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皆さん、おはようございます。社会福祉士のぽこです。
障がい者施設の相談員と、あと今は0歳児のままで育休中のワーママになります。
福祉と育児のちょっと前向きな話と、あとは趣味の読書の話をしています。
今日は10月29日水曜日。今、収録時点では6時ちょっと前ぐらいになります。
皆さん、体調はいかがですか?崩されてないですか?
不完全主義の概念
今日は読書の話をしようと思います。紹介する本は、不完全主義という本になります。
以前、限りある時間の使い方という書籍で、結構話題になったオリバーバークマンさんという方が書いた書籍になります。
今年の7月に出た本ですね。読んだことある人もいるかもしれませんが、
限りある時間の使い方、前書の方もかなり人気があるので、この紹介も少ししようと思います。
まず、この限りある時間の使い方という方は、時間を効率的に使うライフハックではなくて、
効率的に時間を使うなんて無理だから諦めないよって言ってる本になります。
効率的な時間の使い方をしようとすればするほど、やらなきゃいけないタスクも増える。
だから全部やろうとするんじゃなくて、本当にやりたいことだけやりなさいよっていう内容だったんですね。
今回の新作、不完全主義なんですけれど、その考え方をさらに突き詰めた考え方。
不完全で生きようぜっていう提唱の本になります。
どんな人に読んでほしいかなんですけれど、まず一言で言うと、理想を追いかけているけど全然たどり着けなくて疲れ始めた人。
こんな人に読んでもらいたいなと思います。
というのも、私がこの書籍読んだのは息子を出産してすぐだったんですが、
育児って自分で時間を全然コントロールできなくなるんですよね。
今までこの時間に起きて、この時間に家事を、例えば洗い物を済ませて、洗濯を済ませて、あれやってこれやってって、
いつも同じ室で家事をこなしていた私なんですが、
自分なりの理想の一日を成し遂げられない日々が、育児後は続いてきているんですよね。
体はもう全然思うように動かないし、息子は全然この時間に起きるのっていう時間に起きるし、
思ってた時間じゃない時にミルクを欲しがるし、家事はたまるわ、勉強する時間はないわ、アウトプットも全然できないまで焦っていたところにこの本に出会えました。
まずタイトルの不完全主義っていうのを見たときに、完全体を目指して生きてたなっていうふうに逆に気づいたんですよね。
理想の時間割りとか理想の生き方とか、理想っていうこう完全な姿に憧れてそこに向かって生きてきたなって気づいたんですね。
キマタでは理想の生き方とか理想の働き方を明確にしようっていう考え方が今流行っているというか聞かれると思うんですけれど、
理想像を明確にすることで確かにゴールがわかりやすくなるから取り組みやすくはなると思うんです。
でもその理想像が求めすぎだよとか、そんなのできないよ、無理しすぎだよって誰も言ってくれないんですよね。
最初は、例えばダイエットして理想の自分になろうっていう広告があると思うんですけど、
あんなふうになりたいって思っていただけの理想像から、いつの間にかあんなふうにならなくちゃいけないような気がしてきてしまいます。
そこにたどり着けない毎日がどんどん苦しくなって疲れていってしまうっていうのが現代人によくあることだと思うんです。
この本では、そもそも人間なんだから不完全なまま生きていくしかないんじゃないっていう、
どこか前向きな諦めを提唱している本になるんですよね。
なのでこの本は最初に紹介したように、理想の人生を追いかけているけど、
全然たどり着けなくて疲れ始めた人に読んでもらいたいなと思います。
今日は一部の紹介で3つぐらい印象的だったところを紹介しようと思います。
とても紹介しきれないので、また次の放送で、次回で残りを紹介しようと思います。
まず今日は3つ。
人生の整理は不可能
1つ目は、人生をすっきり整理するのは不可能であるという学びです。
まず本書の内容をそのまま抜粋すると、
