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今日の学ぼう社会のカギなんですけども、今年はノーベル文学賞が韓国のハンガンさんが選ばれまして、
今、韓国文学に熱い視線が注がれているということなんですね。
まあ、英米文学とかフランス文学というのは、日本でも馴染みのある作品も多いと思うんです。
南米の文学というのが、今年はアルシア・マルケスの長編小説「百年の孤独」というものが文庫化されて、
これも37万部を売り上げているということで、これも注目されているということなんですね。
お隣の国、韓国の文学というのは、これまでそれほど馴染みがなかったように思うんですけれども、
このハンさんのノーベル文学賞を受賞を受けて、他の韓国の作家の本も売れているということなんです。
じゃあ、この韓国文学がなぜ評価されているのか、その魅力について、
毎日新聞出版社長の山本修司さんに今日は教えてもらおうと思います。
山本さん、おはようございます。
はい、おはようございます。
このノーベル賞なんですけど、正直申し上げますと、
私、全く韓国文学ノーマークでして、
毎日新聞出版社も韓国の作家の本というのをいろんな出版社で出してるんですが、
うちの会社は2021年に発行したひきこもり図書館という本に、
これは短編集なんですが、ここに私の女の身という短編が載って、
これだけだったんですが、これを急いで増版したという状況だったんですね。
ノーベル賞を取ったから。
韓国文学が注目されてるから。
そうなんです。
ハンサの短編というのは、実はあんまり日本にはなくて、
これだけということもあって、出しておいてよかったなと思ったんですが、
実はこの10年、非常にハンサン活躍をしてて、
ここにノーマークだったというのは、私は出版社の社長としては、
ちょっと失格だったんじゃないかなと反省してるところなんですね。
いやいやいや。
しょうしさん、みずきさん海外旅行なんかも好きで、韓国もだいぶ行ったと思うんですが、
韓国文学っていうのはどうですか?
全然、おっしゃる通り、そんなの考えたこともなかった。
反流ドラマとかは見ますけど、全然読んだこともないし、考えたこともなかったですね。
私はですね、82年生まれ、キム・ジオンっていう、
これ本を読んだのではなく、この本が映画化された映画を見たんですけれども、
暴弾少年団のBTSのリーダーのナムジュンさんが、
この本は面白いって、読書家なんですよね、彼。
そういう方が勧めた影響もあって、
イケメンの影響かい。
ファンは、こういった韓国の現代文学、ちょっと注目してる人はいるのかもしれません。
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素晴らしいことですね。脳まくりの私が反省しきりなんですが、
実は先日ですね、K-POPとかですね、韓国ドラマ映画などですね、非常にカルチャー人気ですが、
東京ではK-BOOKですね。韓国の本ですね。
K-BOOKフェスティバルっていうのがあって、
11月22、23ですかね、お休みの時にあったんですが、
これも40社ほどですね、日本とか韓国の出版社が韓国の本を並べて売るという催しがあって、
これ大盛況でして、もすなもすなの感じでですね。
韓国の文学受け入れられてるんだなってことを実感したんですが、
ハンカンさん以外にもですね、
キムソヨンさんだとかキムチョヨクさんだとかキムヨンスさんといったですね、
韓国の人気作家の本が並んで、大変私はすごい可能性をですね、感じたんですね。
実はこのK-POPフェスティバルですね、ちょっと脱線してしまうんですが、
実はこのフェスティバルで私行ったところですね、
サッカーの北朝鮮代表だった庵洋波さんという選手、有名なんですが、
この人の反省を描いた、在日サッカーは国境を超える、国境を超えるというですね、
シクマ処分の本なんですが、これが売られててですね、
サイン会があるっていうんで、私もちょっとそこを覗いたんですが、
実は先々週ですから、サッカーの話しましたが、
私はもうサッカーの審判をしてる時ですね、
