奏でる細胞は、サイエンスと音楽を愛する2人が、アメリカ・インディアナから楽しく奏でるようにおしゃべりする番組です。
こんにちは、タツです。
こんにちは、ゆりかです。
今回はですね、科学系ポッドキャストの日と言いまして、約20番組がですね、同じテーマに沿って語り合う、非常に楽しい企画になっています。
今回のホストがですね、英語でサイエンスしないと、英サイナイトのアサミさんと連載になっています。
テーマがですね、ノートという風に出して下さいました。
なんでノートなんでしょうね、ゆりかさん。
えー、でもアサミさんがアメリカにお住まいと思うと、もしかしたらアメリカ人と日本人のノートの取り方の違いとかっていうことをお話ししたいのかなーなんとも思ってます。
あー、そうですね。アメリカに住んでた時もあって、番組の方ではね、英語で配信して科学のお話などをしている非常に人気番組なんですけど、そうなのかな。
やっぱ海外とかで違うっていう話とかするのかもしれないですね。
あと僕は英語でメモを取るか日本語でメモを取るかっていうのをアメリカ17年目にもなると非常に戸惑ってる時期があって、大体日本語に落ち着きました。
あー、そう。
聞き取りで、なんか聞き取って面白い英語だなと思ったらすぐ英語で書き取るんだけれども、研究のコアになっている話とかっていうのは、走り書きでも日本語でメモるときと英語でメモるときがすごいバラバラなんですが、なんか最近は頭が日本語になってて、日本語で書き取るようにしてます。
あー、そう。
ずっと英語で書き取ってた時期があるんですが、なんか頭に長く残るのが日本語のメモの方がやっぱり自分の母国語なんで残るのかなと思うようになって、メモを日本語で取るようにしました。
で、今日なんですけど、実際に僕のノートを見ながらゆりかさんにちょっと思い出を辿るようなお話をしていこうかなと思うんですけど、まず1個目のノートがこれ僕の5年日記なんですけど、
たくさん真面目に書いてるんだよね。
僕の大好きな研究者である尊敬する兄貴と呼んでいる佐々木敦夫さんが、研究含め人生をすごく良くしたのはこの10年日記を始めてからだということを教えていただいてですね、この10年日記をいきなり始めるのは僕難しいかなと思って5年日記で書いて、5年目なので、2021年のことがいろいろ書いてあるんで、それからずっと書いてあるんですけど、読んでみようかなと思うんですけど。
ちょうどコロナが形が見えてきた頃で、それでもまだ家からの仕事が多かった時だね。
そうですね。2021年の2月ですね。2月だとタックスをやろうとかね、プロモーションに向き合おう。リサーチって書いてますね。リサーチは自分に大事なことを自分のためにやろう。
トラフィッキングと分岐のメカニズムのところで確かな観察をしていかないと、次の10年が無駄になる。頑張って進みましょう。
それなに?1日の日記にそれくらい書いてるの?
これはですね、2月の予期と言って、1ヶ月おきに月をまとめるやつがあるんですね。
この1ヶ月後はですね、ちょっとポッドキャストの影響が出てきまして、1年後ですね、2022年の2月だとその下に書いてあるんですけど、
ナイトルーティンが大事。お風呂の後、読み物、ストレッチ、水分をとる、体を整える。夜10時以降の仕事は早めに切り上げる。朝は朝のルーティンを作る。
というようなことを書いてますね。2021年の時が、すごいまだ頑張って自分を追い込んで追い込んで追い込んでる時で、よく倒れてます。
で、2022年はその反省を1年前の自分が倒れてることを見て、少し直そうとしてるんですが、まだギアを入れてて、多少苦しんでる感じがありますね。
で、例えば3月になると、2021年3月ですね。1年の目標だった3月10日の発表とプロモーションを乗り越えることができたと。
ちゃんと夢かなってんじゃないですか。
心を静かに進める時である。じっくりと自分に向き合って、今後長い時間をかけて取り組む対象を見据えること。
自分の中に敵を作らないこと。自分の中に壁を作らないこと。自分の中の壁にもチャンネルって書いてますね。マックチャンネルのチャンネル。心の中にもチャンネルを作ろう、それを信じようって書いてますね。
なんか苦しんでますね。
それは3月ですか?
