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イリカミネ
三菱電機
毎週火曜日のこの時間は、神戸金文のBrush Upです。
今日も長官を見ていて、いろいろ 面白い記事があるなと思っていたんですが、
ちょっと、おお!と思った記事があったので、ご紹介しようと思います。
朝日新聞の、今日の長官に出ていました、新聞記者の文章術という伝説です。
書いていらっしゃる方が、高橋潤子さんという編集員なんですけど、有名な記者で、とても文章が面白いんですよ、この人は。
福岡はご出身なんですね。
はい、西南学院大学のご出身で、ここに経歴が出ていますね。
ちょっと、田畑さん、突然ですが、読んでいただいてもいいですか。
1971年、福岡県生まれ。ずっと福岡で暮らすつもりだったのに、うっかり朝日新聞に入り、
鹿児島総局、政治部、オピニオン編集部、論説委員など、著書に仕方ない帝国がある。
こういうプロフィール、自分で書きますからね。面白い。
面白いですね。
文章術という連載なんですけど、2回目ですね、高橋さんが担当して。
固定カメラで書かれている新聞記事、そのカメラをちょっと左右に振れば、
意図せず映り込むものがあって、本当に面白かったりするんだよねと、
作家の橋本治さんに言われたことがありますという書き出しなんですね。
固定カメラという捉え方、確かに新聞記事を書くときは固定カメラで捉えて書くことがほとんどですと高橋さんが書いていて、
ではカメラを振るとはどういうことなのでしょう。
私なりの実践が、党首が行く2009年衆院選で担当した国民新党代表、
渡抜田光氏の人物ですというふうにして、短い記事が紹介されています。
橋本さんいいですか。
はい。野球帽をかぶり少し頬を好調させた初老の男性が、何度も何度も右の手のひらをズボンにこすりつけている。
渡抜との握手を待っているのだ。ゆっくりと歩み寄った渡抜が、悠然と右手を差し出す。
男性は両手で握り返し、深く腰を折った。
ありがたや、と声が聞こえてきそうである。
渡抜の背筋はまっすぐ伸びたままだった。
ここ富山の地元選挙区で渡抜の支持基盤は恐ろしく硬い。
連続13期、40年間も議席を守って渡抜党と呼ばれてきた。
もみじマークを貼った軽トラックや自転車で駆けつける支持者は、多くが投票用紙に渡抜以外の名を書いた記憶がないという。
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渡抜さんとは初対面の私、半ばやけくそで固定カメラを振ってみた。
映り込んだのがこの場面です。
視点を初動の男性に据えて、渡抜さんを脇役に据えているわけですね。
こうすることで何が映るかというと、
渡抜氏が支持してきた渡抜党を支持者の間を練り歩き、
悠然と片手で握手してあげている渡抜さん。
なるほど、これが渡抜党かと。
ここを描くことで渡抜さんが描けると考えたんでしょうね。
この人の文章はですね、高橋さんの文章はいつもなんか照れがあるんですよ。
自分はそんな大したものではありませんというのを必ず言いつつ、
ものすごく絶望するどい文章を書くことが特徴ですね。
照れと言ってもいいと思うんですけど、
このコラムの最後の方にも、
以上のように油断すると人はつい偉そうに書いてしまうものです。
とコラムを続けていてですね、
実際のところは名文化との誉り高いデスクの手を経て拡大に良くなったんです。
あまりにうまく直されたのが悔しくて、
反省点を記した書庫をごく最近まで持っていたほどです。
というようなことを書いておられます。
この照れがですね、この人の文章の一番面白いところで、
これは上下の下だったんで、
上を見落としていたので、
放送局には新聞の記事があるので、
1週間前の記事を見つけてきたんですけど、
肩を打ち破る女というこの記事はですね、
さあさ、寄ってらっしゃい、見てらっしゃい。
でも先に断っておきますが、
文章術なんてものはない。
私にはない。ごめん。
と書き始めています。
潔いんだからなんだから。
語りかけているような文章ですね。
きっぱり言うところがいいですね。
にもかかわらず呼ばれりゃ飛び出す。
ジャジャジャジャーンということで恥をしのんで行くんですよ。
非常に鋭く突き刺してくるような文章。
肩は破ってますよね。
この方は連載では多事相論という記事をよく書いておられてですね、
11日に載った記事ではですね、
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人物表の定番に器が大きい小さいがあるが、
はて岸田文雄首相はどっちだろう。
ふむ。大小の問題ではもはやないな。
器がザル。
いくら努力しても効果がない。
ザルで水を汲むのザル。
そう言わざるを得ない。
と書き出しているんですね。
鋭いですね、こちらは。
でもね、そう言わざるを得ないのザルはカタカナなんです。
この人は文章とってもうまいです。
非常に大きな批判も受けるんだけど、
それでも批判はするよりよほどありがたいですと、
この新聞記者の文章の中でも書いておられました。
例えば政治部次長らしい文章を書くべきだといった批判は、
今もどうしても飲み下すことができません。
肩書きや性別など、誰かに勝手にはめられたらしさという枠を踏み越えて初めて、
その人ならではの文章が立ち上がってくると私は思います。
なんてこともですね、このテレの間にスッと書いてある。
この人の文章はとても好きで、とても僕は書けないんですよね。
たまたま今日の長官で見かけたので、これはすごいなと思いましたね。
自分のことをうっかり朝日新聞に入って、朝日新聞に書きますかね。
いや、なかなかね。
でもそういうユニークさというかいいですね。
いいですよ。
面白さもあって。
そこに人柄も見えるので、興味が湧きますよね、高橋さんという記者に対してね。
福岡県出身、西南学院の卒業生ですね。
8時40分過ぎのキャッチアップでは。
女性記者つながりで、福岡で女性記者たちが語り合ったトークイベントのお話をしたいと思います。
ありがとうございました。