東京都65歳の女性からいただいています。
最近、夜眠れなくて困っています。腸活で睡眠の質は変わりますか?ということで。
結構、それこそね、神グルト、これはこうかこうも言えませんけど、僕なんか食べてて睡眠も良くなったななんていう話もあるんですけど、
それはちょっと置いといて、先生も言えること言えないことあると思うので、この方のご質問にまずシンプルに答えてください。
そうですね、最近わかってきたのは、でも腸内環境が体のほぼ全部の臓器とか器官に影響していると。
前は想像だったのが、今はエビデンスが続出していて、本当に10年前ならば腸内環境なんてやってるのは、私のような消化器の専門医ぐらいだったんだけども、
今は、例えば循環器にそういう先生がいたり、精神科にそういう先生がいたりするっていうのは、やっぱりそういったエビデンスが積み重なってきたっていうことですよね。
腸脳相関なんていう言葉も聞くことが多くなりましたよね。
日本に腹言葉って言って、日本人がこう、経験的にお腹と脳がつながってんじゃないかみたいな、そういう感覚。腹グロいとか腹が立つとか。
腹を決める。
腹が、綿が逃げくり返るとか。
なんかそういったお腹、精神的に影響してるんじゃないかみたいなこと。
それって、最近急速に実はエビデンスが集まり始めてて、そのメカニズムもだいぶ分かってきています。
腸内環境はまず、普段の起きているときのメンタルもそうなんですけども、睡眠の質にも影響しているのがやっぱり分かってきていて、
一つはその、人間の睡眠ってホルモンの中にも作用されてますよね。
睡眠ホルモン、メラトニンなんて言葉、どこかで聞いたことあるかな。
メラトニンでも結構もうずいぶん昔から、もう30年も40年も前から、
例えば、かつてはスチュワーデスさんとか、
あるいは、飛行機で常に飛び回っているビジネスマンとかが、
時差ね。
そう、時差ボケのために使ってたんですよね。
小型エホルモンに近いので、それを取ると、ミッコに当たったのと同じような睡眠の誘導になるみたいな。
ちょっと今は、もう少しそれより一段階進んだお薬ができていて、
そうなんですね。
これね、もうすごいんですよね。
メラトニンが正直、ものすごい効くかったらそうでもなかったんだけど。
そうなんですよ。これは個人の体感ですけど、
サプリとかでずっとメラトニン、ジェットラグル使ってますけど、
なんか最初言われたんで効く気したけど、あれってあったんですか?やっぱり。
そうそう。だから、医薬品にはなかなかなりにくかった。
だからサプリだったっていうのもあるんですよね。
だけど、そこのメラトニンの先にあるメカニズムに働きかける薬が、
もうここ数年というか、もうちょっと前かな。
10数年出てきていて、それはね、結構すごい効果が高いんですよね。
それはなんかね、もちろん全ての方が簡単に手に入るわけじゃないですけど、
そういう睡眠とかでちょっと困ってたりの人は。
お医者さんに行けば、だから昔のように癖になっちゃって、離脱できない睡眠薬とかじゃなくなってきてるんですよね。
で、その腸内環境とどう関係あるかというと、
メラトニンはどうやって作られるかというと、
我々がタンパク質を食べて、それを消化管の中でだんだん消化されていって、
トリプトファンっていうね、ヒスタミノ酸まで分解されるんですよね。
そうするとこのトリプトファンってその先どうなるかっていうと、
どこかで聞いたことがあるかもしれませんけど、セロトニンって物質に今度変わります。
で、セロトニンからメラトニンができるんですよね。
そうか。メラトニンの前にセロトニンがまずある。
そうそう。で、そのセロトニンってすごく精神的な作用が大きくて、精神疾患なんかに結びつく。
その辺はまたちょっと別の機会だと思いますけども、
やっぱりきちんと腸内環境が整っていると、
今のトリプトファンからセロトニンからメラトニンみたいな流れも出来上がっていて、
ただそのセロトニン、幸せホルモンなんて言われたりもするんだけども、
それが脳内でポジティブな働きをするっていう風に言われてるんですけども、
それもほら健康情報のあるあるで、セロトニン腸内でできたら脳に行くのかって言ったら、
これがまた行かないんだよね。
脳って本当にすごく重要な臓器だから、血液脳関門って言って、
ブレインブラッドバリアBBBっていうですね、ものすごい関門があって、
そんな簡単に何でも言っちゃ困りますね。
だからそこを超えないので、実際には腸で作られたセロトニンが脳に働くわけではないんだけども、
でもそのセロトニンが作られている信号は何らかの形で脳に伝わっていて、
脳内のセロトニンが増加するって言われていたりするんだよね。
その辺はまた別の機会においておきます。
だから結論から言うと、睡眠の導入とか睡眠の輸出に大きな影響を与えている可能性はある。
なるほど。ありがとうございます。これだけでまたもっと聞いていきたいんですけど、
今後別の回で詳しくあるかもしれませんが、ありがとうございます。
じゃあ次の質問もいただいています。
大阪府の28歳男性からいただいています。
20代ですが、最近会社を辞めたい気持ちが強くて、腸って心にも関係あるんですか?
