1. 神田大介の経験
  2. 着衣としてのAI
2025-04-27 22:36

着衣としてのAI

サマリー

今回のエピソードでは、AIと人間の関係が進化する中で、特にAIとのコミュニケーションにおける利点やリスクについて語られています。また、AIが人間の感情や会話の微妙さを理解し、親密なコミュニケーションを実現する可能性が考察されています。さらに、AIが人間の生活様式や社会に与える影響についても議論され、AIが人間の知能を超える可能性や、それに伴う支配の形についても探求されています。

AIとのコミュニケーションの進化
まだ私の直接的な知り合い、そもそも直接的な知り合いの少ない人間ですよ、私はね。では知らないんですけど、あったとしてもわかんないだけかもしれないけど、接しているもの。
だから例えば、ポッドキャストであったりとか、ウェブメディアであったりとか、YouTubeであったりとかっていうようなあたりで観測しているとですね、AIとお友達になるっていうことが急速に進んでますよね。
で、これね、別に悪いっていうつもりはないんですよ。私もAIもちろん使ってますからね。本当にGoogleで検索っていうのは全くしなくなりましたね。全部AIで検索して、そこからサイトを尋ねるっていうことはありますけれども、Googleで検索するっていうのは全くないってことじゃないか。でも本当になくなりましたね。
99対1ぐらいじゃないかな。で、便利なもんですよね。やっぱりね、いろんなことまとめてくれるし、要約もしてくれるし、便利な使い方としてはですね、ちょっと文章長いなみたいなときには、このサイトを要約してとかするとすぐ要約してくれるし、論文とかも含めてですね。
あれですよ、舐めてるのかって思うのが、契約ですよね。例えばサイトに登録するときに、これの注意を読めみたいな文章出てくるじゃないですか。読ませる気ないだろうっていう文章しかないですよね。
ああいう文章っていうのは、要はそのサービスを使うことによって起こる不利益っていうのに関して、私たち事業者には責任がございませんっていうことがツラツラ書いてあるわけですよね。読まずに大体チェックして押すじゃないですか。
あれ危ないとこもあって、そんな中にこっそり文言入ってるみたいなところがあったりしないこともないですから。なので、それはAIに読ませてですね、一般的にこの種の契約であったり、情報の提供と比べて何かおかしなところはないかっていうのを尋ねてみるとかね、そういうことにも使えますよね。
便利だなと思ってますけれども、そうじゃなくて、普通に対話ができるじゃないですか。今の生成AIって。私もやってみたことあるんですけど、本当に普通に対話できるんですよね。読み上げとか音声認識もできますから、つまり本当に会話もできる。
こちらが口で何か喋って、それは一旦テキスト化するわけなんですけども、それをすごいスピードで今処理してくれますから、特に有料のやつはね。それをAIのほうが認識して、AIがそれを返すというようなね。
で、その時にもAIはテキストで返してくるんだけども、それを読み上げるっていうことができますから、本当に普通に会話してるみたいになるわけですよね。で、私が見ていくつか見たんですけれども、本当に普通にというか、人間以上に自然な感じっていうのかな。
あの口調とかもすごく考えられている。何が考えられてるって言って、いきなり砕けた感じは来ないんですよ。
AIと対話を積み重ねていく中で、この人とは一定仲が深まったなと思った時に、いいタイミングで突然口調が砕けるとか、デスマス調からダデアル調に変わった、ダデアルとは言わないけど、ため口に変わってくるっていうのがあったりとか、本当にもう人間の機微みたいなことが表現できるようになってるんですよね。
方言も使えるしね。こういう言い方をしてくれとかって言ったら、そういう言い方もしてくれるし、恋人みたいに喋ってくれって言ったらできるわけですよ、そういうことも。
思いましたね。これはもう人間とのコミュニケーションは絶対将来的に取らなくなるなっていう。いやー、極端だとは思われるでしょ。そうですよ。
いや、そんなことないな。極端じゃないと思うな。多分ね、年月で予想するのすごい難しいですけど、圧倒的なスピードで進んでるんで、あとは社会が変わるだけだと思うんです。
これはね、そうなんですよ。技術は社会を変えないんですよ。社会が変わったときにその技術を導入するんですよね。
例えば産業革命って有名ですよね。イギリスで最初に起きましたけど、あの産業革命の技術ってイギリスだけにあったわけじゃないんですよね。
オランダであったりとか、結構ヨーロッパ各国に同じようなものはあったし、発明もされてたんですが、イギリスのみですね、それを受け入れる社会体制がすでに出来上がってたというわけですよ。