そうですね。あれだったんですよね。10周年だったんですよ。3月11日の津波の時のね。
その1日前の3月10日に慶応大学での発表を早野さんからチャンスをいただいて、結構頑張っていい発表しようということで取り組んでましたね。
あとはSXRって覚えてます?
覚えてる。
早野さんと一緒にやったハッカソンですね。研究者のハッカソンというものを日本に導入しようということで、UJのみんなとやったSXRが成功したと。
みんなに感謝、楽しさのリレーが続きましたというようなことが書いてありますね。
あとパティシエのように僕は目覚めてて、この時にケーキや餅ケーキやプリンとか。
お仕事のことも自分の体調のことも趣味のことも書かれてるってことね。その日記には。
ここのハイライトはですね。4月2日、2021年4月1日です。ごめんなさい。
ユリカさん、人生の長年の夢であるレーザー手術IPLを行うって書いてますね。
たっつ。施した日ですね。
値段まで書いてますけど、ちょっと発表してみましょうか。
580ドル。
終日ご機嫌。踊り、歌い、春を楽しんでいる。
家の照明も明るくすると言って、心も体も明るくしているユリカさんって書いてますね。
あの日から幸せが止まらない私、今日の今日まで。それもう一回何年ですか?
2021年4月1日ですね。
すごい、2021年。
ダルビッシュとマエケンがですね、メジャーリーグ開幕投手を2人ともやってる日です。
その日に私は光を浴びてるんですね。
そうですね。
素晴らしい。
その1年後、ちょうど1年後には、4月1日、2022年4月1日は、新庄監督初勝利。
日ハムの。
日ハムにいて。
そのさらに1年後ですね、2023年同じ日に起きてるのは、セイエスを公開ですね。
私の大好きな回じゃない。
奏でる細胞の最終楽章、セイエスを公開してるっていう感じですね。
カルロスと赤銀と塚沼さんと私とセイエスを語った日ですね。
4月1日って結構大事な日なんですね、僕らにとっては。
ある意味ね。
今年は、アイプリルドリームポートキャストの方をね、配信しましたけども。
5年間を見るとですね、ユリカさんが人生初の夢を、人生長年の夢ですね、叶えたということと、肌がすごい綺麗になったということ。
私の始まりをね。
この後ね、いろんな旅をしてきましたからね、ユリカさんの肌も。
たくさんの旅路をね、始まりは。
5年間で随分、科学者として博士を取った能力とか、調査能力とかを、分析能力とかを、この肌に随分注ぎ込みましたね、ユリカさん。
随分注ぎ込みました。
たぶん肌年齢で言うと、5年前より10年くらい若くなってるんじゃないですか。
確かなことだと思います。
すごいですよね。
アメリカのね、そういう事情にも結構精通しちゃったっていうね。
面白いですね。
じゃあちょっと2冊目いってもいいですか。
この2冊目のノートは、コーチでいただいたやつなんですけど。
素敵なノートね。
そうですね。アメリカ来てからもらったんで、2007年とか8年にもらったやつなんですけど。
これ2011年8月のメモが残ってまして。
それだけうちの娘が見つけて、家を買うときのメモを見つけちゃったと言って。
これ実は子供たちと一緒のお絵かきノートみたいに使ってたんですけど。
その間に家を買うときの情報とかを集めたもののページがありまして、分厚いやつなんでね。
ここに書いてあったんで。
ちょっと面白いので、たつさんとユリカさんが家を買うとき、2011年の8月に家を買おうとしてましたね。
これ何年前ですか?つまり14年前ですね。
そんな前なの?
今のこの我が家、今配信している我が家を14年前に買おうとしたときの項目、9つありました。
覚えてますか?