今の流れで言えば、皆さんそうそうと思われるかもしれない。
腸内環境が精神状態に影響を与える。
世界のいくつかの国で今、精神疾患の薬ではなく腸内細菌でコントロールできないかという臨床試験が行われ始めました。
だからやはり医学的にもすごく注目の領域だと思うんですよね。
やっぱり薬でどうかするというのではなくて、自分の正常な体に戻すという働き。
やっぱりそこを使うのは一番合理的だと思う。生理的だし。
心にも関係あるのは間違いなくエビデンスが出ています。
うつ状態の改善にいいんじゃないかというのは言われていても、私自身も食べないと気分が上がらないんですよね。
何か今日気分悪いなと思うと、今日食うの忘れたみたいな。
そういう時があって、経験的には自分でも本当に心に関係しているなって思いますね。
これさっきの最初、冒頭で話した海外で腸内環境を改善して、本当に心にそういうのも始まっているってありましたけど、
ちょっとこうマニアックかもしれないですけど、もし先生がわかれば、例えばどういうふうにして腸内環境を研究して改善させようと、
例えばどういうふうにするんですか。カミグルとみんな食べましょうって話じゃないと思うので。
いろんなアプローチはあるんだけども、一つはその前に話したプレーバイオティクス。
腸内細菌の餌になるような良い餌を食べるようにした人は、その後のプロセスが順調にいって、
メンタルに良い影響を与えるんじゃないかという試みの臨床試験もあるし、逆に特定の菌種、
Aという名前の菌があったり、Aという菌を与えたらどうなるかという研究も行われていて、
結構そのスタディデザインとしては差を出しにくいんだろうなと、
エビデンスばっかりやってきた私は思うんですけども、
でもたくさんの患者さんをやって状況を整えていけば、近いうちにそういったエビデンスがちゃんと出てくるんじゃないかなと思います。
なるほどね。腸内環境、この研究というかね、そういうものの一番トップの国ってアメリカなんですか?
何をもってしてってあるかもしれないですけど。
そうそう、何をもってトップ。
やっぱりね、残念ながら医学研究ってこの半世紀ぐらいはビジネスと結びついちゃうんですよね。
やっぱりとってもお金がかかるので、研究費は本当にたくさんかかるので、
じゃあそれをどこから研究費を持ってくるかというと、国がふんだんにくれるわけじゃないとすると、製薬会社とかが開発費を出したりしますよね。
だから本当に金になりそうな研究にはお金が出やすい。
この半世紀ぐらいはそういう時代がずっと続いてきたと思うんですよね。
でも、薬ではなくていうと、やっぱり非常に生理的で、結果としてなかなか製薬会社が動きにくい部分でもあったりしますよね。
そうやって薬が売れなくなっちゃうから。
だから、その最近の研究っていうのは、どちらかというとビジネス主導ではなくて、
そういった研究者のマインドで行われていることの方が多いんじゃないかなと思います。
そうですね、いろんなことが絡んできますからね。
これちなみにもう1個質問ですけど、先生これもわかればですけど、
エビデンスがそれこそなければ、これはあくまで医師というより、林和彦個人の見解、裸感でもいいですけど、腸内環境が良い国民。
あえて素人の質問ですけど、傾向がありそうな。
もうジャパニーズでしょ。
これは僕らジャパニーズポジショントークじゃなくて。
多分日本人が長寿だったとか、あるいは肥満が少ないとか、そういったのは単に遺伝子的にそうだったというわけではないと思うんですよね。
日本人の食事とかをかなり解析していくと、やっぱり腸内環境を整えるような方法が最初から整っているじゃないですか。
例えば食物繊維も豊富だし、あるいは発酵食品もたくさん摂るし、やっぱりそこが遺伝以上に影響していた可能性があると思うんですよね。
自分は大学院で薬を散々出しまくってきた方だから偉そうなことは言えないけど、
自分がこの食品業界に入ってきて、食の業界に入ってきて思うのは、生活食品分野の半分ぐらいは食でなんとかなんじゃないかなと思う。
一番説得力がありますね。ありがとうございます。
まだまだ聞きたいんですが、もう一ついけそうかな。
3つ目の質問いただいています。千葉県40代の女性からいただいています。
肌の調子が腸で変わるって本当ですか?美肌にも良い腸活が知りたいです。
美肌にも良い腸活。前回に炭素脂肪酸という話をしたと思うんですよね。
炭素脂肪酸の働きの一つとして、それが血中に流れて肌に到達した時に肌のバリアを整えるみたいな働きがあるんですよね。
もともと人体のバリアって腸と皮膚なんですよね。
