旅行するときに、まず最初にチェックするのがスーパーなんですよ。
スーパーですか。それはなぜ?
その土地の価格っていうか、物価みたいなのをちょっと気になるなと思って。
で、その旅行を京都に来てたときに、どの辺が一番安いかなみたいなのをちょっとリサーチしてたんですね。
実際、現地もあったりとか。
そうですね。査協区ですとか、右京もそうだし、市場の繁華街の方もあたってみたんですけども、結局、いろいろ見た限りでは、この辺りが一番いいんじゃないかと思って、今、西陣に住んでます。
あ、それ西陣に。なので、ずっとこっち来られてから西陣歴が10年。
そうですね。上行区内って言った方が正しいのかもしれませんけど、ほぼこの町屋のこの場所、今収録してる場所から半径300m以内というかに引っ越していて、
一回ちょっと倉間口駅の方に神御用神社の近くなんですけども、あそこも一応西陣ではあるらしいですね。
西陣も結構、白いというか、広義というか。
ちょっとぼんやりした近くじゃないですか。で、あの辺も一応西陣と言えば西陣ですかね。なので、ほぼ住所神行区から舌が変わるぐらいで。
西陣の中で。
はい、ぐるぐるしてました。
そうなんですね。そっかそっか。じゃあ、もうそうやってスーパー軸である程度このエリアにしようみたいな気持ちがあって、物件探しとかもそんなに苦労することなく決まりましたか?
そうですね。最初は一軒家に住みたいっていう夢があって、今まで実家もマンションだったんですよ。
で、一軒家に住んで猫とか飼いたいなっていう願望があったんで、当時は引っ越してきた当初は猫飼ってないんですけど、ちょっと古い町屋ではないんですけど、一軒家を一応借りまして、借りれたんでそこで生活してましたね。
西陣の町屋って聞くだけでなんかすごい趣のある感じが。
町屋ではないんですよ。町屋っぽい家みたいな。
町屋っぽい。
文化住宅って言ったほうがいいのかな。結構古いタイプのメゾネットタイプで、隣の家と猫に分かれてるような、そういう珍しい感じだったんですけど。
なるほどね。そっかそっか。そっからあれなんすよね、ねんがみさん京都来られてから、実は京都移住計画の会とかにも、過去、割と初期のほうにも参加いただいてたみたいなのをちょっとお伺いして、京都移住サロンっていうイベントをやってたりしたんですけど、そこに来ていただいてみたいなのを。
引っ越してきたのが、ちょうど今から10年前なんで、2015年の5月ですね。本当ゴールデンウィークとかだったんですけど、引っ越してきて、にほどきして3日目ぐらいにちょうど移住サロンのイベントがあるって気づいて、それでもう申し込んで行ったんですね。
ちょうど丹波口のほうの会場だったかなにお邪魔して、そっからなんやかんやで10年お世話になってます。
嬉しいですね。そこで出会った方々との交流だったりとかって今でもあったりしますか?
そうですね。一番交流がある方は、実は移住サロンの主催の方とかなんですけれども、そのときに結構同じ住者の方でお友達になったりとかして、旅行を一緒に行ったりですとか、あとはちょっとお仕事も一緒にさせていただいたりっていうつながりができたんですけれども、私残してほぼ全員違う土地へ引っ越してきました。
出会ってまたね、新たな旅立ちが生まれていると。
裏切り者と思いながら送り出したわけなんですけれども。
結構ね、新しく神々さんみたいに移住してくる方もいれば、また京都から育っていくというか。
そうですね。
結構ね、そういう入れ替わりはある町ではありますのでね。
なるほど。ありがとうございます。
今その西陣エリアで生活されていらっしゃって、結構、どうでしょうね、リスナーの皆さん西陣と聞いて何が思いつくかちょっと分かんないかもしれないですけど、
どんな町なの?みたいなところって、ざっくり簡単に言うとどんな町?
