1. 神田大介の経験
  2. ゆる言語学ラジオのすごさ
2025-09-06 27:28

ゆる言語学ラジオのすごさ

サマリー

ゆる言語学ラジオは、水野大輝さんと堀本健さんが運営するポッドキャストで、言語学を楽しく学ぶ内容を提供しています。最近は、水野さんの著書『会話の0.2秒を言語学数』が取り上げられ、その構成や内容の面白さが話題になっています。このポッドキャストでは、言語学者に対するリスペクトを示しつつ、メディアと歴史の関係について議論しています。また、株式会社コテンの歴史データベースの利用方法やビジネスモデルについても触れています。学問への深いリスペクトと誠実な姿勢で聴衆を魅了する独自のコンテンツとして高く評価されています。特に、水野大輝さんのクリエイティブなアプローチが、学術的な精密さと面白さを両立させている点が印象的です。

新しいマイクと本の紹介
ちょっとですね、今回からマイクが違っておりますけれどもね、USB接続型のマイクになっております。若干こもってますね。すいません。
相変わらずスマホを一発撮りでやっております。ご無沙汰しております。何でご無沙汰してるかというとですね、2本ほど消えちゃったかと思うんですけど、まあまあいいですけど。
はい、今回はですね、水野大輝さんの話をします。水野さんの話をするというのは別によく知らないけど、本もらったんですよね。
実は私、本、たまにもらうんですよ。新聞記者っていう仕事柄ってことはあるんでしょうけどね。全然これをですね、還元してないんですよね。
本当はね、やっぱり貸し寄りの人と2つ送ったほうがいいと思いますよ。だって本って高いじゃないですか。
こういうのって、物によりますけれども、基本的には記者の人が買って、買い取って、それを送ってるんですよね。
なんか枠とかある場合もあるらしいですけども、出版社に行ったらですね、何冊に関しては宣伝してくれそうな人に送っていいですよ、みたいな。
宣伝してないんですよね、実際ね。
なんでかって言うと、私が新聞記者っていう仕事をしてるからで、基本的に新聞記者って何も宣伝してダメなんですよ。
詳しく説明すると長くなるんで端折りますけど、要は、我々が何かしらをPRしてしまうとですね、
そのPRしたものに対して機に忖度するんじゃないかって思われちゃうからなんですよね。
何でもいいんですけど、例えばこの家電めっちゃいいよって言うとするじゃないですか。
しかし、それが宣伝だった場合、別に個人の感想として言う分には全然いいし、記者としてもいいんですよ。
それは商品っていうのを企画してみたらでかくなるんですけれども、
じゃなくてお金もらってる場合、宣伝してお金もらってやってる場合っていうのは、その会社のことは悪く言うわけないですよね。
商品もこれいいですよねって言うと。
そんなことしちゃったら、そんなやつの言うこと信じられるかっていう感じなんですよ。
もちろん新聞にも広告っていっぱい載ってますよね。
それは本当にありがたいことなんですけども、
だからといって広告載してくれた会社に不祥事があった場合とかは万々書くんです。
それはそういうもんですね。
むしろどの会社に対してもフラットに徹底的に取材をする。
悪いことをやれば書く。これは新聞ですから。
それはもちろんそういうものとして広告も出していただいていると理解してますけれども、
一個でもそういう疑わしい例とかあると、
結局あいつらはスポンサー企業からお金をもらって、その企業のことはよく書いてるんじゃないの?というふうに思われちゃうんで、
だから絶対ダメなんですよね。
ということがありまして、一切発財はPRできない。
本も、別にこれを宣伝することでお金もらったりすると、ただ送られてくるだけなんですけども、
とはいえですよ。だから原価もありますよね。
これ水野さんの本、会話の0.2秒を言語学数と読むんですけども、
これ本体価格1600円と書いてあるんですよ。
1600円分の金費を受け取ってるものを受け取ってるわけですね。
で、輸送費もかかってるんですよね。
