
こちらね無料モニターを募集中で
無料でできますので
ぜひ試してみていただけたらと思います
よろしくお願いします
であとインスタグラムの方でやっております
ハッシュタグ未来の牛乳と称しまして
皆さんもこんな牛乳あったらいいな
こんな牛製品食べてみたいなというものをですね
AIアートを使ってNFTにして販売しております
こちらのNFTの売上げは
川上が子供食堂に牛乳を支援したりだとか
小中高の食育活動に参加した際の
活動品をアップさせていただこうと思っておりますので
ぜひ皆さんご支援よろしくお願いします
皆さんのご支援が子供たちの未来の牛乳を作っていくという
そんな特別なNFTとなっておりますので
ぜひこちらの方もチェックしてみてください
よろしくお願いします
ということで
では皆さんと一緒に牛乳で乾杯していこうと思います
乾杯
いただきます
うまい
うまい今日もうまい
今日も牛乳飲んでいただいてありがとうございます
牛乳のニュースというかね
アイスクリームがおいしい時期になってきましたね皆さんね
新商品が続々と出ておりますけども
そうっていうアイスあるじゃないですか
子供の時からでかくておいしくて
僕は好きなんですけども
そうのですね
牛乳がたっぷり入ったよみたいなやつの新商品出てますんで
アイスミルクですよ
ラクトアイスじゃないですかそうといえば
シャリシャリ感があるやつ
ラクトアイスはあんまり牛乳製品あんまり使われてないんですけど
これがですね新しいのが出たということでね
ぜひちょっと皆さん試してみていただけたらと思いますけども
ラクトアイスアイスミルクアイスクリームの順番で
乳脂肪分が高くなっております
ぜひ皆さんアイスクリーム買っていただいて食べていただけたら
こんな牛乳の応援もありますんで
ラクノの応援もありますんでぜひ食べてくださいよろしくお願いします
では今日もですね皆さんのお便りにお応えするお便りのコーナーをやっていこうと思います
各SNSや音声配信にきた質問コメントをお答えするコーナーとなっております
今日の質問はですねTikTokの方から来ております
最近あのTikTokのねなんかアルゴリズムかなんかに乗ったか知らないですけど
めっちゃ伸びておりましてはい
一期一日に60フレアフォローしてくださったりしてくださってね
本当に見てくれる方が増えているのはありがたいことなんですけども
そちらに来たね質問をお答えしていこうと思います
質問です
なぜ日本の畜産はあまり起業化されてないんですかという質問が来ております
ありがとうございます
そうですよね本当に日本でこう大手企業みたいな
企業でこう畜産関係のやつあるんですけど
これって何かなあの加工職員の
例えば豚とかだと日本ハムとかね
あとは何がありますか
そういういろんな企業さんがあるんですけど
実際現場で畜産やってるよみたいな
そんなのはあんまりイメージないんじゃないかなと
大きい牧場の企業といえばって言ったら
皆さんあんまりパッと浮かばないと思いますけども
あんまり日本では牧場が起業化してるみたいな聞いたことがないというところでね
ここら辺なぜなのかっていうのを
日本と比べて他の国と比べると
より日本のことがよくわかるようになりますし
あとは歴史的な背景ですね
日本ではどういうふうな畜産の流れになってきたのかみたいなのも
知るとですねよりわかりやすくなると思いますので
ここら辺をちょっと調べてきましたんで
これでお答えしていこうかなと思います
まずはですね話は少し昔に戻り
日本では1300年以上もの間
肉を食べることがタブーだったという歴史があります
飛鳥時代の天武天皇の肉食禁止令から
江戸時代までずっと牛は働く仲間であって
食べる存在ではありませんでした
牛乳も例外ではなく
江戸の一部の武士や医者が薬として飲むくらいで
でした
だから日本の畜産はヨーロッパのように
食を支える産業として育つ時間が
あまりなかったという背景があります
明治維新で肉食が解禁され
ようやく牛肉文化が広がります
横浜の外国人居留地で
オランダ人から落納技術が伝わり
牛乳屋さんという職業が登場しました
しかし明治の日本にあったのは
私益牛中心の農業です
牛をトラクターみたいな
農作業を荷物を運んだり
トラクターみたいなやつで田んぼを起こしたり
畑を起こしたりみたいな
私益牛って言うんですけどこれを
そういう牛の使い方で
牛乳や肉を生産する産業としての畜産は
ここからスタートになります
アメリカやオランダはこの頃すでに
200年以上の畜産の歴史がありました
日本は近代化を急ぎながらも
根っこは家族の副業としての畜産から始まったという
流れがあります
戦後になると学校給食で牛乳が提供され始め
制度と農地法の影響
需要が一気に拡大しました
1950年代落納は全国に広がりました
でもその中心は家族経営です
農地改革で小さな農地が分散し
企業が牧場を持つことは法律でほぼ不可能でした
例えば1950年代の平均使用棟数はたったの3棟です
それが今では1棟あたり約95棟まで増えています
ですがほとんどが家族経営のままです
この小さく始まり大きくなったけど家族単位という構造が
企業化を阻んでいる最大の理由です
ここで制度面の話をしましょう
まず農地法という法律があります
日本では企業が自由に農地を買えません
借りるにも複雑な手続きが必要で
だから企業が畜産に参入しようとしても
牧場を確保するだけで苦労します
次に土地の狭さがあります
アメリカの農家は平均で216ヘクタールの土地を持っていますが
日本はたったの数ヘクタール
放牧もできず密集地では匂いや排水の問題も出ます
つまり地理的にも法律的にも
企業が入る余地が少ないというところが課題としてある
さらに流通もJA中心で
外部企業が入りにくい構造が長年続いてきたんです
