098自然災害と自然体験(前編)〜野外教育が育む「再生の力」とは?
2025-09-12 14:19

098自然災害と自然体験(前編)〜野外教育が育む「再生の力」とは?

今回のテーマは、「自然災害と自然体験・野外教育の関係」について。

東日本大震災をきっかけに活動を始めたきびはらが、災害の多い時代における“自然との付き合い方”を、馬との暮らしや野外教育の実践を通じて語ります。

お話の中では、「自然に生かされている感覚」「地域とのつながり」「外部とのつながり」「足元の資源を見直す視点」など、災害を乗り越える力となる“自然体験”の本質に迫ります。釜石の子どもたちとおじいちゃんの絵本から紡がれるエピソードや、集落が孤立した台風の体験も交えながら、深く温かい語りが展開されます。

“自然は怖い。でも、恵みもくれる。”
そんな二面性を抱えた自然とどう向き合い、次世代へどんな「暮らし」を手渡せるのか。自然体験が生み出す「土地に抱かれる感覚」は、災害のあとにこそ必要な「再生の力」となるのかもしれません。

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ぜひ最後までお聴きください。

三陸駒舎 ⁠⁠https://kamakoma.org⁠⁠

お便りフォーム→ ⁠⁠https://bit.ly/4hhsQr1⁠⁠

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自然はただそこに

[Verse]
古民家に馬と暮らし 百年超えた時を抱き
風が運ぶ過去と今を 胸に感じている
海が怒る夜もある 山が沈黙する日も
それでも生かされてる この大地に生かされてる

[Chorus]
自然はただそこにある 善も悪も持たずに
恵みも恐れも すべて抱きしめて
揺れた町に響く声 逃げろと叫ぶ絵本のように
命をつなぐその手が 希望の道を描いてく

[Verse]
つながる地域の言葉 受け継ぐ土のあたたかさ
旅する風が運ぶ 外との回路ひらいてく
誰かが来てくれる 壊れた街に光が
巡る知恵と笑顔で 再び息を吹き込む

[Bridge]
足元にあったものが 誇りに変わる瞬間
この土地で生きてきた意味 子どもたちが教えてくれた
馬も木も人も皆 それぞれの個性で
デコボコのままでいい かみ合う未来を創ろう

[Outro]
もう一度立ち上がれる 命があればそれでいい
壊れたあとに咲く花を 信じて歩いていこう
この大地と共に また明日へと

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# 自然災害と野外教育・自然体験の関係について

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## ◆ 概要

- **番組名:** 3コマラジオ
- **語り手:** 木々原(馬三島と共に古民家暮らし)
- **テーマ:** 自然災害と野外教育・自然体験の関連性

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## ◆ 背景

- 近年の自然災害(例:東日本大震災、能登半島地震、線状降水帯による豪雨など)の頻発
- 「3コマ社」は東日本大震災を契機に創設
- 災害時、野外教育や自然体験がどのような役割を果たせるかを探る

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## ◆ 野外教育・自然体験が果たす4つの役割

### ① 自然に「生かされている」感覚の涵養

- 災害は「自然現象」そのものであり、善悪の区別は人間側の解釈
- 自然に生かされているという視点が、災害後の再生活動を支える
- 釜石の絵本『津波てんでんこ』の中で、海を「怖いけど悪くない」と語る祖父の言葉が象徴的

### ② 地域・土地とのつながりを深める

- 震災後、自然体験を通じて「地域に生かされている」感覚を実感
- 土地とのつながりがあるからこそ、次世代に引き継ぐ意識が芽生える
- 土地性(土地らしさ)を体感することが地域への誇りにつながる

### ③ 外部とのつながりの回路を持つ

- 自然体験により、地域内外の人との接点が生まれる
- 災害時の支援や交流がスムーズに行える土壌になる
- 台風10号の被災時、震災時に来てくれたボランティアが再び支援に訪れた事例あり

### ④ 足元の資源を捉え直す

- 体験活動を通じ、地域の自然資源や文化資源を再発見
- 地元の人にとって「当たり前のもの」が「特別な価値」として認識される
- 地域が誇りを取り戻すきっかけとなる

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## ◆ 副次的な気づきと提言

- 災害による「壊れ」が、再生のエネルギーになることがある
- 地方では人口減少が進む中、一人ひとりの個性や力を生かす視点が重要
- 馬などの動物や自然も含め、さまざまな「特性」を組み合わせて生きることが求められる

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## ◆ まとめ(4つの柱)

