はい、ではDMMの亀山です。亀っちの部屋、始まります。
サブMCの高橋です。今週もよろしくお願いいたします。
本日のゲストをお呼びします、書道家の武田双雲さんです。よろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
こんにちは。
簡単にですね、武田さんのご経歴を私から紹介させていただきます。
武田さんは1975年の熊本県生まれ、東京理科大学を卒業後、NTTに入社、約3年後に書道家として独立されます。
NHK、大河ドラマ、天地人や世界遺産平泉などの多くの大事を手掛けられるほか、講演活動やメディア出演、書籍の出版等も多数、
日本のみならず、アメリカ、欧州、東南アジアでも個展を開かれるなど、世界を舞台に活躍されています。
というわけで今日は武田さんにお越しいただきました。
亀山さんがお話しされたいということで、リクエストいただいて今回。
ありがとうございます。光栄です。
どうもどうも。いやいや、俺書道のことさっぱりわかんないんで。
いえいえ。
YouTubeとか見てたら楽しく話してたので。
ありがとうございます。
いろいろときどき出てるじゃないですか、ナイトさんとか他の人と。
それ見て、あんなか面白そうと思って今日はしてもらいました。
本業の話じゃないから。
全く予想つかなくて楽しみです。
もともとは何?もともとというか、今もそうなんだ。書道家とかアーティスト。
でもなんかその本も書いてるだけ。ポジティブったらネガティブったらの。
そうなんですよ。なんかもう本も60、70冊以上出してて。
そんなに。
なんでそうなったかちょっと僕も全然。
普通に僕大学時代は理科大の情報科学っていう、どっちかとコンピューターサイエンスの方に行って。
普通にNTTに就職して、ITコンサルタントみたいなのやってたんですけど。
それが僕は平成10年登場者なんで、1998年とか。
会社辞めたのが2000年だったんですけど。
まさに神山さん含め、IT革命のど真ん中だったので。
ちょうど僕が会社に勤めたところにデジタル回線、ISDAが出てきたりとか。
光回線がこれから出るよ、常時接続光回線って言ってるときだったんですけど。
アメリカの情報なんかを仕入れてたら、これすごい大津波が日本に来るぞってことだけはなんとなく分かった。
大津波が来るっていうときにうずうずしちゃって。
そのときにたまたま書道、趣味が書道っていうか小さい頃から母親が書道の先生だったんで。
書道はずっとやってたんだけど。
逆にデジタル革命が起きるってことは、逆にアナログに走ったら面白いことが起きるんじゃないかっていう発想をしたんですね。
筆文字っていうものがあんまり、僕は営業もやってたんで、名詞がいっぱいあるんだけど。
例えば名詞の名前ってみんなパソコンフォントじゃないですか。
デジタルフォント、認定体とかゴシックとかだと思うんですけど。
あれ、なんでそういえば名前ってすごい個性的なはずなのに、みんな手書きじゃないんだろうとか、筆文字じゃないんだろうと思って。
そこから筆文字屋.comっていうのをまずホームページ作ったんです。
とりあえずよくわかんないまま。
筆文字屋.comっていうのを作って。
これなんか面白いじゃないですか。
ドットコムと筆文字屋って、アナログとデジタルが違和感が気持ち悪いし。
そういうのにハマっていって、とうとう独立したい。
筆文字屋.comで独立したいと思って。
例えば名詞の筆文字名詞を作りますなのか。
例えば表札とかも今どんどんパソコンになってるんで、表札を書道家が書きますとか。
それをインターネットでオーダーすれば表札になって届きますよみたいなオーダーメイド筆文字.comみたいなことを立ち上げたんですけど。
それでやめたんですけどね、会社を。
じゃあ逆に今後はどんどんどんどんデジタルで、要はフォント的なものになってくるから。
っていうので逆張りしたって感じ?