一番は西陣織物の町っていうイメージですよね。
やっぱり、町の中歩いていても、そういった豚屋さんであったりとか、あとは工場もたくさんあって、それが当たり前にあるっていう風景ですよね。
よく内職募集のチラシとかが貼ってあるんですけど、
家の前とか。
家の前とか、あとそのお店の前にあったりして、
こういう土地柄ですから、昔そういった糸を使った、あるいは手工芸的な技を持ったおばあちゃんとかもまだまだ現役でいらっしゃって、
そういう方に向けた内職の募集が結構たくさん貼ってあるっていうのがまたちょっと西陣ならではなぁと思いながらいつも町歩いてて思うんですけど。
そうか、そういう産業にまだまだ関わっていらっしゃる方が実はたくさん住んでいらっしゃる。
なんで、なんか親が結構そういう組紐とかをやっていたんですけども、趣味でやってたんですけど、
そういう人からすればかなり羨ましいというか、私も内職でやりたいとかうちのお母さん言ってたんですけど。
なんかちょっと趣味とかいろんな技術持ってるような方々は。
うわ、何そこ最高なんだけどみたいな。
憧れの場所みたいな。
はたおりとかがやっぱり普通にあるので、そういった環境が近くにあるって、自分は全くそういったことはできないんですけども、
なんかそのクリエイターが普通に街中にいるっていうだけでちょっとワクワクするなという感じがあります。
はたおりのなんか音とかも聞こえたりするんですか?
そうです。まあ今機械にほぼなっちゃってるんですけど、機械折りの音とかよく耳すましてると、
こここの工場だなとか分かったりとか。
あと面白いのは季節ごとに扱ってる商品とかが違う工場とかもあって、よくその前通ると、
例えば20歳の成人式の前だったりすると、成人式の女性が肩にかけるあのふさふさの白いのあるじゃないですか。
あれを永遠とアイロンがけしてるオタクとかがあったりとか。
でもここのうちその時しか開いてないよなみたいな感じで、
本当にそういうニッチな、それだけをなりわいにしてるようなお店がたくさんあるなっていう。
なかなかないなと思って。
あのモフモフ他であんまり見る気ないな。
そうなんです。ここで作ってるんだっていうのはちょっとそこで見てびっくりしましたね。
いいですね。生活の中でそういう文化とかが自然と味わえるみたいなのは西陣によくですね。
今その京都10年目になって、結構これ西陣エリアはじめとして京都の街いろいろ楽しんでいらっしゃるんじゃないかなと思うんですけど、
なんか京都の中でもその地域と関わってこんなことしてるとか、
それこそ今回ひとつのテーマにもなってるオカルトみたいなところ、どっから来たの?みたいなところとか。
確かに。そうですよね。始まりはいったいいつだっていう話で。
子供の頃からめっちゃ怖いもの好きだったのか。
確かに。逆に子供の時むちゃくちゃ嫌いだったんですよ。
えー苦手だったんですかね。
どっからこういったものにはまったかっていうと、
家で仕事をしていて、徹夜をしなくちゃいけない。徹夜してると眠くなる。
眠気を覚ますにはどうしたらいい。そうだ怖い話を聞こう。
ってなって、その当時YouTubeじゃなくてYouStreamとか、
なんかそのウェブラジオ系の番組で会談をやってる回とか結構あったんですね。
今ではレジェンド級の方がいらっしゃるんですけれども、
そういった方々のアーカイブを聞いたりとかして、徐々に徐々に怖い、眠れないから怖い、面白いになって、
社会人になってからずっとそれを聞いてたんですが、
京都に来てからそれは京都にもそういう会があるなというのを気づきまして、
いくつか行ったんですけれども、
その中で女性1人で落語をやってる方みたいなんですけども、
落語調で古典の会談、万丈皿屋敷であるとか、四ツ谷会談みたいなものを発表する方がいたんです。
その方の会談会に参加しまして、
当時その会にいたお客さんの中に結構会談を持ってる方がいまして、
同じ年代の方だったんですよ。男性の方で。
その会が終わってからお客さん同士で会談をするってことになって、
彼と私の一騎打ちになってます。
持ちネタを言い合うみたいな。
その方も私も発表する場がなかったんですね。
聞いてはいて、自分でもちょっと知ってるけど、どこかに伝える手段がその時なかったので、
その時ばかりはもうここだって思って出し合ったんですよ。
それがきっかけでその人と仲良くなって、会談友達になって、
そこからだんだん輪が広がっていって、他にも会談が好きとかオカルトが好きっていう人たちと一緒になって、
イベントをいろいろ自分たちでも始めたっていうのが、
それがちょうど大体9年ぐらい前。
だから本当に移住してすぐぐらいに始まった感じですね。
最初はもうほんと眠気覚ましぐらいから始まったのが、
気がついたらもうご自身でネタも喋るようになり、
オカルト好きの仲間とも出会い。
まさかの出会いでしたね。
そこに行かなかったらおそらく始めてないので、かなり私の中ではターニングポイントだったと思います。
最初の自己紹介のところあたりでも、実は創作話より実際に体験された話を扱ってますみたいなお話ししてたのは、
京都だからこそそういうリアルな話が今もあったりとかも影響してるんですか?
