はいはい、これもまあ長い話になっちゃうかもしれないけども、そもそも発酵って何だと思います?
発酵、何か腐ってるとか、なんか菌が、納豆なんかもあるんでね、納豆菌じゃなくて何かが醸成されている。
それが体に、発酵だといいって感じかな。
そう、微生物が何か有機物に働きかけて、別のものを作って、みたいな、そういう化学反応ですよね。
その中で体に良い働きをすることを発酵って言うんですよね。
じゃあ腐敗ってのは何だと。その逆です。
だから体に悪いことをする。
生物学な定義だといろいろあるんだけども、古典的な定義としてはまさにそれだけなんだよね。
だから発酵と腐敗は紙一重です。
じゃあいわゆる腐ってるみたいに言うのは、それも人間にとってプラスかマイナスか別として一緒?
そう、だって外国人に納豆を食わせようと思うとこれ腐ってるじゃんって言うじゃないですか。
否定はできないですね。
発酵っていうのは微生物が働きかける微生物って言っても、
じゃあ体に良いことをするとは限りないですよね。
だって病気の結構大きな原因は感染ですよね。ウイルスとか。
あるいはオオイチゴナみたいな大腸菌なんていうのは悪さをしますよね。
だから発酵微生物なんていうのは、今はプラスにとからえがちだけども、
腐敗とか病気につながるものもあるから注意はしなきゃいけないですよね。
その体に良い方だけを取り上げて、体の健康に役立てようというのが今の発酵ブームです。
そもそも微生物の中で腸内細菌なんていうの聞いたことあるでしょう?
特に細菌よくね。
腸内には確かに菌がたくさん住んでいる。
もともと腸内細菌はどこから来ますかね?
どこから来る?もともと腸にはいないんですか?
人間だけに限らず、動物もそうだけど、お母さんのお腹の中にいるときって体具は無菌です。
そうなんだ。
体具が菌を持ってたら、お母さん排血症になっちゃうじゃないですか。
なるほど。考えたことない。
じゃあいつ腸内細菌を持つの?
だから生まれてから?
そう、生まれてからというか、生まれた時になります。
生まれるときに、赤ちゃんは山道から出るときに、お母さんの体の菌をもらうんですよね。
出るときにもらう?
そう。だからお母さんと同じ腸内細菌を持つ子供が多いんです。
逆に言うと、お産の時に、今欧米で結構流行っているのは出産前の懲戒というのが流行っていて、
出産前?
できるだけ自分の腸内環境をいい環境にしておいて、いい菌を集めておいて赤ちゃんを産もうと。
手を切開をすると、無菌のまま赤ちゃんが取り出されちゃうんですよね。
そうか。
本来ならば、もらえるはずだったお母さんの腸内細菌をもらえずに、外界と接することになります。
いくつか、ちょっと怪しいなと思うような欧米のレポートがあるんだけども、
誰の菌を最初にもらうかというと、最初に素手で抱いちゃった女産婦さん。
そういう人の菌をもらっちゃってる可能性がある。
なんか悲しいですよね。
一生懸命お母さん苦しんで、辛い思いをして、大変な思いをして産んだのに、赤ちゃんに伝わった腸内細菌が女産婦さんのだったなんて、ちょっと悲しかった。
そういうところも、今結構深く研究が始まっているところなんですよね。
例えば動物。オーストラリアにコアラっていますよね。
います。
これも結構、聴覚の人たちの中では今有名になっちゃった話なんだけども、コアラって何食べますか?
