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イリカミネ
三菱電機
毎週火曜日のこの時間は、神戸からブミのCatch Upです。
先ほどちょっとご紹介しました、毎日新聞東京学芸部の吉井記者のコラム。
霊障という言葉について書いてましたけど、日本で政治的な発言をする人が少ないのはなぜだろうと。デモとかも含めてですね。
政治的意見の表明は自分のすることではないという人が少なくないのか。あるいは、そんな発言をしても意味はないといった霊障ゆえかと。
意見を形で表すデモも欧米とは比較にならないと。
ロンドンで10月28日にあったガザ攻撃に対するデモには7万人が集まったと。
アメリカやアジアでも数万から十数万人規模のデモが続く。一方で東京で11月5日にあったデモの参加者は1600人。
ツイッターではデモに意味はないとのコメントが溢れていたと。
意味がないと思う人も多いかもしれませんが、じゃあ他の国ではどうしてこんなにデモが起きているのと考えると、
日本だけが妙にクールジャパンな感じがしますね。
ガザで起きていることは大変なことで、ジェノサイドって言いますけども、
集団殺害とか集団殺戮っていう言葉で言われてるんですけど、
僕もよく知らなかったのですが、国連で採択されたジェノサイド罪の防止と処罰に関する条約、
通称ジェノサイド条約というものがあって、そこでの定義はですね、
国民的、民族的、人種的、または宗教的な集団の全部また一部を、
集団それ自体として破壊する意図を持って行われる行為、
集団そのものを破壊するんですね。
その5種類の行為があって、
集団の構成員を殺すこと、
集団の構成員に重大な肉体的または精神的な危害を与えること、
この辺はそうかなと思ったんですけど、
全部または一部の身体的破壊をもたらすよう、
生活条件を故意に集団に課すこと、
集団内の出生を妨げる意図する措置を課すこと、
子どもが生まれないように、
最後に集団の子どもを他の集団に強制的に移すこと、
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民族の継続とか、
集団の継続ができなくなっていくということなんだなと思いました。
これを知ったのは、
18日と19日に
西南学院大学で開かれた国際人権法学会というところに
ちょっと覗きに行ったからなんですよ。
国際人権法の立場からすると、
ガザで起こっていることはとても感化しがたいことで、
ところが学会というのは事前にちゃんと準備もしてくるので、
新しく何かコマを作ることができないんですね。
それで学者の有志が集まって、
緊急ラウンドテーブル、
イスラエル・ハマス紛争にどう向き合うかというのを
朝8時半から9時15分まで、
学会が始まるまでの間、
有志で集まって議論をして論点整理しようという会合が開かれたんです。
そこをちょっと覗いてきたんですけど、
いろんな議論がありました。
このガザで起きていることについて、
国際人権法に関わる人間が何かをしなければならないのではないかという
気持ちと、
イスラエルとハマスと
どちらの側に有利になってしまうかどうかとか、
そういうことも考えると、
どっちもどっちという話になってしまうんじゃないか。
その中で、今のガザだけで1点で起きていること、
このことを止めるためだけに集中すべきじゃないかと。
また歴史的な背景も考えるべきじゃないか。
いろんな論点が本当にあるんだなというのが、
学者さんたちの議論を聞いていて分かりましたが、
それでもですね、やっぱり何かをしたいという気持ちがある方が
こんなにいるんだというふうには思いました。
その中のお一人の青山学院大学法学部長の
シン・ヘボン教授のお話です。
プライマー進行の時にも議論になったんですけれども、
どうしてもその学会として文章をまとめようとすると、
皆さんやっぱり研究者ですから、
文言についてこうすべきであるとか、
そうすると議論が長引いてしまって、
スピーディな対応というのがしにくい部分があるんですね。
そうこう言っている中にどんどん事態のほうが
展開していくという問題があって、
それがとてもジレンマだというふうに感じてきました。
なので一つの方法は、学会としてということに
どうしても防衛が取れなければいいし、
指導という形でも何らかの声明を発表するということは
あるいはいると思います。
あともう一つは、学会ですので、
これからの研究活動の中で今起きていること、
それから歴史的背景も含めて今後の大会で取り上げる、
あるいはオンラインコーラムといった形で取り上げる
ということに含めて分析を共にしていく、
深めていくという方向もあり得ると思います。
ですから私が考えているのはとりあえず二つで、