この庵洋波選手が東京都大学の一部リーグ、立小大学という大学にいたんですが、
その時私は実はレフェリーを務めたんですね、その試合で。
立小大学というのはその後関東大学リーグという上のリーグ行って、
このリーグ行くと私のレベルでは審判できなかったんですが、
その前の下のリーグにいたんでですね、私のレベルでも審判できたということで、
そのリーグにいるにしてはものすごいセンスと能力を持ってですね、
なんだこの選手はという審判しながら思ってですね、
しかもその試合が終わった後ですね、
ナイスジャッジなんて言うと私に握手を求めてきたという、
非常にその礼儀正しい選手ってことを私も非常に覚えててですね、
その後アルベックス新潟にJリーグに入って、
北朝鮮代表になってワールドカップにも出場したんですね。
ところで私この本をその時サイン会あったんですが、
アン選手にも実はあなたの試合、私はレフェリーしたことあるんですよなんて話して、
盛り上がったんですが、
実は在日朝鮮人のサッカー選手ってものすごく高い壁があったということに、
本を読んで気がついたんですね。
だからアン選手ってものすごく苦労に苦労を重ねて、
北朝鮮代表まで行ったということなんですが、
彼は東京朝鮮高級学校というですね、
ところに行ったんですが、これは専門学校みたいな扱いなので、
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かつては方式戦には参加できなかったんですね。
ものすごい実力があったんですが。
朝鮮学校の選手っていうのは国籍結構、
北朝鮮籍の人とかですね、こういう人多くて、
企業チームの就職がなかなか難しかったりとかですね。
Jリーグには外国人枠当時ありまして、
2、3の選手があったんです。これ大体南米とかですね、
ブラジルとかイングランドとかですね、
ドイツの選手が埋めてしまうんで。
ただ1個だけ在日枠っていうのがあるんですけど、
これがちょっと私は疑問に思うんですけど、
いわゆる学校教育法の1条に定める学校、
いわゆる普通に行く高校なんですが、
こういう学校出てなきゃダメだみたいなですね、
学歴を定めたんですね。そうするとアンさんのような
朝鮮学校卒業の人は、
例えば定居高校に入り直すとかですね、
大学に行くとかしない限り、
在日枠には入れないというですね、
非常に差別的な扱いをしてたと。
北朝鮮は北朝鮮でやっぱり本国の選手を優先するんで、
在日の選手、北朝鮮時期持っててもですね、
なかなか実際には選ばれたことがなかったんですね。
アンさんの時って高校で選手権出られたんですが、
お正月にやってる選手権ですね。ところが、
負けちゃったんですね、ベスト8で。
ということでほとんど注目もされずにですね、
家庭もですね、いろんな事情があって、
しょうがないプロ選手を諦めようっていうんで、
朝鮮信用組合というですね、
朝鮮信用組合ですね、朝銀信用組合という、
そこに就職しようと思ってたんですが、
いとこはお前サッカー好きだろうみたいなことで肩を押して、
縁があって立証大学進んで、
この時は私がレフェリーで勤めたんですが、
Jリーグに入って、北朝鮮も
ワールドカップ行けそうになってですね、
やっぱりこれ、在日とか言ってらんねえぞっていう話になって、
実力ある選手を呼んだよ。
実力あるから。それでワールドカップ行ったと。
こういうことがあったっていうのは、
私本読むまで知らなくてですね、
素晴らしいことだったんだなと、
すごい選手だと改めて思ったということだったんですね。
すみません、ちょっと脱線してしまったんですが、
韓国の文学に戻りますとですね、
私が今おすすめしたいのは、
やっぱりこのハンガンさんのですね、
少年が来るという本があります。
これはいろいろ紹介されてますが、
1985年の例の公衆事件ですね。
海賢軍が韓国の国民に銃を向けてですね、
多くの人が死傷をしてということですが、
これはハンさんが、
友人や家族を失った人の証言を丹念に集めてですね、
道国といいますか、
こういったものを描いた衝撃作なんですが、