それの分の対価で、これをPRしちゃうと宣伝してるっていうふうになっちゃうんじゃないですか。
だから私、本もらっても宣伝できないんですよ。
例えばXのアカウントにこんな本を送ってもらいました、ありがとうございました、みたいなことですら、やっぱり宣伝って思われかねることはできない。
だから22本送ってきても無駄なんですよ。本当にすみません。宣伝できない。
送っていただいても心苦しいばかりなんですが、水野さん送ってくれたんですよね。
言語学の面白さ
これがいい本ですね。
さっき読み始めて1週間ぐらいで結構半分近くまで来ちゃったんですけども、
読み終わっちゃうと思って、読むのやめました。もう一回最初から読みましょうかね。
結構ハードコアの言語学の話を非常に読みやすく書いてあって、いやー、工夫されてる。
しかもゆる言語学ラジオを聞いてる人だったらわかると思いますけれども、
語用論とか統合論とか生成文法とかそういうやつ、結構難しい話が多いじゃないですか。
ちょい書き言語学ラジオとかもありましたよね。
そういうのがね、わかりやすい形でかなり整理されて出てくるんですよ。
これを読んでからゆる言語学ラジオを聞くと、また何か理解を図るんじゃないかっていう、すごいいい本ですよね。
こういう本もっと読みたいなっていう。うわー、なんかベタボメしてる感じですけどもね。
別に三野さんにそのタクシーは一切合切してないですけどね。
普通に本当にそう思っただけなんで。
あと、このポイントゲストは私の私的なものですから、会社の業務とまた関係なくやってるんで。
そこはね、取り違えないようにお願いしたいんですけどね。
ゆる言語学ラジオですよね。
ゆる言語学ラジオ自体は水野さん、水野大輝さんと堀本健さんというお二人でやってらっしゃるんですね。
お二人とも知ってますし。
ゆる言語学ラジオは基本的に水野さんがメインパーソナリズムですね。
これに堀本さんが茶化しますと。茶化しを入れていくっていう構成。
もうちょっと丁寧に言うと、堀本さんがプロデューサーですね。
水野さんという性格を身に出して、この人が喋ったら絶対面白いものができるっていうふうに作り上げたプロデューサーが堀本さんですね。
逆に堀本さんがメインスピーカーになってるから、ゆるコンピュータ学ラジオってやつ。
こっちも面白いですけど、案件がすげー多いなと思うんですけど。
ゆる言語学ラジオも案件はあるけど。
こういう知的なコンテンツって今すごくたくさんありますよね。
とりわけYouTube、ポッドキャストには本当に溢れてて。
私も好きなんで、少なからずそれを見たり聞いたりしてます。
ゆる言語学ラジオは最初から一本目から全部聞いてます。
ゆるコンピュータ学ラジオも多分そうじゃないかなと思いますけど。
他にもいっぱいありますよね。
人気もあるんですよね、こういう知識系のコンテンツっていうのは。
ただ、私が知る限りですね、ちょっとゆる言語学ラジオって他と違うなと。
何が一番違うっていうのは、一番違うのは言語学者さんですね。
これ監修してるんですよね。
だから概要欄とか見ると何分何秒のところでこういうこと喋ってるけれども、
これは正確には本当はこういうことですよみたいなのが、言語学者さんが名前出して指摘してるんですよ。
こんなコンテンツはちょっと他にないんじゃないかなと。
それやるかやらないかっていうところで言うと、
それやったほうがいいでしょうね。間違いなくなるからね。
みんなやらないのはなぜかっていうと、一つにはお金がかかるからですよね。
もう一つにはめんどくさいからですよね。
だって一位っていう学科の先生とやり取りをしなきゃいけないわけですから、その量分貯まるわけですよね。
やっぱりこういうコンテンツってグルーヴが大事なんで、その場のノリでやっていくっていうのが大事ですから。
モメンタも失う。一位でなくなっちゃうっていうことじゃないですよね。
もう一つはつまんなくなるかもしれないですからね。
やっぱり学問っていうのは非常に純粋なものですから、
