2023-04-21 15:09

コロナ禍の雇用調整助成金はチェック機能働かず不正請求が横行

雇用調整助成金…コロナ禍を利用し新たに従業員をやとい、休業させ、助成金を受け取る 従業員に受給額の一部しか渡さず差額を溜めていた 迅速支給の方針で生まれたチェック機能の弱さも
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ニュースや世間の気になる話題を、様々な角度から読み解いていきます。
昨日の毎日新聞一面トップに、えっと思うような見出しがありまして、
誇張金でタワーマンという見出しだったんですが、これ記事を読むと、コロナ対策の雇用調整助成金で儲けて、タワーマンション妻になった経営者がいるという内容だったんですけども。
えー、なんだそれ。ということで、今日はこの話題ですよね、潟永さん。
はい、おはようございます。
私もびっくりして読んだら、まさしくカジバ泥棒。制度の悪用でですね、ほんと腹立ちました。
ということで、毎日新聞をお読みでない方にもぜひ知っていただきたくて、今日この記事をご紹介させていただきます。
はい、これ毎日新聞が2020年から始めた調査報道のキャンペーン企画、「見えない予算」というシリーズの最新記事で、
このシリーズ、これまで東京オリンピックのスタッフの人件費が1日最高35万円も計上されてたり、
といったオリンピックの予算の問題とかですね、実在しない消防団員に報酬が支払われる、幽霊団員と言われる問題なども、いろいろ切り込んでですね、
賞をもらったりしてるんですけれども、中でもコロナ対策予算のずさんな管理とか制度の悪用とかはですね、
いろいろな角度から検証していて、例えば収入の減った事業者に支給した持続化給付金、この不正受給が1万件を超えているとかですね、
期限切れなどで捨てられたコロナワクチンがおよそ8000万回分額にして2000億円以上になるといった特報をしてるんですけれども、
中でも今回の記事にはちょっと驚きました。ごめんなさい、ここから本題なんですが、雇用調整助成金っていうのは、会社が景気が悪くなったといった事情で経営が厳しくなったときに、
従業員をクビにせずに休業、しばらく休んでもらうという形で雇用を守れば、国がその間の休業手当の一部を補填する制度です。
財源は雇用保険で、雇用保険は事業主、雇い主と働いている人が支払う保険料で賄われています。給料から転引されているので、明細を見れば毎月いくら払っているのかわかります。
つまり、企業と働く人がいざという時のためにみんなで貯めているお金で、それが騙し取られていたと。手口はこういうことです。
まず、コロナで経営が厳しくなったということで、従業員を休ませて、その分の雇用調整助成金を申請し、通れば受給します。
実際に売上がコロナ前に比べて3割以上減っていれば、ここまでは正当な受給なんですね。
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ところが悪いことを考える人がいてですね、ここでまた新たに従業員を雇うんです。
仕事がないからその分の従業員を休ませているはずなのに、その新しく雇った従業員もまたすぐ休業させて、
またその分の雇用調整助成金を受給する。
その全額を休んでいる従業員に払うんだったら、ある意味、いいか悪いか別に人助けと言えなくもないんですが、もちろんそんなことはしません。
受給額の一部しか渡さず、差額をピンハネするんですね。
おお、悪い。
それ差額、ピンハネって本当は1つ、1割しか跳ねないからピンハネ、一部からピンハネだけど、多分そんなことないよね。
そんなことがないんですね、おっしゃるとおりですね。
実はコロナ前まで事業主に1人当たり支払われる休業助成金は、社員1人当たり住んだ人に当たってですね、1日最大およそ8400円だった。
それがコロナの特例で上限が15000円に引き上げられたので、跳ねられる額も跳ね上がったんです。
実際ある企業は1人当たり1日13000円の助成金を受け取りながら、従業員には6000円しか払わず、差額の7000円が経営者の利益になってさそうです。
それが20人だった場合、1ヶ月の所定労働日数は20日ですので、全部休ませると、20人×20日×7000円が、結局月に280万円に上るんですね。
それが1年続けば3360万円ですから、補給会社どころかちょっとしたマンションも買える額になります。
中には、新たに雇う従業員は全て家族や親族で、つまりその分はピンハネどころか全額丸儲けというケースがあります。
その結果、経営者の住所が申請時と変わっているので、見てみたらタワーマンションになってたり、自宅に行ったら車が新車になっていったというケースもあった。
東日本のある労働局職員が毎日新聞の取材に明かして、怒りを覚えたって話してるんですね。
それは怒りを覚えますよね。だって雇用保険料、毎年上がってますからね。
じゃあ、なんでそんな複製がまかり通るのかって思われますよね。
これもコロナ禍の緊急対応のためです。
コロナ前まで助成金の支払い対象は、そのお店とか会社で半年以上働いている人が対象だったんですね。
その方が休業した場合に払われたんですが、それがやっぱりコロナの特例で撤廃されて、さっき言ったように雇ったばかりの人にも支払われるようになったんです。
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そしてもう一つの問題はチェック機能の弱さです。
企業が倒産したり、失業者をあふれさせないための緊急対応だったので、所管する厚生労働省は、基本的に申請から2週間以内に支給を完了するという、迅速支給の方針を掲げたんですね。
これはあの時、確かに必要な措置ではあったんですけどね。
やっぱりこれはとにかく速さが必要だったんですからね。
ただ結果として、書類や手続きに不利がなければとりあえず審査は通ったんですね。
