1. 神田大介の経験
  2. エンパシー
2025-03-13 34:47

エンパシー

サマリー

エピソードでは、イーロン・マスク氏が提唱する共感(エンパシー)の概念とその重要性が深く掘り下げられています。特に、シンパシーとエンパシーの違いを説明しながら、現代社会における問題意識が考察されています。また、彼はエンパシーの武器化についても議論し、西洋文明の弱点としての視点が示されています。具体的な社会問題に対するエンパシーの重要性や他者への理解の深さが語られ、人々のニュース記事や社会問題に対する反応がエンパシーに基づいていることに焦点が当てられています。

中島真也との出会い
私の同僚に中島真也さんという人がいましてね。同じ会社の中にいるんですよ。
もともと部門は全然違って、私は記者ですね。
中島さんは旧広告局の人。今朝日新聞社の中では広告局という言葉は使わないんですね。
いろいろな名前に分かれてるんですけど、広告の仕事っていろいろあるわけですよ。
一番有名なのは広告営業ですよね。朝日新聞に広告出してくださいって言って営業に行くっていうのが広告営業なんですが、
中島さんも今その仕事してるんですけど、もともとは企画、こういう企画で広告作ってみませんかとかっていう。
単純に広告を出してくれって言ったって出してくれないわけで、
御社にとってこういうメリットのある、こういうメッセージの打ち出し方したらいいんじゃないですかとか。
同じ広告でもですね、単に新聞記事、新聞の紙面に広告を載せるだけじゃなくて、
こんなイベントを開いたり、あるいはこういう大会を主催する中で御社の理念を伝えていくってのはどうですかとか。
いろんなやり方を考える。これは企画の部門ですけど、中島さんは企画の部門が長くて、その中でポッドキャストもやっていて、朝日新聞ある聞きっていうですね。
記事をそのままAIが読み上げるっていう、そういうアプリと言いますか、ありましてね。
結構ね、大変な技術使ってるんですよ。というのは、新聞記事ってダディアル調で書いてあるじゃないですか。
これをデスマス調に変換してるんですよね。やっぱりね、話し言葉、ニュースって放送局のNHKとかのニュース聞いててもデスマス調じゃないですか。
なんかね、ダディアル調で読み上げちゃうと本当になんかね、冷たいというか教科書っぽいというか、聞いちゃいられないという感じがありますもんね。
ただ当たり前ですけれども、例えば私は神田大輔だっていうのとデスマス調にすれば私は神田大輔ですと。
この場合はね、だをデスに変えればそのまま使えますが、なんかあの男のは神田大輔というらしいぞみたいなのをどうやったらデスマス調にできますかね。
というらしいですよですか。これはぞをですよに変えるということですよね。
と格納ごとくですね、デスマス調にするって別に単純な変換ではなくて、様々なケースが考えられると。
しかも日本語って英語とかラテン語系の言語と違って間に空白が入ってないんですよね。単語が切れてない。
だからどこからどこまでが一つの単語分節なのかっていうのを判断するっていうのも結構難しいことで。
そこで区切らないといけないわけじゃないですか。相当アルゴリズムとしては難しいことをしている。
どうしてもなかなかクリアできないのが音読み訓読みとかの読み間違いなんですよね。
菅首相なのか菅首相なのかなんていうのは文字単体では分からないので、全体の文脈で判断しないといけないわけですよ。
これでプログラミングとかしている人ならずともですね、結構しんどいなっていう。菅さん菅さんだけじゃないですから、そういう絵っていうのは。
いうことはお分かりいただけるのかなと思いますけれども、英語楽でいいなっていつも思ってますよ。
英語に限らずハングルとかもそうだと思いますけれども、標音文字っていうのは読みやすい、機械読ませやすいですよね。
表意文字って日本語みたいに一つの文字にたくさんの読み方があったり意味があったりする言語って読み上げ難しいんですよね。
世界の主要な言語って基本表音なんですよね。アラビア語とかもそうですしね。
だから国連で公用語にされているもので言うとスペイン語とかロシア語もそうですよね。