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実はハンさんも実は甲州出身なんですけど、
この甲州事件のちょっと前に
ソウルに引っ越したんですね。
韓国ではですね、
甲州にいたかソウルにいたかっていうのがものすごくいろいろあって、
甲州にいた人は苦労したんで、
なんであなたはその時ソウルにいたの?みたいなですね、
ちょっと変な分断があるんですね。
やっぱりそのハンさんは非常に生き残ったものとしてですね、
本来背負うことのないその罪悪感というか、
そういった感情があってですね、
役者が言うには心をかきむしるようにして、
書き上げたのがこの作品なんですね。
ハンさんというのは詩人でもありまして、
非常に独特な文章、
透明感があるというか、心に響く、
一語一語が詩のように響いてくる文章でですね、
これを訳した方の後書きなんか書かれていますけど、
人間の引き裂かれた二面性ですね、
神聖と獣聖と書かれていますが、
神様のような性格と、
獣の性格、それからその崇高さと残酷さ、
こういったものが極限状態で出てくるということで、
これを凍結した詩詮がですね、
この30年という時空を超えて、
亡くなった人の魂を引き寄せたような作品になっていると、
いうことなんですけども、
しくも先日、
韓国では非常会見が宣布されたと。
6時間で解除されたとはいえですね。
韓さんはやっぱり、
2024年まさか会見の状況が繰り広げられるということで、
衝撃を受けたんですね。
ただ一方で、
6時間で解除されたと言いましたけど、
生中継にはですね、
素手で武装した軍人に説得するような市民とかですね、
軍人たちも市民に、
あなたたちも気をつけて帰りなさいよ、
みたいな声をかけていくという。
韓国は非常に民主化されてですね、
印象的な映像を韓さん見て、
ここで安堵したという面もあるんですが、
くしくもですね、こういった小説が出たわけですね。
この作品について、
平野圭一郎さん、北九州出身ですけども、
朝日新聞に投稿した内容が非常に素晴らしい。
ちょっと引用したいんですけども、
韓国については、
近年ごとに日本も文革的な大きな影響を受けつつ、
政治的な緊張が高まるたびに、
ぐにもつかない差別的な言説がメディアを騒がせる、
なぎかわしい状況にあるんだと。
しかし韓国人はこうだとかああだとかいう、
ステレオタイプの偏見を語る前に、
この少年が来るという小説一冊、
じっくり読んでみるべきだと。
文学の存在意義を再認識させてくれる作品である。
こう書いてるんですね。
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確かにこのお隣の国、韓国をしるべで、
歴史を勉強したり、人々を交流するということは、
非常に大切なんですけども、
文学の力というのはものすごく大きいと。
他の作品もそうですが、
なぜ文学というものがあるのか、
それから文学は何のためにあるかということまで、
考えさせる深い作品ということで、
脳幕だったら私が言うのもなんですが、
ノーベル賞受賞も当然だろうなと思うわけですね。
今この韓国文学を浴びてますが、
水木さん読まれたということですが、
ここで一冊ですね、
じっくり読んでみることもいいんじゃないかなと。
これからの冬休み、観光もあるでしょうし、
スポーツに勤しむのこともいいでしょうけど、
読書に時間を割いて、
じっくり読んでみてはいかがですかということで、
今日の私の話を終えたいと思っているところです。
韓流ドラマにはまる人はもしかすると、
Kブックの文学の世界にも、
共通する何かを感じるかもしれませんよね。
はまるんじゃないでしょうかね。
文章が素晴らしい。
訳している文章なのに素晴らしいんですね。
楽者の方もすごいですね。
ということで、
韓流はKブックという言葉も初めて知りましたからね。
韓国文学についてお話を伺いました。
毎日新聞出版社長の山本修司さんでした。
ありがとうございました。
どうもありがとうございました。
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