覚えてない。
これはですね、ユリカさんが買いたい家の条件を9つ僕に言ったんです。
9つも。
僕はそれに合うものを見つけてこいということで、一生懸命探しました。
覚えてますよ。私が指令を出したことも、それをリアルターの方に伝えたことも覚えてますけど、9つのうち9つ覚えてるかと言ったら覚えてないかな。
いやー探しました。すべての研究者の能力と人生の能力をかけて、たつさん本気で探しました。
見つかりましたよ、お嬢さん。おめでとうございます。
じゃあちょっとそれを振り返りたいと思うんですけど、その項目を何個クリアできたか。
9つって今おっしゃいましたね。
いきます。1個目。
庭付きの1個建てであること。
クリアしてます。
見つけましたね。
見つけました。
今住んでます。
築8年以内であること。
それはかなってない。当時築30年。
築20年でした。
12年ほど足が出たんですけど、アメリカの12年と日本の12年に違うという感覚を私たちはね、その時知らなかったんですよね。
20年ぐらいの築年数のものを買ってもアメリカではそんなに問題にならないということを、
僕らはよく知らなかったので、ここはビクビクしたんですけど、築8年以内厳しめな条件でしたね。
これはクリアできませんでした。
目をつぶっていただきました。ありがとうございます。
でもそれはわからなかっただけだから、大丈夫です。
3つ目いきますよ。
通勤30分以内。
それかなってます。
かなってますよね。
はい。
さすが。カーメル学。
かなってます。
かなってますね。
カーメルはアメリカ全土を見てもレベルの高い学なので、
そうそう、住みやすい町ですね。
ということですね。
子供が5歳になるときに学区に入るためにも、このカーメル学っていうのは大事なやつね。
クリアしました。素晴らしい。
値段、2本円で円前後。
出しちゃうの?そのお金は。
書いてある条件がこの時の収入ですから。
そうですね。たった33歳ぐらいですかね。
33歳ぐらいのたったに出せるお金、万円前後ぐらいだったんじゃないでしょうかということですね。
クリアしましたね。
3ベッドルーム以上。
子供そのとき2人だったからね。
これクリアしましたね。
してます、してます。
3ベッドルーム以上です。
そして7番目、グッドキッチン。
クリアしてましたよ、当時ですら。
大丈夫でしたね。
今と比べるとちょっと大変だったと思うけども、その当時としてはOKなキッチンでしたね。
すごい嬉しかったよ、始まり。
リノベーションして今最高になってます。
今最高だけどね。
今グッドキッチンだからね、グレートキッチン。
グレートキッチンだから今ね。
ファンタスティックキッチンだから。
で、8つ目、日当たり旅行であること。
それもクリアしてますよ。
大丈夫でした?
うん。
そしてグッドバス、いいお風呂ですね、いいお風呂。
当時はいいと思ったよ。
でも今、グレートバスルームに変わってるから、何とも言い難いけどちゃんとクリアしてます。
まあしょうがないかなぐらいでしたね。
十分十分良かったよ。
それと、何と1個以外全部クリアしてるんですよ、蓄熱水が。
そんな蓄熱水なんて今思えばさ、大したことじゃないよね。
大成功だったってことですね。
やだ、あれ、私があげたのが9つだったんですか?
そうですよ。
嘘、私もう少しリアルタ流せなこと言ったじゃない。
いやだからこれが見つかんなくて、2ヶ月ほどやって、なおかつ一度諦めました。
うん、諦めた。
諦めた後に家の価格が下がったんですね。
あ、そうね、さらに下がったのよね。
ディーマンショック後の家の落ち込みために、オバマがやった政策があって、
そのおかげで補助金が出るっていう話があったんですけど、補助金の期間が終わっちゃったんですね。
でも補助金出なくなりましたと言った時に本当に不動産価値が冷え込んで、
待った結果オバマのその補助金を払って買うよりも大きな大幅な下落があって、
おかげでうちらが買えなかった家がですね、下がって僕らの届く範囲に価格が収まって買えたんです。
だって当時はまさかアメリカにこんなに長く住むと思って家を探してないからね。
当面5年子供が小学校を卒業するぐらいまではいるのかしらぐらいな勢いでいましたよね。
そうですね。
私の条件、私覚えてますよ。そのリアルター仲製の条件。
何でした?
私が管理しなくてもいい林があること。覚えてます?
そうでしたね。隣の家との距離とかをゆりかさん結構こだわってたんですよね。
アメリカの住宅というか田舎の住宅事情だと芝生を数軒で共有するっていう家の形が多いんですよね。
イメージつくかしら皆さん。誰がどこまで芝生を刈るんだろうとか、
その時英語なんかちょっとドキドキしてたから今もだけど、
そういうやりとりをネイバーとするのかと思ったらなんかクラクラしちゃって、
あと子供が消えたらどうしようだとか、いろんなこと考えちゃって。
でもいいところもあるんだよね。やっぱりみんなで信頼し合って、
近所の人たちで子供たちが遊ぶ庭をみんなで眺めるみたいなね。
それが健康な姿なんだけどね。
そうはいかないところもあるからね。
そういかなかったらどうしようとか、あとみんなが窓がそっちに向くから、
いろいろと見えちゃうものがあるんじゃないか、見せちゃうものがあるんじゃないかとか思って、
なんかね、どうも私は林が欲しいなって思ったの、その時。
なるほどね。
芝生で誰かの家と共有するんじゃなくて、ちょっと林があってお迎えさんがいた方がいいなって思ったの。
結構さ、家のこだわりみんなあると思うんですよ。
ここにあげた9つは一般的な条件で、
ゆりかさんの自分で管理をしなくてもいい林があるっていう条件っていうのは、
木を切るのに結構かかるじゃない?