1. **自然に生かされている感覚を育む**
2. **地域・土地とのつながりを深める**
3. **外部とのつながりの回路を持つ**
4. **足元の資源を捉え直し、地域が誇りを取り戻す**

> 加えて、「変化の受容」「個性の活用」が大切な要素として挙げられる

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## ◆ 今後の展開

- **次回予告:**
  - 本編では話しきれなかった「自然災害と自然体験・野外教育の関係」を、次回の後編でさらに深掘り予定

- **ラストメッセージ:**
  - 災害とどう向き合い、自然とどう共に生きるか  
  - 今こそ、体験を通してその本質に触れることの大切さを伝えたい

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感想

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さんこまラジオ 地区100年を超える古民家で馬3頭と共に暮らしながら、ホースセラピーの取り組みをしているきびはらがお送りしています。
今回のテーマは、自然災害と野外教育自然体験との関連についてお話ししたいと思います。
昨今、いろんな自然災害が増えていて、
三陸駒舎も東日本大震災がきっかけでできたんですけども、
全国でも最近だと、のと半島地震があったりとか、
戦場交代で大雨が降ったりとか、豪雨災害があったりとか、毎年ありますけども、
そういう災害に対して、馬も含めた野外教育とか自然体験がどんな役割を果たせるかなっていう話をしていきたいなというふうに思っています。
いくつかあるんですけども、ポイントとしてというか、4つかな5つかなぐらいです。
順番に行きたいと思います。
1つは、自然に生かされている感覚というのが養われていくというのがあります。
自然災害って、災害って人にとっては災害だけども、自然現象の1つ。
もちろん気候変動みたいな、人員的なものが卑怯してるんじゃないかみたいなことはありますけども、
受け取る側にとって災害なのか恵みなのかっていうだけの話で、
自然に対して良い自然、悪い自然もどっちもなくて、
でも人間は自然の恵みに生かされながら生きているっていう、
そういう感覚っていうのはすごく大事じゃないかなというふうに思います。
災害があったから自然が憎いとかって言っても、自然から切り離されて生きていくことはできないので、
そこで土地というか、災害を受けた土地でまた生活していこうというか、
暮らしを作り直していこうというときに、
そういう感覚がそもそもないと、なかなか自然と関わりながら生活を作り直していくっていうのはすごく難しいんじゃないかなというふうに思います。
釜石でも漁師さんとかはもちろんいろんな被害も受けたけども、
海に生かされているというか、そういう感覚があるというふうに話も直接聞きましたし、
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ちょっと絵本があって、釜石の子どもたちが津波があったら津波転電庫で逃げるんだ、
それぞれ一人一人がまず逃げろっていう絵本なんですけども、
津波転電庫走れ上っていう、釜石の子といろいろ取材して出来上がった本で、
その最後の方で息子さんとおじいちゃん話している場面が、
これも取材の中で生まれているので、そういう話を聞いたっていうのを聞いてますけども、
こういうふうに子どもとおじいちゃんが喋ってて、
おじいちゃん、海は怖くないの?インや津波はおっかねえ。
おじいちゃんは首を振った。でもなにも海が悪いんでね。
自然はこういうもんなんだ。今まで生きさせてもらってありがてえ海なんだ。
お前も海やアービィ好きだべ。
おじいちゃんが僕の頭をぐりぐり撫でた。
人間は海から恵みをもらうばっかりで付き合い方を忘れてしまったのかもしんねえな。
それをお前ら子どもが教えてくれた。
命さえあればこれから何だってできるものな。
おじいちゃんが僕を見てにっと笑った。っていう感じで終わるんですよ。
そういった部分で、自然と人間との関係みたいなものを本質的なところを知るっていうのは、
野外教育とか自然体験が本当に果たせる役割としては一番大きいんじゃないかなって思います。
もう一つ二つ目は土地とつながるというか地域とつながるっていうことです。
それまで僕は自然体験ってその土地性というか土地らしさみたいなものももちろんあるけども、
そんなに全面じゃなかったなって感じがあって、
自然の中で子どもたちが生き生きと育つみたいなところにすごくフォーカスが当たっていたんですけども、
震災後に釜石に入って活動したら、
そういう自然体験って地域のことを知って、一つ目にもつながるんですが、
その地域の恵みに支えられて僕って育ってるというか生きてるんだなっていう、
地域に囲まれて抱かれている感覚、そういったものを感じさせる意味もすごく大きくて、
土地と自分って切り離せない存在なんだなっていうのを知るっていうか、
でもそういう土地の中で抱かれている感覚があるからこそ、
また次世代にこの土地を大事にまた受け渡していこうっていう感覚。
