1. 北九州の片隅
  2. 第854回 映画「本心」
2024-11-21 08:07

第854回 映画「本心」

今回は映画「本心」についてお話ししました。

近い将来を舞台に、AIとヴァーチャルに翻弄される主人公を池松壮亮が見事に演じていました。

決してフィクションと言えない世界観が怖かったです。


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みなさんこんにちは、おーばです。今回は映画、本心、こちらについてお話してみたいと思います。
11月8日から公開となってます日本映画ですね。監督は石井裕也、主演は池松壮亮。
えっと石井監督の作品ってあまり見てないんですが、船を編むという作品面白かったですけれども、
調べたらあれってもう11年も前だったんですね。 4、5年ぐらい前のような感覚だったんでちょっとびっくりしましたけれども。
で、この映画ですね。他の映画を見に行った時に映画館で予告編、結構ね、4、5回、いやもっとかもしれませんけれども、見てまして、
で、予告編見る限りは池松壮亮演じる主人公が田中裕子演じる母親を失って、そしてその母親の記録をもとに
AIを使ってバーチャルの世界で母親を再生するけれども、何かトラブルに巻き込まれていくと。
予告編ではそういった感じの話だったんですね。 実際本編見てみるとですね、いやもちろんこの予告編の話は間違ってないんですけれども、
それ以外の要素がかなり入ってまして、端的に言うと、一応舞台は現代ではあるんですが、実質的には10年ぐらい先の近未来
を舞台に描かれてまして、かなりバーチャルとかAIのテクノロジーについて深く突っ込んだというか、追求するような作品になってます。
この作品の中では、先ほど言ったように、失った母親をバーチャルの世界で蘇らせるんですけれども、
それ自体はもう既に実現されてまして、そんなに珍しい技術ではない。 できるだけ亡くなった人の情報、
いろんな記録とか写真とか、そういったものを取り込んでAIが本人に近づけていく。 で、さらにはその家族とか友人と直接会話することによって
AIが学習して、亡くなった本人にどんどん近づけていく。 じゃあなぜ、主人公が母親を蘇らせようとしたかというと、
亡くなる前に、本当に亡くなる直前に大事な話がありますと言ってたんですね。
でもそれが何かわからないまま、 母親は死んでしまった。
03:03
はっきり言うと、自殺してしまったわけなんですね。 なので、残された息子はそれが非常に気になって仕方がない。
真実を探すために、劇中では300万かかるって言ってましたけれども、それだけのお金を使って、
バーチャルの世界で母親を蘇らせる。 そして真実を探そうとする。
まあこういった技術もね、今の現状を考えるとあなかち口頭無形とは言えずに、 というか多分こっち方面にどんどん現実世界も突き進んでいくでしょうし、
亡くなった人をね、たとえ家族であってもバーチャルの世界で再生させるというのは、 倫理的、道徳的にどうなんだという議論はね、多分色々巻き起こっていくと思うんですよ。
実際には。 ただそれでもそういうことをしたいという人、ある程度の資金力がある人であれば、多分やっちゃうと思うんですね。
まあ実際、劇中で言う300万でそういったものができるかどうかわかりませんけれども、 3億とか言われたらさすがにね、一般庶民は手が出せませんけれども、
300万、非常にリアリティある金額じゃないかな。 普通の乗用車1台分の金額で亡くなった
家族とか恋人がバーチャルな世界で蘇って 喋ることができるとなると、手を出す人は絶対出てきますよね。
まあ実際自分もね、いざそのような事態になった時に、 その段階でそれだけのお金があれば
ちょっと考えると思うんですよね。 まあやるやらないは別にしても。
この辺りね、なかなか深く考えると難しい問題が色々あろうかと思いますけれども。 で本作ね、主人公を演じた池松壮亮。
今回の主人公は非常に精神的に不安定な役なんですが、 こういった役うまいですよね。
直近で言ったらベイビーわるきゅーれナイスデイズの 殺し屋とかね。
あるいはシン仮面ライダーの本郷猛とか。 こういったキャラクターも非常にね、精神的不安定とか
コミュ障だとか、いう感じで明るく元気にパワフルというキャラクターではないんですけども。 なんだかね、そういう演技が演技に見えずに本当にこういう人なんじゃないか。
いや実際そういう人だったら俳優という仕事はね、ちょっとほうやれないんじゃないかと思いますけども。 まあ本作でもね
本当にうまい演技を見せてくれますね。 ちょっとしたシーンでね、顔がこうわずかに震えてるとか
ああいうところの表現は本当にうまかったですね。 それと母親役の田中裕子。
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ベテランで本当にあのうまいですよね。 今回も素敵な母親を演じてました。
亡くなる前の生前のシーンというのは本当に少なくて、大半はバーチャルの世界で作られた母親なんですけれども
そこの部分のこの演技のやり方っていうのもなかなか良かったんじゃないかと思いますね。 本人に近づいてはいくけれどもやっぱり本人ではない
AIのキャラクターというのをね、これ演じる方は本当に難しいと思うんですよね。 ただその一方ね、話的には若干とっちらかってるというか
こう枝葉の部分が多いかなというところがあって このキャラクターとこのエピソードはなくてもいいんじゃないというようなシーンが何箇所かあって
上映時間もね122分だったんですけれども、そういったシーンをつまんでいって 100分とか105分とかそれぐらいにもうちょっと縮めていった方が
見やすかったんじゃないか、もっとね わかりやすかったんじゃないかなという気がしましたね。
これはねあくまで自分個人の感想なんで人それぞれだと思いますけれども 自分的にはちょっと長かったかなというふうには感じました。
ここで終わるかなと思ったらまだこういう展開があるのみたいなね ところをちょっとね冗長かなと思った部分もあるんですけれども
ただテーマ的にはね非常にあの今やるべきテーマだと思いましたし なかなかね難しい話をよく映像化したなというふうに関心しながら見ました。
はい、そう言ったわけで今回は映画本心、こちらについてお話しさせていただきました。 それではまた
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