そうそう。それはね、上級者用の家が欲しいって言った時に、
私自分で手入れしなくていい林が裏に欲しいなっていう人は多分いないと思うよ。
でもそれがたまたま手に入っちゃったんですよ、ここは。
そうなのよ、リアルターの方がもう絶対ここしかないわよっていう風に教えてくれた時嬉しかったな。
なんかその公共の森みたいのがあって、芝ね、管理する林なんだよね。
それが家からすぐ見えちゃうっていうところにあるから、
林があって、なんか目覚めとともに木々を見て目覚めることができるけど、その木に関しては自分で手入れしなくていいっていう。
そういうロケーションで釈迦って言うんですかね。
そう、釈迦ね。
釈迦として、例えば家どんなに気持ちよくても窓開けてパッて息を吸う時に隣の家の人たちと目が合うとかね、それは困るわけですよね。
そうなのよ、私昔学生の時に朝だと思ってカーテンを開けると向かいのマンションの住人が歯を磨いてるっていうのがあって、
その住人も必ず決まった時間にそれをやってるわけ。
だから必ず会っちゃうのよね。
なんかさ、いいんだけどさ、生きてるなって感じがして。
向かいのおじさんがさ、朝のラジオ体操してたりするよね。
日本だとね。
うん。
それはね、いいんだけどね、生きてるなって思ってね。
でもゆうかさんは見たかったのは、理想は開けると林があって、その林の緑を見ながら目覚めるっていうのをやりたかったんですね。
うん、やりたかった。今やれててとっても嬉しいです。
ありがとうございます。
ということで2冊今振り返ってみたんですけど、どうですか?
面白いね、ノートっていいね。
多くのノートはさ、科目の勉強を終えるごとに捨てちゃったりとかするんだけど、
それはね、たすさんの日記は5年日記だから、少なくとも5年持ってなきゃいけないし。
そうだね。
そしてそのおうちのことを書いたやつは、結構分厚めのノートで、固いハードカバーのノートだから、なんかこうね、とっておいちゃうね。
そうなんですよ。子供の名前をね、決めたときの候補とかも残ってて、
それを娘と一緒に見たときに、え、私こんな名前の候補があったんだとかって言っててね、面白かったよね。
そうね、他にないね、そんなとってるノートって。
アメリカ来てから娘が生まれて、2人目の子供も生まれたので、3人目の子供も生まれたので、そういうのがね、ちょっと思い出の詰まったノートで、分厚いんですけど、思い出したときにはこれに書いたりするんですけどね。
いいね、そういうノートね。
本は僕が研究者としてね、準教授へのプロモーションですよね。そういうのに頑張ってたときの時期で、なんか震災の10年と重なってね、すごい僕はね、いろんな思いを抱えながら頑張ってたな、みたいなのがちょっとよみがえるし、
字がね、2年目、3年目、4年目にいくにしたがって、ちょっと上手になってるんですよ。
あら、たくさん字が上手になってきてるの?