てか、表意文字使っている主要な国ってどこですか。中国とかかな。
中国語も大変そうですね読み上げね。この間ね、なんかボーポッドキャストを聞いていたら、中国語って歌にすると歌詞の意味がわかんなくなっちゃうんですね。
いや、たぶんネイティブの人だったらわかるんでしょうけど、ピーンって言って、四声とかいう言い方をすることもありますね。四つの声ですよね。
いわゆる標準語、普通語、北京で使われている言葉をもとにして作られた中国全土でこれはみんなわかるようにしましょうねっていうあの言葉で四つあるから、もっと九つとかあるんですよね、方言によっては。
エンパシーの重要性
だからそれがどれかによって言葉が意味指すものが全然違っちゃうという。
それだから読み上げ難しそうだなと思いますけれども。
違う違う、別にその話じゃないんです。
その中島真也さんはですね、もうボードキャストの部署からは移動しちゃったんですけれども、本当に音声のことがすごく愛着を持ってくれている人で、
彼が一緒にチームに入った時には本当に私は勝手に彼のことをバディだと思ってましたけど、飲みに行ったことは一回もないですけど、大体みんなその調子ですが。
だけど私としてはダチコウと思ってるんですが、そのダチコウ真也がですね、最近教えてくれた記事で、これは興味深いなと思ったんです。
CNNの記事なんですよ。特に概要欄とか貼らないんで、ご興味の方は検索して読んでいただきたいんですが。
イーロン・マスク氏は西洋文明を共感から救いたい。
共感には鍵かっこがついてますね。
イーロン・マスクっていうのはね、もうおなじみのテスラ、X、スターリンクとかのCEOですよね。
世界一の富豪の一人、世界一が二人いるのかっていうのは、なかなか日本語圏では難しい感じがありますけど、欧米的な感覚で言うとすることですよね。
間違いなく世界一の富豪の一人だし、もうそこを超えてしまって、アメリカ合衆国の大統領が二人いるぐらいの勢いになっている。
トランプさんとイーロン・マスクさんっていうのがほぼ並び立っているぐらいの勢いで、今大変なことになっているイーロン・マスクさんですよね。
の記事なんですけれども。
共感に鍵かっこがついてますよって言ったじゃないですか。
これ日本語訳の方で役者がつけたんでしょうね。
CNNはアメリカのテレビ局ですから、原文の方を読むと、イーロン・マスクさんは西洋文化をエンパシーから救いたいと書いてあって、エンパシーなんですよね。
鍵かっこがついてないです。
日本の鍵かっこは英語だとダブルクオーテーションマークとかになると思いますけど、ないんですね。
だからそうなんですよ。
エンパシーでシンパシーじゃないんですよね。
エンパシーとシンパシーの違いって皆さんご存知ですか。
私もちょっと曖昧だったんで、今AIで調べたんですけれども、こういうことかっていうふうに思いましたが、共感という言葉はシンパシーとエンパシーのどっちにもなるんですよね。
なんですけれども、ニュアンスに違いがあって、シンパシーっていうのは、共感といっても自分が相手と同じ気持ちになるのがシンパシーなんですね。
だから同情みたいなものに近いと。
エンパシーって何かっていうと、相手の立場で物事を考えるってことでしかなくって、必ずしも自分がその人の感情にはならないんですよね。
そのAIの例で出てきたのは、難民のニュースを見た人がどう思ったのかと。
かわいそうだなとか、つらそうだな。これがシンパシーなんですね。
同情に近いですよね。
だけど共感じゃないですか。
彼らの置かれているそういうつらさっていうのを映像で見たりして、記事で読んだりして、大変だなって心を寄せる。
これシンパシー。
エンパシーって何かっていうと、何でそんなことに彼らがそういう目に合わなきゃいけないのかっていうのとか背景を理解して、
彼らはきっとこんなふうに考えてるに違いないっていうふうに自分の中で考えることがエンパシーだと。
これ結構あんまり日本的な考え方じゃない気がしてるんです。
シンパシーじゃないですか、普通って。
自分自身で考えても、例えばガザーの人たちに対して普通に記事とか読んで寄せる感情は僕はシンパシーだなと思っていて、
