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みなさんこんにちは、おーばです。今回は映画、シビルウォー、アメリカ最後の日、こちらについてお話してみたいと思います。
監督、アレックス・ガーランド、主演、キリスティン・ダンスと、ケイリー・スピーニー。
アメリカでは4月に公開されたんですが、日本では半年遅れて10月4日からようやく公開となりました。
えっと自分は今日10月7日月曜日の朝9時20分からの回というね、なかなか社会人が見に行かないような時間に行ったんですけれども、
それでもね、10人ぐらいは来てましたので、平日の朝9時20分でそんなに来てるっていうのは、これはなかなかすごいんじゃないかなと。
でその後ネットのニュースで見ると、週末の興行収入では一番になってたようですね。それぐらいね、非常に注目を浴びてます作品ですけれども、
製作はA24、もう今やね有名な製作会社になりましたけれども、この作品、ネタバレにならない程度に説明しますけれども、
予告編なのでもうすでにね、ご覧になった方多いと思いますが、アメリカ国内が内戦状態になっているという設定でストーリーが進行していきます。
物語の中で具体的にどうしてアメリカ国内がこんな内戦状態になったのかというところは細かい説明はないんですね。
さらっと流される程度で、要は大統領がかなり無茶苦茶な強権発動して、それに反発した州が反乱軍を起こしてという感じでね、戦争状態に突入したと。
ストーリーの展開としては、戦争カメラマンが仲間とともにニューヨークからワシントンを目指して取材をしながら、
最終的にはアメリカ大統領にインタビューしたいという思いで戦場を駆け抜けていくというロードムービーなんですけれども、
ただね、一つ言えるのは、いわゆるアメリカ国内の内戦状態ということで、
第三次世界大戦でもないし、核戦争でもないし、異星人が攻めてきたわけでもない。
そういった超大規模な戦争状態ではないので、行く先々でずっと延々とどんぱちどんぱちやってるわけではないんですね。
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その4人が乗っている車が走っていくところは、地域によってはね、一見平和そうに見えるところもあるし、逆に残骸がね散らばっているところもあるし、
銃声も聞こえずシーンとしているようなシーンも結構あったりするんですけれども、逆に何も起こってないシーンの方が怖いと自分は感じましたね。
かえってね、軍隊が出てきてどんぱちやってるとか、戦車とかヘリコプターがね、飛び回ったり走り回ったりしてる方がまだしも安心できる。
まあ安心という言い方もおかしいですけれども、まあ安心して見ることができるという感じでしたね。
えっとこれね静かなシーンでも、これはネタバレにならないと思いますが、いきなり銃声がしたりします。
これね、結構映画を見慣れている自分ですら本当にね、ピクッとして肩が動きましたね。
周りに人がいなくてよかったですけれども、そういったシーンが何箇所かありますし、あと音響効果がものすごいですね。
銃声とか爆弾の破裂する音とか、本当に四方八方、前から後ろから上からみたいな感じで音が回ってくるので、
これIMAXとかドルビーシネマとかドルビーアトモスとかね、そういった設備の良い劇場で見るととんでもないような感じになると思います。
なのでそういった刺激に弱い方は、ちょっと覚悟してみたほうがいいんじゃないかなと思います。
ドンパチやってますから、もちろんね、結構血は吹き出したりしますけれども、いわゆるスプラッタームービーではないので、
グロい、おえーとか言うほどすごいシーンはないんですけれども、それでもやっぱりね、血は飛び散りますし、かなりね、戦闘シーンはリアルに描写されていると思います。
パンフレットを読むと、退役軍人の方が撮影に協力しているということで、兵隊の動きなんかはかなりリアルにやってたらしいですね。
だからその意味では、通常の戦争映画でよくあるような、その戦闘シーンの爽快感、やっぱり通常のエンタメ作品であれば、ドンパチやっても爽快感があると思うんですよね。
そういうのはもう一切ないですね。もう本当に緊張状態になりますし、もう手にね、汗をかくというか。