たぶんね。だから1年目の時の方が、なんかね、でも心が落ち着いてなかったっていうのもあるかもしれない。
少し自分を追い込みすぎてたから、書くことも少し固いっていうか、もっと頑張らなければとか、でも体調がね、必ずね、悪くなってるんですよ。
だから頑張りすぎてるから、また体調崩して、ちょっと良くなるとまた頑張って、また体調崩してやってて、2年目にね、ほぼ同じサイクルで体調崩してたんですよ。
意外と体の不調と気候っていうものも追いかけられるのかね。
そうです、そうです。一生懸命ポジティブにね、やろうって。
その、やっぱ厚尾さんの影響を受けてて、厚尾さんが未来を明るくしていくために、言葉とか態度とかも良くしていこうと。
で、起こったこともすごい前向きに捉えていって、まあ学ぶためのステップだったとか、
どういう風に頑張ったところでこういうことは起きてたんだからってことで、悪いこともそんなにネガティブに取らずに、
そこでどうできるかっていうところに光を当てていこうみたいなアドバイスがあって、
やっぱ研究ってうまくいくことばかりじゃなくて、むしろ失敗とか困難なものの方が多いんですよね。
誰もやったことがないことだったりもするし、だけどそれをポジティブに捉えてやっていこうっていう風に言ってるんだけど、
まだまだ何かそう言い切れなくて、捉え切れなくて、何か無理に頑張って体調崩してたようなことが多かったなと思って。
でもこれ取り始めてやっぱり少し冷静に自分が見れたし、ちょっと前の自分が頑張ってたことが今の僕を応援してくれているように感じる。
未来の自分へLを送っているような不思議な感覚になるのがこの5年日記ってやつだなと思って。
面白いね。私もちょっと振り返らなきゃなとか思っていることがあって。
っていうのは、私開くを書いたでしょ。開くを書く時に影響した本とかっていうのがたくさんあるのね。
その時にそれをいつ読んだのかとか、それが直接影響しているわけじゃなくて、熟成してプラス他の本を読むことによってまたその一冊の本の築きがあって、
何個かの、いや何個どころじゃないけど、いろいろな知識だとか感情の積み重ねで何か仕事をしていることが多いなと思っていて。
そこをちょっと一回まとめておかないと、何で私の心が動いたのか、何で新しく知識を構築し直したのかっていうことをちょっと振り返りたいなっていうふうに思っているわけで。
意外とたくさんのノートに、ほらこの時ユリカここの本読み終わってるじゃないとかっていうのがあって、
こないだ言われた時にこの日に読み終わってんだよとか言われて、
あーなんてそういう大事な日を記録しておかなかったんだろうっていうふうに思ってて。
で、ちょっとね何個か私の中でミスしちゃった、今思うと大事な瞬間っていうのがあるのね。
私トルストイにハマった時期があったでしょ?
これ書いてる、2022年の7月28日にロシア文学と音楽、トルストイは何を聞いていたという疑問を持ち始めたって書いてます。
私が?
はい。
ということでその時にはもう読んでるのかな、私あの戦争と平和の最後の章にたどり着いて、最後読み切った日はいつだったのかっていうことが知りたいのよ自分の中で。
読み切った日ですか?
そう、そういうのをね、メモしなかったことを今とっても後悔してんのね。
うん。
私後悔することない人じゃない?聞いたことあります?私の後悔って。
あんまないですね。
まあまあね、何個かねあるんだ。だからやっぱり、たつさんすごいよそれを記録してるっていうのがそうなんていうかな、自分の毎日をちょっとずつでも記録していくって大事だと思う。
第一楽章はバーンスタイン式のものをyoutubeで聴きました。2回目はカラヤン式のもとで第一楽章から第4楽章まで通して聴きました。とても素敵でした。
悲壮というタイトルだが、とても静かな序盤。バイオリンを中心とした主旋律もフルートやクラリネットのソロのメロディーもとても美しい。序盤で悲壮感は全く感じない。
雄大で美しい大自然を想像させるような演奏から中盤でテンポが急変し激しい座楽器の演奏を境に曲調も一変する。危険信号のような不協和音を繰り返すことで何か大きな事件が起きたことを連想させる。
ここぞという時もトランペットや金管楽器の存在が際立っていた。不安を煽るようなメロディーも抜けるような開放感を示す音も恐怖心不安突然の悲劇未来を予想できないというような表現を感じる中盤。
その中盤が過ぎるとまた雄大なメロディーに戻る。ただ後半は美しさの中にどこか緊張感を残したような印象である。
緊張感は徐々に緩んで終盤の静かな弦楽器のリズミカルな演奏を背景に流れるクラリネットを中心とした美しいメロディーもとても印象的で心地よい終幕に感じた。