いやこれマジかよ、ちょっと考えられないなみたいな感じでいつも読んでるんですよ。
これ収録している時点だと3.11、14年っていうのがつい最近あって、その記事とか、
私は阪神淡路大震災が30年だったんですけど、そういうのとか読んでてもやっぱりシンパシーですよね。
もし自分がその立場にいたら本当にちょっとどうなっちゃうんだろうとか、
つらすぎるなとかっていうのでグッと心をつかまれるっていうシンパシー。
エンパシーだともうちょい俯瞰してますよね。
何でそういうことになってしまったんだろうかなとかですね。
つらさを理解しようとする、理解しようとするプロセスが違うんですよね。
シンパシーの場合は自分を相手に置き換えるということで、
エンパシーの場合はあくまでそういう何か状況を理解するっていう感じですよね。
だから他者の立場を自分の中に入れ込むっていう感じで考えたらいいと思うんですけど、
エンパシー、イーロン・マスクさんの記事のほうはエンパシーなんですよ、共感といっても。
なんでエンパシーの話なのか。
つまりこの記事のタイトルをもう一回読むと、
イーロン・マスク氏は西洋文明をエンパシーから救いたいってことなんですね。
どういうことっていう話なんですけれども、
これって例えば、今まさに難民の例を出しましたけど、
法入国とかの件に関して彼はそういうことをしてるんですよね。
だから西洋っていうのはエンパシーっていうのをすごく重視していると。
ゆえにいろんなことが問題が起きているっていう、そういう発想なんですよね。
記事の中から読みますと、
ちなみにイーロン・マスクさんが何してるかっていうと、
政府機関っていうのをすごくゴリゴリに削って、
政府の役人とかどんどんクビにして、
差出改善をしようとしてるんですよね。
つまり、アメリカ政府の支出っていうのを削ることによって、
財政を健全化していくと。
ただそのやり方がすごい手荒なので、大変な反発も生まれてる。
ツイッターの時もそうでしたよね。
たしか9割ぐらい職員を削減して、
別に言ってもらわなくていいからって言って、
1割ぐらいの人にしたということがありました。
それをアメリカ政府でもやろうとしてるわけですよ。
似たようなことをね。
で、これが何でそんなことをしてるのかっていう話を、
それこそポッドキャストで、
ジョー・ローガン・エクスペリエンスっていう、
アメリカで一番有名なポッドキャストで、
喋っているらしいんですよ。
先月28日って書いてあるから、2月28日でしょうね。
喋ってると。
CNAの記事によると、その価値観っていうのは、
民主党、だからトランプさんは共和党ですから、
相手方の民主党っていうのは、
正式な書類のない民を可能な限り受け入れようとしていると、
そういう主張をしているそうで、
これ端的に言って根拠がないんですけど、
あんまり日本でも知られてない感じがしますけど、
別にバイデン政権って、
全然そういう不法移民に対して優しい政権ではなかったんで、
むしろ別にトランプさんとやってることはそんな変わんないんですけど、
言うか言わないかだけの話っていう感じがしますけど、
そういう話をしていると。
で、民主党がそれによって、激戦衆で十分な数の不法移民を合法化し、
激戦衆を激戦衆でなくしてしまうだろうと。
だからそれは民主党に不法移民、
鍵かっこつけですけどね。
不法移民を合法化することで、民主党っていうのが勢いを伸ばし、
もうアメリカの政権をずっと手の中に入れ続けるであろうということを言ってるわけですよ。
そんなことあり得ないですよね。
そんなわけねえだろって話だし、
そもそもアメリカって移民の国ですけど、
そういうここでいう不法移民みたいな、
例えば南米から来る人があるとか、
いわゆるラテン系の人々っていうのが、
じゃあみんなハリスさんに投票したかって、
全然そんなことないんで、
トランプさんに投票してる人いっぱいいますからね。
アラブ系とかもトランプさんに投票してましたもんね。
なんでむちゃくちゃなんですけれども、
ただそういうふうにイーロン・マスクさんは言ってると。
エンパシーの定義と西洋文明の弱点
さらにはイーロン・マスクさんがその番組の中で言ってるのが、
