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うすだ
うすだです。 貝です。先日超人気作品が無事に完結しまして。 完結なのか?
kai3
はい、我々のポッドキャストでも一度取り上げたことがある 機動戦士ガンダムGQuuuuuuX。
うすだ
いやー話題でしたね。SNSを席巻した感ありますけど。 そうですね。
kai3
僕はなんだかんだほぼほぼリアタイかな。 今回GQuuuuuuXってテレビ放映して、ほぼほぼその直後にアマゾンプライムビデオだけ
配信し、それ以外は週末とかだったんですよね。 みんなアマゾンとかテレビで見て、しかも夜中じゃないですか。
1時ぐらい?12時半とかでしたっけ? でも次の日にはもうコメントしてるから
うわめんどくせーこれ目に入っちゃうじゃんと思って、もう仕方なく リアタイに合わせていったっていう感じはあるんですけど、毎週それなりに追いついていましたね。
うすだ
僕は映画見たけどその後ちょっと盛り上がってきたら見ようかなと思ったんですけど、なんか結構嫌な盛り上がりというか
すごいかなりこう同年配のオタクたちがすごい盛り上がりをしていて 逆にちょっと引いてしまって、そうなんで
見てなかったんですよ。 ただまあやっぱり話題になって終わった後でまとめて
ほぼ2日ぐらいで一気にしたって感じですね。 どうでした?一気にした感想は?
やっぱりねすごい面白かったですね。 すごい面白くてよく作ってあって、まあさすがだなっていうところあったんですけども、すごい嫌いだなって。
面白いのに嫌いっていう、ちょっと不思議な感想出てきましたけど。 どういうことですか?
映画の時も言ったけど、やっぱりちょっと作り手がこうなんていうんだろうな、見る人に甘えてるじゃないですけども、これ分かってこれを見せたら絶対喜ぶよなっていうのがあまりにも出過ぎてるなと思ってて。
いやそうなんだけど、そうなんだけどこれ見て、なんでそれを見て多分皆さんすごい喜んでたのね、ガンダム好きの人たちが大喜びしてたんだろうなと思ったけど、
そのなんか喜び方みたいなのがちょっと乗れないノリというか、なんか作品のこう通停するようなそのなんかトーンというか、ここで笑えみたいに言われてるような感じがちょっと気にならないというか、
なんかなぁこんな見せ方しなくてもいいなぁっていうモヤモヤを抱えたまま感想したって感じですね。 僕も近いから結構不思議な感情でしたね。
kai3
このアニメが狙いたいところって要は機動戦士ガンダムという歴史的な大人気作品をいかにネタとしてオマージュして面白がるかみたいなところが
最初からあったんですけど、劇場版も最初のビギニングがほぼほぼそうで、それを引いてGQuuuuuuXという新作ではそれをネタとしつつその上で新しい話をするのかなみたいな感想をしろじゃないですか。
蓋を開けたらどんどんネタに走っていって、もはや新作というよりはガンダムを見てないとさっぱりわからんだろうみたいなところまで行ってしまったので、僕もぼちぼちガンダムを見てたからそのネタとしては面白かったんです。
ああなるほどそこでその音楽を入れますかとかは面白かったんだけど、なんかもう一方の心がこれでいいんですかっていう不思議な相反する気持ちが芽生えて。
うすだ
せっかくの新しい設定、2人の主人公だったりロボのバトル、クランバトルとか、あの辺を深掘っていくのかなと思ったらそんな深掘んない感じだったよね。
クランバトルの設定も面白くて、2人のペアでやるからこそみたいな話とか、最初の頃は元々原作というかオリジナルのガンダムでは3人チームだった黒い三連星なのに2人で出てくるとか、そういうところは面白かったんですけど、あっという間に番組前半でほぼなくなっちゃいました。
そうですよね。新設定に期待してたのがなんかガンダム世界に飲み込まれていったみたいな、話は広がっているんだけどなんか世界観は絞んでいったみたいな、変な感じがありましたかね。
kai3
これを見て、わりとシン・ガンダムだって言ってた人もいて、いわゆるシン・ゴジラ、シン・エヴァンゲリオン、シン・ガンダムのシン。そこには僕なんかちょっと違和感があってずっとなんでだろうって自問自答してたんですけど、
シン・ゴジラもシン・仮面ライダーも一応リメイクで新しい物語として、もちろん原作してる方が楽しいけど、原作じゃなくて成り立つストーリーなんじゃないですか。
GQuuuuuuX後半、原作じゃなくて全くわからないポイントばっかり出てきて、あれはシンではないのでは?って。
うすだ
再構築したというより作品世界で遊んでいる感じが、どうもすごいんだよね。でもそれでも面白いっていうのがすごいんだよ。
kai3
それだけ元ネタが強いんだなっていう。逆に言うと元ネタにむちゃくちゃ頼ってるなっていう。
そこのね、もどかしさは。
うすだ
いや、もどかしいんですよ。ほんとその感想ですね。面白いのはわかるし、同年配が楽しんでるのはよくわかるんですけども。
でも同年配向けに作ってるにしてはわかりやすさ結構あって、一回ファースト見てればわかるとか、
そのくらいには、昔のオタクって書かれてないことを深読みするみたいな、そういう書き方じゃなくて、むしろここで笑ってねえぐらいわかりやすく提示してたじゃないですか。
そこがどうも気に入らなかったんだけど、でももしかしたら今の若い人とかも取れてるっぽいから、もしかしてこれが作り手としては最適なバランスだったのかもしれない。
それはなんか昔のオタクなりの見方で言うと気に入らないみたいなところもちょっとあるのかもわかんないですけどね。
kai3
若い人が取れてるものはちょっとどうなのかなと思っていて、若い人が取れてるんだけど、ファーストガンダムが面白い方向で取れてないです?