シンプルに間違いがない技術を探るっていうのが学問ですよね。
そうすると、たとえとかっていうのが面白さを生むんですけども、
たとえってやった瞬間に正確さが外れるんで、違うから。
たとえやっちゃった時点で学問の道から少し外れてるんですよね。
どんなに上手くたとえても。
っていうところがあるので、やることにもリスクがあるはずなんですけれども、
ミュンハンは、というか、ゆる言語学ラジオはやってると。
これがすごいなと思ってますよ。
お金と手間かけて、しかもコンテンツのエンターテインメント性を削ぐリスクもかけてやってるっていうね。
これはゆる言語学ラジオを聞いてるってのはご存知かと思いますけども、
かなり初期の頃だったんですけども、
番組の内容の中で、それはどうだろうと。
言語学的に見たらそれってちょっと違うよね、みたいなのをやっちゃって、
それに対してものすごい真摯な反省を水野さんがして、
そこからこういう体制になったものだと理解してたんです。
ゆる言語学ラジオのユニークな点
これもね、そういうことって素敵なエンタメコンテンツにはまあまああることだと思うんですよ。
こんなにきちんと謝ってる人、きちんと反省して、
しかもしっかりと言語学者を呼んできて監修ってもらってる形で解決してるって、見たことないんですよね。
この辺の覚悟。
これがね、やっぱり水野さんというかゆる言語学ラジオに対する信頼ですよね。
なんか聞き続けてるってところも絶対あるよなって思うんですよね。
なかなかできませんよ。
だってこのいただいた本、会話のレーティングビデオを言語学するっていう本、
帯が今井六美さんなんですよ。今井六美氏推薦。
本当に今井さんには申し訳ないんですけれども、
ゆる言語学ラジオ聞いてると出てきた人だなって思いますけど、
普通知らないと思う。学者さんですから。
しかもその学者さんって言ってもね、
IPS細胞の山中教授とかにないから、
そんな別にバンバンテレビに出てくるよって感じじゃないでしょ。
つまり、この帯を読んでこの本を買おうと思う人っていうのは、
極めて限られてると思うんですよね。
そもそも水野さんって出版社勤務なんですよね。
しかも誰でも知ってるような有名な出版社の勤務なんですよ。
だから帯を誰かに書いてもらおうと思ったら、
いくらでもできると思うんですよね。誰でも。
それこそ、タレントさんだったり、
それからですね、作家さん。
これはかなり幅広く頼めるでしょうね。
漫画家さんもいいですね。漫画に強い出版社ですね。
言語学へのリスペクト
それからもちろんインフルエンサー。
水野さん自身、あるいは堀本さんの人脈とかもあるでしょうから、
いろんな人を引っ張って殺そうですよね。
まだ具体的な名前は出せないですけども、
相当な署名人を連れてこれると思いますね。
だけど、あえて連れてきないってことでしょうね。
そこじゃないんだと。
やっぱりここは今井口先生に書いていただきたいっていう、そういうね。
結局ね、言語学へのリスペクトがすごいんですよね、水野さんってね。
言語学者へのリスペクトでもある。
やっぱり有言語学ラジオっていうコンテンツ自体が、
そういう言語学者さんたちの血の握るような大変な努力があって、
その上に成り立っているんだと。
ある種ね、言葉が良くないかもしれないですけど、
上前を跳ねるっていう言い方になっていると言葉悪いですけども、
でもやっぱり新聞って本当に上前跳ね商売ですよ。
当事者の方がいらっしゃって、その上前を跳ねて報道してるっていうところと、
ある人と共通するものがあるんだろうなっていうふうに思うんですね。
ただ、新聞社がその辺をどこまで内政的にやってるかって大変難しいと思いますけど、
水野さんはしっかりやってるんですよね。
それがこの本に全部現れてるなって感じなんですよね。
だし、水野さんの作ってるコンテンツに反映してると。
あれですよ、別に堀本さん名前出してないけど、堀本さんがプロデュースしてるわけだから、
当然それは堀本さんの手柄なんですけどね。