正式な書類のない人々にさえも医療保険を提供するカリフォルニア州の政策であると。
これがエンパシーだっていうふうにマスクさんは言ってるんですね。
文明が抱える自殺同然の共感が止まらないと。
これはマスクさんがオリジナルで考えたことじゃなくて、
カナダ人の学者の方がそういうことをおっしゃっているそうなんですけれども。
これは英語でちょっと見たいですよね。
自殺的な共感。自殺的なエンパシー。文明的な自殺的なエンパシー。
なるほどね。これをCNNの日本語の方が文明が抱える自殺同然の共感が止まらないって言ってるんだ。
なるほど、やっぱ上手いですね。続けて言ってるのが、
The fundamental weakness of Western civilization is empathy. The empathy exploitと言ってるんですね。
西洋文明の根本的な弱さは共感だ。共感が付け込んでくる。付け込むと。
They are exploiting a bug in Western civilization, which is the empathy responseと。
西洋文明の結果はバグですね。西洋文明のバグを利用してるんだと。活用してるんだと。それがエンパシーだと。
エンパシーレスポンス。共感反応って略されてますね。エンパシーレスポンス。
エンパシーってことですね。エンパシーってものがweaponize、武器化、兵器化されているっていう言い方をしていると。
つまりどういうことを言っているのかというと、私の理解によると、難民っていうのはどうしたってどうやったって、それぞれ出生の国で大変な境遇に置かれてるわけですよ。
戦争があったり内戦があったり、例えばベネズエラみたいに経済が破綻して、
上陣してる人がたくさん出てるっていうような国もありますし、っていうような人たち、その境遇を理解すると、やっぱり受け入れようって話になりますよね。
これが西洋文明の祝和だということを言っているわけです。
ちなみにマスクさんは思いやりみたいなことに関しては大事だって言ってるそうですね。
シンパシーみたいなことに関してはいいんじゃないのってことなんですけど、より根本に目を当てるようなエンパシーのほうが良くないっていう言い方をしてるんですよね。
これがちょっと分かりにくいかなと思うんですけど、私に言わせるとより大事なのはエンパシーのほうなんですよ。
シンパシーはわりかし一家制なんですよね。
何回か言ったことあるかもしれないですけど、大学生の頃に私がちょびっとだけホームレスの支援活動に関わってたことがあるんですよ。
ほんとちょびっとだけなんですけど、全然継続してやってたわけじゃないんですけど、いのけんっていう団体でしたね。
いのけんって何の略だっけ。命と人権とかじゃないかな。
ああいうことやってる人たち大体左翼系なんで、私は左翼系の団体とはつかず離れずの関係だったんですね。
オルグとかされたこともありますから、そのうちの一つだったんですよ。
私が参加してたグループは渋谷を中心として活動していた新宿の人たちもいましたけど、最近ホームレス見なくなりましたね。
何をやっているのかというと、彼らの話を聞いてはあへえと思ったのが、ホームレスの炊き出しをやっている人たちっているじゃないですか。
あれっていくつかグループが別にあるんですよね。
何をやっているかというと、例えばキリスト教系の団体とかってのは本当に普通にご飯を炊き出ししてるんです。
お腹減っている人がいてかわいそうだっていうね。
これはシンパシーですよね。コンパッションですよね。慈悲。
犬犬がやってるのは何かっていうと、炊き出しを理由にホームレスを呼び集めて、彼ら自身にネットワークを作らせるっていうことなんですよ。
それと福祉を受けるっていうことの情報を共有する。
社会、コミュニティっていうものをホームレス同士で作る。その結束点にボランティアたちがなって、当然可能な基本的人権がありますからね。
権利っていうものを行政に対して要求していくときに、何でしょうね。さあよく論調になりますよね。
これはあれなんですよ。知識がない人は区役所とか行っても、本当に兼務補労の扱いされるっていうことが少なからずあって、生活保護って簡単に受けられないんですよね。
