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2024-12-03 10:06

頭の体操

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何ですかね、キャリア教育っていうのはね。私も会社でキャリア研修とかって受けさせられましたですけどね。意味あるんですかね。自分のキャリアくらいは別に自分で決めますのでね。
なんかあれですね。久しぶりに小中学校ぐらいの時に、なんじゃこの授業っていうふうに思っていたのと同じような感覚を思い出しましたけれども。お付き合いですかね。
さて、子供もキャリア教育ですよ。皆さん知ってます?普通にどこでもやってるみたいですけど、親なんかにですね、どうして今の仕事を選んだのか、そういうのを聞き取りするとかね。あるいはクラスで話すと。
クラス30人とかいて、親御さんもそれぞれいろんな仕事をしているわけですから、そういう人に来てもらってね、みんなの前で話すという機会を設けるとか。なんかね、熱心ですよね。働け働けの言わんばかりだなと思ってね、いつも見てますけども。
でもほら、自分でもあったなと思って。これ前話しましたっけね。2回になったらごめんなさいね。子供の時に将来何になりたいですかみたいなのって、それこそ幼稚園の時から聞かれてましたよね。
覚えてますよ。だから幼稚園の時、私レゴの天才になりたいって書いてレゴってレゴブロックのレゴですよね。みんなにバカにされたっていうの、何それみたいな、なんか違うみたいなね。かわいいですね私ね。レゴの天才になりたいってね。
だけどそういうことでしょ。何になりたいのかって、なんでそれ職業に限定されてるのって話じゃないですか。だから今回子供の宿題みたいなのにしても、お父さんお母さんにね、なんで今の仕事をしてるのかっていうのを聞くと。
そういう人生を変えた経験みたいなのも聞くみたいな、そういう宿題だったんですけどね。それで思い出したっていうか、その時に子供にも答えたんですけど、私ね、小学生の時には幼稚園の時はレゴの天才って言ってたんですけど、小学生の時には弁護士って言ってたんですよね。
めんどくさいからね。なりたい職業とかないんですよ。別に知らないし。そもそもその時点で知ってる職業とかあんまりないじゃないですか。プロ野球選手とかね。なんかそういう目立つ。あと自分の親の職業ぐらい。あとそれこそ教師ですよね。ぐらいしか知らないっていうことは分かってましたよ、当時。
弁護士って言っときゃみんなだまんだろうと思ってたけど、弁護士って言ってましたけどね。当時からそういう感じの職業意識ですよね。てかなんですかね、職業意識ってね。どうしてそういうふうに職業に就くっていうことばかりが奨励されるんですか。どうしてレゴの天才じゃいけないんですかっていう話ですよね。
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映画好きな子だったら漫画家とか絵描きとかなるんですかね。歌が好きなら歌手とかですか。別に歌手になったらいいんですけど、何が何でも将来何になりたいのっていう質問自体がすごく意図のある質問だなとは思いますね。
何かにならなきゃいけないっていうことが背景にあるわけじゃないですか。それはもう無条件のものとされている。こういうのは本当に詐欺的ですよね。あれですよね、トロッコのやつね。片方は1人の人がいて、片方は5人の人がいて、ポイントを切り替えなきゃいけない、どっちにしますかみたいなやつね。
バリエーションがあって、1人は自分の家族であると、5人は知らない人であるとかいろいろ条件付けされたりしてますけど、そんなものは私いつも言ってますけど、そういう質問をしてきたやつを殺すっていうのが正解ですよ、唯一のね。
質問の設定が間違ってるから、全員助けりゃいいわけですし、全員助けるにはどうすればいいかって言ったら、そんなこと聞いてくるやつを殺すのが一番いいに決まってますよね。
そういう質問を疑うみたいな発想って、しかしどっから来たのかなと思ってたんですけど、これ意外と謎々とかかもしれませんね。
だってほら、謎々って昔から、謎々って今も言うのかな、クイズって言ってそうですよね、クイズノックの影響力ってすごいですからね。
謎々とかで、実は問題の方に仕掛けがあったみたいなのってなんかあるじゃないですか、具体的に言えないけど。
そういうのっていうのは、小さい頃から問題自体に罠が潜んでいるみたいなのを学んだかもしれませんし、もっとはっきりそれで言えるのは、頭の体操っていう本知ってます?
