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  2. 第940回 映画「ホウセンカ」
2025-10-15 10:43

第940回 映画「ホウセンカ」

今回は映画「ホウセンカ」についてお話ししました。
決してアニメオタク向けではありません。
かなり地味な大人向けの作品ですが、間違いなく傑作だと思います。
是非劇場でご覧ください。

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サマリー

映画「放線花」は、主人公のアクツが無期懲役の人生を振り返るストーリーを描いています。アニメーションとしては地味ではありますが、深いテーマが込められています。声優陣には俳優陣が起用されており、独特の魅力を放つ作品です。

映画の概要
みなさん、こんにちは。おーばです。今回は、映画、放線花、こちらについてお話してみたいと思います。
放線花、花の名前ですね。 このタイトルだけではどんな映画かね、全然わからないと思うんですが、
10月10日から公開となりました アニメーション映画ですね。
制作スタジオがクラップ。 以前、映画大好きポンポさんを制作した会社ですね。
あのポンポさん。 原作漫画も面白かったんですが、映画も非常にね、完成度が高くて、自分今でも大好きな映画なんですけれども、
そのスタジオが、今回この放線花を制作したということでね、 期待してたんですけれども、ようやくね、今日見ることができました。
話的にはですね、 まあかなり
地味と言えば地味だし、大人向けと言っていいんですかね。 今時のアニメオタクが喜ぶような
アクションもないし、胸の大きな美少女も出ないし、 心をえぐられるような鬱展開とかいうのもないし、本当にね、
アニメオタクが好むような映画ではないですね。 むしろ
日頃アニメを見ないような大人の観客が見た方が楽しめるんじゃないかなと思います。 話としてはですね、
主人公のアクツという老人、 無期懲役で現在も刑務所に入ってまして、そしてもう寿命がね尽きようとしている。
で、その死の間際に枕元にある放線花が
急に喋り出すと。 そしてこの放線花との会話でアクツは自分自身の過去、
なぜ無期懲役になったのかということをね、 話し出すというところから始まるんですが、
まあこれは言ってしまっていいと思うんですが、この放線花が喋るというのは別に 主人公のアクツの幻想や幻覚ではなくて、
実際に喋っている。 セリフの中で
赤ん坊と死の間際の人間にだけ自分の声が聞こえるというのがあるんですけれども、 まあこの辺りねファンタジー要素ではありますけれども、こういったファンタジー的な部分というのは
この放線花が喋るというここの部分 ぐらいしかないですね。逆に言うとそれ以外はほぼ
リアルっぽい展開で話が進んでいきます。 過去の世界が、舞台が1987年の夏
昭和62年ですね。 自分自身で言えば当時まだ大学生でしたね。
その当時、あまりまだね力のない、 死がないヤクザのアクツは兄貴分のお世話というか支持で年下の女性ナナと暮らし始めたと。
でナナには生まれたばかりの息子ケンスケもいると。 このケンスケはアクツの子供ではない。
物語の冒頭ではその父親が誰かというような説明とか追求もないですね。
そしてこのナナとアクツの間には恋愛感情があるようなないような ちょっと微妙な雰囲気ではあるんですけれどもそれでも
3人の疑似家族的な生活が 少しずつ展開してまあまあ幸せな日々を送っていたと。
ただしその後大きな出来事があってどうしてもアクツは とんでもない額のお金を手に入れなくてはならなくなる。
でそのためにあるね犯罪に手を染めるようになるんですが というところがまあこのあたり公式サイトにもね書いてますから
ネタバレにはならないと思いますけれども まあその後もねいろいろな展開がありますし映画の流れで言えば
この過去編と現在の年取ったアクツと方船家の会話が交互にね挟まれていくと この方船家ねかなり口が悪い
皮肉屋で植物だけれども完全に人間 特にこのアクツをね見下したような発言が多い
でもそれはある種真実をついてるしアクツもそれをわかってて怒ったりすることもない この2人のね会話というのも非常にね意味深だし面白いですね
でこの若い時のアクツ まあ年取ってもそうでしょうけれども
まあ昭和世代の人間からすればやはり高倉賢ですね あの薬剤映画をやってた頃のそれをどうしてもね思い起こしてしまうようなキャラ設定ですし
そして声を当てているのがね年取ったアクツを俳優の小林香留 そしてね若い頃を戸塚純希そしてヒロイン役の奈々
こちらの若い頃の声を三島光 そして現在を宮崎よし子
作品の評価
そういった形でねダブルキャストで演じてるんですがこの4人 本当にうまかったですね
プロの声優ではない まあいわゆる普通の音映画とかドラマで活躍している俳優の皆さんですけれども
非常に声の演技がしっかりしてて よくあるのがね実写型の俳優とかお笑い芸人がアニメーションとか
洋画の吹き替えをやると もう見るも無残なね結果になってしまうということがよくあるんですけれども
今回の4人は本当にドンピシャハマってましたし そして声を聞いててもその俳優の顔が浮かんでくるということはないです
もちろん声を聞けば小林香るだなというのはわかるんですが あくまでその演じてるキャラの声という形になってますのでやっぱりね実力のある俳優は
何をやってもうまいよなということをね今回改めて思いました 最初に言った通りこの作品非常に地味です
と派手なアクションもないしそして方がによくあるようだね お涙頂戴的な感動的なシーンとかそれをさらに一層盛り上げるような
有名な歌手による曲とかいうのも流れませんし もちろんね
劇中非常にねある良い曲が流れますけれどもこれはぜひね 実際作品の方で味わっていただきたいと思いますけれども
本当にね淡々と進むんですがその分 非常にね作品内の世界
その中で生きているキャラクターたちに感情移入がしやすい 感じですね
放線化が喋るというファンタジー的な部分があるけれども それを除けばかなり実写的に近い展開であろうかと思いますし
もちろんアニメーションとしてねディフォルメしている部分もありますので 実写そのものとはまた違うし
もしこれを小林香るとか宮崎よしことか本人がこの役をやったとしたらまたかなりね 味わいが違う形になってたんじゃないかなと思います
そして何よりですねこれは本当に詳細言えませんけれども 作品内の伏線の張り方
そしてその伏線の回収の仕方が本当に見事でした 物語冒頭からのいろんなシーンの展開とか
あるいは現在のシーンのアクツと放線化の会話の中のある言葉とか いろんなところにいろんな伏線が惹かれまくっててそれがクライマックスに向けて一挙に
ガーッと回収されていく 盛り上がっていく
その盛り上がりというのもエンタメ作品的なグウォーというような盛り上がりではなくて 静かに淡々にでももう目が離せないような盛り上げ方をしてくれるという
ここの伏線の扱い方が本当に上手かったですね なので見終わっての満足感は非常に
自分としては高かったです 今年ねいろんなアニメーション映画公開されて大ヒットしている作品もねたくさんあります
けれどもこの作品かなり地味だし 公開関数も多くないし
興行収入的にはね決して大ヒットということには多分ならないんじゃないかと思いますけれども
素晴らしい作品である種ダークホース的なね 映画でしたので
もしねお近くの映画館で上映されているようでしたら もう事前情報をできるだけね入れずに目と耳を塞いでね
すぐに映画館に行ってください 絶対に損はしないと思います本当にねここまですごい映画をね
見ることができるとは思いませんでした 傑作だと言っていいと思います
はいそういったわけで今回は映画放映家 こちらについてお話しさせていただきました
それではまた
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