特に申請が殺到した時期は、従業員のうち1人分だけの勤務表を見て問題なければ通していたと、これもある労働局職員が毎日新聞の取材に話しています。
その後のチェックもザルだったんですね。
雇用保険法は給付先への立ち入り検査を認めてるんですが、ただでさえ業務に追われている。
その申請が次々来ますからね。
労働局にそんな余裕はなくて、ほとんどが任意調査、強制力を伴わない調査で、中には調査を始めようとした途端に会社を倒産させて、数千万円の助成金をもらい逃げしてた経営者もいたそうです。
いやー悪い奴ですね。
聞いててちょっとムカムカするんですけど、気分悪い。
もちろんこうした不正が見つかると、企業は受給額に2割上乗せした額を返すペナルティを課されるんですね。
企業名も公表されますし。
ところがですね、不正が見つかっても、間違ってましたと言い逃れをする企業も多くてですね。
処分するには不正の行為、つまり不正と分かってやってたっていう証明をしなければならないので、やむを得ず修正扱いの返金で諦めるケースが多かったそうで。
さっきの労働局の職員は、公表された企業はまだ正直に話してるだけ。ましだと。
悪いことしてても正直に言うだけでいいよと。もっとひどい人たちがいるよと。
さっきまで言ってたような持ち主だったり、家族、親族をやってたみたいな、個人経営とか中小企業、連載企業の例が多いんですけども、
中には大企業の子会社とかグループを掲載してるような企業もあってですね。
ニュースになった例で言うと、ミトの京成百貨店っていうのがありましたよね。
親会社の京成電鉄が調べたら、取締役総務部長の指示で、2年半にわたって勤務管理データを改ざんして、
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従業員の休業日数を延べ2万日以上も水増しして、3億円以上不正受給してたんですね。
それでも氷山の威嚇だと公表された方はまだ正直に認めてるだけって言ってるんですね。
結果、虚偽申請などの不正受給が見つかったのは、2020年4月の特例措置の開始から、
去年の年末までにおよそ1,200件。額にしておよそ190億円。
金額ベースで全体の0.3%に過ぎず、所管する厚生労働省からも、
これは氷山の威嚇でしょうねっていう声が上がってるんですね。
見つかっただけでも190億円ですけども、見つかってない額を入れたら相当な額なんでしょうね。
だと思われますね。支給した額自体がトータルで6兆円超えてますからね。
中には、社会保険労務士が契約先の企業に不正受給に手を貸したり、
中には不正を非難したケースもあって、これは2月1日の毎日新聞が報じてるんですが、
東京都内のある社会保険労務士は、契約先の中古車販売会社に休業手当の水増しを持ちかけて、
およそ400万円を不正受給して、100万円の成功報酬を受け取ったとして警視庁に逮捕されてます。
この車両氏が関わった請求は他にも100件近くあって、東京労働局は全て手続きを止めたんですね。
だから本来チェック役であるはずの車両氏さんの中にもこんな人が。
もちろんそうじゃない人が多いんですけども。
何やってらっしゃるかというとほとんどなんでしょうけどね。
氷山の一角かもしれないっていう。
会社も改めて言いますけれども、もちろん真っ当に請求して、それで真っ当に社員さんに支払って、
それで助かったっていうケースもそっちが圧倒的に多いはずなんですけどね。
でも新型コロナウイルス感染症、ゴールデンウィーク明けの5月8日から感染症法上の位置づけがインフルエンザと同じ5塁に引き下げられますよね。
もちろん5塁になったからといって大丈夫なわけじゃなくて、また感染者が増え始めていて、
第9波かとも言われていますから注意は怠れないんですけれども、
3年に及んだコロナ禍の時代に一区切り着くのも事実なんですね。
ただ区切りがついたからこそ検証はこれからが本番だと思います。
確かに非常時でしたからやむを得ない面はありますけれども、
このさっき言った雇用調整助成金とかですね、持続化給付金、無利子、無担保有志、ゼロゼロ有志というやつですね。
総額77兆円ですよ、コロナ予算と言われたものは。
12:03
これ日本の国家予算の1年分の7割近い額が集中投下された、いろんな施策がありましたよね。
マスクとかですね、いろいろありましたけれども。
だからこの中に無駄とかですね、制度設計のミスはなかったのか。
それからワクチンをすぐに自主開発できなかった背景に何があったのか。
医療崩壊、なぜ起きたのかとか。
あとね、これ気になるんですけど、この3年間が子どもたちに与えた影響はどうなんだろうとか。
いろんなことをきちんと検証しないとですね、いつかまた起きるかもしれないパンデミックに備えることもできないし、
この国を強くすることもできないと思います。
ですのでその一つの参考としてですね、このシリーズ見えない予算。
これはぜひ読んでいただければと思います。
毎日新聞、見えない予算で検索すると過去のシリーズもゾロッと出てきますので、ぜひ読んでいただければと思います。
そうやってジャーナリズムがチェックしてくださるということはとても国民にとってありがたいことですよね。
そしてその行政なり政治家なりに対してのチェックを我々がしていかなきゃいけないということで。
聞いてて腹立たしいニュースではありましたけれども、でもチェックをするということが大事だということですよね。
ですね。
はい、ということで今日は元サンデー毎日編集長、ガタナガシュウイチロウさんにお話を伺いました。
ありがとうございました。
はい、どうもありがとうございました。
ガールズパンチ!バッテン少女隊のバッテンラジオ隊!
バッテン少女隊の春野紀伊菜と青井梨奈です。
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