2025-09-05 15:35

詩人と装幀家のコラボ

毎日新聞出版社長 山本修司
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イリカミネ イリカミネ 抱きしめて いつだって 切られて 切られて イリカミネ
三菱電機
はい、9月に入りまして、猛暑日がまだね、続く異常な暑さということになっておりますけれども、
その危険な暑さの中で、表に出る、外に出るというよりも、リスクを回避して、エアコンの効いた家の中で、あるいは図書館などで、読書をするという人も多いようなんですよね。
そうですね。読書の秋でもありますし。
そうです。ぜひ、ニュース落語3も読んでいただきたいと思いますが、
この本というのは、文章を書く作家や詩人がいて、表紙のデザインを手掛ける専門家、そして、印刷や製本を経て、本屋さんに並ぶというわけなんですが、
この度、その常識をちょっと超えた詩集が、福岡で出版されて、話題になっているということなんですね。
そのことについて、毎日新聞出版社長の山本修司さんと、お話を伺ってみたいと思います。
山本さん、おはようございます。
おはようございます。
山本修司さん、今おっしゃったようにですね、本ができるまでには様々な工程がありまして、
作家さんが文章を書いて、それがギラになったものを束ねてみてもですね、それは本とは言えないわけで、
それは初めて本という形になるわけですね。
この表紙やカバーのデザインを手掛ける専門家を想定家と言うんですね。
想という字は予想という字ですね。
定は近辺っていうんでしょうか。
頂面の頂の左側に低縮の定という字を書いた字。
簡単に一丁目二丁目の頂という字を使う場合もあるんですが、
想定家と言うんですね。
英語ではブックデザイナーって言うんで、こっちのほうがわかりやすい感じもするんですが、
私はその想定家の仕事に心から敬意を持っていてですね、
ブックデザイナーって言うんじゃ薄い感じがしてですね。
常に想定家と言ってるわけですね。
作家と想定家がいて本になるわけですけども、
今回、詩人と想定家がコラボしてですね、
同じ土俵に乗って作った画期的な本が出たということで、
紹介したいと思ったわけですね。
これはプリズンブレイク・脱獄という詩集なんですけども、
これは下関在住の詩人の大御所ですね。
北村徹さんという90歳の詩人が詩を書いて、
福岡に在住の想定家の森和恵さんという方が、
表紙やカバーのデザインを担当したんですが、
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この北村さんの求めでですね、森さんが撮った写真50枚が掲載されてる。
森さんが撮った写真。
想定家が撮った写真が50枚も載ってるということで、
要するに全く同じ土俵で、対等な関係で掲載されてるということで、
人写真集という感じなんですね。
ですから、表紙には普通なら北村さんだけの名前が出てですね、
裏表紙なんかに想定、森、和恵と書かれるのが普通なんですけども、
表紙に北村森、和恵という、共作になっているということですね。
これ出版社は福岡の天神にあります書士館官房という、
みなさんご存知だと思いますが、ここから出てるんですね。
この本の内容を触れる前に、想定家という仕事についてですね、
なじみのない方もいらっしゃると思いますので。
はい、お願いします。
出版社は毎日新聞出版でもそうなんですけども、
編集者が作家さんから原稿をもらってですね、
それを印刷会社に送って印刷・制音されるという活用を受けるんですが、
表紙やカバーなどはですね、あと帯という、
よく推薦文とか書かれてる表紙にカバーと一緒に包んであるですね。
こういったものを、だいたい編集者が気に入った想定家に頼んで、
本に合うような形で作ってもらうというのが普通なんですね。
この想定というのは本の顔ですので、本の内容はもちろん言うまでもないんですが、
そのカバーのデザインによってですね、
読者の興味を引いて書店の手に取ってもらえるかどうかという。
要は売れ行きに関わってくるのがとても重要なんですね。
レコードとかCDだと、よくジャケットのデザインで買う。
ジャケ買いなんて。
ありますよね。
ありますよね。
実は本の世界にも表紙買いという言葉があって、
例えば毎日新聞出版が発行してる週刊誌のサンデー毎日ですね。
これ先週号では、アルフィーを表紙にしたんですけども、
いつもよりずいぶん、やっぱり根強い人気あるんだなということで、
非常に嬉しかったんですが、
編集部は表紙のせいじゃありません。内容が良かった。
もちろん言うんですが、かなり表紙というのは非常に強い力を持つということですね。
それともかく、想定家にはですね、
もちろんデザイン力というのは求められるんですが、
その著者の思いであるとかですね、
この本がどんな意義を持つのか、
どんな魅力を持ったものかということを十分に汲み取ってですね、
表現する能力が求められる。
そのカバーにどんな紙を使ったらいいのかという、
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本作りに関わる知識も必要で、
やはり何よりも本に対する愛情が欠かせないということですね。
それからやっぱり、著者とか編集者とのコミュニケーション能力だとか、
幅広い教養能力、人間としての総合力が問われると言っても、
まあ過言ではないですね。
確かに。
私も想定家を尊敬しているのはその辺からでですね、
今回刺繍を手掛けた毛利さんもものすごい教養の持ち主で、
人脈も広くてですね、とてもチャーミングな女性なんですね。
詳細は水木さんも本を好きだと思うんですけど、
カバーのデザインとか、想定ということについて何か思うところはありますか?
