この歌詞がスゴイ!中島みゆき
2024-04-26 16:13

この歌詞がスゴイ!中島みゆき

元サンデー毎日編集長 潟永秀一郎
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さて、毎月の最終金曜日はですね、この歌詞がスゴイということで、潟永さんにいろんな歌詞を解説してもらっています。
今日はですね、去年亡くなったご友人の思い出にまつわる歌ということだそうですが、同級生だったそうなんですが、まだね、早いお別れということになったそうですが、潟永さんおはようございます。
はい、おはようございます。高校の同級生でした。スラッとしてハンサムで、でも嫌味が全然なくて、男子からも女子からも好かれる、一言で言うといいやつでした。
よく言いますが、なんででしょうね、いい人ほど先に行くってですね、私は長生きするんだろうなと思っております。
そんなことないですとも言いづらいじゃないですか、潟永さんそれは。どっちも言いづらい。
コメントやめてください。
彼は大学で建築を学んで就職先は大手ゼネコンの大林組でした。そこで彼が携わった仕事の中で一番有名な建物が東京スカイツリーです。
現場責任者の一人だったそうですけども、その完成までのドキュメンタリーがNHKのプロジェクトX挑戦者たちで放送されて、先日リニューアル版が再放送されました。
彼は主人公じゃないんですけども、ところどころに映っていてですね、同窓会のLINEグループで放送日の情報を共有して、多くの同級生たちと改めて彼を忍びました。
去年の葬儀の場にもスカイツリーをバックに映る彼の写真が飾られていたことを思い出して、ちょっと胸に迫るものがあったんですけれども、私ごとなかなかとても偶然でした。
ということで、今日はご想像通り中島美由紀さんの名曲です。まずはこの歌からどうぞ。
あまりにも有名な司会か、地上の星です。試作曲はもちろん中島美由紀さん。2000年7月にリリースされました。もう24年になるんですね。
この歌、プロジェクトXスタート時のプロデューサーがご本人に、美由紀さんに直接お願いの手紙と、それからご本文の企画書を送って受けてもらったそうですけれども、美由紀さんによる主題歌って他にも多くてですね。
有名なところでは、1998年のTBSドラマ、聖者の行進の主題歌だった糸とか、2003年のフジテレビのドラマ、ドクターコトー診療所の主題歌、銀の竜の背に乗ってとか、2014年のNHKの朝ドラのマッサンの主題歌、麦の歌などですね。十数曲あります。
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それは後でも触れますけれども、美由紀さんが番組やドラマの趣旨やテーマを理解して歌の世界に置き換えてくれる達人というか、むしろ歌が番組のドラマ性を深めてくれるほどの存在だからだと思います。
主題歌じゃありませんけれども、ドラマの3年B組金鉢先生の中で、学校に反発した生徒の一人が警官に手錠をかけられて連行されていくとき、一切のセリフなしに美由紀さんの名曲セジョーだけが流れた場面は、今も紙シーンとして語り継がれていますし、映画糸に至っては逆に歌から映画が生まれたくらいですからね。
ごめんなさい、また余談が長くなりました。さて、歌詞ですけれども、一言で言うとこの歌が伝えたいのは、ヒーローは私たちの身近に、市政の人々の中にいるっていうことだと思います。
そういう存在を美由紀さんは、風の中のスバルや、砂の中の銀河といった言葉に置き換えます。比喩の巧みさに唸りますし、本当に詩人ですよね。
スバルや銀河だけじゃなくて、2番に出てくるジュピターもシリウスも星の名前ですから、市政に埋もれているけれども輝く星のような存在ですね。空を飛べるはずのペガサスは草原に、愛の神様であるビーナスも街角に紛れています。
けれども、私たちはその存在に気づくことすらなくて、足元を見ずに名だたる者や輝く者、有名な人や成功者を追って、氷ばかり掴む、手の届かない悲しさや諦めを味わいます。
野木下に巣を作るツバメは、そんな人々の暮らしのそばにいて、純粋に生き様だけを見ています。だからこそ気づく尊さを私たちに教えてほしいと願うんですね。あるいはそれは番組に対する願いだったかもしれません。
こういう存在って、コロナ禍で改めてわかったエッセンシャルワーカーの皆さんの尊さもそうですよね。
あの時、感染者と向き合った医療従事者や救急隊員の方々はもとより、清掃もゴミ収集も公共交通機関も止まりませんでしたよね。
また震災からの復興とか原発の除染作業に関わる方とか、今も休みを使って北陸など災害ボランティアに行かれる方などなどですね、もう本当に数多いらっしゃるわけで、そういう目で見ると、道路が渋滞してイライラするんじゃなくて、工事してもらっている方々にありがとうという気持ちになれるんじゃないかと。
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これは我が身の反省も含めて思います。
イラっとしちゃうんですけどね。
そうやってありがとうという気持ちを常に持てるようになりたいというか、そうしたいですよね。
そうですよね。そういうことを気づかせてくれる歌だと思います。
ということで、じゃあ次はこの曲です。
はい、空と君の間に。
これもあのテレビドラマ、1994年日本テレビの家なき子の主題歌でした。
先ほどみゆきさんによるドラマや番組の主題歌は十数曲あるとお話ししましたけれども、実はその中で一番ヒットしたのがこの曲で、ミリオンセラー100万枚以上売り上げて、みゆきさん最大のヒット曲でもあります。
さて歌詞ですけれども、これはドラマの主人公スズの愛犬リョウの目線から書かれたもので、そう読むと少女の傍らにいる愛犬の視点というか目線。