だって堀本さんが本当に鬼悪魔みたいな人で、そんなことやっても何の金にもなんないんだからいらねえって言っちゃったら、
言語学者と監修をしてもらうことはできないってことだよね。
それは当然堀本さんにもそういうリスペクトが、
水野さんに100万分の1ぐらいはあるからやってるんだと思いますけど。
堀本さんもまいりましたね。
そういうのが、しかし極めて珍しいっていうのが実力だと思うんです。
コテンの取り組み
他にも学者に監修をお願いしてるコンテンツあるよっていうことであれば、
ぜひみなさん教えていただいて、それ見たいな、聞きたいなと思うんでですね。
たぶんここで止めとくとすごくきれいな、誰にも紹介しやすいポッドキャスになると思いますけれども、
もうちょい続けるんですよね。
サイエントウォークっていう番組があって、
理系、科学系のポッドキャストとしてはかなり知られている番組ですね。
ポッドキャストアワードにノミネートされた。
そのサイエントウォークの連載が、最近ちょっとした問題提起をされて見てましたけど、
古典ラジオなんですよ。日本一のポッドキャスト古典ラジオですね。
歴史をエンタメっぽく語る。
エンタメっぽく語るっていうのはサイエントウォークですね。
歴史のキュレーションラジオですね。
何かっていうと、科学の歴史を取り上げるっていうシリーズが古典ラジオなんです。
その中で原子力のストーリーがあるんですよね。
そこで取り上げられた科学者に対する評価っていうのが、
ちょっとこれおかしいんじゃないかと。
一部分だけを取り上げていて、全体的な理解が間違っているんじゃないかという問題提起をされた。
レンさんですね。サイエントウォークのMCですね。
ただ、古典ラジオ側からも返事があったんだけれども、それによって別に概要欄が変わったとか、
内容に何か付け加わったっていうことはなかったですね。
詳しいことはレンさんのノートとか読むやつ。
いろんなことが書いてあるんですね。そちらに正確なことが書いてあるんで、
私は適当に端折って喋ってみて、話し半分聞いてもらいたいんですけど。
そんなことがありました。
古典ラジオって監修はしてもらってないと思うんですよね。少なくともそこに概要欄に何も書いてないとかね。
歴史学者さんが監修してるってことはないし。
たぶん、古典ラジオってあんだけ広い部に扱ってるから、監修できる学者はいないと思います。
歴史学者って、それぞれ自分の専門の時代とか地域とかあるんで、そこを外れたことは何もわからないはずなんで、できなさそうですよね。
ただ、やろうと思えばその時々、この分野だったらこの先生、この歴史に関してはあの先生とかっていうやり方はできると思いますけれども、
少なくともその表記はないですね。一応概要欄確認しましたけれども、
YouTubeのサムネイルは誰が書いてますよみたいなのが書いてあるんですけれども、学者の監修についてはないですね。
あと参考文献もあるんですけど、これがまたね、ゆる言語学ブラジオと同じバリューボックスが絡んでるんですね。
バリューボックスって書いてすごいですね。参考文献がバリューボックスの取り扱いのサイトとかとリンクしてるんですけど、
本なんですね、基本的に全部。これは決めつけができなくて、それはバリューボックスで取り扱ってるものが本だから本が並んでるんだろうなとは思うんですけど、
あと冊数がすごいですね。一つのテーマでやっぱり40冊超えみたいなこともあって、さすがだなと。
それだけでも大変だなと思って見てますけれども、ただ基本本なんだよなっていう。論文入ってないんですよね。
分かるんです。本当にそれは論文も調べてる可能性は全然ありますし、さっき言ったように、バリューボックス上でログを売ってないから論文にリンクがないだけって可能性が大いにあると思うんですけど、
ユーロ言語フラジオは論文には、論文へのリンクが張ってあるんですね。とはちょっと違うんだよな。
今言ってるのは別にコテンラジオ臭そうってわけじゃないですけど、コテンラジオ大好きですし、世界史がそもそも大好きなんですよ。
