アメリカからこんばんは、NAKAMURAです。このパドキャストは、アメリカ研究留学3年目を迎えた私、NAKAMURAが日常についてだったり、アメリカ生活を経験した、また今楽しんでいる方を招きして、その方のアメリカ留学を掘り下げていきます。
7月の雨後は、日本人研究者コミュニティと巡るアメリカ中西部と題して、シカゴやピッツバーグの日本人研究者コミュニティに参加されている方からお話を伺っていきます。
最近、ちょうど後ちょっとで留学3年目を迎えて、ちょうど奨学金も切れてしまって、次の1年は、とりあえずボスに2年か雇ってもらうという感じで落ち着いたんですけど、
けど、フェローシップとか、今年も出そうかなと思ってて、いろいろ準備してたら、ボスがこのフェローシップに申し込んだらいいよっていうのを持ってきて触れて、
こんなのあるんだと思いながら、それを見てたんですけど、よくアメリカのフェローシップってあるあるなんですけど、僕ら今J1ビザっていうやつで、J1ビザって何て言うんだろうな、
交流訪問者ビザみたいな感じで、研究とか文化交流とかそういうのを目的としたビザで、そういういわゆる移民っていうのかな、外国人って感じですね。
外国人がJ1ビザで申し込めるフェローシップっていうのが意外と少なくて、多くの場合はグリーンカードとか、あとアメリカ国籍を持っている、だったりH1Bっていう専門職としてのビザが必要なんですね。
で、ボスが持ってきてくれたフェローシップがH1Bがいるんで、申し込めないなと思って、で、ボスと話してたんですけど、そしたらなんかH1Bにすればいいじゃんって言われて、そんな簡単にできるのかと思いながら、
で、ちょっと調べてみたら、H1Bって切り替え自体は僕らは研究者なんで、簡単らしいんですけど、簡単というかほぼ確実にもらえるらしいんですけど、研究者じゃない人、企業の人とか、そういう人たちは抽選らしくて意外と当たらないっていう、だから研究者って結構優遇されてるんだなっていうふうに思ったのと、
なんか面白かったのがH1Bってすっげーお金かかるんですよね。なんかちょっと調べてみると、2つのコースがあって、普通のコースとプレミアムコースってやつがあって、プレミアムだと、通常だと半年から、長くてほんと、僕の一人友人で9ヶ月かかった人がいるんですけど、で、プレミアムだとそれが半分ぐらいになるっていう、何がプレミアムで違うのかわかんないですけど、
プレミアムだと100万円ぐらいするんですよね。100万円ぐらい払わないとプレミアムに申し込めないっていうのがちょっとわかって、
J1とかはいくらかかってるかちょっとわかんないですけど、H1Bって意外と簡単にはできそうだけど、結構お金とか手間とかかかるんだなと思って、やっぱりビザって難しいなっていうふうに思いました。
あと、H1Bの後っていうのがおそらくグリーンカードっていう、グリーンカードはみんな聞いたことあると思うんですけど、グリーンカードに申し込むらしくて、だからちょうどいい機会だし、H1Bに切り替えて、切り替えるっていう経験をしてみようかなって思ったので、もしかしたら切り替えるかもしれないです。
なのでまた切り替えた場合にはどのぐらいめんどくさかったかっていうのをお伝えできればなというふうに思います。
さて、今回もピッツバーグ日本人研究者の会やカーネイイメロン大学で活躍をされている内藤さんをお迎えします。
アメリカンナイトGOLD。
というわけで、今回のゲストも内藤さんです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
内藤さん、前回話してもらいましたけど、社会科学。
そうですね、社会心理学。
社会心理学。ということで、そもそももともと文系だって、社会心理学っていう分野に興味を持ったっていうのはどういう経緯があって持ったんですか?
遡ること、大学に入る前から漠然と、高校生とかの頃から、高校生ってこう大きいこと考えるじゃないですか。
自分の場合には、社会って何だろうなとか、国って何なんだろうとか、じゃあ共同体って何が違うんだろうみたいな、なんかそういうことに興味があったんですね。
それって、なんかそれ自体には実態がないじゃないですか、社会って。
確かに。
何かものがあるわけでもないし、なんか目に見えるものじゃないけど、確実にあると。
で、あって、良いとか悪いとかそういう状態もあって、自分たちの生活の礎になってるものなんですよね。
そんなことを高校から考えてたんですか?