一つはまず緊急の立場共鳴なし声明の発表ですね。
学会としてできなければいいしね。
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もう一つは、研究活動の中で取り組んでいくということが一つです。
以上です。
いろんな議論があるわけですけれども、
大前提として今起こっていること、
報道も含めてですけど、この中で議論の前提になる状況ですね。
そこが提示されました。
住民の65%が国内避難民である。
少なくとも地区の45%の住居が破壊または損壊されている。
敵対行為前に比べて水の消費量が92%減少している。
基本的な食料の現在の市場在庫は、
1日から23日、通常のパンの半分の量を受け取るのに平均4時間から6時間。
62万5千人の生徒が教育を受けられず、
51%以上の教育機関が被災している。
このようないろんな情報が共有されて、
でもどうしたらいいのかと。
ここに声明を出すことも含めてですね、
意味はないと考えるかどうかということですよね。
先ほど申し上げましたけど、
心を寄せるということで、
世界中の人々が大きなデモを起こしたりしている。
日本で一方で冷笑系な感じで、
デモに意味はないなんて言ってますけど、
じゃあ声明にも意味はないのか。
国際人権法に携わっている研究者は、
国際司法裁判所が戦争犯罪と認定した、
人権に対する罪だと認定したものがあって、
初めてそこでしか議論ができないのか。
そういう切実な議論がこの場ではされたんですね。
西南学院大学法学部の根岸太順教授は、
こんなふうに話していました。
今回はどちらかというと、
何かを決めようという回答よりは、
皆様の意識形成、
学会として少なくとも、
これを話し合う機会を持つということ。
これを個々に持ち帰っていただく、
または有志で集まっていただく。
さらにはそこから学会として、
何か動いていくことができるか、
ということに向けての話し合いでしたので、
何か結論を申し上げるわけではありませんが、
実態的なところとしては、
本質的なところとしては、
例えば10月7日以前を扱うのか、
それとも以後だけに見てみるのかということですね。
また個別の論点に関しても、
裁判を待っているべきなのか、
またはそもそも自律調査だって、
また必ずしも確定的な意見がないんだから、
違反している可能性がある、
ジェノサーが起こる可能性があるということを、
伝えていくべきなのかということ、
また学会として一致するべきなのか、
そして例えば特定できる部分のみに
集中していくのか、
それとも増合的に難しいのであれば、
例えば有志で深掘りしていくとかですね、
または論点整理だけでも専門的な工程になり得る、
またそこから学会として、
来年以降の企画でも扱っていくことができる、
ということも十分に話されました。
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これだけでも皆さんがこんなに集まって、
朝早く集まっていただいたことの成果だと思いますので、
ひとまずこの選択肢を、
私また有志で取り集めますので、
それをまた文字化して皆様にお届けしますので、
それを見ていただいた中で、
各自のアクション、各グループのアクション、
そして学会のアクションにつなげていただければと思います。
できることはささやかかもしれませんが、
今起きている状況、
そこに暮らしている子どもたち、
命を失っていく子どもたちもいるわけで、
その人たちに心を寄せていこうと。
そこで考えること、思うこと、声明を出すこと、
デモをすること、いろんなやり方があると思うし、
やれないにしても、
やっている人たちに対して自分の代わりにも
してもらっているのかなと思って、
ちょっとした応援をしてみる。
街中で見かけたら手を振ってみるでもいいし、
そんなこともですね、大事なんだと思うんですよ。
戦争を止めることができるかってよく冷笑されますけど、
それはできないですよ。
できないけど、じゃあ子どもたちの命が失われているのを見て、
私たちは冷笑することができるのでしょうかと。
私は思うんですよね。
だから動いている人たちを笑うということも、
あなたの心がそのまま映っているということでもあるんだけども、
それだけではなくて、
自分はやれないけど、
やっている人たちにありがとうねとか、
少しでも心を寄せていきたいなと。
そんなことを考えた研究者の話し合いでしたね。
たった短い45分でしたけど、非常に熱がこもっていました。
論点を一回整理するとかってすごく大事ですよね。
ここまで、寛兵衛カレブビのキャッチアップでした。
数学教師芸人の高田先生だよー。
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