渋谷区が今どうなってるのか知りませんけれども、当時はやっぱり渋谷区とか新宿区とかでもそういうケースっていうのがあって、
それに対してはやっぱり知恵で対抗していくしかないし、仲間がいればいいんですよね。
同じホームレスの立場で既に生活保護もらってますよっていう人が、なんでこいつも同じのになんでって、隣にいればいいわけですもんね。
これがエンパシーだと思います。こういうことっていうのが、しかしやっぱり私はすごく大事だと思ってるんです。
相手の気持ち、立場を理解するっていう。別に同情しなくてもよくて、同情は同情ですごく大事な感じだと思うんですけど、
イーロン・マスクみたいになってきた。同情は入り口だと思うんですよ。そこからさらに共感をするっていうところを深めるのはエンパシーだと思うんですが、
だからダメなんだっていう言い方をしてるんですよね。
だから、例えばイーロン・マスクさんってどういうことを言ってるかというと、社会保障。今日本でもすごく問題になってますけれども、
103万円の社会保障。社会保障という概念はネズミ行だと、こう言ってるんですよね。
確かに社会保障って、社会保障っていう制度自体はすごく様々な改革可能だと思いますけれども、一面で言うと、みんなでみんなを守るっていうことですよね。
だから基本的に税金ってそういうもんだと思いますけれども、お金持ってる人持ってない人いるよねと。
だったらお金持っている人がお金持ってない人を支えようねっていう、そういう発想なわけです。
お医者さんに言うとお金ないと、このままだと死んじゃうと。
そうしたらお金持ってる人がお金出し合って、その人たちの分を負担しようねって、これは社会保障の考え方ですよ。
年金もそうですよね。年取っちゃうともう働けないと。だけどお金は必要、生活にね。
だったらその分若い人たちが稼いでお年寄り回しましょうね。これが社会保障ですよね。
ネズミコウであるという言い方ですよ。丸小峰ってことですか。
ネズミコウとは何かっていうと、それは自分でお調べになってください。
ポンちゃんの番組のほうだったら説明しますけどね。
どういうことなのかっていうと、やっぱりそういう共感、エンパシーっていうもの自体に対してすごいネズミの不信感をこの人は持ってるっていうことですよね。
ホームレス支援の実践例
典型的なその事情努力こそが大事だっていうところにもつながっていくのかなっていうふうに思いますけれども。
こういう人の厄介なところは、でもそれが本当に人類を救う道なんだっていうふうに思っている。だから悪気はないんですよね。
で、おそらくね、でもそういう考え方が理解できるよっていう人は日本にも少なからずいると思いますよね。
結局やっぱりいろんなところの論調がいますよ。なんかあんまり具体的に言ってしまうと違うよって言われるんだろうけれども。
ただ明らかにいる。つまり、年金とか社会保障の制度に対しては、医療費の負担とかに関しては、今でもやっぱりすごい現役世代から反発があるじゃないですか。
それってやっぱりイーロン・マスク氏の主張に重なる部分がありますよね。
あえて我々が支える相手の境遇とかを理解しないっていう、全然別の人たちだっていうところ。
この発想自体はすごく後半に見られるもんだと僕は思ってるんですよ。
一つの例え話を引き合いに出しますけれども、私の妻が地域の活動をしてるんですね。
理程に言うと、あんまり詳しく言うのは避けますけど、本人もそこら辺はそんなに隠すつもりもないっていうことを言ってるんで言いますと、
学校のPTAではない新しい形の組織っていうのを代表してるんですね。
彼女は元々、うちの子供転校してるんですけど、前の学校でもPTAをやってて副会長をやってたんですけれども、
その時に結構いろいろ大変なことがあったわけです。
これで良くないっていうことで、新しく行った学校ではそうじゃない組織っていうのを作ってるんですけれども、
ただ、そんな彼女が他の学校でPTAを現にやってる。子供が別の学校に行ってやってたかな、どっちかなんですけど。
簡単に言うとPTAみたいな組織のあり方が好きな人っていうのが仲間にいるんですよ。