で、逆に何もない静かな一見平和なシーンもあるんですけれども、そこがね、さっき言ったようにそれはそれで怖いし、何が起こるかわからないと。
そしてそういった極限状態に追い込まれていった人間たちがどうなっていくのかというね、怖いシーンもあるし、予告編にも出てますけれども、赤いサングラスをした不気味な男性が出てくるんですが、このシーンはマジ怖いです。
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大きい音が苦手だとか、緊張状態が苦手だとか、怖いのが苦手という人は、それなりに覚悟をして見に行った方がいいと思います。
ぶっちゃけ爽快感とか楽しいとか、そういった感じはないと思います。
なればこそね、今この時代にこういった作品を作って上映するという意味はね、大きいんじゃないかと。
まだ日本人はね、ピンとこないかもしれませんけれども、今のアメリカにおいてこういった作品を上映して、それをアメリカ人がどういった目で見るのか、そういうことをね、想像しながら見るというのも非常にいいんじゃないかというふうに思いますね。
これ監督はね、イギリスの人だから、ある意味アメリカを客観的に見ることができるので、やれた映画じゃないかなというふうにも思いますね。
あとそうですね、出演者で言えばキリスティーン・ダンスと戦場カメラマン、ベテランのカメラマンの役なんですけれども、自分が思い出すのは、サムライミ監督のスパイダーマン3部作におけるMJ役。
あれから20年以上経ったんですよね。早いですよね。
それと、このキリスティーン・ダンスとの弟子というか、妹分というか、若手カメラマンの役を演じるケイリー・スピーニー。
日本ではこの作品と公開順が後先になりましたけれども、エイリアン・ロムルス、こちらではね、主演を演じてまして、非常に良い演技、良いキャラクターを演じてたんですが、本作においても素晴らしい演技をしてましたね。
戦場カメラマンに憧れているものの、当然今まで戦場を見たこともなく、そして目の前で兵士たちが死んでいく姿を見て、あるいは自分自身も命の危険に晒されてパニック状態になったり、まあいろいろあるんですけれども、その修羅場をくぐり抜けて、
そしてラストシーンでのね、彼女というのが本当にすごい、まあ戦場カメラマンという立ち位置で一人前になるというのが、果たして人間的に幸せなことかどうかわかりませんけれども、映画のね、最初の登場シーンとラストシーンでは別人のように変わっていくね、見事な演技を披露してました。
今までもね、プリシラーですかね、あえてベネチア国際映画祭の女優賞を受賞してますけれども、今後ね、どんどん伸びていく俳優だなと思いました。
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先ほどから何度もね、まあ怖いというか、見るのに覚悟してねという言い方してますけれども、ドキュメンタリー映画ではないんですが、それでもかなりね、ドキュメンタリー映画に近い視点で描かれて、実際撮影もされて、圧倒驚くような激しい戦闘描写。
もう間違いなく戦場に我々もいるような、そういった感覚で見てしまうような作品になってますので、こういった映画をね、今作ってしまう、作らざるを得ないというのが、もしかしたらすごいことかもしれないけれども、不幸なことかもしれないなぁと思ってね、いろいろ考えさせられました。
できるだけね、あの具体的なストーリー展開とかネタバレしない程度にお話したと思うんですけれども、ぜひね、この映画は自分の目でね、確かめていただきたいですし、まあ自分他の映画でもよく言ってますけれども、こういう映画こそ後日ね、配信とかで見る手はあるんですが、今ね、映画館で見ていただきたい。
で、そのものすごい音の中、ものすごい映像の中で、今のアメリカがどういう風になっているのか、いやもちろんね、現実のアメリカではないんですが、近い将来のアメリカがこうならないという保証は多分ないと自分的には思ってますので、アメリカがそういう未来を辿るということは、日本にとっても全く一言ではありませんので、
ね、日本だって今非常にね、不穏な空気が流れてますので、まあそういうことをね、頭の片隅に入れてぜひ、今映画館で見ていただきたいと強く思ってます。
はい、そういったわけで今回は映画、シビルウォー、アメリカ最後の日、こちらについてお話しさせていただきました。
それではまた。