というのが第一楽章です。
タオさんすごい。音楽の評論もできちゃうのね。
いやこれ言われたくない。
ロシャレ。
真面目にやる。
第二楽章は武道会のようなバレエに使われるような軽快な音楽でとてもリズムカルで女性が跳ねるような旋律が続く。非常に心が高まるのを感じた。
第三楽章はバイオリンが細かく振動するような速い旋律で不協和音に感じる部分も少しあり、不安や不信感のようなものも表現されているように感じた。
スターウォーズのオープニングもここからパクっているのかなと思うような盛り上がる部分もあって、金管楽器が効果的に盛り上げる。シンバルが入ってくる。最高に盛り上がって終わった。気持ちのいい構成で聴かせてくれた。
第四楽章は愛情深さを感じる美しいメロディーで始まる。母親だろうか、そんな印象。少しずつ気持ちが沈み込んでいく。情景は静かに夜明けから徐々に悪天候に変わっていくような感じ。激しい雷雨に打たれる女性がイメージできる。もはや葬式か悪夢のような表現になっていく。
人生で最も美しかったものが変わりゆく形になってしまったような喪失感だろうか。重いメロディーであるが女性の美しさのような気高さも感じる。割れるような弦楽器の音で終わるところは大きな後悔のようなものを表現しているように感じた。
勘違いかもしれないが、最後の場面で頭に浮かんだ映像では亡くなった母親、それも完全に変わり果てた姿の母親の前で良い息子として愛情を注ぐことができなかった愚かな息子の大きな後悔と懺悔、母親にもう一度会って謝りたいという心の叫びの映像が浮かんだ。
その後、彼女の母親の姿を見ることができた。彼女の母親の姿を見ることができた。
こんな感じで、僕、次エルガーのチェロ競争曲について、もう同じように書いてます。あとニムロット、これもエルガーのね。
続いてバッハ 無伴奏チェロ 第2 二単調
これはミシャマイスキーの動画 で聞かせていただいたんですけど
不思議なほど胸が高なったと プレリウド
ゆったり始まるチェロだけなので 風景というよりも一人の人間の
心を表現しているように感じる 音の上がり下がりが心の揺れを
誘う感じで マイナーコードなどで不安や悲しみ
人生の縁縮みのようなものを感じる アルマンド
音の数が増えたような印象 自分だけではなく誰かのことを
表現しているのだろうか 自分の気持ちがどこに向かって
さまよい歩き始めた 誰かを求めているような表現に
聞こえた クラント
テンポが速くなり軽快に進む 心は軽やかさを覚える
マイナーコードのまま美しく 心を奪われるような演奏
酔わせるような音階にも感じる サラバンド
重いゆったりとした演奏に変わる 心が軽くなった後なのでズシッ
とボディーブローのようなメロディー から心を逃すことができない
メロディーは徐々に優しさを帯 びてゆき呼吸も心拍も演奏と
同化してしまうような感じだ 息ができず正直一番心を持って
行かれたのはここだった メヌエット
優しい演奏から始まり終盤に向か って徐々に盛り上がっていく
大きな見せ場では力強く美しい メロディー
先ほどの感動をなぞるような感じ ゾクゾクする
ジーグ 序盤から力強い演奏で迫力
があり展開もドラマチック テンションリリースの組み合わせ
が心を引きつける もっと聞きたいという気持ち
のまま終わってしまった 全体として指揮者がいないことから
演奏者の気持ちや曲の理解がそのまま 伝わってくる
オーケストラの醍醐味と比べる と
壮大な自然や景色というものを 感じさせるようなダイナミック
さみたいなのはそんなにないの だけれども
一人の個人としての感情がダイレクト に伝わってくるので
人間の感情には大きく訴えてくる ものがある
六部構成の真ん中に一番の山場 を感じた
チェロだけで限られた音だけで これだけのものを表現するのは
本当にすごいと思った 音の繰り返しの効果が
感情をコントロールするのは 一つのドラッグのようで
怖いなとも思ったと書いてます 面白い
次に出てきたのが坂本隆一の 講座
メリークリスマスミスターローレンズ これ全部cd一個一個書いてるんですけど
全部ちゃんと聞いて全部に今の ようなぐらいで書いてます
音楽に対して一個一個ノート とっておくっていうの面白いね
当時は宿題なんだろうけど今 振り返ってみるとなかなかじゃない
たくさんの感受性だったりさ そうね全力でカルロスの課題に
答えるっていうのを決めてたん で
ポッドキャストの中でね 全部書いてますね
すごいこうだっていうこのアルバム も本当にいろんな曲が入ってて
でカルロスさんがやっぱこのアルバム はすごいんだっていうのが