これはタゴアキラ先生、パブックスでしたっけ、なんか新書っていうか、ああいうサイズの本って今なくなりましたね。新書よりもちょっと分厚いやつですよね。
頭の体操、うちのじいちゃん家に、第1週から第6週まであったんで全部くまなく読みましたけどね、かなり頭をひねる問題がたくさん入ってるわけですよね。
普通に成功法で言っても解けないようなクイズがいっぱい入ってるんですよね。
それに合ってない気がするんだよな、なんかすごい難しい迷路があって、どうやったら解けるかって迷路の枠外を通っていけばゴールに着くみたいなのとか、いやいやいや、ちょっと片透かしいみたいなのがあるかもしれませんけれども、
でもそういうのって大事じゃないですか。世の中ってそういう問題設定みたいなのいっぱいありますよね。選択肢を選べみたいなこともすごいたくさんありますけど、まずそこの選択肢から疑ってかかるみたいなのの大事さっていうのはきっとそういうところで教わったというか学んだんでしょうね。
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逆に言うと学校の勉強ってそういうことを教えてくれないですよね。国語にしろ算数にしろ。数学とかももうちょっと進んでくるとユークリッド気化学を疑うみたいな話とか出てくるんですよね。
ただそれって相当先です。それで言えば多分社会科の倫理の授業とかでも同じようなことは言えるのかもしれませんけど、基本的にはそういうのってだいぶ進んでからですよね。高3みたいなことですね。高校3年生みたいなね。
高校なんて行くとも行かないともわからないわけだから9割ぐらい低くんでしたっけね高校って。なんか謎々とかクイズとか大事だなっていう。
よくねそれこそテレビ番組で学校では教えてくれないことみたいな番組とかもありましたけど、学校っていうもの自体がやっぱり隠してる機能っていうのは当然あるわけですよね。
例えば授業の開始のベルが鳴ったと同時に席についていなければいけないとかね。そもそも遅刻しちゃいけないとか学校に毎日行かなきゃいけないとかね。
先生は敬わなければいけない。尊重しなければいけないと。クラスメイトともですね仲良くしなければいけないとか。
これ要は社会ないし会社に出てからの生き方っていうのはこうなんですよっていうのを教えているっていうことですよね。
ただそれは別に明示されないじゃないですか。つまり国語ではこういう勉強をしますとか算数は1年生ではここまでやりますとかっていうのははっきりしてるんだけれども。
別に学校ってそもそもこういう機能がありましてですね。ちゃんと時間通りに学校に来るように席につくようにっていうことの指導をしています。
それはなぜならば賃金労働をするにあたってですね。そのようにしないと非常に効率が悪いからですと。
例えば工場で勤務する場合に工場の生産率が低くなってしまいます。損なわれます。まあそうですよね。LINEに一人でもついてなかったらベルトコンベア回せませんもんね。
なので学校ではそういうことをしてるんですよとは誰も言ってくれないわけですよね。こういうのっていうのがしかし実は一番大事だったりするじゃないですか。
これねこの辺ね。やっぱり塾とかに行くのもいいんだけど。うちの子も塾も行ってますけど。そういうのどう教えるかっていうのは結構重要だし。
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回り道をした方がね漫画とか読んだりしている方がその辺はより身につくのではないかと言うことは本当にあるんじゃないですかね。
そういうことやってない人の脆さみたいなのを感じる時もありますしね。
なんかその会社で働いててもらいますよね。諸余の命題みたいなのを疑うことはみんなしないんだっていつも思ってますけどね。逆に私はそればっかりしているのかもしれないですけど。
ちょっとねやっぱりその単線的な直線的なと言いますかね。まっすぐすぎるのはどんなもんかなっていうことをね。
思いましたですよね。頭の体操はねなんかその後20何週とかまで出たはずなのでぜひね読んでみると面白いと思いますよ。
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