いや、どうなの、高校生ってそういうものじゃないですか。
あー、けど、
なんか、ちょっとひねくれているところもあるんで、なんかちょっとこう、逆張りみたいな、なんで吊るんでみたいな感じのやつですよね。
あー、なるほどね、なるほど、逆観視してたんですね。
はい、逆観はしないですね、こう、すれてたのかもしれない。
ただこう、人が集まればそれは社会なのかって、また違う問題じゃないですか。
うん。
なんか、いるだけじゃ社会じゃないし、じゃあ何が社会なのかっていうのをずっと考えたんですよね。
なるほど。
そういうことを大学とか大学院とかで勉強したいなっていうのはずっと思ってて、それで文系を選んだっていう背景があります。
他にチンパンジー、動物園行っても遠くから眺めるだけだし、研究って何するんだろうって思って、半分遊びで行ったのがきっかけでしたね。
確かにチンパンジーだと若干社会があるんですよね。
そうなんです。チンパンジーってお猿さんって思うかもしれないですけど、すごい人間に実は似てて、
進化の過程でもすごいちょっと前に分岐した、一番近い今現像する種の一つなんですよね。
人間みたいに社会、グループで行動するし、グループの中に強いとか弱いとかの序列があって、
コミュニケーションももちろん取るし、面白いのがその人間、動物って基本的になんか、
コミュニケーションって言ってもその場の危ないよとか、好きだとか、そういうコミュニケーションのイメージはあると思うんですけど、
チンパンジーの場では人間みたいに情報を教えたりとか、例えばお母さんが子供にこうやるんだよって教えてあげる、
木の実を割るにはこうするんだよって言って、石をカンカンカンってやって見せる、みたいな。
教えるんだ。
そうなんですよね。結構人間らしい行動をチンパンジーってするんですよね。
チンパンジーってちなみに雑談しますか?なんか今日はチーダーみたいな。
どうなんですかね、ちょっとチンパンジーがどこまでされるかわかんないんですけど、
実はなんかチンパンジー、面白いのがお酒を飲む、飲み会をするみたいなのがあるらしいんですよね。
本当か嘘かわかんないですけど、でもそれはちゃんと学術論文によって観察の結果、こうですよっていうのが報告されてるんですけど、
なんかお酒って、人間の場合にはなんか酒くらいで作るんですけど、
自然界でも、まあこの果物とかがこうしてお酒になって飲んだら酔うっていう風になるらしいんですよね。
で、チンパンジーもそれを見つけて、みんなでお酒囲んで飲んで、なんか酔っ払って楽しいのかわかんないですけど、
そういうのはあるらしくて、もしかしたらそこで雑談してるかもしれないですね。
それは面白いですね、それ知らなかったな。
じゃあそういうのを経て、なんかやっぱ真理というか、何を思ってんだろうっていうのに興味を持ったみたいな感じなんですか?
そうですね、なんかもともとはその哲学とか社会学で、
なんか考えることで人間の社会ってなんだろうって答えが出るかなって思ってたんですけど、
なんかそういう理系の研究者、まあ言い方わかんないですけど正しいけど、
理系の研究者、自分からしたら理系の研究者の先生たちがずっとチンパンジーを観察して、
観察して観察してデータ取って、時には実験をして、
それを今スライド1枚に図解するみたいな取り組みもしてるんですけど、
要はそういう技術のもっと研究版の細かい分析もできるようになってきたってことですよね。
そのAI自体は中がどうなってるか分からないブラックボックスで、
文章入れたらうまい具合に中でガチャガチャ動いて、
綺麗なスライドが出てくる。
でもその内部の、AIの内部の過程では文章を分析して、
もちろん人間がやるのは分析の方法じゃないですけど、
でもアウトプットに持ってくるまでの道筋があるわけで、
そこをうまく取り出して、その過程をうまく取り出すことができれば、
ただ文章を読むだけとかではない、
もうちょっとこうどういう風に文章がなってて、
っていうのが分かるかなっていうようなことですかね。
なんかすっげー複雑なイメージしかないですけど、
しかも英語でやってるんですよね。
そうですね、アメリカにいるので。
そうっすね。
やっぱり日本にいて日本語だったらなんか、
まだなんかできそうな気もしますけど、
アメリカに来た理由って何かあるんですか。
そうですね、アメリカにはもともとそんなに、
アメリカ自体にこだわってたわけではなくて、
海外に行ってみたいなっていうのはもともと思っていたんですよね。
で、海外については大学院の頃からちょっと視野に入れてたんですけど、
その時は海外に行かなくて、日本で大学院に通って研究者になったっていう経緯があって、
それは海外で研究するのはすごい憧れてたんですけど、
その時は学部4年で武器になるような専門性ないし、
あと言っても英語が喋れるかって言うとそんなに喋れないんで、
なんかこのまま行ってもめちゃめちゃ大変だろうなっていうのは感じてて、
その時はまずは何か武器になり専門性みたいなものを1個しっかり自分で確立して、
英語できなくてもこれあるからなんとかなるっていうところまで
出てから海外に行こうかなっていうふうに思っていて、
それでなんとか日本で学位取れて、ポスト区の道に進んで、
学進で海外に行くチャンスをいただけたので、
じゃあもうこれは今だっていうことで海外に出たっていう感じですね。
修士卒業してポスト区っていうのは文系のポスト区になるんですか?