ユーカリの葉を食べてるイメージ。
ユーカリの葉を食べますよね。ユーカリって人間にとっては毒なんですよね。ユーカリオイルって十数グラムで治療になったりする。
僕はあの香りとか大好きなんですけど、飲んだらやばいと。
なんでコアラは死なないか。ユーカリしか食わないのに。
何か分解できる、何か持ってる。
私も実はこの仕事をするまでは、コアラは肝臓科なんかにユーカリのオイルの毒素を分解できるコースを持ってるんだろうって言ってたんですよね。
でも調べてるうちに違うことがわかったんですよね。結構衝撃的だったんですね。
コアラには、人間には結構退化してしまった盲腸って部分があるんですけども、長い盲腸を持ってるんですね。2メーターとか3メーターのコアラは。
そんなあるんですね。
なんとそこにユーカリの毒を分解できる腸内細菌をたくさん飼ってるんです。
だからコアラはその菌たちを飼っているから、ユーカリの葉っぱを食べても毒にやられないで住んでる。まさに矯正してるんですよね。
でもユーカリの葉っぱを栄養にできちゃえばコアラにとっては天下ですよね。ユーカリの森なんて他の動物は住めないんだから、住んでも食べるもんないからね。
あんなに動きがゆっくりで優しい感じの動物が古代から現在まで生き残ってこれるのはユーカリの葉っぱを食べてたから。
じゃあ赤ちゃんはどうやってその細菌を手に入れるか。さっきの続きだから大体予想つくと思うんですけども。
そしてコアラといえばちょっと食事中だったらごめんなさいですけどよくなんか親のウンチ食べてるイメージ。
赤ちゃんは最初は母乳飲んでるんだけれども1年くらい出すとユーカリだから考えると同じように赤ちゃんなんかお腹にいるんだけど
独り立ちするときにやっぱりユーカリを食べれるようにしていかなきゃいけない。
お母さんは自分の腸内細菌を弁当して子供に食わすっていう習慣があるみたいなんですね。
そういうことなんだ。
それで腫れて独り立ちできる。牛だって同じですよね。動物っているじゃないですか。
思っていれば恐竜なんかもそう。あんなでかい体のものがなんで草食っていじりきてるかって。
昔、小学校なんかで牛は草食動物ですなんて習ったけど、その時とのイメージとしてはやっぱり
牛はなんか草食べるけど草を分解して栄養にできるみたいに思ってませんでした?
思いますね。じゃないとあんなね。
でも実際にはそうではなくて、牛が食べてるのは確かに草なんだけども、最終的な栄養にしてるのは草ではなくて細菌なんですね。
そこも細菌なんですか?
細菌なんですよ。ご存知の方も多いと思うんだけど、牛には4つ胃があって、
その4つの胃が順番に並んでいる中で、1番目から3番目の胃っていうのは草が行ったり来たりする。半数という消化を行ってるんですね。
そこはなんと胃ですけど胃酸が出ないんです。何をしてるかっていうと、その中にたくさんの微生物を飼ってるんですね。
草をすり下ろしたり噛んだりして細かくした草を消化液と混ぜながら、でも体の中だから36度とか7度に保温されてるわけですね。天然の培養庫ですね。
そこで細菌はものすごい勢いで増えます。
そしてその増えた細菌を何と第4番目の胃で、焼肉になったらギャラって言われるところですけど、強烈な胃酸を出します。
人間と同じようなPHが1とか2の胃酸を出すんです。そこで溶かすんですね。
細菌っていうのは草を食べてます。セルロスっていう成分がメインですけれども、草を食べてるんだけども、自分が脂肪とかタンパクを合成できるので、どんどんどんどん増えていくわけですよね。
だからその細菌をガバッと食べれば、たっぷりの栄養と一緒に細菌を食べることになります。
それが牛の身となり体となり。
そうか。
はい。
じゃあ何か当たり前ですけど、牛が当然肉食べるわけないんで、何であんな体できるのかなと思ったんですけど、全部その牛の胃の中でというか、体の中で全部作り出してるっていうか。
そうそう。そこが天然の発酵庫だったってことですよね。
人間は残念ながらコアラのような長い毛長もなくて、牛のような草を食べて栄養できるような機能はないんだけれども、でもやっぱり進化の過程で腸内細菌っていうのが大きな働きをしてるんじゃないかって容易に想像がつくと思うんだけども、最近急にその辺がエビデンスが出まくってきてるんですよね。
私がその腸内細菌とか、一番最初に触ったのはもう研修院の頃なので、30年も40年前ですけれども、腸内環境とかに興味を持って真剣にやり始めてからもう10年ぐらいは経ちます。
その時って腸内細菌をやってる人は大抵は消化器内科の医者とか、あるいは微生物の研究者だったりしたんだけども、今は違います。