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ZoomUp 毎週木曜日は科学です。 毎日新聞論説委員の元村有希子さんです。 元村さん、おはようございます。
おはようございます。 よろしくお願いします。今日はですね、 脳に、脳みその脳に本音を語らせるという、ちょっと僕は聞きなれない言葉だったんですが、ニューロマーケティング。
CM の高感度の裏に、このニューロマーケティングが関係しているというお話ですね。
意外に普及しているようなんですね。 国内外の戦車、企業戦車を対象にした調査では、
コロナ前ですけれども、2018年の時点で、戦車のうち29%が、このニューロマーケティングを導入しているというデータもあります。
日本でも、広告代理店がその手法を取り入れたり、それからメーカーですね、化粧品メーカーとかいろんなところが、商品開発の過程で活用しているという、成長分野なんですよね。
脳に本音を語らせるとおっしゃいましたけれど、マーケティングって普通はいろんな、自分たちが商品を売りたい世代の人とかに集まってもらって、
このデザイン好きですか?とか、これ使ってどうでしたか?とか、アンケートとかインタビューみたいな形で調査をして、その反応を次の製品に生かしていくというのが手法ですよね。
これだと、まず集めたりする手間がかかる。それから、集められた人が必ずしも本音を言うとは限らない。
なるほど。相手に気を使って、いいこと言わなきゃいけないのかなって答える場合もありますよね。
例えば、シャレが出るので、ちょっと褒め気味に言う。
なるほど。
そういうことがあって、本音を取れるとは限らないので、この際そういうのをどかして脳に直接聞こうっていう発想なんですよ。
なるほどね。
ただ、その人たち全員の脳を見るわけにはいかないので、バーチャル脳みたいなものを作ってですね、人工知能で。
そのバーチャル脳に聞いてみようっていう、そういう手法が最近は出てきています。
それは嘘つけないっていうか。
こういうものを見ると、こういう脳の動きをするっていうようなデータを取るということですか。
そうです。一番今、日本で知られているのが、NTTドコモっていう会社が作ったバーチャル脳なんですけど。
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最初は人間様にですね、複数の人間様の脳をですね、リアルタイムで計測できる機能的MRIっていう道具があって、装置が。
例えばいろんな情報を見ている人の脳の活動を、血流の多い少ないでデータを取るんですね。
なるほど。
それと、あとは一般的な脳のここの部分の血流が増えているときは、例えば心地よいと感じているとか。
いろんな今まで集められた知見と組み合わせて。
標準的な人の脳の反応っていうのを人工知能に覚えさせるわけです。
なるほど。
それをコンピューターに保存しておいて。
例えば作ってみたCM、コマーシャルをコンピューターに動画をポッと入れると、
例えばあまり反応が良くないとか。
これが、ここがすごく活動してて、これを見た人の多くはこういうふうな気持ちを持ちますみたいなのがパッと出てくるんですね。
興味を示しているとかそういうのが分かるわけですね。
それを例えば不快を取り除いていって、心地よいあるいは好感度が増すような作品に仕上げていくというような使い方がされています。
結構面白いんだけど、これ標準的なものを多くの人が、だから大多数の人がそうなるだろうっていうぐらいの指標ではありますが、
実際NTTドコモのコマーシャルがこれを使って作られたとかですね。
あとは割と有名な実験では、コカ・コーラ。
はいはい。
コカ・コーラがですね、実験をして、コカ・コーラと知らされて、黒い飲料を飲むと脳が結構喜ぶっていうデータが得られたと。
知らされないで飲むと、別にペプシコーラもコカ・コーラも変わらないんだけど、
これはコカ・コーラですよって言って飲む人の脳だけが特別な反応をして、
それはつまりコカ・コーラっていうブランドの強みが、その消費行動に影響を与えている。
なるほど。
っていうのを科学的に裏付けたっていうような実験もあったりするんですね。
なので、使い方によってはすごく面白い分野なんですね。
例えばですよ、これは本当に妄想ですけれど、ペットに受ける商品開発とかね。
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ペットはね、言葉で伝えてくれませんからね。
でもそれも脳波の動きで分かるようになる。
犬が、飼い主がどう言おうと犬がこの餌だけ食べるとか、そういうのに今後発展していったりしたら面白いし、ペットじゃなくても赤ちゃんとかね。
猫まっしぐらが本当にまっしぐらだみたいなのが分かったりするわけですね。
猫の基礎データどうやって取るかっていう問題があるんですけどね。
こういうニューロマーケティングっていうのの発展している背景には、
ブレインテックってもう少し広い意味の、脳科学を使ったビジネスとか技術っていうのの発展があるんですね。
これは例えば、念じるだけでロボットを動かすとか。
脳波の動きでってことですかね。
脳波とかですね。脳でいろいろ例えば、あっていう字をずっと感じると、キーボードを打たなくても画面にあが現れるとか。
そういう技術も実は発展しつつあるんですよ。
それは障害を持った方々とのコミュニケーション。
まさにそこです。
ということですかね。
例えば車椅子に乗っているとか、手が動かない人が自分で冷蔵庫を開けるとか、電子レンジを操作するとか、まさにメールを打つとか。
ゲームを遊ぶとか、パソコンでゲームをできるとか。
そういう技術にも応用しようっていう脳科学の方面がすごく発展していて。
イーロン・マスクさんがですね、経営しているベンチャーも、
そういう反応する機械を脳の中に埋め込んで、
埋め込んでその念じるとそのチップを通して無線LANみたいな感じで。
すごい。
そういう構想を今ね。
構想ですね。
また脳に入ったされてますね。
サイキックになってきますね。
すごいんですよ。
今は割とそこまで来てるっていう感じなんですけども、そうなるとやっぱりプライバシーとか、それから人体への影響とか、
いろんな意味での課題も出てくるので、
このあたりはそのデータをどう取り扱うかとか、
そのデータを提供した人の個人が特定されないこととか、
応用でそれが本当に政治的なプロパガンダに使われるようなことがないようにとか、
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だんだんやっぱり実用化が進めば進むほど、
反対方向の副作用のところにも、
やはり業界団体とか研究者側が気をつけていくということが、これから必要になってくると思います。
そうですね。
必要な嘘っていうのも時にはありますから。
何でもかんでも本音がいいってことじゃないですか。
コミュニケーションが逆にギスギスしちゃうなんてことにならないようにも、
やっぱり配慮はしていかなきゃいけないでしょうが、ただそれぐらい技術は進んでるんですね、ブレインテックって。
進みつつありますが、ただこれも農科学って、
昨日まで本当だと感じられていたことが、
今日嘘だとわかるみたいな、まだ発展途上の学問でもあるので、
受け取る側もそれを半分、あんまり過信しないっていうこともいいかもしれないですね。
重要かもしれませんね。
そうですね。
わかりました。本村さんありがとうございました。
毎日新聞論説委員の本村由紀子さんでした。
ガールズパンチ!バッテン少女隊のバッテンラジオ隊!
バッテン少女隊の春野きいなと、
青井リルマです。
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