僕、河出処方針社から、
一人豚男子と生きた25年という本を出したんですね。
単行本を。
その時に編集者がどうしても想定家、
僕実は名前を覚えてないんですけども、
ものすごい有名な想定家にお願いをして作ってもらってるんですよ。
割と重厚な作りになって、
それも全部有名な方が。
編集者がどうしてもその人にやってもらいたいっていうので、
作ってもらったんですけど、
かなりお金かかったらしいんですよ。
俺にかけてくれって思いましたけどね。
でも、だから大事なんです。
僕が思っていた本よりももっと重厚な、
いい本の作りになってましたよ。
ありがたいなと思って。
第一印象って、
表紙から得るものが多いかな、大きいかな。
紙質とかもそうですよ。
色合いとかもね。
そうですよね。やっぱり大きいですよね。
それが今日のこの本の話なんですが、
このプリズンブレイク・脱獄という本は、
先ほど言ったように90歳になる北村徹さんという主人の最新詩集なんですね。
この方はもちろん詩人なので詩を書くんですけど、
評論の分野でも活躍して、
60年以上にわたって活動を続けていらっしゃる方なんですが、
その言葉はものすごいパワーを持っててですね、
批評の鋭さも何かこう、どう言うんでしょう。
刃物を突きつけるような激しさを持っていると。
この批評は社会とか他社だけでなく、自身にも向けられるんですね。
ですからそのいろんな詩を見てみるとですね、
例えば破片という詩があるんですが、
この中にはこんな小説がありまして、
いつか詩が書けなくなるなんて思わない方がいいなどはなかった。
どうし死んだっていう。
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お前書いてるものが詩なんじゃないんだみたいなですね。
こういう表現が自分に突きつけられているのを読むとですね、
飲んでる方としましては、お前は一体何なんだと。
出版社の社長として何なんだみたいなですね。
こんな思いに駆られるというかですね、
すごい力を持ってるんですね。
今回の本でも題名に脱獄という言葉が使われてますが、
ダリアと殺虫剤、我が脱獄についてという詩があるんですが、
これなんと245行で16ページにもあったんです。
これは詩なのかという長さになるんですが、
長編小説みたいな。
そうなんですよね。
ここにも追い先短く、今遊兵されているのはなぜだろう、
閉塞感に満ちたような言葉とかですね。
このダリアとか殺虫剤が美人化されて、
一匹の虫として消されるだろう、など書かれてるんですね。
なぜかこれの詩を全部読むと、
そんなに全てが終わりなんだという感じはなくてですね、
そこに付けられた毛利さんの写真は、
空に飛び出すような黒いパーカーの男が付けられてるんですね。
まさに脱獄を感じさせる、
ちょっと開放感もあるような感じの写真なんですが、
まさに死と響き合ってですね、
死と寄り添うようでもあり、死に異論を唱えるようでもありという、
非常に不思議な関係で死と写真がある。
先ほど言ったように50枚以上もあるんで、
詩集でもあり写真集でもあるという。
毛利さんは西日本新聞にですね、
作家の村田清子さんが書いてるエッセイに写真を付けてまして、
読むと出てるんですが、
村田さんの本の想定はほとんど、
毛利さんと言いかけて大変はない仲良しなんですが、
時に写真とエッセイのどちらが主なんだっていうのがわからないほど、
詩人の北川さんはこの才能を見抜いてですね、
毛利さんに写真を撮ってくれという声をかけてですね、
今回の出版につながったということを、
その詩はますます研ぎ澄まされ、
想定家毛利一恵の写真が浮かぶですね、
と書かれていてですね、
関係性を超えた本というのが言うことなんですね。
北川さんという方は日物関市に住んでると言いましたけど、
河門海峡のほとりですね、
波が来るんじゃないかぐらいのところにお住まいだそうで、
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コロナ禍の時なんか船が少ないことだけを見てですね、
時代は変わったんだというのが感じ取れるという、
そういう場所なんですね。
毛利さんは福岡に在住ですけども、
写真はその対岸の文字港なんかをですね、
何時間も歩き回って、わざとピントをずらしたり、
絞りをちょっといじったりして、
自由にシャッターを取り続けたということなんですけど、
これやっぱり河門海峡を挟んだ二人の関係性と言いますか、
理解し合ってるということでですね、
今回、詩人と想定家という関係を超えた素晴らしい
一写真集ができたということなんですね。
ぜひですね、福岡の出版社から出ているということもあったらいいかなと、
思いまして、ちょっと今日。
これ、あれですよね、福岡の出版社ですから、
山本さんが社長になさって、毎日新聞出版社とは関係ないんですよね。
関係ないんです。
それで、実はこれは私、毛利さんから送っていただきまして、
あまりにすごいので、毎日新聞の書評に対しまして、
もう先週掲載されてるんですが、
もう他社が出版社とは何だろうと言ってる場合ではなくて、
素晴らしいものは素晴らしいということなんですね。
特に愛する福岡のものだということでですね。
毎日新聞社さんとかの書評に乗ると、本屋さんが買ってくれるんですよね。
僕、ニュース落語、最初の第1弾出したとき、
毎日新聞の書評に出してもらったんですよ。
そうすれば東京の本屋さんがちゃんと仕入れてくれるんですよ。
あそこに乗ると。そうなんですよ。ありがたい。
またニュース落語3も出しましたので、ひとつ山本さんよろしくお願いします。
ぜひぜひ。読ませていただきますので、よろしくお願いいたします。
今日は他社の本ですけれども、
詩人と想定家の、そして想定家が撮った写真とのコラボということで、
ユニークな詩集ですね。
ご紹介いただきました。
毎日新聞出版社長の山本修司さんにお話を伺いました。
山本さんどうもありがとうございました。
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