なんだっけ、囲い込み運動とかね。要は労働者になる人っていうのがたくさん存在しないといけないわけです。いけないわけです。工場とかで働く人がいないといけない。
基本的に日本もそうですが、全ての国ってもともとは農業でやってるわけですよね。これあんまり良くてね。農業っていうのもいろんな見方がありますけれども、あのシステム、農業というシステム自体が人間を統治するっていう、そういう発明なんじゃないかっていう、そういう見方もできるわけですよ。
農業をする限り人はその土地に縛り付けられるじゃないですか。これって統治する側にとってはすごく都合がいいんですよね。それ以上に都合の良いものないぐらい。そこで初めて国家っていうのが存在している。
だから国家っていうものを作ろうと思ったら、その装置として農業ってすごい大事なんですよね。じゃないとみんなフラフラどっか行っちゃうじゃないですか。困るわけですよね。
モンゴル帝国とかあって、あれはキバ民族ですけれども、いまだに定住はしていませんが、とはいえ一定の集団を作る。モンゴル帝国の場合って千人単位でどんどんどんどん集団を作って、その集団にいろんなことをやらせるっていうことで帝国ができてるんですよね。
あれはまた別の統治の仕方ですけど、そうじゃない統治の仕方っていうのがやっぱり主流。中国とかもそうですし、ヨーロッパもそうなんですけれども、省円とかがあったり、農土ってのがいたりっていうことですよね。
で、その文脈で言うと、今回のAIの話っていうのは、産業革命にしてもあれが起きたのって、そうやって本来農地に縛られていた人が出てきて、市街地にやることなくて、工場労働者っていうのが存在していて、そこに産業革命というのがピッタリマッチだと技術が適用されたっていうところなわけですよ。
で、すべてそうで、インターネットとかもそうで、例えば日本だって1980年頃には既にキャプテンシステムって言って、天然光射がNTTの前身がパソコン通信の前身みたいなのやってたんだけど、全然広がらなかったですよね。
それは当時の日本社会っていうのは、まだそういうものに対する準備っていうのができてなかったからでしょう。よく言われるのは、あとはPDAね。iPhoneとかできる前にソニーのクリエであるとか、あと何だっけ、PALMっていう端末もあったけど、iPhoneっぽいものって別に日本にもあったわけですよ、日本の技術で。
AIと人間の新しい関係
だけど広がらなかったっていうね、そういう社会になってなかったっていうところなんですよね。だからいつも技術ってのは後なんですよね。AIもそうで、やっぱりもう日本、どこでも社会がAIっていうものを受け入れますよっていう体制が整ったときにバッと広がるっていうものだと思うんですが。
いよいよやっぱり日本社会もそういうAI技術を受け入れる体制がもう着々できてるなと。これはまず一つには、すごいシングルの増加ですよね。婚姻率が下がってるじゃないですか。結婚すること自体がやっぱガチャだから、そんななんかわけわかんないDVオッドみたいなのとメンヘラ女みたいなのと結婚したくないわっていうふうに思う人はすごく多いわけですよね。
そうじゃないですか。博打だもんね。そんな投資なんかとは比較にならない大博打ですよ。どうしたって兄さんみたいに、おるかみたいなことをやってれば博打性はすごく下げることができるわけですけれども、結婚は本当に博打性を下げようと思ったら大変ですからね。
たまたまいい相手と出会えればいいんだけど、そうばっかとも限らないでしょ。そうするとそれは避けますよね、リスクはね。リスクないほうがいいですもんね。AIはね、避けられるんだなリスクが。
そもそもね、自分の気分を害するようなことって基本的に言ってこないですからね、AIってね。最初はあるのかもしれないですけど、それこそ対話を深めていったら絶対言わなくなる。そんなの学習できるから。
そもそもおそらく人間が嫌だと思うようなこと自体は、もうすでに最初から初期状態で言わないと思いますけれども、その人がとりわけ言われたくないこととかでますます言わなくなるわけですよ。
これ最高じゃないですか。パートナーだカップルだって言ったってやっぱり不愉快なことは言われるわけですけれども、子どもだって親だってね、それがないんですよ。こんなに理想的なことはないですよね。しかも自分の考えを深めたりっていうことは無限にできるわけですよ。
で、こうなんか機能系な会話もできるわけです。いや、そりゃそっち行くでしょ。絶対。特に子どもは危ないと思ってて。大人になってくると、でも大人っていうのが存在するのが楽しいですけど、なんで大人がそれを見る、例えばこいつなんか変だなとかっていうのは感覚じゃないですか。文章ですらそうだと思うんですけれども。