本当そうですね。もうみんながどんどんデジタル化すればアナログの価値が逆に上がるんじゃないかっていうか。
マニアックだけどニーズが高まるんじゃないかっていう。
なるほど。一歩先っていうか3歩ぐらい先行ったって感じだね。
いやわかんない。
その時はまだ何もわからずに飛び出して、もちろんうまくはいかなかったんですけどね。
それはどうだったの?あまりお客さん来なかったね。
本当にありがたいことに飯が食えるほどでは、会社員時代の給料以上はもういけたんですけど。
スケール作ってくださいって言ったら手書きで書いて、そのデータを送るって感じなの?
その時は自分でやり取りをしながら、じゃあこのパターンでいきましょうってデザイン僕が提案したら、
表札屋さんと組んで表札にして送ったりして。
なるほど。
だから一つ一つが結構時間がかかるし、値段もそんなに何万とかなんで、スケールできないんですよね。
だから手書きだし、ドットコムと合わないっていうか。
ひっそりとだからそれで表札屋さんで飯食うんだったらいいんですけど。
そういう意味ではそこがあまり広がらなかった。地道に普通に飯は食えるぐらいだったんで。
そんな簡単に話すと、その本をたまたま見たのがあるテレビ局のプロデューサーで、
この本で書かれてる授業が面白いから、世界一受けたい授業っていうのでテレビでやってくれないかって言われたら、
それが結構最高視聴率みたいなのを取っちゃって、それで定期的に番組に呼ばれるようになったりして。
だんだん独立して3年後くらいから、テレビとかラジオで若手書道家として大きな筆持ってテレビの前で和太鼓と一緒に書いたりとか。
それを見たら、例えばロシアでやってくれ、ヨーロッパでやってくれって。
まだ日本の景気がバブル後だったけど、2000年前半って結構まだ会社にもゆとりがあって。
いろんな国でイベントで、日本イベントでパフォーマンスをやらせてもらったりとかね。
そうしてる間に、たまたま僕が、すごいその当時って、僕もADHD既視度をすごい強く持ってて。
世界平和だ、自由だ、ワクワクだ、幸せだなの言ってたら、周りからみんなが先生って書道教室の生徒さんたちもいっぱい集まってきて、
300人ぐらいにすぐなって。
ただ、みんな生徒さんたちが先生ってすごい変わってるって言うから、何が変わってるんですか?
ポジティブすぎますとか、闇がなさすぎますとか、そんな人間見たことないですって言われて、何がですか?って言って。
そこで対話が始まって、みんな闇って何?とか、人は何で争うのか?とか。
妙に僕は明るかったんで、逆にすごい興味がいって、
突然それにはまっちゃったら、言葉が永遠に出てきちゃって、ずっと喋ってるんですよね。
それが、ライターさんが来てインタビューしてくれたのが、いっぱいいろんな新聞とか雑誌とかのインタビューが広がっていって、
本もどんどんそっちの書道じゃなくて、今だったら丁寧に新しい千利休がやりたかったことを、
ブッダがやりたかったことを、空海がやりたかったことって、今になるとどうなんだろう?みたいな感じで、
それを今風に語ってたら、本になったりとか、講演会で世界中、日本が多いんですけど、
あらゆるところで、年間多いときだと50、100講演会をやらせてもらったりとかしてたんですよね。
結構若くして、テレビとか出演して、世間的にデビューしてるの?