やっぱ聞いててわかるっていうか すごいなぁと思いました
そしてね小沢誠二式のものを聞いたと 弦楽のためのレクイエムっていう曲ですね
これ別な曲なんですけど 読んでみましょうか
低く沈んだ始まり和音は不協和音 深い悲しみ苦しさを示している
ように感じた オーケストラ全体を使って表現するので
一人の人間の悲しむを表現しているのだとしても 寂れた街並み森の暗さ
軍隊が迫ってくるような気配不安と 悲しみを助長する風景や景色が同時に
迫ってくる 綺麗な音色にいくえにも不安を
借り立てる音を重ねることで大きな迫力を 生み何かを引きずり出そうとしているように
感じた 悲しみに関しては思想高打に通じるものが
あるが展開として思想や高打では途中に 心を開放するような光があふれる表現が
使われその後の悲しみの表現をコントラスト のようにすることで大きぼりにする効果を
感じた この弦楽のためのレクイエムではそのような
展開の中での明るめの場面が少なく大きな コントラストはあまり感じなかったがその
代わり一つの旋律の中に美しさを示す 音階と暗さを知っ出す音階が入っていて
オーケストラの中でのコントラストを生む ことで開放と突き落とすということを同時に
行っていたので息が止まったところがあった ということです
全然覚えてないなこれそんな書き方したんだ と思ってもう一回聞いてみたいよね
うんまた聞かなきゃいけないなぁ ここからですねオペラとかになりますレオン
カバーロ鳥の歌 歌がすごい歌が入っちゃうとそれまで聞いていた感覚と全然
違うっていうような感想を書いてますね そしてメシアン鳥のカタログですねこれは
あのまた 全然違う形で表せる芸術といいますか
自然の鳥を表現しているような感じね 一曲2時間
2時間でしたよね すごい2時間のやつを書いてますね
でこの後に 立音会沖縄民謡音会を使ってなんかかっこいいメロディーを作って
くださいという課題 難しい
ねー 頑張ってました達さん懐かしいです
達さんはあれね意外とノートを取る人だってことが分かったね 写真を蓄えておくしね達さんってね
結構記録マンだったってことね そうですねなんか表現するのが好きだしなんか
世の中でこんなに感動するものなのに自分が知らなかったみたいなのがあると 全部知りたくなっちゃう
だから 猛ラマ 猛ラマじゃないけど オペラの世界が僕はカルロスに出会ったのはカルロスオペラの式やってたでしょ
あれでなぁ って魅力的なんだろうっていうか 表現できないんだけど人を感動させるものがそこに確実にあったって
ことに感動したというか 音楽家の脳ってすごいよね多くのことが同時に起こってるわけでしょ
あれやっぱり天才だなぁと思って なんかよりシンプルに一本の糸を吊ろう吊ろうと思っちゃうわけじゃん
たくさん真面目に答えたのね そうそうそう でもこれは面白かった 僕はその研究とかは細胞とかの研究とかは自分なりに全力出してるんだけど
このカルロスが音楽っていうのを全力でやってるのを見たときに影響を受けて その本気で音楽見てみようと思ってそれを見ると
その細胞のリズムとか細胞の中にある音楽っていうのはもっと見えるんじゃないかな って思ったのね
でもこの不協和音っていうものと同じリズムを繰り返すっていうことに関してはすごい勉強になった 細胞が出す
そのシグナルってやつが出てるか出てないかでしか見てなかったんだけど やっぱどういうふうにリズムを繰り返しているか
あとはこっちの細胞が言った時とこっちの細胞が言ってた時にずれてるっていうことは それは一つの不協和音の可能性もあるわけでしょ
そうするとそれがぴったり合ってる時には正しい信号ずれてる時には不協和音ってことで 例えば危険信号だったり悲しみの音だったりするかもしれないなと思って
そうするとそれをそれが正しい音なのか不協和音なのかみたいなことを分析することができるようになって
いくつもの細胞今特にシングルセル解析って言って細胞を一個一個で見ることができるようになった情報が過去の情報量に比べると莫大な量で来るんだよね
この莫大な量をどう分析するかっていうことに音楽と捉えてその強調してるか強調してないかっていうようなラインで一個一個が
どの細胞までが強調しててどの細胞は強調してないのかみたいなのを考えたり
良い反応が起きてる時の強調の仕方と要はストレスを感じている時の強調の仕方の違いとかをどう分析していこうかなとか
色に変えていくとか表現ねグラフにしたってどんな風にしようかなと思った時にこうなんか音楽の捉え方とかっていうのはすごい良いヒントになったような気がします
面白いね