自分自身は文系だと思うんですけど、所属は理系なんですかね。
ただ学習の枠とかは社会心理学の枠で文系の枠なんで、
もし何かアカデミカルなポジションに戻るとしたら、
また社会心理学とか社会科学系の文系の枠になるかなと思います。
僕ら理系なんでは文系のポスト区っていうのがどのぐらい難しいのかわからないんですけど、
日本で文系のポスト区先っていうのはどのぐらい大変なんですか?
どのぐらいそもそもあるものなのかよくわかんないですけど。
そうですね、これも細かい分類にもよるんですけど、
心理学とかの場合には比較的多い方だと思いますね。
というのもさっきも話したかもしれないですけど、
分野自体がいろんな方法論をウェルカムなんで、
同じテーマであればいろんなところに結局入る余地があるというか、
心理学のバックグラウンドだから絶対心理学の研究者しか選べないかというとそういうわけじゃなくて、
自分もそうですけど、ちょっと分野ずらしてみるとむしろ心理学のバックグラウンドが武器になったりして、
その意味では、ちっちゃいパイをみんなで取り合っている感じではないのかなというふうに思います。
思ってたよりすんなり決まった感じですか?それとも結構苦労しました?
学生のポジションは結構、結果的には採用していただけましたけど、
もし通ってなかったら別に他に何かあったわけじゃないので、
どうなってたか分かんないですね。
じゃあ学進が通ったから、そこでポスドクになれたみたいな感じだったんですね。
そうですね、全くその通りですね。
そうなった。
結構苦労されたというか。
ギャンブルですよね。
アメリカの受け入れていただいている研究室も、その時は別にポスドクやった方が良さそうで、
自費でフェローシップを取ってこないと来れないというところだったので、
もし落ちたらアメリカも来れないし、日本でもどこっていうのはないので、そこから探さなきゃいけないという状況でした。
海外学進とかも申し込まれたんですか?
そうですね、海外学進も申し込みましたね。
D3の研究室は、アメリカの研究室としては、
そうですね、海外学進も申し込みましたね。
D3の今ぐらいの時期ですかね、両方とも閉館できるので、
学進PDと海外学進両方とも申し込んで、申し込んだら博士や論文をひたすら書くと。
確かに確かに。祈るだけですよね。
はい、あと祈るだけでした。
PDに採用されて、それでまず日本の大学に入って、すぐアメリカに行ったんですか?