海外との比較
では海外と比較してどうなのかというところを調べてみましょう
アメリカでは広大な土地
自由な企業活動
安い餌
そして大量生産という利点があります
一つの農場で数千頭規模の落野も珍しくありません
農業はビジネスという明確な思想があり
政府も輸出を後押ししています
続いてオーストラリアです
土地が広く放牧中心の牧畜で
数万ヘクタールの牧場を持つファミリー企業も多く
国全体が輸出のための畜産をしています
次はオランダです
オランダですね
ここは少し日本に似ています
土地が狭い分技術と効率で勝負しています
自動作牛ロボットやデータ管理を駆使して
1個あたり100頭規模の落農を行いながら
世界中に地図を輸出しています
つまり日本は狭さを理由に諦めたけれど
オランダは狭さを技術で克服した
ここが大きな違いですと
そしてもう一つ忘れていけないのは
文化の違いがあります
日本の落農家や和牛農家は
効率よりも品質を大事にします
一頭一頭の健康や性格を見ながら育て
味や脂のノリを極める
まさに職人の世界です
だから日本では企業的な大量生産よりも
家族経営のこだわり生産が評価されてきた
これは短期的な利益より
信頼と品質を積み上げる文化があるのです
ただ時代は変わりつつあり
近年ICTやロボット作牛機の導入が進み
工人経営のメガファームも少しずつ増えています
政府も畜産クラスター事業などで大規模化を支援し
若手農家の連携やデータ活用を後押ししています
つまり企業化が遅れているのではなく
日本型の企業化に進化している途中と言えるのではないでしょうか
文化の進化と技術
日本の畜産が目指すべきは
数を増やすアメリカ型ではなく
品質と持続性を両立するオランダ型かもしれませんね
はい、ということで
今後はなぜ日本の畜産は企業化されていないのかというお話を
歴史、制度、文化の3つの視点からお答えしていきましたと
結論を一言でまとめるなら
日本の畜産は小さく丁寧に育ててきた文化の延長線上にあるということですね
そしてこれからは技術と連携で
新しい企業型畜産へと進化していく時代ですということで
はい、これで質問にお答えできたんじゃないかなと思います
そうですね、歴史的文化からとかね
歴史的な背景から見ると
なんか日本は企業化していなくて
Jエーガーやっても既得権益バラバラ
Jエーガー全部絞ってるんだろうみたいなこと言われたりするんですけど
これね本当に小さい農家がいっぱいあって
その小さい農家を生かすため
その小さい農家ですべて日本の生乳生産というのを支えるためにできた文化があるんで
他の国と違ってみたいな言い方
ちょっと違うんじゃないかなと思ったりするところですね
実際に黒毛和牛、和牛ですね
西域が海外に行ってしまって
ローマ時の和牛みたいなのが世界各国で生産されていますけど
やっぱり日本の和牛とは味が違うんですよね
牛が和牛だったら日本と同じような和牛の味が出せるかということは
そういうことでもないということですね
日本というフードと
あとは環境と
あとは日本の買い方ですね
これは畜産農家の技術だと思いますので
それがあってこそ今の日本の和牛が生まれるというところがありますので
これを大事にしていきながら
生産を増やしていくというのは
努力していかないといけないなというところですね
企業化すればいいというところもありますし
家族経営だからいいというところもあって
よく日本であるね
ガラパゴスみたいなね
日本独自の文化の形成みたいなのがあると思いますけど
これは本当に世界と比較しても面白いと思うので
僕はこのままでいいんじゃないかなと思うところではありますね
ですけど企業化して大量生産して
一極集中していてバランスが崩れている部分もあったりするので
ここら辺はそっちの企業さんがもっともっと
牛乳生産皆さんの食を支える大事な一つですから
そこを支えていきながら
特色ある家族経営を残していくみたいな
そういうところをやっていただけたら
嬉しいなと思うところでございます
ということでTikTokから来ました質問に
お答えしてきました
ありがとうございます
ではではコメント
今日も聞いてくださってありがとうございます
なぜか知らないですけどTikTokの方が伸びておりますので
TikTokも人数が増えて500人超えたらかな
メンバーシップができるみたいで
一応TikTokのお勧めするやり方みたいなので
メンバーシップの設定も一応してみましたので
もし興味がある方はTikTokの方もチェックしてもらえたら
いいんじゃないかな
ちょっと今探り探りです
探り探りですけどもやっておりますので
ぜひそちらの方も注目していただけたら
嬉しいなと思うところでございます
ということで今日はこんな感じで終わっていこうと思いますけれども
川上牧場初のKindle本楽の未経験者のためにデッサン発売中でございます
ありがとうございます
読んでいただいた方がいらっしゃる
毎日毎日ちょっとチェックしてみたいしてるんですけど
ちょっとずつ伸びてるよね
ありがとうございます
Kindle Unlimitedというサブスク型のやつに登録すると
500万冊が読み放題となっておりまして
その中の一つにこの本も入っておりますので
ぜひこちら読んでいただけたら嬉しいなと思います
ということで今日はこんな感じで終わります
お仕事の方学校の方行ってらっしゃい
みんな牛乳飲んでね
バイバイ
川上牧場ではリスナーの皆様からのお便り
ご感想を募集しております
川上牧場とやってみたいことやってほしいことなど
ご自由にコメント欄やDMなどでお気軽にお寄せください
皆さんのご意見が新しい楽能を作っていきます
最後まで配信を聞いていただいてありがとうございます
次回の配信もぜひお楽しみに