うすだ
ああ、そう、そんな感じですね。ファーストが発見されたっていう。
kai3
そう、なんか盛り上がった結果、話題だからファーストも遡ってみたらファーストめちゃくちゃ面白いねみたいな。
うすだ
昔は絵柄で見られないみたいなこと言われたけど、なんか見るための動機づけができたみたいな、なんかそんなような話はあるみたいなんで。
で、見たら面白いっていう話。
kai3
なんか引き役としてはすごいんですけど、何でしょうね、あの、モノマネ芸人見たら面白かったから、モノマネの元を見たらすごい歌うまくてハマったみたいな。
そのモノマネ芸人自体はもちろんモノマネっていうところで新しいコンテンツなんだけど、元ネタがないと成立してない感が、それでいいんでしょうけど、最初に僕が勝手に勘違いした、勝手に期待してしまった、
既存のガンダム世界線からif世界線で、ちょっと面白い設定、シャアがもしガンダムを乗ったら面白い設定の上で新しいガンダムを描いてくれるかと思ったら、もう最後の方、主人公誰だったっけみたいな。
もうマチとニャンがもう空気でしたもんね。空気は言い過ぎかもしれないけど道具でした。
うすだ
なんかもっと大きな世界線、でもあの2人が本来というか、ストーリーの軸になっていくのかなとはそんなでもない、むしろガンダムがでかくなる。
kai3
ガンダムでかくなるのをやってくれましたね。 なんだこらって。
うすだ
結局ガンダムなんだなっていう話なんだけど、
なんかさ、あれやったらガンダムなんだなって感じの感想ですよね。
何だったんだろうね。なんでガンダムでかくなったのあれ。
kai3
僕が見かけた感想の中で、人気の上級生が学校の先生のモノマネだけしてめちゃめちゃ受けてるみたいな、そんな感じの感想みたいなんですけど、それに似た何かモヤモヤ感というか。
あとね、最近近しいなと思ったのが、僕の好きなお笑い芸人タイムマシーン3号という芸人がいるんですけど、それがYouTubeで
ジョジョの奇妙な冒険という大人気漫画の名台詞とか名ポーズだけを使ったネタがあって、ジョジョ好きにむちゃくちゃ面白かったんですけど、ジョジョ見てると一切刺さらないなみたいな、そのタイムマシーン3号ってもっと面白いのに。
それはそれいいんですよ。ジョジョ好きに完全に刺しにいったコンテンツだからいいんだけど、なんかこれに近いものを感じましたね。完全に元ネタがわかってないと面白がってもらえないだろうなみたいなところで、でも元ネタ面白い人はむちゃくちゃそれで楽しんでるんで。
いわゆるガンダムオタクってちょっと熱量高いって言われるじゃないですか。そこに見事に刺さったコンテンツなんだろうなっていう。
うすだ
シャアが死なないみたいな話はちょっと面白かったかなとは思うんだけど。
kai3
あの世界線も実は深掘ると結構面白いんですよね。ずっと元のガンダムの世界からちょっとずらした世界線って言われてたけど、元のガンダムの世界ではシャアは死なないじゃないですか。
だけど、あのGQuuuuuuXの中で描かれている元の世界ではシャアがいつも死んでしまうっていう。だから本当のガンダムではないんですよ。
本当のガンダムとちょっとずれたガンダムがまず1.1ぐらいのガンダムがあり、そこからさらに世界線ずらせるっていう。実はその辺の世界線軸なんです。結構面白かったのに。
割とあんまりそこが語られずに。ちゃんと見ればわかるんですけど。なんかそういうのをもうちょっと描いてくれる。ちょっとシュタインズ・ゲートっぽさが途中で出てくるかなって期待があったんですけど。
割ともう後半、白いガンダムに全部脳みそが持っていかれてしまったので。 そうね、あとはニャンとマチュウの話もそんなに深堀られないし。
シュージもね、たった最終回でマチュ、君が好きだよって言っていなくなって終わるっていう。好きになるのもなんか夢みたいな。