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2024-12-22 07:47

#16 書写のお話

書初めの宿題の前に、書写の授業を1週間半、行いました。なかなか楽しむまでにはいかず、悩ましい授業となりました。 #国語 #書写 #中学校
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サマリー

このエピソードでは、書写の授業を振り返りながら、生徒たちの上達や自己評価の重要性が語られています。また、教師自身の書写に対する抵抗感や評価方法についての悩みも紹介されています。

書写の授業の振り返り
みなさんこんにちは、ばじるです。16回目の放送となりました。
今回は、12月に行った書写の授業の振り返りのお話をしたいと思います。
まず、版紙を配った後に、お手本を黒板に貼り出します。
そのお手本を1分間から2分間ほど見つめてもらい、
その後、何も見ずに、その文字を筆を使って書くということをしました。
もちろん、どんな字だったっけと思いながら書いているので、上手ではないという大前提です。
その後、ちょっとしたコツを私がお話しし、
実際、推奨版を使って書いてみせるほどの腕前はないので、
三村の教科書にはプロが書いている動画が載っています。
プロの筆使いを見てみようと言って、その筆使いを見て、
かご文字を配ります。
かご文字を配った後に、初めて書いた文字にダメ出しというかアドバイス、
もっとこうすればよくなったのにというようなアドバイスを
サインペンで版紙に書き込むという活動をしました。
どうも小学校ではよくやる手法のようなんですけれども、
私はこの夏の書写の研修でそれを経験して、
人から言われる、教師から言われるよりも自分で気づいた方が
上達が早いんじゃないかなと思って、それを採用しました。
あともう一つは、私自身がそうなんですけれども、
書写が苦手である、自分の字が好きになれないという生徒がやはり多くて、
その生徒たちが最後に書いた字と最初に書いた字を見比べて、
これはできるようになった、これを意識してやったことができるようになった
という感想を持ってもらいたいと思って取り入れた手法です。
実際、提出する前に付箋を1枚ずつ配って、
褒めポイント、褒めセールスポイントを書いてから
私に提出してくださいというふうにしました。
それがしっかりできたときは、もう書写嫌だとか、できないとか、
自分の字が嫌いという生徒の声は聞こえてこなかったんですけれども、
私を指導してくださっている先生がいらっしゃいまして、
その先生は毎回ABCを書いて評価をつけて書いている、
その書写の提出物を書いているという話を聞き、
同じようにやるかと思ってやってはみたのですが、
成績がつくとなると、もう付箋を書く時間がなくなるんですね。
とにかく良い字を書かなきゃ、良い成績が取りたいという方向に
子どもの気持ちが向かっていってしまう。
毎回ここが良かったよって書き込んだりとかして返すのもいいんですけれども、
成績をつけると真剣に書くという効果もあるんですけれども、
でもその成績をつけると、
結局は付箋を書く暇がなくなり、
最初のと見比べる余裕もなくなり、
結局は書写の時間に、
字が下手だからとか上手な人はいいなみたいな声が
ちらほら聞こえ始めてしまって、
ちょっとそれは私が望むスタイルではなかったなと思って、
生徒の成長と教師の悩み
書き込みをしています。
先生によっては冬休みの書き初めが集大成だから、
そこでしっかり評価をつけるという先生もいらっしゃって、
私自身、どっちづかずの考え方でどうしたもんかなという悩みが残りました。
1月にいろんな指導してくださる先生ともお会いできるので、
その方にもこの悩みを伝えてみようかなとは思っています。
最終的には書き初めの練習を、
新聞紙を縦長に折ったものを半紙に見立てて行いました。
うちの学校は一つの文字を決めて、
その文字で全員同じ字を書き初めをするというのが
どうも習わしだったらしいんですけれども、
とにかく書写が子供の頃から嫌いだった私としては、
書写を借り出されるということにものすごく抵抗があって、
私のやりたいようにやっていいよと国語科の先生方に
言っていただけたので、2つお題を出して、
その中から1つ選んで書きやすい方を書きましょうということにしました。
最後の書写の授業では表目に1つの文字を書き、
中表にしてもう1つの字を書き、
アドバイス共有時間というのを持って
自分の作品を持ち歩き、どこがいいのか、
どこを工夫すればもっとよくなるのか、
アドバイスを教えましょうという活動をしました。
その時間は一番生徒もほっとしたような感じでした。
張り詰めたような静かな時間を過ごしているので、
私自身もそうなんですけれども、
そんなにアドバイスし合うほどの知識がお互いないので、
いいねとか、俺の字よくないみたいな、
そういう報告し合うような回だなとは思ったんですけれども、
そうやって持ってふらふら歩いている中から何人かの生徒を選んで、
文字が入り切らなかった生徒とかもいるんですけれども、
文字の大きさでいいんだよという話をしたりとか、
あとは2年生から行書を学んでいるので、
なかなか会書から行書の文字に移行できない生徒が多いので、
カクカクとしたような、まっすぐとしたような字が多いんですね。
丸みってこんな感じだよというお手本として
ちょっと紹介したりとか、
そんなことをしながら書写の授業が終わりました。
あと1回ずつで2学期の授業が終わります。
授業数が多かったクラスは100人一周で遊んで終わりになります。
残念ながら授業数が多くないクラスは書写の書き初めの練習で終わりという感じです。
最後まで聞いてくださってありがとうございました。
冬休みは私が読んだ教育書の話をしたいと思います。
07:47

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