映画の概要と原作
みなさんこんにちは、おーばです。今回は映画、ペリリュー、楽園のゲルニカ、こちらについてお話してみたいと思います。
12月5日から公開となりましたアニメーション映画ですね。原作は武田和義の漫画、全11巻で本編は完結済みですね。
ご存知の方もいらっしゃると思いますけれども、太平洋戦争末期のペリリュートを舞台にした戦争漫画ですね。
自分ですね、コミックスの1巻を読んで、かなり面白いというかすごい作品で、結構ね熱心に読んだんですけれども、
内容があまりに凄すぎて、第2巻以降ね読むことができなかったんですよ、未だに。
まあ今回ね映画を見ることによって、改めて読み直してみようかなと思ってるんですが、果たして最後まで読めるかどうかですね。
予告編などを見たことがある方もいらっしゃると思うんですが、この作品、戦争舞台にしてますけれども、キャラクターの絵がいわゆる三等身で、線が少ないシンプルな絵柄。
どちらかというと、日常ほのぼの系とか、あるいはギャグ漫画、そういったキャラクターデザインなんですね。
そういったね三等身のキャラが、とてつもない激戦をね繰り広げていく。
正直エグい描写多々ありますけれども、このキャップがすごいですね。 以前ですね、この世界の片隅に大ヒットしましたけれども、
あれと近い部分はあろうかと思います。 あの作品もキャラクターデザインっていうのは
三等身ではないですけれども、まあどちらかというとほのぼの系のキャラクターなんですけれども、主人公のスーさんたちのその苦しみを受ける
空襲の様子とかね、戦争がどんどん激化していく様子というのを非常にリアルに描いてまして、 内容とキャラクターデザインのキャップがすごいと。
それをさらに二歩三歩を押し進めたような感じでしたね。 この世界の片隅にはあくまでクレシを舞台にしたスーさんという民間人の視点で戦争を描いているわけなんですが、
本作ペリリューはタマル一等兵というね、陸軍の下っ端の軍人を主人公に彼の視点で激しい戦場の様子が描かれていく。
というか、もはや戦争にもなってない、もう途中から一方的な虐殺に近いような描写も多々あったりするんですけれども、
そのあたりね、まあ漫画原作の方は全11巻あるんですけれども、 映画の方が1時間50分弱ぐらい。なのでかなりコンパクトにまとめてますので、
映像と音楽の魅力
見やすいのは多分映画の方が見やすいんじゃないかなという気はします。 おそらくかなりね、あの本当に重たいシーンを簡略化しているとか、
省略しているところもね、多々あろうかと思いますので。 こういった戦争映画というのを、まあ今でもね多少は作られてますけれども、
リアルに今の時代生身の俳優で演じてしまうと、いろいろね、 まあ語弊を恐れずに言うとノイズが入ってしまうというか、
まあどう見ても昭和初期の日本人には見えないような人たちが軍服を着て、
しかもあまり汚れてないような感じでドンパチやってるというのは違和感があったりするんですけれども、
アニメの場合、漫画の場合というのはかなりその辺が抽象化されているので、 まあかえってね、ストーリーの本質が浮き彫りになっていく。
あの人気俳優がとかね、あのアイドルがとかいうところのフィルターがなくなっているからですね。 でまぁこの映画もね、声優陣は実写型の人が多いんですけれども、それはあまり気にならなかったというか、
あまりにね、画面の情報がすごいので、声の演技、 しかも声の演技下手な方は多分いなかったですね。
あの全然違和感なく聞くこともできましたので、 その意味ではね、今回のキャスティングは特に問題なかったかと思います。
そして音楽担当が押井守監督作品での常連である 河合賢治。
最初、彼が音楽担当って知らずに見てたんですが、 見てる最中、河合賢治じゃないかと思われるようなところがあったりして、
最後ね、エンドクレジット見て、やっぱりそうだったということで、 今回もね、あるシーンではワクワクドキドキ、あるシーンではしんみり。
いい曲をね、何曲も書いてましたね。 まあとにかくこの作品、第二次大戦末期を描いてますし、
激戦の末に30数名しか生き残らなかったというね、 ペリリュートの史実を元にしてます。
描写もかなり容赦のない描写もありますので、 2025年のね、この年末に本当に力の入ったね、素晴らしいアニメーション映画を
見ることができたのは本当に良かったと思います。 アニメというのがね、
まだまだアニオタだけ、そういったね、ある意味閉じられた人たち向けの作品だけではないと。 実際ね、今日自分が見た回では
多分80代半ばぐらいの男性の方が一人で見に来てらっしゃって、 通常はね、アニメーション映画とか、まず見ることはないんじゃないかと思う方が、
非常にね、あの熱心に食い入れるように見てらっしゃったので、 80代半ばぐらいだったら、その戦地には行かれてないと思うんですけれども、親世代とかが。
もしかしたらね、戦争で亡くなったかもしれませんし。 各有自分の父親も大正15年生まれで、青森の横田園に入ってまして、もうちょっと戦争が伸びてたら間違いなく
戦地に行って、おそらく戦死してたと思うので。 まあそうなってたらね、今自分がここにいませんけれども、そんなことをね、いろいろ考えながら
この力のこもった すごい映画を今日ね
見させていただきました。 誰でも彼でもね、お気楽にお勧めしがたい作品かもしれませんけれども、こういったね
すごい映画があったということをね、ぜひね、お知らせしたく思って今日はお話しさせていただきました。 ぜひね、映画館のスクリーンで
このすごい映像とね、音響もすごいですけれども、目に焼き付けていただきたいと思います。 はい、今回は映画
ペリリュー 楽園のゲルニカ
こちらについてお話しさせていただきました。 それではまた