そういうと基本的な根本理念とかはあんまり合わないわけなんですけれども、
ただ、妻が代表している方の組織も結局子供たち、学校に通う子供たちにとって、
いいことができればいいなっていうところでは共通するんですね、その人との考え方が一緒になるから一緒に活動してるわけです。
けれども、結構PTA大好きっ子なんですよ、その人は。
で、ある時に飲み会をして、妻が聞いたそうなんですよ。
いろいろと、直接的な聞き方はしてないと思いますけれども、なんでPTAの活動にこだわるんですかっていう話を。
そしたらですね、その人はもともと地元出身の人で、我々は全然天金族で、私は名古屋出身ですから、妻も愛知県人ですからね。
戸籍は今でも、本籍は愛知です。
で、その人は違います。ずっと東京まで東京育ちね。
もう街はどんどん変わっちゃったらしいですよ。
変わりゆく街を見てですね、寂しさを感じていたそうなんですね。
で、下町なんですよ、私たちの住んでるあたりって。
で、こういうその下町と風情、人情っていうのがやっぱりありますよね、みんな大好きなやつ。私も寅さんとか大好きですけど。
例えば、地域の清掃活動みたいなのあるわけですよ。やってる人いますよね。
だけど、その人とかそういうのも好きで、要はご近所さんなわけですよ。みんな知ってる人たちなわけで、そうするとやってますね。
これってどう思います?
PTAの問題の本質は違うんじゃないかっていうご意見もあると思いますし、私もそうだと思いますけど。
ただ、そこがPTAとか町内会とかに紐づいて、街を良くしてきたっていうことは見逃すべきじゃないと思うんですよ。
それで治安も保たれてると思うし、街もきれいになってる。ゴミ拾ってくれてるんだもんね。
強制的にやらされてるっていうふうになっちゃうと、やっぱりそこに難しさが生じてくるけど、一方でそういうことをやってくれる人がいるから、どっかしらの場所でも。
街はきれいになってるわけで。やってる側からすれば、新規住民って本当に冷たいと。
まったくフリーライダーである、ただのりだよね。
俺たちゴミ拾ってそのきれいな街を葛藤してんだけれども、活動に加わることはないよね。
言ってることは偉そうだよねっていう、その辺。
自分とお会いするっていう気持ちは全然無限にするものでないと思うんですね。
津波もやっぱり同じようなことを思ったみたいで、なるほどねと。
ただもちろん今の社会の在り方とかに合わない部分もあるんで、こういうふうにしていったほうがいいんじゃないですかっていう話ではあるんですけれども、
これエンパシーですよね。
PTAと地域活動の視点
共感するっていう。
共感する、シンパシーじゃないんですよね。
あの人たち本当に寒空の中でゴミ集めしてかわいそうだから私も手伝おうじゃないんですよね。
何でそういう気持ちになるのかを理解するってことじゃないですか。
で、これをしかし現代社会ってのは超王座なりにしてるなと思うんですよ。
例えばPTAもそうですよね。
なんなるPTAって、こんなん全部なくせばいいじゃんっていう話もありますよね。
これも注意してみなきゃいけないんですけど、PTAを批判している論者ってたくさんいて、そういう中にはエンパシーちゃんとやってる人もいるんですよ。
そういうPTA側の気持ちも理解するってことをちゃんとやってる人もいる。
そこは一緒くたにしてはいけませんが、ただすげー雑な人もいっぱいいますからね。
何なのPTA、いらないでしょみたいな。
ベルマークとかで思いますよね。
ベルマークなんて集めるの無駄だから私がその分のお金を支払いますみたいなので、
XとかFacebookとかで漫画で出てくるんですよね。
本当に阿佐ハガだなって思いますけど。
あれって、ちなみにベルマークって台紙に乗ってるかなんだろうが、そのまま全部送り付ければ勝手に事務局で計算してくるんですよね。
台紙に綺麗に整理して貼り付けるみたいなことに地道を挙げてる人たちいますけど、あれは全く必要ないんですよ。
ただ送り付ければいいんですけど。
ベルマークって何がすごいって、企業を自然な形で教育に巻き込んでるところなんですよね。
企業としては教育活動に貢献できると。
