00:08
みなさん、こんにちは。ジャスタアイディア!北詰至です。
このポッドキャストは、知的好奇心旺盛なマルチポテンシャライトの私、北詰至が日々思いついた
ジャストアンアイディアを配信する雑談系ポッドキャストです。 今日のテーマは飛行機人間になろう
富山茂彦さんの思考の生理学についてです。
富山茂彦さんの思考の生理学という本のタイトル、一度は聞いたことがあるんじゃないかなと思います。
ちょっと前、ちょっと前といってもだいぶ前かな。2020年代初めだからもう20年ぐらい前になるのか。
全然ちょっと前じゃないですね。 2020年ぐらいにですね、東大生、京大生が一番読んでる本
っていう売れ込みで話題になった本です。 実際に発売されたのは1983年なんですけど、
2020年に入ってからもそうやって頭のいい大学生が読んでるよっていうことで支持されていてですね。
異例のロングセラーですよね。観光から30年40年経ってもずっと売れ続けているという本です。
で内容はタイトルが思考の生理学という本なので、どういうふうに自分の頭で考えるか
とか自分の頭で考えた内容をどうやって整理していくか
という人間力の元になるような考え方が記された本になります。
私もですね、20歳過ぎてからかな、その2020年頃に
この本が話題になっていた当時読んでみました。
すごいね読みやすいんですよ。 まず学問の本なんてちょっと難しくて読みづらいんじゃないかなって思うかもしれないんですけれども、
この本ねすごく読みやすいです。 誰にでもわかる簡単な言葉ですごく美しい文章で書かれているので
03:10
頭にすんなり入ってくるんですよね。 というのも著者の富山茂彦さんなんですけれども、この方は言語学者なんですね。
やっぱり言葉のスペシャリストなのでそういう方が書く文章っていうのはすごく綺麗で読みやすい文章です。
言語っていうものがどういうものかっていうのを研究されているわけなので、人の頭とか人の心に響かないような難しくて難解な言葉っていうのは使わないんですよね。
そこが富山茂彦さんのすごいところだと思っています。 私あの執行の生理学で富山茂彦さんの大ファンになって、
その後何冊か富山さんの著書を読んだんですけど、どの本もすごくわかりやすかったです。
なのでね、あの執行の生理学っていうちょっと行々しいタイトルついてますけど、本もそんなに分厚くない単行本、薄めの単行本ぐらいの文章量だし、
内容もすごく優しい言い回しで、どういうふうに考えて、どういうふうに考えを整理していくかっていうことが書かれているので、読んだことがない方はぜひ一度読んでみてほしいと思います。
富山茂彦さんは私知らなかったんですけど、去年96歳で亡くなられていました。
去年の7月30日ですね、2020年7月30日に亡くなりになったということで、96歳ということでね、すごく高齢、長生きされた方だと思うんですけど、
私の家系も結構長生き家系で、私のおばあちゃんは100歳まで生きたんですね。
100歳で亡くなったんですけど、せいぜい100歳まで生きるんだって言ってたそうなんですね。なんで有言実行して亡くなっていった、私のおばあちゃんなんですけど、
なので富山茂彦さんもぜひ100歳ぐらいまで長生きしてたくさん本を書いてほしいなって思ってたんですけれども、
残念ながら2020年に亡くなっていたということで、知らなくて最近亡くなったんだっていうことを知ったので、改めて富山茂彦さんのことを思い返して、
06:11
今日このポッドキャストで富山茂彦さんについてご紹介したいと思いました。
私、日本の言語学者として、そういう数々の思考とか言語に関する本を出版された方として、すごく重要な方、すごく世の中に影響を与えた方だと思ってるんですね。
なんですけど、パソコンで富山茂彦って入力すると一発変換されないんですよ。
それがねすごいショックでした。富山茂彦さんぐらいの業績を残した方は、やっぱりね、お名前一発変換されてもいいぐらいの方だと思うんですよね。
名前の漢字がちょっと特殊で、富山っていうのは外の山で書いて、茂彦っていうのは漢字3文字ですね。
山髄に、これなんて言えばいいんですかね、山髄の茂っていう字に、日は比べる、古は古いっていう、それで茂彦って読むんですけど、ちょっと名前の漢字が特殊なので、
普通に変換すると出てこないんですけど、有名な方とかだと結構予測変換でね、名前、漢字で一発でパって変換されるじゃないですか。
それがね富山茂彦さん、一発変換されないっていうのはね、これは日本語のタイピングの文字入力はちゃんと登録しとかないといけないと思いますね、富山茂彦さんは。
