腐っても農耕民族。
参考
山本七平『日本人の人生観』講談社、1978年。
サマリー
このエピソードでは、内発的発展と外部資本の関係を考察しており、地域経済が商業活動に与える影響が語られています。また、日本人の特性や農耕民族としての背景が、地域経済の発展における共通の価値観に与える影響についても触れています。
内発的発展の考察
どうもこんばんは、CHIEです。
私、現在30歳なんですけれども、18から北海道に住んでるんですね。
まあ、片田舎なんですけれども、そこでね、最近思ったことをトラトラ言いたいんですよ。
お付き合いのほどお願いします。
でね、まず、私は大学院に行ってたんですけど、そこでね、よく言われてたことが、内発的発展ってわかりますか?
で、これは、地域の経済が活発化するために、中の人同士で経済を回したら、地域がうるおうよねっていう考え方ですね。
具体的に言うと、外からの資本に頼るんじゃなくて、内側の企業で需要を満たしていく。
コーヒー飲みたいな、だったらスターバックスじゃなくて、地元のコーヒー屋さんとかね。
あとは、燃料タックじゃないですか。寒い時ね。
その時、化石燃料とかに頼らず、地域の木材を使ったら、それは内部で経済を生んでるってことになりますよね。
このように、その地域の人たちで、自らの力で行う発展、形態。
これを内発的発展と言います。
特に地域経済学とかね、農村開発とか地域開発とか、そういった現場でよく言われてるような言葉です。
最近聞かなくなったかな。
私が大学通ってた頃は、よく言われてたかな。
だから、この内発的発展のために、地域でどういって、どうやって発展していくかっていうのを考えるわけですよ。
じゃあ、大学で勉強して、そういった地域のためになる勉強って思ったら、
じゃあ、地域の特産品を生かしたブランド作りを考えましょうとかね。
よくあるんですけどね。
あとは、地元のレストラン、カフェとかと一緒にタックを組んで、商品開発しましょうとか。
あとは、地域の農家さんとかと連携して、6次産業化で付加価値をつけていきましょう。
6次産業化っていうのは、生産、加工、流通、1時、2時、3時って全部をまとめて掛け算すると6になるから6次産業化って言うんですけれども、
そういった6次産業化で付加価値つきましょうとか、こういったものも全部内発的発展から考えた施策ですね。
私も長くこの地域にいて、そういった勉強もしてきて、その重要さわかってますよ。
ただね、最近ですね、近くに煮取りできたんですよ。
これ嬉しかったねー。めちゃくちゃ嬉しい。
あとね、近くのスーパーに無印の商品を置くようになったんですよ。
無印がどーんとお店を構えてできたわけじゃないんだけど、無印の商品がただスーパーに陳列されてるって状態なんだけど、これもめちゃくちゃ嬉しかったよ私は。
今まではないわけよ。
そういった大手の商品っていうか、あるのはユニクロ、島村、ダイソーって感じでしょうか。
嬉しかったねー。あと、そうそう近くにね、モンベルもできたわ。
もうね、最高よ。嬉しいよ。
ここにね、移住した当時は、マジでこれね、ずっと住んでいけるのかなとかって思ったんだけど、最近ね、なんかね、ここに住めそうだなって思ってきたよ。
すげー単純でしょ。
こういったさ、外の大手のもの、よくねこれ、内発的発展の逆党っていう感じで、外部資本って言うんですけど、こっちの方が聞きなじめるか。
このね、外部資本でしか得られない栄養分ってあるよねって思います。
やっぱりさ、なんかみんなが共有して便利だと思ってるもの、いいと思っている商品、おしゃれだと思っているものっていうのが近くで買えるっていうのは、そりゃ嬉しいよね。
内発的発展だとかさ、地域内循環とかさ、そういったもので地域のものをもっと売って頑張っていきましょうなんて言うんだけどさ、やっぱ大手には勝てませんわ。
程よく入ってほしいよね。
その心のゆとりができて初めて地域内循環だわ。
外部資本の影響
最近はそう思うようになりましたね。
みんなが共通としている幸せなものとか幸せなあり方、これを求めるのが日本人の特性だみたいなね。
そういった考え方、この原点っていうのは、日本が農耕民族だからだって言ってる人がいて、面白いなと思ったんですけど、昔は日本人のほぼ9割は農民だったと。
で、農民っていうのも米。米の農民。
米っていうのは毎年同じ米を作る。同じ作業をする。そして日本には四季がありますから田植えをする時期、収穫をする時期って必ず決まってるんですよ。大体変わらない。
だからその地域で、その共同体で同じ作業をみんなでする。そういった農耕民族だと。
だから日本人は周りに合わせて空気を読んで同じような行動をするっていう、そういった主張をしている文献読んでですね。
これは山本七平。空気の研究。結局は我々農耕民族なんですわ。だから個性だなんだって言いつつ、結局みんな似たようなものを欲しがるわけで。
それでね、みんなの共通認識している便利なものっていうのが近く手に入るような場所に出てくると嬉しいんだよ。
そういった思想の土台にあるこの価値観っていうのをないがしろにして内発的発展っていうのはないですね。
だからいい感じ、いいバランスでこういった内発的発展っていう思想も組み込みながらやっていくのがいいんじゃないかなと最近になって思いましたね。
今日はこんなところでそろそろ終わりの時間となってまいりました。
空気の研究もうちょっと読みたいですね。また読んだらそれについて話したいなと思います。
私毎週金曜日に放送してますが、もし聞いていただけている中でまだフォロー、そして評価、星5つけていらっしゃらないという方いましたらぜひお願いします。
何卒よろしくお願いします。
それではまた来週。またね。
07:56
コメント
なにごともバランスですよねぇ。
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