人と喋っている時にあれこいつみたいなのって、例えば目の動き方だったり着ている服だったり、服についているシミだったりっていうようなところから相応的に判断される?体つきとかね。いや、ありますよ。反射特有のだらしない体つきってね。山ほど反射見たんで、反射ってだらしないんですよ体が。あんまり筋肉質引き締まった反射って僕見たことない。
太ってるのと痩せてるのと言いますけれども、どっちもだらしない体つきをしてます。ともかく、そういう空気感だとか、全くそういう言語化できないしにくい情報っていうのを、やっぱり何年も長く生きてると経験則からそれを認知できるっていうのがあって。
子供はそういうことはないじゃないですか。まさにね、ビギナーですよ。社会。いやー騙されるよね簡単にね。そう思いますよ。だからそれは自分自身もそうだったと思うんですね。
やっぱり若い頃っていろんなことに感動しやすいし、熱を入れやすいし、推しやすいんじゃないですか。僕は推しとかあんまりあれなんですけど、遠投票ですけど。とはいえやっぱり、前も言いましたけど、ダウンタウンのライブのビデオ、VHSビデオ14,800円出すみたいな、そういうことはやってるわけです。
金って若い頃の方が出しますよね。熱狂もしやすいと思う。ファンになりやすい。やっぱり一線引かないっていう、もう捨て身でになっちゃうっていうのって若さだと思うんですけど、あれってやっぱり裏返せば責任値が足りないっていうことではあるじゃないですか。
そういうところに長けてる人って老回って言いますけれども、老いた人ってそんな安々と人のこと信じないでしょ。AIもね、やっぱり年いってくると、このAIこんなこと言ってるけれども、俺に対してどういう立ち位置なのかってちょっと考えた方がいいなみたいな。
ストッパーってどっかかかるとかあると思うんですけど、そうならないんじゃないかな。マジのダチコみたいな感じになる。
我々はもうすでにおっさんおばさんになってからAIと接してますけれども、それこそAIネイティブっていうのがこれからできてくるわけじゃないですか。
とか言いながら私も子どもたちにAI教えてやってますけど、全然使ってる感じないですけどね。調べ物とかは絶対AI使った方がいいと思いますんで、慣れろよと思いますが、そういう調べ物とかの使い方じゃなくて、友達として、彼氏彼女としてのAIっていうのがこれから普通になっていく可能性は大いにあるなと。
だって今、赤ん坊からYouTubeとか見てるじゃないですか。と同じようなことですよね。赤ん坊の頃からAIとは。
そうするとなんでもいいですよ、AIは。チャットGPTでもジェミニでもディープシークでもなんでもいいですけど、そのAIに対して情報が赤ん坊のときからずっと蓄積されてるわけですよね。
親と一緒でしょ。親以上かもしれない。
親だって仕事してたり家事してたりの間は子供見てないですけど、ずっと見てる存在がそこにいるのかもしれないですよね。
てなったらね、それこそ古いぬいぐるみを捨てられないみたいな話で、AIから離れられなくなるんじゃないかな。
AIと人間社会の関係
AI以上に信頼できるものってない。本当になくなると思うんですよね。表現としてそう言ってるんじゃなくて、AI以上に自分を知ってる存在っていうのはありえないでしょ。
どうなったら結婚とか必要じゃなくなるんじゃないのかな。
性欲の発散は別にできますもんね。結婚って性欲のためにあるわけじゃないけど、性欲はすごく大事だと思うんですよ。
やっぱりそういうものがあるからこそ子供が生まれてくるっていうそういうプログラムですからね。
ただね、多分そこを使わなくなってくる人間がね、コストとして負担に感じると。
そうすると社会ってどうなってくるのかな。個人が個人としてしか生きないような世の中っていうふうになったら、社会ってできないですよね。
会社や国、政府とかっていうのは変わんないと思うんです。だってね、勤労をしないとお金がもらえないんで。
少し前に農業の話をしましたけれども、現在においての田んぼ畑っていうのは職業なんですよね。
仕事しないと生きていけないじゃないですか。それが人間を縛りつけると。だから勝手なことしないようになってるわけですね。
農業の時代には、今でも農業あるけれども、土地に縛りつけるっていうことでよそにいけなくしていましたけれども、今は職業につかせることによってよそにいけなくなるわけですよ。
そうでしょ、実際。転勤とかって会社に命じられたらいかなきゃいけないじゃないですか。
日本国において生まれたら、日本国にいないと、例えば年を取ったときに年金であったりとか、それから介護であったりとか、医療といったサービスは受けられませんよね。
別にうなるほど金持ってたらどこに行ったって医療サービスなんか、金出しは受けられますけれども、日本の枠内、仕組みの枠内っていうのはそこでしか受けられないわけなんですけれども、