そうなんですよね、実は今はCPDで海外留学前提のプログラムに採用していただいてるんですけど、
CPDはPDに採用された人だけが申し込める枠で、PD自体は国内の受入先に所属するPDなんで、
本当は申請の時点では東高大の研究室に所属していて、東高大で研究する研究員として採用されたんですけど、
4月に採用されて、5月にはアメリカに留学して。
それはすごいですね。確かにPDは2分、3分の2ぐらいはオッケーみたいな感じですね、海外で。
そうですね、一応手引き上は。
もともと日本のボスと海外のボスと話をつけてたんですか?そもそも。
そうですね、もともと話をつけてて、日本で東高大で受け入れていただいている先生が、
その先生自身も昔学進PDだった時代があって、その先生も海外に留学された経験があって、
学進研究員として海外で研究することの意義とか、理解していただいて、理解っていうか、
その先生自身がそうやってやってきた方だったので、むしろ応援してくださって、そこはすごくスムーズでした。
CPD自身はPDに通った人が申し込んで、台本に6月が締め切りで、どのくらいに分かるんですか、結果は。
8月とか、かなり結構すぐに分かります。
6月が締め切りだったかは定かじゃないんですけど、分かったのは8月。
学も違いますよね、CPDとPDで。
確かに。
学違いますね、はい。
確かにCPDは500万×5と研究費ですもんね。
8月に分かって10月から採用みたいなスケジュールです。
結構それまでカツカツですよね。
カツカツでしたね。
PDでアメリカ住むの結構しんどいですよね。
そうですね、だからその時もエイアスがものすごい時期だった、今も変わらずですけど。
いつ留学されたんですか。
2023年の5月ですね。
なるほど、しんどいですね。
ちょうどだから上がった時ですよ。
そうですね。
だからおかしい、上司より知ってますよね。
わざわざその時期にアメリカに留学するっていうのは。
めっちゃ結果オーライっすね。
結果オーライですけどね、はい。
だからその時の家賃も、その時ちょっと今より高い家に住んでて、それが1300ドルぐらいだったんですよね。
で、それ150ドル、1ドル150円か。
やばいな。
やばいっすね。
もうPD全部使っちゃいますよね、もうそれ。
全部使っちゃいますね。
そのレベルっすよね。
そのレベルで、そこはもう貯金切り崩しプラス、あと自分の場合には家族も一緒に来てたんで。
生活費やばいっすね。
そうですね、生活費やばかった。
よかったっすね、CPD。
はい、CPD通って。
CPDがあるタイミングでよかったっすね、今ないっすからね。
そうですね、タイミング良かったです。
本当に自分の年で退神になってしまったんで、ギリギリ滑り込みで。
CPDっていうのは何年ぐらいいられるやつなんですか?
CPDは採用期間が5年間で、学習PDは3年間なんですけど、CPDではそのお尻が2年増えるという案になってて、
その5年間のうち3年以上を海外で研究をするようにというプログラム。
3年以上なんですね。
最低3年、たぶん4年とかでも大丈夫なんじゃないか。
最後の半年間だけ絶対日本に帰ってきて、海外で得たものをフィードバックするようにと。
日本の研究アカデミアにフィードバックしてくださいっていう趣旨のプログラムになっています。
海外にどんどんやってこいよっていうプログラムなんですね。
そうですね。だから申請書も海外学習みたいな感じで、海外で研究する意義を説明したりとかする欄があって。
まだ海外学習申し込めますよね?
はい。海外学習も申し込んでたので比較的。
あそこ、確かに。
趣旨は同じやし。むしろその時も海外にすでにいたんで。
実際CPDがないともうこれ以上入れないっていう感じだったんで。
やばそうだよな。
そこは切迫感はあったと思う。
いや、よかったです。
よかったですね。
5月に留学してって、大学卒業してすぐ留学してって、しかも家族もいて結構大変そうですけど、
そういう留学にあたる準備ってのはいつからされてて、そういう情報ってのはどこからもらってたんですか?
留学の準備自体は、実はPDの申請書を書く時に、留学はするつもりですっていう風に書いていて、
その時はもうカーネギーメロンの先生とも話し続いていて。
ですけど、実際に準備はいつからかっていうと、学生PDの結果が分かってから動けなかったんで、
10月とかですかね、その前の年の。
そこから大急ぎで動き始めて、そこからビザの申込みとかですよね。
そこは実は自分の大学院生時代の研究所の先輩が海外学習に通っていたり、海外ポスト学の経験がある方がいたんで、
どういう風に進めたかっていうのは話聞けたんですけど、
ビザのこともそうだし、現地の生活、例えばどこの地域に住むのが安全かとか、
事務的なものも、学生として入るときって、大学によって全然手続きの仕方が違う。
どういうポジションでその大学に所属するのかっていうのが、アメリカの現地の大学によって全部って違うんで、
そういう点は結構探り探りで、いろんなウェブサイトを調べたりとか、
あとは自分がやったのは、同じようにカーネギーメロンに学習院で来たことがある人を、