そうですね。主に30代ですね。今48なんで、30代がかなりテレビとかメディアもだいぶ出させてもらってたんですけど、
今はもうだいぶ収まってるし、僕も興味があんまりなくなってるっていうのもあるし、
だいぶ20代、30代、40代でいろんな価値観も変わったし、僕もいろんな人の闇、自分にも闇、壁もぶつかったし、
やっと人間というか、大人、普通の人間に戻ってきましたね。
どうなの?闇と壁って違うと思う。
おお、いいな。
もともと闇がせせないですよねって言われた。
そうですね。
でも、闇って持ちたくて持つものでもないし、闇とどういう思いなの?その辺で。
確かにね。闇と壁って面白いですね。もうすでにそのタイトルだけでずっと語りたいぐらい。
壁っていうのはどうしても進めば進むほど絶対壁って出るし、壁がなかったら多分何も成長してないだろうし。
闇ってなんなんですかね。これすごいテーマですよね。
闇って感じが面白くて、文画前に音って書くじゃないですか。
文画前に音って闇らしき闇は漢字の中に含まれてなくて、音が文画前で閉ざされてる感じなんですよね。
だから多分音が聞こえない状態、文画前が取れれば音は聞こえるんだけど。
闇って字のごとくもそうなんだけど、音が聞こえない、目が見えない、光が届かないところっていうので。
声が聞こえないっていうのがね。
そうですね。
人のいろんな言葉が伝わりにくい場所な気がするよね。
そうそうそうそう。
いろんな闇って言ってもあると思うんですけど。
例えばじゃあ人間だけが闇ってあるのかとかね。
例えば猫とか犬とかチンパンジーには闇はないのかとか。
なんかなさそうな気する。
例えば赤ちゃんってないじゃないですか、闇は。
例えばオギャーっていう時に闇はないし、闇っていつから、何歳ぐらいから出てくるのかなとか。
はいはいはい。
あと闇深い人はいきなり深いのか、じわじわ深くなっていくのか。
闇が薄い人っていうのは、そもそも対策してるのか天然なのかとか。
闇って面白いですよね。
例えば亀山さんは闇落ちみたいな、今は若い言葉でよく闇落ち、闇るとかあるんだけど。
そういうこと、自分が闇ってるなっていう時ありますか。
いや俺はあんまないんだよね。
だから俺自身は、自分の闇の中にコンプレックスを感じてきたタイプなんで。
例えばもちろんこんだけの実業っていうかいろんなことにチャレンジして、
部下も増えれば、取引先も増えれば、
いろんなガヤガヤ周り、人間関係いっぱい複雑にあると思う。
もちろん失敗することもあるだろうし、裏切られることもあるかもしれないけど。
そういう時に感情がブレすぎて眠れないとか、
ムカつきすぎて1週間殺意が生まれる、そういうのはないですよ。
でも確かに腹は立つことあるけど、さっきの言うと、
たぶん闇っていうのは、自分で言うところでそれがだんだんネガティブに取られるんじゃないけど、
たぶん壁っていうのはさ、壁自体、たぶん自分壁はいっぱいあったんだろうけど、
そこで闇がぶつかったら、「いてー闇落ちー!」みたいにならないだろう。
あーなるほど。
上りがやるなとか思ったりしてるわけじゃないの。
壁に対して、もちろん怒ることも、うわーめんどくせーなって思うこともあるけど、
乗り越えるか乗り越えないか、この壁はスルーするかとかそういう、
もう向き合ってるってことですよね、壁に対して。
壁に対して、うじうじうじうじ、
なんだこの壁は、なんで俺はこんな壁に出会うんだろうとか、この壁なんとかとかって、
うじうじずんどんどん闇落ちしていくことがないってことですよね。
うん、たぶんね。
だからさっきの闇っていうのは、別に初めからあるっていうのも、ゆっくりと呪いみたいなのが触ってくる。
あー、そんな感じする。
そんな感じが、イメージだけどね。
うん、わかりますわかります。
あなたはできないできないって言われると、できないような気になったりとか、
例えば愛してない愛してないって言われたら、愛されてないような感じになるとか。
たぶんあれですよね、同じ場所でずっとぐるぐるぐるぐる留まってると、
ずっと闇が深くなっていってる感じがしますよね。
だからたぶん、神山さんが闇が感じないっていうのは、
留まらないからだと思うんですよね。