1点とかっていう形で集まることによってお金が発生する。
スポンサーになってるのが企業ですから。
保護者としてはベルマークを集めるっていうのは何がすごいかっていうと、現金じゃないんですよね。
だから着服が起きないんですよ。
よく考えられた仕組みですよ。PTAとかで着服が起きるんですよね。
みんなどういう風な家庭管理をしてるか知らないっていう場合が多いから。
ベルマークは単なる紙ですから、事務局に行って会計処理がなされない限り、金にならないんですよね。
すごい優れた仕組みだなって私は思ってますけど。
朝日新聞社関係があってるんだよね。
でもそうじゃなくてもすごいと思いますよ。
結局そういうところっていうのは、しかし理解をしようとしないから断罪するわけですか。
今そんな話ばっかりだと思いますよ。
夫婦別姓とかもそうですよね。
でも選択的夫婦別姓、第三性ですけれども、
なんで同性にこだわる人がいるのかっていうところの理解を、
エンパシーを一体そもそもどれぐらいやってるのかと。
新聞記事にエモい記事がいっぱい載ってますねっていう人がいるけれども、
じゃあなんでそれを記事をみんなが読むのかっていうところ。
それはシンパシーもあるでしょう。
かわいそうだなって単に思う。
だけじゃないわけですね。
新聞記事っていろんなこと書いてあると思います。背景が。
そうしないと行数がそんなに増えないですからね。
かわいそうだなだったら産業で割り出すから。
背景を理解するっていうことで、その人たちの境遇を理解するっていうのがまさにエンパシーなわけですよね。
信者ビジネスの影響
共感ですよね。
それをエモいっていう言葉で片付けちゃうのって、
多分エンパシーがわかってないからだと思うんですけど。
ちなみにその方はですね、そういう感じの政治家の方と何か今一緒に本を出されているそうで不運ってわかりますけど。
ほら、イーロンマスク型の人っていっぱいいるんですよね。
私が慣れ親しんでいるリベラル左翼界隈に山ほどいるっていうふうに私は思ってるんですね。
そして私たちがそういうふうになってしまえばですね。
それは全世界、イーロンマスク化っていうことですね。
それでいいんですかっていう話だと思うんですよ。
これがしかしね、決定的に重要だっていうところがあまり伝わっていない気がしますし、私はそこに注力していきたいですね。
そういうのをポッドキャストでうまくやっていけるといいのかなっていう。
アテンションエコノミーって結局は自分と同じような考え方をしている人を集めてなでなでして信者ビジネスっていうのが儲けのやり口ですよね。
エンパシーってあんな金が発生する未来が見えないんですよね。
相手の境遇を理解するっていうことでどうやって金が発生します?
やっぱりそうじゃないですよね。
いやあ、あなたが言ってることはその通りだよって言ってくれればお布施が飛んでくるわけでしょ。
この間もね、和歌山県で占い師だっけ。
そういう人が私の言うことを聞きなさいって言ったらね、大の男の人2人が手を縛って海の中で自殺したっていうね。
自殺放除の疑いで女が逮捕されてましたけど。恐ろしいですよね。
ただまあそういうのって絶対信者ビジネスっていうことじゃないですか。
信者ビジネスっていっぱいあるじゃないですか。信者ビジネスって僕ダメだと思うんですよね。
信者を作らず金を成立させるビジネスにするって無理ゲーだなと思っていて。
だからポッドキャストってファンを作る媒体だっていうのはよく言われるんですけれども、
信者を作るってことではないっていうところにはちょっと留意したい。
一緒に、それこそエンパシーのためのツールであって、相手の境遇を理解するためのツールであって、
朝日新聞の記者たちも、こういうことでこういう関係で取材してるんだ、
それは理解できるな、でいいんですよ。
別に何々さんかっこいい、素敵、かわいいって言ってもらいたいわけじゃ全然ないんですけどね。
それにどうすればよいのか。結構難題だと思っていますし、
そのハンドル操作みたいなのを注意していきたいなと思いますね。
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