そうですね。私も含めて仲間でやってた時も、そんな話どっから出てきたのっていうような不思議な話が本当にたくさんあって、
嘘をついてるっていう感じもしないんですよ。話してくれた方っていうのは本当に真面目にこんなことあってっていう。
それを本当に普通に話してくれるのがすごいなと思って。
東京とか関東の方とかでも会談会っていうのはたくさんあるんですけれども、むしろ東京とかよりも普通の人が怖い話持ってる率が高いんじゃないかって思ってまして。
なるほど。本当どういうところで皆さん体験してらっしゃるんですかね?
やっぱり京都ならではと思ったのが、歴史に基づいた話とかもあって、
昔こういう事件っていうか、戦があった場所にはこんなことあったとか、それが原因じゃないかっていう話があったり、
あとは町屋の会談ですね。やっぱり古い家っていうのはなんかあるっていうのをいくつか聞きましたね。
なるほど。
本当に普通の自分の実家なんだけど、子供の頃こんな体験があってって言ってくれるおじちゃんおばちゃん結構いて、やっぱり古い家ってそういうの多いんだなって思いましたね。
それはなんか、いわゆる心霊体験というか、何か見えないものが見えてしまうとか、オルタナイストっぽい感じとか。
全部です。
全部ある。
妖怪見えたものとかもそうだし、あとはそういった幽霊的なものであったり、でも何だろう、説明がつかないような感じのこともたくさんあるし、
でもやっぱり本当にあったんだって、澄んでみてわかりましたね。
ちょっと霊感もうちょっと欲しいなと思いましたね。
そういう意味で。
体験されてる方全然霊感ないんですよ。
ないんですかね。
例えばその1回きりだったりとか、子供の時にちょっと見たよみたいなとか、家族はみんな知ってるとか。
なんで、何か特別な力があってじゃなくて、何だろう、こういう京都の街だからこそ、そういった怪異が普通に顔を出すみたいな。
ある日突然顔を出してくるんで、ちょっとあれですね、隙を見せていただきます。
なるほど。隙見せてみたいな。
ぜひぜひ。
そうなんですね。オカルトの話とかにも詳しいと思うんですけど、結構京都についても実は、
霊感さんめちゃめちゃ勉強もされてらっしゃるということで。
頑張っております。
京都検定も2級ですかね。
京都検定2級、奈良検定2級です。奈良検定もあります。
それ何か勉強しようと思ったきっかけとかあったんですか。
そうですね、確かコロナぐらいからやりだしたと思うんですけども、もともと興味があったんですけども、
そろそろ自分が、歴史はもともと好きで、日本史が好きで、あと日本美術にもすごい興味があったんで、
そういったのも理由で京都に二重を決めたっていうのもあるんですけど、
その趣味じゃなくて、それはちゃんと一度腕試しをしれればと思いまして、まず3級を受けたんですね。
その3級の検定内容っていうのも、本当基本的な京都の文化だったり、歴史、地理的な問題っていうのがすごいたくさん出てきて、
本を開くだけで、かなり観光にもめちゃくちゃ役立つし、あと行事とかにも詳しくなれるんで、
普段住んでて、今日そろそろこの日だから、このお祭り行ってみようみたいなきっかけにもなるんで、
本買ってみて、これ面白いなと思って、その後3級受かってから、すぐ2級の勉強も始めました。
そっかそっか、最初はもうじゃあ、京都のいろんなこと、生活の中でも身近にあることを、もうちょっと詳しく知ってみたいなとか、
ささいなというか、そういうところから始まったんですかね?
そうですね、例えば言葉とかですね、
教言葉というか、その問題詞の中にもかなりのページを使ってですね、こういう文言があるよみたいな、
方言というか、京都ならではの言い方みたいなのがたくさんあるんですけども、
そういったものを知ると、なるほどな、こういう場で使うんだな、みたいな、これ言われたらちょっと気をつけなきゃとか、
そうですね、京都人の心の機微を図るためにも、知っておいて損はないんじゃないかなと思いますね。
勉強って実際どれくらいして、3級2級それぞれ?
