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三駒ラジオ、地区95年の古民家で馬3頭と共に暮らしながら、ホースセラピーの取り組みをしている三陸駒舎のきびはらが、馬との暮らしや子どもとの関わり方などについてお話ししております。
今回のテーマは、馬ってどんな生き物なの?という、馬のそもそもの暮らし方とか、どういう生き物なのかということをお話ししたいと思います。
馬という生物は知っていると思うんですけども、詳しくどんな彼らが生活しているのかとか、あまり知らないんじゃないかなと思ったので、それがセラピーにもつながっていたりするので、そういう特徴がその辺りも含めてお話しました。
そもそも馬は生き方として、逃げるが勝ちというふうに僕はいつも言っていますけども、そんな生き方をしています。
彼らは、いわゆる草食動物、捕食される、食べられる側の動物なので、肉食動物から逃げるという、しかも大型の草食動物、他に牛とか、何でしょうね、牛と比べたらわかりやすいと思いますけども、大きく、
例えば象でもいいですね、象も草食動物ですけど、大きく違うところが一つあります。
キリンもですかね、何が違うかというと、外見の特徴なんですけど、わかった人いますか?
牛だと頭に角がついていますね、キリンも角があったりします。
象の場合だと角はないけど牙を持っていたり、いわゆる武器と呼ばれるものを持っていますが、馬はそういったものはないです。
唯一やる攻撃は後ろ足で蹴るみたいなのがありますけど、後ろ向きですからね。
戦わないで、基本走って逃げるという、そのためによく草食動物は目が横についていて、視界が広いと言われていますけども、馬の場合は350度ぐるっと、
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真後ろだけ見えないと言われていて、350度の視界を持っていると言われています。
なので草原とかでどこかでピッて縦の動物たちがすごく反応するんですね。
草食動物を狙ってくる敵が草原からパッと頭を上げたら、やばいって言って逃げる感じですけども。
走って逃げる、しかも遠いところから分かれば、走って早く逃げれば逃げ切れるという形で、
そのために、実は心臓は体重比というか体重に比べたら小さいんですよ。
人間と比べたら体重比でいくと割合的にはすごく小さいサイズになっていて、
その分、人間も歩くと血をめぐるためのポンプになると言っていますけど、馬もより特徴的に強く表れていて、
しっかり動くことで血が全身にめぐるというような形になっています。
しかも汗をかいて体を冷やします。全身汗かけます。
犬とかチーターとかそういった草食動物なんかは汗かけないので、短距離では馬よりも速く走ることができるかもしれませんけども、
それはちょっと長くなってくるとオーバーヒートしてしまって、長く走れないので短期決戦という形ですね。
なので馬の場合は早く遠くまで逃げるために、足が4本ついています。
中指と言われていますね、人間のついているところが。
ひずめが中指のつめですね、人間でいう。
非常に複雑な足の動きをさせることも、いわゆる人間の指関節が足の下の方についているので、
肩と言われているのは体の上の方にあります。肘もですね。
そうすることで汗をかきながら、心臓もちょっとちっちゃくして、
それでその分足をついて、それをポンプがりして、血も全身に乗せながら軽くして、しかも速く走るというような形で。
なので逆を返すと、彼ら自身は安全快適を求めて普段過ごしていると言われています。
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よくある質問がどうやって馬っていつ寝るんですかみたいな話がありますけども、
基本ずっと寝られている側なので熟睡するというのは特定の環境下しかなくて、
普通は立って寝たりとか、歩きながら寝るようなこともするというのは群れで過ごすので、
そんなこともすると言われたりしています。
すごく非常に細切れで寝るという短い時間をいくつか重ねて、
うちなんかは安全な環境にいるってわかっているので、
たまに横になって休んでいるときもありますけども、
立っているときもぼーっとして目をトロンとさせて寝ているようなときも見られたりします。
安全な発光なんか大丈夫だなってわかればそういうような姿も見せますけども、
基本は熟睡するようなのはあんまりないのかなと思います。
そういう形で馬は安全・快適というのを求めて過ごすというのがあるのと、
あとは群れで、もともとは群れで過ごすと言われていて、
あそこにリーダーがいて、リーダーは群れを守る役割をしている。
群れで育てをすると言われています。
そこで外敵から何か危険を察知したら、すぐに反応して逃げなくちゃいけないので、
コミュニケーションをお互い感じ取るというか、言葉で人間みたいにやり取りしているわけです。
敵が来たぞ!みたいなことを言うわけではないので、
ふっと何か気づくとそれが群れに伝わっていって、
瞬間の変化みたいなのも捉える力がとても強いので、
人間と対峙していても同じです。
こっちは緊張すると馬も緊張していたりしますし、
こっちはリラックスすれば馬も緊張は緩んでくるということが見られます。
そういう空気を読むような力は非常に強いなと思います。
そのあたりもセラピーにもつながってくる話だなと思います。
あと特徴として、犬も群れで過ごしますが、
序列をつけてピラミッド状の主従関係を人間とご主人様と結んだりもしますが、
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そういう感じではないと言われていて、
構造で相手を理解して、その構造の中でやり取りをすると言われています。
なので、この人がご主人、リーダーだからという先入観で見ているわけではなくて、
関わり方の中で、この人はリーダーだなと構造の中で認識してやり取りすると言われているので、
例えば間違った、うまくやり取りができなかったという時があっても、
やり方を変えたりとか変化をしていけば関係性が変わってくると言われています。
毎回毎回そういうふうに一期一会というか、先入観なく見ることができるので、
例えばセラピーの現場だと、この人には体が不自由だからやってあげなくちゃいけないみたいな、
そういうのは全然ないんですよね。
アニマルセラピーと言われている犬のドッグセラピーというのがありますが、
犬の場合は役割としてセラピーの現場を演じてしまうというのがあります。
例えば飼い主がいて、今日うちブンタというのがいるんですけど、
ブンタは今日セラピーだからね、どこどこの養殖ホーム行くよみたいな感じになると、
楽しんでやってはいるかもしれないけど、あくまでもお仕事、
その人とつながるというよりもお仕事としてやっているという形になっちゃいますね。
馬の場合はそういうのは全然ないので、リーダーの言うことを、
今日セラピーだからちゃんとやってね、よろしくみたいな、としても全然言うことは聞かないので、
その人とちゃんと関係性というか結べるかどうかというのが全て。
もちろんいきなり最初はできないので、間に入ったってつなぐ役割というかお手伝いをしますけど、
基本その人とちゃんと関係性を結ぶというところが大事になってくるので、
より深いセラピーができるというのも特徴かなと思っています。
ということで、馬の生態というか、馬ってどんな生き物なのというか、
馬から見えている世界みたいなところをお話ししていきました。
今日もお聞きいただきありがとうございます。それではまた。