じっと見守る目に映るのはただ少女と空だけで、彼女の頬を伝うのは涙なのか雨なのか、一緒に冷たい雨に濡れながら愛犬は繰り返し、ここにいるよ、僕はここにいるよってその目で語りかける、そういう歌ですね。
ただ私今回、あえて叶わない恋と知りながら愛し続ける男性の目線で読んでみました。
君が涙の時期には僕はポプラの枝になる。
北の大地で暴風林になるポプラ並木、木の枝のように、あなたを守るっていう決意ですよね。
その上で、あいつはやめた方がいいと止めた僕を振り払って、涙を流す羽目になった彼女の後悔を望むことも、その寂しさにつけ込むこともせずに、ただ傍にいます。
それどころか、君が笑ってくれるなら、僕は悪にでもなると自分に誓います。
水木さん、どうですか、こういう男性。
いや、見守ってくれてる存在っていうのはね、本当にありがたいですけど、なんかもう少し表現してもらってもいいんですけど。
好きなら好きと言って、みたいな。
でも彼はね、本当のところは納得いってないんですよね。
君の心がわかると、たやすく誓える男に、なぜ女はついて行くのだろう。そして泣くのだろうって。
彼は選ばれないんですね。
これもなんでなんですか、水木さん。
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いやいやいや、言ったらもしかしたら、相手の女性もわかってないだけかもしれない。当たり前に思っちゃって。そういう優しさに気づかず。守ってくれてるのはありがたいんですけど。
止めても行っちゃうんですね、違う人のところにね。
ちなみに私ですね、妻に、あいつだけはやめた方がいいと言われた人いるって聞いたらですね、黙って指差されました。
確かにですね、作家か作詞家になるとか夢みたいなこと言って、大学にも行ってなかったからですね、仕方ないんですけど。
返す言葉がなかったんですけどね。
すみません、余談でした。
気を取り直してですね。
もう一曲、最後はこの曲です。
なんかね、もう聞き込んじゃいますけども。
してみますね。
ヘッドライト、テールライト。地上の星と同じくプロジェクトXのテーマソングで、番組の最後に流れますよね。
CDではこの2曲はカップリングのシングル版で、このシングル版様々な記録を作りました。
例えば2000年7月の発売からオリコンチャートで1位になるまで2年半、130週かかったっていうのはこれ最長記録なんですね。
1位になったのは実は紅白で歌われた後だったんです。
また発売から173週連続オリコンのシングルチャート100位以内というのもそうです。
長く愛された曲ですね。
それだけ息長く多くの人に愛される名曲なんですね。
さて歌詞です。タイトルのヘッドライト、テールライトは何のヘッドライトなのかは書かれていませんけれども、
おそらく多くの人が思い浮かべるのは列車。それもローカル線の小さな駅を出る列車なんじゃないでしょうか。
そして同じ番組の主題歌ということもあるのでしょうけれども、この歌は見事に地上の星の変化、返し歌になっています。
これは単歌で送られた歌に応答する形で書かれるものですけれども、最初の歌の重要な言葉やフレーズを取り入れるといったルールがあるんですね。
この歌で言うと、語り継ぐ人もなく吹き荒ぶ風の中へ紛れ散らばる星の名は忘れられても、というところは、
まさに見送られることもなく去っていった地上の星たちのことですし、足跡は降る雨と降る時の中へ消えてもそうですよね。
で、称える歌は英雄のために過ぎても、英雄と呼ばれる人だけが称えられる熱狂で、地上の星では名だたるものを追って輝くものを追ってと歌われた部分ですね。
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そうして、ヘッドライト・テールライトが地上の星と違うのは、3番の歌詞。最後に聞き手の心に寄り添って励ましてくれます。
それは、行く先を照らすのは、まだ盛る見果てぬ夢。遥か後ろを照らすのは、あどけない夢。というところでして。
人生はどこにたどり着くのかわからない旅。でも夢を捨てなければ闇を進む列車の明かりのように、夢は未来を照らしてくれる。
思い出のぬくもりはきっと、ずっとあなたを支えてくれる。こういう意味で語りかけてくれますよね。ヘッドライト・テールライト、旅はまだ終わらない。旅はまだ終わらない。っていうふうに繰り返し繰り返しです。
あきらめないで、っていうふうな応援歌なんですね。
そうですね。三行さんの歌はこうして、どれも視線が低くて、弱い私たちに、視線の人たちに寄り添って励ましてくれますよね。
そうですね。
今私が働く会社の窓からは遠くスカイツリーが望めるんですね。この歌を聴いてスカイツリーを見ると亡くなった彼の笑顔を思い出して、お前はもう少し生きろと夢も捨てなくていいって言われている気がします。
以上、今日は3曲中島みゆきさんの名曲をお届けしました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
この時代だからこそまた多曲ですが、プロジェクトXが染みるのよね。戦う男たち、日本の技術力っていうのがね、本当に染みる。
失われた30年って言われますけど、うつむいてばかりいても仕方ないですもんね。
その中でもそうやってみんな戦ってきている人たちがこの国にはいらっしゃるっていうことですもんね。
それがまた片中さんの親友だったっていうのも一つ。
僕はあの番組ちょうどその時見ましたけど、あの方だろうなって思いながら今一緒にお話を伺ってました。
中島みゆきさんの名曲3曲ありがとうございました。
ありがとうございました。
この歌詞がすごい。片中修一郎さんでした。
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ありがとうございました。
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