そうですね、3級は結構簡単で、っていうのも、私が普段その歴史が好きだったので、一応下地がある状態で、
興味があったものをより深く知っていくっていう形で3級受けたんですけれども、
過去問題がたくさん出てるので、それを5年分ぐらいやれば、だいたいそのルーティンで回ってるんですよ、問題が。
答えだったやつが問題になってたり、問題になってたやつが答えになったりするんですよ。
で、扱い回しがって言ったらおかしいですけど、されてるんで、それを5年分とりあえずやって、
で、だいたいそれでかぶってくるんで、問題も。で、挑んだって感じですね。
3級はもうそういう過去問対策で、
過去問だけやれば、わっと大丈夫。
2級はまたもうちょっとステップアップするような。
そうですね。2級になるともう少し、米印で書いてあるようなこともちょっと問題に出てきたりですとか、
あとは、実地問題というか、その時にニュースになった新しい情報、こんな文章が見つかったとかいうのが京都新聞さんとかで発表されるんですけども、
そういった新しい情報なんかも含めて問題になってるっていう形ですね。
ちょっとやっぱ難易度は。
そうですね。
でも、基本過去問と、あとは教科書になっている教本を読み込めばいけるっていう感じです。
2級とられたのがいつ頃ですか?
結構いろいろやらせてもらったなっていう10年だったんですけれども、
今んところその次の文学フリマに向けて、
今新しい陣を制作しているんですが、
今取材する段階で、
次のテーマが鬼なんですよ。
京都って結構鬼にまつわる伝説とか言われっていうのがたくさんあるので、
祭りとかも。
そうですよね。鬼がたくさん出てくる場所だなと思っていて、
この前青森に行って、
そこにも鬼伝説があるんですけど、
鬼を巡るのいいなと思って、
鬼がいるところに行こうと思って、
今年はちょっと京都外に出ながら、
京都内もちょっと発掘しながらですね、
伝説を追う旅をしたいなと思っています。
そっか、あとどこやろう、岡山とか?
そうですね、まさにあの辺りとかは。
ちょっとかいつまんで言うと、
鬼って何かっていうと、
実際は人なんですよね、実は。
例えば政府というか、
おかみになびかない反対勢力であったりとか、
レジスタンス的な。
あるいは、鬼って言われてるけど、
実は外国人なんじゃないかっていう説もあったりします。
赤い顔は、西洋人ってちょっと日焼けすると赤くなるじゃないですか、
そういった大陸の人なんじゃないかっていう説があったりとか、
あとは青森に行って気づいたんですけれども、
昔、清鉄が盛んだ地域っていうのが鬼伝説が多いんですよ。
鬼って金棒を持ってるじゃないですか、
あれって鉄を作る民のことを指してるって言われていて、
まさにその岡山の地域も鬼伝説があるっていうことは調べていくと、
昔の清鉄産業の古い遺跡があったりするらしいんで、
これはもしかしたらいろいろ、歴史も好きなのでひも解いていくと、
なかなかいろいろつながってきて面白いんじゃないかなと思ってます。
京都の鬼は誰なんでしょうね。
京都の鬼と言ったら、大江山っていうところにいたと言われている、
四天童子。
四天童子聞いたことある。
四天童子っていう野党みたいな感じのやつなんですけど、
最終的に四天童って言われている武将たちに首を取られるんですけれども、
その首を祀っている神社とかも京都にありますからね。
行ったことありますけど。
じゃあ鬼と言われるその四天童子が祀られている。
鬼の首塚があります。
首があるっていう。一応神社になっているので。
そういった昔話の伝説の地が普通に京都にあるのは恐ろしいなと思ってて。
なんかその辺のお寺の人とかが、
あ、うち石田三成の書場あるよみたいな。
普通に言ってくるんで、
すごい博物館に行かなきゃいけないやつじゃないのみたいなのが知れているので、
それがすごいなと思いますよね。
なかなかその生活のましてや身近なところにそういうのがあるっていうのも面白いですね。
この辺も今収録している場所の近くもたくさん石碑があるんですけど、
よくよく見ると武将名が入っていて、
この辺りって戦国時代に呪楽亭っていうお城があったんですよ。
その周りに城下町として仕えてた武将たちの屋敷があったんで、
屋敷跡の表札みたいなのがいろんなところに実は建っているんで。
気をつけて見るとたくさんあるんです。
ちょっと気にかけてみます。
はい。
ありがとうございます。
結構ね、いろんな京都に来てからのお話だったり、
おかれとの話だったりお伺いしてきたんですけど、
最後にちょっと告知的なところもいくつかあるというのをお伺いしているので、
お話ししておきたいんですけど、
一つ目がまず、
ねがみさんも京都に移住してきたばかりの時にご参加いただいた京都移住サロンが、
次回8月の27日水曜日に、
町屋学びテラス、西陣というとですね、
本当に西陣にある京都産業大学さんが運営されていらっしゃる町屋を会場にして開催を予定していまして、
なんと企画としてねがみさんが会談話も当日していただけるというので、
開催に向けての意気込みみたいな一言あれば。
一応普通の会談だとつまらないと思いますので、
移住サロンということで、
移住した方が京都検定を受けたくなるような、