腸と皮膚。
普通に生きていて外界と直接触れるのは皮膚と腸じゃないですか。
腸というと、一番最初にお話したかもしれない。腸は体の中じゃなくて外ですから。
食べ物とか直接入るし、落ちたものを食べても死なないのは腸が外だからですよね。
起きて肺筋だらけになっているものをもし本当に体に取り入れたら一遍に排血となってしまうはずですから。
だから肌にも当然バリアがあります。肌にも腸細菌といって同じように腸内フローラみたいに皮膚のフローラがあるんですよね。
研究もずっと進んでいて、もともと表皮ブドウ吸菌とかアクネ菌とかそういった研究が進んでいて、
それだけじゃなくて皮膚の細胞自体に働きかけて潤い成分を出したり、あるいは傷を修復したり、キメを整えたりという働きはもう分かっていて、
だから腸内環境で肌が綺麗になるっていうのは丸です。正しいです。
いやーだって本当にねこれポッドキャストなんで、音声なんで、ぜひ先生が証明してるんで、ぜひ先生のインスタとかもチェックして。
まあでも実物が一番ですけど、めちゃめちゃ肌綺麗ですよね。
それはでもね最近本当に言われるんだけど、でも50代の後半でこのヨーグルトを作ったでしょ。それでそれまでは言われたことなかったんですよ。
それが最近トミーに言われる、特にあの祭典なんかでお客様の前に立つと、なんか肌綺麗ですよねって、この間も先週も何回も言われて、そうなんだと最近自分でもそうなんだと思うようになりました。
いや本当にこれねすいません、ボキャブラリーが貧困なんでね、褒めてるんですよ。先に言いますけど、なんかツルッと剥けたゆで卵みたいな。
そんなそこまで綺麗じゃない。
ツルツルしてる感じなんで、なんか明らかにやっぱ関係あるんじゃないかなって。
ただお客さんの中には、だから祭典なんかだと、今回も初日に買いに来てくださった人が3日目に来て、いやもう次の日から化粧のノリが違ったっていう人いましたよ。
そうか。これでも今なんか発想なんですけどね、その皮膚と腸からって言ってたじゃないですか。なのでカミグルトというかヨーグルトはその腸からということで、そこで腸活で肌理ってことだと思うんですけど、逆に今の話で何でしょう?
化粧品を作るってことはあり得るんでしょうか?あり得るっていうか出来得る?そんなことは腸の方が早いからやんない?
いや、全然出来ると思うんですよね。皮膚って弱酸性はいいとされていたりしますね。
なんか色々聞くけど素人には逆にわからない。先生に聞きたいですね。その辺はどうなんですか?
例えば石鹸ってアルカリ性だったりしますよね。いろいろ調整液が入って中性の石鹸とかできたりして、特にでも合成系の石鹸とかだと残留も多かったりしてやっぱり肌を荒らす。
もちろんいろんなクリーム塗ったりとかいろんな手入れで整えるっていうのはあるけれども、そういうある意味薬と同じように自分の本来持っているものでないもので調整するよりは自分で調整した方がいいだろうなと思うところもあって、
実際に自分で乳酸菌を培養しているときに肌に塗ってみたこともあったですね。ただおそらくそのpHの調整とかをすればいいものができそうな気がします。
もっと言えば炭素脂肪酸は確かに消化されちゃうので口から取ってもしょうがないというのがあって、肌から吸収させるのも結構難しいんですよね。
だけどそういった小さな循環みたいなことを化粧品でできたらすごい面白いと思うし、本当に自然じゃないですか。化学物質で整えるわけじゃない。
これもしかしたら次の我々の目標かもしれないですね。神楽坂乳業がある日突然神楽坂化粧品に変わっている可能性もあるかもしれない。
神楽坂コスメ化粧品経験ですね。もっと言えば神楽坂乳業いつか神楽坂発行にしたいぐらいですね。
そういう話も企画会議みたいになってきましたけど、でもいいじゃないですか。メディカルフードとメディカルコスメというかね。コスメって言い方がちょっとわからないですけど。
だから同じだと思うんだよ。いつまでも若々しく元気でいたいって誰でも思うじゃないですか。それは体の臓器でも同じで、あるいはその外見でも同じだと思うんですよね。
それをこれまでは薬で何とかしようと思ってきた。だから病気になったら薬で体を整えようと思うんですよ。肌だって同じじゃないですか。
なんかこうタルンできたら化粧品で何とかしようとか。でもそうじゃなくて、本来思ってたちゃんとした生理的な働きを復活させれば、もしかしたら肌も綺麗になるかもしれないし。
食品で腸内環境を整えて健康になろうなんていう考え方同じですよね。そこを多分ビッグビジネスだと思います。