私の中ではそれぐらいの方なんですね。
東大、京大だけじゃなくて、本当に大学通ってない、私もね大学は行ってないですけど、大学通ってる通ってないに関わらず、学歴に関わらずね、
本当に一番人間にとって必要なことっていうのが、自分で思考して自分の思考をいかに整理するかっていうのは、すごく大事だと思ってます。
これは学歴にも関係ないし職業にも関係ないと思います。
東大、京大の人がね、仕事、例えばちょっと難しい仕事、コンサルとかなんですかね、わかんないけど、なんかそういうすごいハイスペックな仕事だけに関わらず、どんな仕事をしてる人でも、また仕事をしてない人でも、思考する自分で考えるっていうことはすごく大事なことだし、
09:16
考えるだけじゃなくて整理しないとアウトプットがうまくいかないんですよね。だからその思考をどうやって整理するかということは、誰にとっても大事なことだと思います。
私、この思考の整理学を2回ぐらい読んだのかな。ちょっとまたね、内容を忘れかけてるんで、またこれを機に読みたいなと思ってるんですけど。
Kindleでね、試し読み、Amazonのページで試し読みもできるので、ちょっとね冒頭どんな感じの本なのかなって覗いてみてもらえるといいかなと思います。
見ると、すごいなんかわかりやすそうっていうのもわかってもらえると思います。
すごく優しくて簡単な言葉で書かれている本です。
この本で富山茂彦さんは、ただ学校教育を受けてきただけで出来上がる人間と、自分で思考できる人間を飛行機とグライダーに例えてるんですね。
今の学校教育はグライダー人間を作る教育だっていうふうに仰ってます。
どういうことかというと、グライダー人間っていうのは、学校の先生とか、あとは教科書とか、そういう導く人やものがあって、導かれて、引っ張られて飛んでるわけですよね。
で、導力は自分じゃない。導力は先生や教科書。
引っ張られて飛んで着地すると。それがグライダー人間。
綺麗には飛べるし静かで優雅に飛んで着地することができるけれども、それって先生が引っ張ってくれてるからなんですよね。
先生の引っ張った通りに飛んでいく人間。それがグライダー人間っていうことなんですね。
でも学校を卒業して社会に出たら引っ張ってくれる先生っていなくなっちゃいますよね。
で、そこで初めておいグライダー自分で飛べって言われるわけですよ。
だけどグライダーは自分で導力積んでないから飛べないんですよね。
12:03
社会に出た時に自分で飛んでみろって言われて、どういう人間が飛べるかっていうと、それは飛行機人間なんですね。
飛行機は自分でエンジンを積んでるので、自分で飛ぶことができます。
だからグライダー人間のままではやっていけないわけなんですよね。
社会に出たらもう必然的に飛行機人間にならないといけない。
でもグライダーとしてしか育てられてない。
じゃあどうやって飛行機人間になればいいか。
どうやったら飛行機人間になれるのかっていうと、自分でエンジンを積む。
そのエンジンっていうのは思考力であり思考を整理する力なんだよ。
っていうことがこの富山茂彦さんの思考の整理学っていう本の中に書かれています。
で、私大学出てないです。
専門学校をね、卒業したんですけど、専門学校ね、お金払えば誰でも入れて誰でも卒業できる学校なので、
専門学校って言っても看護とかね、歯科とかね、そういうちゃんと勉強するやつじゃなくて、
遊んでれば卒業できるやつなので、
まあ高卒と一緒ですよね、学力としては。
なんですけど、私今上場会社に勤めて、それなりのお給料をもらえるようになりました。
上場会社って大卒じゃないと入れないとか、採用基準大卒とかってなってるんで、普通には入れないですよ。
普通に直接応募したら、私も専門卒からぺっぺってされて、面接もしてもらえないような感じなんですけど、
私はたまたまラッキーなルートでですね、こそこそっと潜り込んで、
社内で活動をして、正社員にしてもらったっていうタイプなんですけど、
そういうふうにできたのって、何が良かったのかなって考えると、
やっぱこの富山茂彦先生の提唱している、思考して整理する、
っていうことを、本を読んで身につけたからなんじゃないかなって思います。
振り返るとね、振り返るとそういうことなんじゃないかなって思います。
で、今すごくラッキーなことに、そういう大きな会社に入って、
後輩というかね、下の人たちの面倒を見るっていう機会も持たせてもらえてます。
15:04
で、いろんな人のね、教育をしていると見えてくるのは、
自分の頭で考える人っていうのは、やっぱりすぐ伸びていくんですよ。