自分自身も親、おじいちゃん世代から受け継いできたこの土地で生きていて、
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それを次の世代に受け渡して大事に破壊するんじゃなくて、
それをできればより良くして渡していこうみたいな感覚が生まれるのは、
自然の中でいろんな活動をする体験を通して、
心の底から思えるっていうのは大事なので、
そういった部分で自然体験って、
とてもそういう地域と繋がる、土地と繋がるっていう意味があるんじゃないかなっていうふうに思いました。
本当に震災後に復興支援でまだ仮設があるときに、
子どもたちといろんな体験活動をする中で感じた次第です。
3つ目は、いろんなところに自然体験で出かけて行ったりとか、
いろんな人が来たりとかっていうこともあると思うんですけど、
外部と繋がるっていう、そういう回路というか道筋ができるのもとても大事なところだなというふうに思ってます。
震災があって、いろんなボランティアが来たっていうのもあるんですけども、
普段からいろんな体験活動をやっているといろんな人が出入りすることになるので、
それは復興においてとか、
普段から外と繋がっていることで、何かあったときにお互い助け合うようなやり取りができるので、
そういうことで外部と繋がる回路を持てるっていうところは大きいですね。
地域の内外の人が行き来して巡ることで、知恵とか技とか情報が交換されていくっていうのがあって、
それは都市でも地方でもお互い違うエリアで住んでいる人たちが支え合うってことは大事だなというふうに思います。
あと4つ目として足元にある資源を捉え直すということで、
地元の人がいろんな地域の資源、自然資源がメインですけども、文化資源を使うことがあるかな、体験活動を組み立てている上で。
そうすると地域の人が足元にある、もともと普通にやっているものとか、
普通にあるものがまた違ったものとして見えてきて、地域が誇りを取り戻していくっていうことにも繋がるなっていうのが4つ目でした。
だからそういうことを通して、今4つ挙げましたけど、
あとちょっと福祉的なところで災害が起こったことで、いろんな人が出入りすることで、
いわおなしに様々な変化が起こり、壊れた地域を戻して戻そうというような、より良い地域にまたしていくんだみたいな、そんな力が湧いてくるというか、
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そういうこともあるので、壊れたからこそ、もう一度再生していくっていうところにエネルギーが巻くってこともあるんじゃないかなというふうに思います。
その時に大事なのが、さっき言った、重なりますけど様々な変化を受け入れたりとか、外との繋がりをちゃんと持つとか、
あと一人一人、特に地方は人も少なくなってきているので、一人一人が持っている個性とか、その人が持っているものを生かしていくっていうことが大事になっていくんじゃないかなというふうに感じます。
それは人もだし、自然だったりとか、うちは馬とかそういう生き物、人間にならざるものの個性も含めて、それぞれ持っている特性を組み合わせていくっていうことが大事になっていくなというふうに思っています。
ということで、4つ。もう一度言うと、1つ目が自然に生かされている感覚、2つ目が地域と繋がる、3つ目が外部と繋がる回路が大事、4つ目が足元にある資源を取り合い直して地域誇りを取り戻す。
その時に様々な変化を受け入れることとか、一人一人の個性、自然資源とか動物たちの個性を生かす、そういう凸凹を組み合わせていくっていうことが大事ですよというような話でした。
この中で体験を踏まえて、震災があって活動を始めたんですけど、2016年の8月の末に台風15というのが来て、うちの集落が1週間くらい孤立したんですけど、
その時に震災でボランティアに来た人がまた来てくれたりとかして、泥かきも1週間くらいで100人くらいの人が来てくれたんですけど、そういうことも起こって、そうやって地域と外が繋がっておくっていうのが大事なんだなというふうに感じた次第です。
と話してきたんですけども、もう少しちょっと話したいことが出てきたので、次回後編として、自然災害と自然体験野外教育について話を深めていきたいと思います。
はい、ということで、今回も聞いただきありがとうございました。
それでは良い一日を過ごしてください。それではまた。
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ご視聴ありがとうございました。
このように命を繋ぐその手が希望の道を描いてく繋がる地域の言葉受け継ぐ土の温かさ旅する風が運ぶ外との回路開いてく誰かが来てくれる壊れた街に光が巡る知恵と笑顔で再び息を吹き込む
足元にあったものが埃に変わる瞬間この土地で生きてきた意味子供たちが教えてくれた馬も木も人も皆それぞれの個性でゲコボコのままでいい噛み合う未来を作ろう
もう一度立ち上がれる命があればそれでいい壊れた後に咲く花を信じて歩いて行こうこの大地と共にまた明日へと
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