本当に水野さんに申し訳ないんですけど、言語学よりも世界史のほうが好きだから、正直世界史の資料集とかってずっと眺めてられます。
言語学のほうはいくつか訴訟書とか読んだことありますけど、そこを折り投げちゃったんで、水野さんに申し訳ないですけど。
ただ、学問に対するディスペクトみたいなのは、やっぱりコテンラジオが変というよりはユーロ言語フラジオの誠実さが突出してるんですよ。
みんな普通コテンラジオ的な感じですよ。
おそらく、完全に推測ですけど、本を読んで、その本の内容を総合して、こういうことを言っている人に、ああいうことを言っている人に、台本をまとめて書いているのがコテンラジオだろうと。
レイさんのご意見ごもっともだと思いますが、そういうのは概要欄に一言入れるのってすごい簡単なんですよね。
私も仕事でやってるほうは、たまにそういうことをやることもありますからね、間違えたりするんですね。
でもそんなに難しいことじゃないんですよ。
だけどそれもやらないっていうことで、ひとつ思ったのは、やっぱり目的が違うんですよ。
コテンラジオって株式会社コテンという会社がやっているサービスのひとつなんですけども、コテンラジオ自体からお金を取ってないんですよね。
みんな無料で来てる。
もちろん会員のサービスはあるんですけども、別に基本的に見返りがすごいあるっていうものではない。
ちょっと先に来てますよとかそういうことですよね。
株式会社コテンって何をやる会社かっていうと、歴史のデータベースを作る会社なんですよね。
世界史のデータベースを作る。
世界史でこんなことありましたか、こんな人物がいましたねみたいなことです。
全部データベース化するっていうね。
すごい。これは私は初めて聞いてるんですけど、なんてすごいんだと。
ぜひやってほしいってもう心底に思ってますけれども、逆にそういうのないんだねって思いましたけどね。
素晴らしい事業ですね。
ただみんな思うと、どうやって金を取るんだって。
ビジネスとしてやるからにお金が発生しなきゃいけない。
実は株式会社コテンはそこにも挑戦していて、
ポスト資本主義においては、直接的にお金を作らないものに対してもお金が投資されるっていう歴史学姿なんじゃないですかっていう問題点を組んでる。
大変すごい会社。よく成立してるなと思います。
そのことに本当に私は尊敬してるんですけど。
ただね、歴史のデータベース、世界中のデータベースを何に使うのかっていうと、コンサルなんですよね。
サイトも確認しました。だからそこにはいろんなこと書いてあるんです。
個人にも使える。教育にも使える。
さまざまなところに使えるんですけど、企業にも使えますと。
実際にこれ、番組の中で岡井さんとかおっしゃってると思いますけれども、企業のコンサルってもうやってるんですよね。
歴史的な出来事から、あなたの今の会社の状態っていうのは、あの時代のこの国に似てると。
そのとき、その組織がこういう選択を取って結果こういうことになりました、みたいなことがコンサルになるっていうことですね。
これをやるっていう、そういうサービスが視野に入ってるわけですね。
そうすると、結局これって学問としての歴史を極めるっていうこととは全く別なんですよ。
歴史っていうものをツールに使って、それで人の問題解決に役立てていくっていうことですからね。
歴史学自体が結構今曲がりがあるようにきてるっていう言い方もしてますよね。
この辺っていうのはすごく難しいところなんですけど。
歴史学の難しさ
正直私は全然歴史学に全く詳しくないんで、ちょこっと新聞に書いてある文章とか読んでほえーって思ってるわけですけど。
やっぱりどうしても歴史学ってつまみ食いみたいになりやすいんですよね。
そもそもしょうがないですけど、基本的にはその時代に専念して調べないといけないところがあって、
全部を騒乱する、俯瞰するっていう視点には意外となりにくいんですよね。
だから株式会社コテンがやってるのはまさに俯瞰、騒乱のほうなんで、
学問の歴史学からはやっぱりどうしても外れちゃうんですよね。