そこの中で、ずっと同じ関係性の中で行動を起こすから、闇れないっていうのもあるんじゃないですか。
そもそもさんが、闇ないですよねって言われたらどんな感じだったの?自分とは思えば。
いや、頑張って持とうとか思ったら。
そうそうそう、若いときは。
みんなの闇をなくそうと思ったらどっちだろう。
両方ありましたね。
闇がないの?薄っぺらい人間なのかなとか、思ったし。
そういうふうに思ったよね、ついつい。
浅い人間なんだろうなと思ったりとか、人の気持ちがわかんないのかなとか、最初思って。
でもやっぱり、若いときは全世界の闇を消すとか言ってましたけど、そんなの無理で。
やっぱり、闇に対しての好奇心はあまり持ちすぎると危険だしね。
ずっと引きずり込まれることもあるだろうし。
だからいろんな大人に怒られましたよ、僕に。
若いときに、お世話になった年上の先輩方に。
お前は、ソーンは闇に興味持つなって言われた。
そのままでいいから、別にいいから、闇とか研究しなくていいからって言われたこともありましたけどね。
たぶん俺もそんな、あんまない方だと思ってるんだけど、たぶん俺たちはその辺の人の気持ちがわかってないんだよ。
どうなんすかね。
例えば、喋ってちょっとしかたってないけど、
わかってると思いますよ、たぶん。
だって人の痛みがわからない人。
痛みはその人の身になってわかってないんで。
闇打ちしたというか、闇の中にいるのをいっぱい見てるから。
時計もあるから。
その中に一緒に入っていけるかというと、ちょっと違う。
無理ですね。
自分が入っていった時に、実際その人の気持ちが本当にわかるんだけど。
俺たちが女性の気持ちがわからないぐらい、闇打ちしてもわからない。
確かに。
しかも、闇打ち経験が俺たち全員があるとして、
じゃあ闇の気持ちがわかったところで何も救えないですもんね。
闇の時は人の闇どこじゃないから、そんなもんどうせできないじゃない。
そっかそっかそっか。
闇打ちって何ってやつ?天然のとぼけたやつからするとさ。
そうだね。
たぶん、そもそもさんがたまに人生相談みたいなのやってるけどさ、
これでね、あなたはね、こうやっていったらいいよとか言ってもらう。
ケッとか言われて。
お前何がわかるんだ?みたいなことで思われてるんじゃないかな。
いやいや、絶対そう思います。やっぱり。
俺もたまにね、ちょっともっともらしいこと昔言ってたわけ。
でも言ってて、ケッて思われてるのがわかったんで。
全然心に響いてないっていう。
そうなんですよね。あんまり意味ないっていうか、
あんまりこう、無駄が多いですよね、こういうやり取りってね。
いやでも、別にそれはそれで、言うのはいいんだけど、
まあ、普通で言うといかないよねっていう気持ち的にね。
だから、わからない前提で、
そうそう、わかった風な口ぶりでさ、
ネガティブ、ポジティブとか飾んじゃねえよとか言われちゃうんで。
いやいや、絶対言われますよね。
とりあえず、何言っても、だって俺みたいな若造が、
でも初動家だからちょっと初動家っぽく、
ちょっと深みに捉えてくれる人も多いっちゃ多いんだけど、
結局、人間だってそんな可愛すぎて薄っぺらいのバレるし。
薄っぺらいっていうのは、間にたぶん、
闇と光の中間あたりでうろうろしてる人が大半だと思うんだけど、
たぶん、その人たちにこっちおいでよみたいな感じだと思うんだよね。
確かにね。
やっぱり遠く遠くまで行くとさ、
そっちまで行き過ぎると自分たちもそっち入っちゃうし、
横の人たちもその真ん中あたりで時々光ったり、
時々闇行ったりとかする人たちがほとんどなんじゃない?たぶん。
俺たちもちゃんとあるじゃない?
あります、あります。
そういう思いは。
あと最近ちょっとやっぱりややこしいのが、
インフルエンサーブームとか、
みんなが個人が自分のブランドっていうか、
個人として活動できる時代になったじゃないですか。
フリーランスも含めて、あとはインフルエンサーとかインスタグラムとか。
こういう時代になってきた時の危険性は、
江戸時代とかでなかなかなかった、何者かになりたいとか、
承認欲求に対するモンスターが生まれやすいっていうか、
地獄、たぶん後から見ると結構、
仏教でいう煩悩の中の承認欲求っていう地獄の一つが、