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ナチスと何が違うのか?ガザ「絶滅戦争」と人道危機…問われる私たちの倫理(前編)
2025-06-10 09:13

ナチスと何が違うのか?ガザ「絶滅戦争」と人道危機…問われる私たちの倫理(前編)

ナチスによるホロコーストという悲劇を経験したイスラエルが、今ガザで虐殺を行っている現状は、あまりにも衝撃的です。この残酷な現実について、早稲田大学の岡真理教授が福岡市内の大学で講演しました。取材したRKB毎日放送の神戸金史解説委員長は6月10日放送のRKBラジオ『田畑竜介Grooooow Up』で、「イスラエルを批判することは、反ユダヤ主義ではなく、人道に対する犯罪を止めさせることだ」とコメントしました。


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【日々のニュースを掘り下げるブラッシュアップ】
この時間は日替わりコメンテーターによる解説で、日々のニュースを掘り下げるブラッシュアップ。
火曜日は、RKB神戸金文解説委員長です。
本を1冊持ってきました。ガザとは何か。パレスチナを知るための緊急抗議という本で、
ワセダ大学教授の岡麻里さんが書いた本です。この本を見ながらですね、岡さんは、現在起きていることはこれはジェノサイド、大量殺戮にほかならないというふうに話しています。
今起きていることは本当にひどい状態になっていまして。
これは初めて知った言葉なんですけど、入植者植民地主義という言葉があるんです。
入植者が植民地の先住民にとって変わってその土地を自分たちの国にするという。
イスラエルというのはもともと全部がパレスチナだったので、その中にイスラエルという国ができてどんどん広がっていって、
残ったところが今パレスチナ自治区と言われていますが、もともとは全体がパレスチナであったということですね。
例えばアメリカとかカナダ、オーストラリアなども入植者植民地主義の国と言っていいんだろうということですね。
そこにはもともと人が住んでいたということです。
70万人以上の方がですね、国を追われて難民となった。
それをですね、亡く場というふうに言っているんですね。
イスラエル建国が1948年の5月14日でした。
その翌日5月15日は亡く場、破局的大惨事という意味なんだそうですが、
ここでパレスチナにとっては破局的な大惨事がここから起きたと。
残ろうとするものは殺されていくと、出るしかないということで70万人もの人が難民となった。
03:00
その難民の人たちとその子孫が7割を占めるのがガザの人たちなんですね。
こういった入植者植民主義の結果が起きたことであって、
その歴史的な経緯を踏まえないで話してはいけないと。
一番今回の戦争のきっかけは10月7日に、
2027年、23年の10月7日にハマスが主導した奇襲攻撃でした。
これを見て暴力の連鎖を止めろとか、どっちもどっちだとか、
そういう言い方をしてはいけないと。
岡さんはそういう報道自体は私は犯罪的だと思うと。
結局出来事を他人事にして声を上げない無関心でいる側に留まることになるのだということを言っています。
なるほどなと思いながら読んでいましたけれども、
このジェノサイドということについて少し考えてみたいんですが、
大量殺戮というふうに簡単に言うんですけれども、
もともとはナチスのホロコーストに対して一定の民族を対象にして
虐殺をしていくことをジェノサイド条約として禁止するということが第二次大戦後にあったので、
特定の人種民族などの集団への殺害行為を国際法上の犯罪として禁じるということなんですが、
日本以外の先進国37カ国は全て条約に加わっている。
当時日本は占領下だったということもあるんですが、なぜかその後も入っていないんですよね。
アメリカとともに戦後生きてきた日本にとっては、
イスラエルという国はアメリカの友好国家ではあって、
そこを意識してきたのかなと思うんですが、
つまり日本のイスラエルやパレスチナ問題に対する態度は非常にお呼び越しだということが言えるかもしれません。
今日の長官にはパレスチナのムスタファ首相が朝日新聞との会見に臨んだということで、
17日から国連で開かれる会議でパレスチナの国家承認に向けた動きが不可逆の段階に入ると述べたというふうに言っています。
パレスチナを国家としても認めている国は150カ国に上っているわけですね。
つまりイスラエルとパレスチナの2国間で一方的に起きている戦争だという捉え方になるわけですが、
日本も含めたG7諸国はパレスチナを国家として認めていないんですよね。
この問題がやっぱり大きいなと思いました。
ムスタファ首相は日本にもG7の一員として国家承認の決断を見せてほしいと。
フランスのマクロン大統領は国家承認する可能性に研究しているんです。
やっぱり今やっていることがあまりにひどいということですね。
06:00
大量殺戮力であるジェノサイドはいろんな側面があります。
人を殺すことだけじゃなくて子供を奪い去ることとか、民族浄化を目指しているものなので、
将来につながる民族を子供を産んでいくことを阻止するということも含まれる。
子孫を残させないということですよね。
そして現状でいうと住宅の大量破壊、そこに住めないようにする。
組織的医療システムの破壊、これもそうですね。
攻撃による汚染、環境破壊、そこに住めないという。
それから教育の破壊、ガザでは12の大学が破壊されています。
それからジャーナリズムの破壊、人たちが伝えることを阻止する。
そしてその周辺には文化の虐殺ということもあるんだと岡さんはおっしゃるんですよ。
世界最古の教会の一つであるビザンツ帝国時代の教会だったところ、
今はモスクになっているんですけども、そこガザにあったんですけど、破壊されました。
そういった文化の破壊をしていくことでアイデンティティを破壊していくということが行われている。
この状況を見過ごしていいのかということですね。
イスラエルの元首相も先週お話ししましたけれども、
オルメルと元首相はこれはもう戦争犯罪であるというふうに話しています。
これを止めるために日本はどうしたらいいのかということを考えていかないといけないのではないかということを感じました。
今日この本を一冊プレゼントしようと思います。
その岡麻里さんの著書、ガザとは何か?パレスチナを知るための緊急講義。
こちらを一冊プレゼントいたします。
欲しいという方は、gu.rkbr.jp、gu.rkbr.jpまで、
お名前、お所、連絡先、プレゼント希望と書いて送ってください。
さて、8時40分過ぎのキャッチアップでも岡さんのお話を肉声でお伝えしたいと思います。
バッテン少女隊の春野紀伊菜と青井梨奈です。
RKBラジオでお送りしているガールズパンチバッテン少女隊のバッテンラジオ隊はポッドキャストでもお楽しみいただけます。
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