私のポジションなんかね、もう簡単にポンって飛び越えていきます。
もっともっといろんな仕事をね、できるようになっていきます。
で、反対に、いつまで経っても出世しないというか、
いつまで経ってもできる仕事の幅が広がらない人っていうのは、
自分の頭で考えられない人なんですよね。
それが、私、人に物を教えるっていう立場になって、すごくよくわかったんですね。
なんで同じように教えてね、
同じように熱量をかけて育っていってほしいなって思って接しているのに、
いつまで経っても仕事の幅が広がらない人と、広がっていく人って差が出るんだろうって思ったら、
やっぱり自分の頭で考えられるかどうかっていうところなんですよね。
つまり、グライダー人間はいつまで経っても仕事の幅が広がらないし、
飛行機人間はちょっと燃料を入れてあげるだけで、自分でどこまでも飛んでいくことができるんですよね。
それは私すごくね、ここ数年の上のポジションに立って部下に教えるっていう仕事の中ですごく感じていることです。
グライダー人間の何がまずいかっていうと、
一個わからない仕事があって教えますよね。
教えたことはその通りにできるようになるわけですよ。
時間がかかる人もいればすぐにできるようになる人もいるんだけど、
グライダー人間だって教えればできるようにはなりますよね。
じゃあ今度ちょっとだけ違う種類の仕事が来ましたね、っていう場面で、
飛行機人間は自分でエンジンを積んでるので、自分で考えて、
あ、この部分は習ったことが応用できるなのか、
ここは習った仕事とちょっと違うけど、
今回の仕事についてはこういうふうにやってみようとかって考えて試してっていうことができるんですけど、
18:07
グライダー人間はね、ちょっとでも違う仕事が来ると全くできないんですよ。
で、習ったことはできる。
けど、習ってないこと以外、ちょっとでもパターンが違ったりするとこれはもうアウトなんですね。
で、そういう時どうするかっていうと、習ったことの範囲でやるんですね。
で、そうするとパターンがほんの少しと言えども違うので、アウトプットはうまくいかないんですよ。
で、そこでもうフリーズしちゃうの。
それ以上のことはできないんです。
でね、あのこれを聞いてくれてる方、20代からまあ60オーバーの方が多くて、
まあ10代の方ってほとんどいないので、社会に出てる人がほとんどかなって思うので、聞いてくれてる人はね。
なので、そんな人いる?って思うと思うんですよ。
会社で仕事してて、そんなに応用効かない人っている?って思うかもしれないんですけど、います。
残念ながらいるんですよね。
で、それってやっぱりその、多分ね、学生の時はね、いい生徒だったと思いますよ、そういう人って。
先生の引っ張った通りに、教科書が引っ張ってくれる通りに、綺麗に飛んでた人だと思うんですよ、グライダー人間の人ってね。
で、そういう人ほど、飛行機になれって言われる時に飛べないんですよ。
どういう風にエンジン吹かしたらいいの?って。
エンジン吹かして周りに迷惑にならないかな?とか、
あさっての方向に飛んでったらどうしよう?とか、騒音で苦情が来るんじゃないか?とかね。
飛べないんですよ、本当に自分で。
だけど、社会に出た時ってやっぱ、うるさくても、オイル滑走路に漏れてたとしても、
なんだろうな、カラス巻き込んじゃったとしてもね、自分の力で飛んでいかないといけないんですよね。
で、それがね、やっぱりあの、エンジンを積むのは早ければ早い方がいいと思います。
やっぱり年取ってね、エンジン積むとね、重くてね、飛べないんですよ、なかなか。
21:03
エンジン積むのも躊躇しちゃうんですよ。今まで身軽なグライダーできたから。
なので、この富山茂彦先生のね、「思考の生理学」っていう本、なるべく早いうちに読んでほしいなって思います。
で、どうしたら飛行機人間になれるのか。今飛行機人間である人にも、どうしたらもっともっともっと遠くに効率よく飛べるのかっていうことがわかるし、
今グライダー人間の人でも、どうやったら飛行機人間になれるのかっていうことは、この本ね、すごく優しい言葉で書いてあるので、ぜひ読んでほしいなと思います。
というわけで本日は、富山茂彦先生の、「思考の生理学、飛行機人間になろう!」というテーマでお届けしました。
イタズメイタルのジャスタアイディア、ご意見ご感想、取り上げてほしいテーマがありましたら、ツイッターのDMをお寄せください。
ツイッターアカウントは、wak1027、wak1027です。
ぜひお待ちしております。
それでは本日はこの辺で、また次の配信でお会いしましょう。