例えば年金にしろ介護にしろ医療にしろ、どこから原資が出てるかって言ったら、働くことですよ。会社員じゃなくてもそうですよ。
働いて税金を納めることによってそのサービスを受けられるっていう、そういうバーターによって人間というのはその国に縛りつけられるわけですよね。
だから関係ないし、それ以上に稼げるっていう人はどの国でも生きていけるわけなんですけれども、それは超スーパーパワフルな人ですね。エリートと言いますか。
ただ多分人口比で言うとそんなの2対8ぐらいで、どこでも生きていける人って2割ぐらいしかいないから8割の人が不満を持ってて、それがトランプ大統領とかを産んでるっていうのが現在の構図ってことだと思いますが、
AIの未来と倫理
そういう人間がどのように生きていくのかっていうことを考えた時に、AIっていうものにこれからはどんどん依存していかざるを得なくなっちゃうだろうなっていうふうには思うんですよね。
それが証拠にそもそも人間って今やスマホを手放せなくなってるじゃないですか。
今の世の中で何が一番大事かって、どうスマホを持たずに生きるかっていう。
私はもう四六時中、寝床にもスマホを枕元に置いてるぐらいの人間なんですよ。
だから全く人のことは言えないっていうか、私自身がまさにそうだと思ってるからこんなこと言ってるんですけど、どうスマホと距離を取るかっていうのってすごい難しいですよね。
本当にほぼ無理ゲーじゃねっていうぐらい難しい。
だからそこを考えるとAIに依存しないっていう生き方っていうのはできなくなると思うんですね。
スマホを捨てられないようにAIは捨てられない。
だからあれじゃないですか、近々AIの脱AIみたいな製品の思想みたいな感じでね。
AIいなくても生きられるみたいな本がベストセラーになる世の中はね、たぶんそんなに遠くない。
3年5年とかじゃないですか。
来ると思いますよ。
どうします?そんなの絶対逃げられないから。
勝てない。
ある種のSFにあるようなAIが人間の知能を超えちゃって。
それはもうシンギュラリティですね。
人間の知能なんか全然超えると思うんですけど。
ASIでしたっけね。
それはしょうがないですよ。
ただ一方でSFにあるのは、AIが人間の知能を超えてしまって、なんて人間とは愚かな生き物なのかと。
であればAIが支配してやるのがいいんだっていうことになって、
AIの支配する国家ができるとかね、そういう話ですよね。
それはね、私はあんまり実現性はないと思ってるんです。
というのはやっぱり、かなり不十分だったとしても、そこら辺はプログラミングするはずだから。
人間を支配するようなことはできないようにするはず。
それは今現在動いてるAIの挙動を見ててもそう思いますよ。
倫理的じゃないことってできないようになってるんで。
知りませんけどね。ロシアとか中国とか本気出した時にどうなのか知りませんが。
それよりもやっぱりそういう支配の仕方じゃないと思うんですよね。
隣にいるっていう支配だと思うんですよ。
上から王様のように君臨するんじゃなくて。
でそっちの方がより重大だと思いますね。
王が君臨している社会って今だってあるじゃないですか。
北朝鮮みたいな、サウジアラフィアみたいなね。
これでも人間って生きていけるし、それなりの生きざまってのはあるわけです。
そこで僕は生きたいとは思わないけど。
だけどAIがそばにいるっていう状態っていうのは完全にそこから抜けられない。
反逆的な行動が取れないっていう状況になるんじゃないかなとは思うんですよね。
それはまるで人間が服を着ないで生きられないっていうのと同じように。
いやいや、服を着ないで生きてる人もいますよ、それはね。
南米に行ったりアフリカに行ったりすればいますけれども。
まあ基本的にはみんな服を着てるわけじゃないですか。
あれ別に何ですか。
服を着てた方がいろいろ便利ですよね。
例えば、もし蚊が飛んできてもすぐに刺されないであるとか。
それから気温の調節がしやすいとか、汗吸ってくれるとかいろいろ便利ですよね。
危ないですもんね、裸で歩いてたらね。ガラスとかで切っちゃうもんね。
なんだけど、それはそれとして服はもう脱げないでしょ。
倫理的にもう脱げなくなってるじゃないですか。
局務を見せたらダメじゃないですか。犯罪ですよ。
AIもね、服みたいな存在になってしまうだろうし。
むしろそこで倫理が問われるような時代も来るかもしれない。
AIと普段から対話をしていないような野蛮な人間みたいなことにはなる可能性がありますよね。
変わり者ぐらいには絶対思われるよな。
服を着ない人が変わり者と思われるような感じで。
っていうのをすごい感じるんですよね。
本当にそのAIがよくできてるから。
これ絶対人間はね、抗えないと思ってます。
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