ならざるを得ないところだと。
そうすると、例えば株式会社コテンが原点に当たるってことは考えにくいんですよね。
学問として歴史をきちっとやっていくんだったら、小田信長のことを知ろうと思ったら、
新聴講義とかをそのものを読まなきゃダメじゃないですか。古事記日本書記とか、古事記の文章を読まなきゃいけませんね。
そのためには株式会社コテンがコテンで作って、勉強のコテンという事業を始めるんですね。
古文を読むってことの能力が必要だったりとか、そういうことがありますよね。
それやってらんないよねって話ではあると思う。
つまり、信頼できる著者が本に書いてあるぐらいのレベルのこと。
つまりそれってのは、だいたいの疑いない、あらせない事実が書かれていると考えられる。
まあこれも難しいんですけどね。
坂本龍馬ってどれぐらい人だったのかって諸説あるし、
例えば聖徳太子はいないって話もあったんですよね。
最近ではいないってことはないだろうと。
あと重要なことも間違いないだろうと。
ただまあそこには一定の流布が必要だよねっていう話ぐらいにはなってますよね。
昭和時代に言った水戸天皇の方がよっぽどそこだったんじゃないのみたいな話とかもあったりとか、いろんなのがあるじゃないですか。
だけどまあ聖徳太子がいつ生まれて死んだぐらいのこと、死んだとかはあってない。
だいたい疑いない事実であって、古典が扱ってるんです。そこなんですよ。
じゃあ古典だけは何なのっていうと、あれは広報装置ですよ。
あれを聞いて面白いなって思った人が投資をするんですよね。
そういうふうに言い方はいいですけど、お金を引っ張ってくるための装置。いいですよね。
それは深井さんとか古典もそういうもんだって言ってると思いますから。
つまり古典ラジオの内容自体をすごいギリギリに詰めるっていうことは、たぶん鼻から考えてなくて、
ああいうのを聞いて共感してくれるような人っていうのが、世界中のデータベースのほうにお金を出してくれる。
古典という企業のあり方に共感してくれるっていう、その数値としてのポッドキャストなんですよ。
だからあんまり歴史的な厳密さとかは最初から考えてないんですよね。
そこらへんが、たぶんレンさんが期待していたところとずれたんだろうなって思うんですね。
水野大輝のクリエイティブなアプローチ
これって本当に難しいことで、私はユルゲン国庫ラジオはすごいなって思うんですよね。
普通はできないんですよ。
そんな厳密な交渉も加えつつ、みんなが面白く聞いてくれるようなものを作るっていうのが、これは離れ技としか言いようがない。
一番でかいのは、たぶんクリエイターのモチベーションが下がると思う。
何言ってるのって、たぶん博士分を持っているレンさんとかも思うと思うんですけども。
ある程度勢いみたいなものをつけようと思ったら、学術的な精密さっていうのは常にハードルになりますからね。
それをうまく両立させられている水野大輝さんという人が本当にすごいんだっていうことは言っておいていいんじゃないかなと。
実際に会ってしゃべってみると、本当に気さくがあるじゃないですか。
あとだいぶ抜けた感じもあるんですよね。
その辺がまた面白いですけどね。
そういうところっていうのは、結構ユルゲン国庫ラジオは奇跡的なコンテンツだなっていう、いっぱい知識系のやりづけのコンテンツってあるけども、
ユルゲン国庫ラジオはやっぱり全然他とは違うなっていうふうに思ってますよね。
真摯、誠実、リスペクトがすごい。学問へのリスペクトがすごいんですよね。
学問へのリスペクト度数みたいなので座標軸を作るとすると、ユルゲン国庫ラジオって圧倒的に強いと思うんですね。
そしてこういう本も出るっていうことですからね。
いい感じの言語学っていうのが盛り上がっていくっていうところで、すごい影響力を及ぼして、インフルエンサーってやりまして、こうなってほしいなっていうことを感じましたよということですね。
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