人生の困難を解決しなくてもいい、
自らの限界を克服すべき障害とは捉えない、
やるべきことがすっきり片付いていて、
新規一転、新たな人生を始められる日などというのは、
完璧主義の幻想に過ぎない、というような言葉があります。
とにかくSNSでもメディアでも、
とりなたされるような現代社会だと思うんです。
インフルエンサーだって、テレビに出てくる理想のママとか、
理想の生き方をしている人たちも、みんな割と綺麗な部屋で、
すっきり問題もなく生きているように見える。
もちろんその人たちも、いろんな問題を抱えているんだろうけど、
少なくともメディアではそうは見えないと思います。
そういうものばっかりが見える今だからこそ、
いつの間にかそうしなきゃいけないものだって、
思い込んでしまう人が多いと思います。
別に人生に起きた困難とか障壁って、
乗り越えなきゃいけないもの、
解決しなければいけないものばかりじゃないと思うんですよね。
別にちょっと太った、ダイエットしなきゃいけない、
ような気がしているだけで、
もちろん理想のスタイルになりたいっていうのを目指して生きるのは、
全然いいと思うんですけれど、
そうじゃなきゃいけないわけではない。
というか、今すぐそうならなきゃいけないわけではない、
っていうことをみんな忘れていると思います。
悩んでる人は何か、
自分の中で何かを思い出して、
自分の中で何かを思い出して、
自分の中で何かを思い出して、
そういうのを思います。
悩んでる人は何故か、
人生のどこかに、こうやって生きれば完璧、
こんな姿になれば、もう人生間違いないよ、
っていう正解があるような勘違いをしていると思うんですけど、
実際そんなものってなくって、
分かりやすい正解を探して、
こうなればいい、こうなれば完璧だっていうものは、
どこにも存在しないんだよな、と思います。
2つ目の学びは、タスクが終わらない理由です。
トゥールリストが終わらない、
効率的なやり方が分からない、
そんなものは問題じゃないんですよね。
その理由はただ、人間だから、
って本には書かれています。
もう終わらないタスク、やりきれない仕事、
いろいろもっと効率的にできたら、
って思う人いると思うんですけど、
人間だからできない、これにつきます。
前回の作品にも関連するんですけれど、
完璧にタスク管理をしようとすればするほど、
やらなきゃいけないタスクも増えるんですよね。
効率的なやり方を知らないことが問題なのでもないし、
タスクの内容が多すぎるからとか、
その内容が悪いからでもないんですよね。
そもそも人間なんだから、
やろうと思ったことをやり遂げられないものなんだ、
っていう前向きな諦めが、
もっと私たちには必要なんだと思います。
もう一個本の中で言われているのは、
もしかして理想の人生はこの先も
手に入らないんじゃないかって、
不安を抱いている人が多いけど、
そうなんだよ、理想の人生なんて
手に入らないんだよって、
本の中では言い切っているんですよね。
理想の人生を目指して苦しんでいる私たちですけれど、
そもそも確かに手に入りませんよって
諦めているのが本種になります。
オーバーアチーバーの罠
最後三つ目なんですけれど、
不安なオーバーアチーバーになっていないか、
というのが三つ目になります。
このオーバーアチーバーって何かっていうと、
頑張りすぎの人のことを言います。
インプットとアウトプットにも結構、
こういうスタイフを聞いている人って、
時間と労力を割いている人が多いと思います。
成長志向が高い、何か頑張らなきゃいけない、
もっともっと成長したい、
もっとこうなりたいっていう考えが
強い人が割と音声配信とかを
聞いていると思うんですけれど、
そんな人たちってオーバーアチーバーになりがちです。
なぜなら、もっと成長したいっていう気持ちがある
っていうことは、もっとこうならなきゃいけない、
まだまだ足りないっていう自己不完全感、
自分はまだ不完全だっていう気持ちを
抱きやすいと思うんですよね。
そういう人は常に何かの義務感とか
不足感から逃れられなくなってしまいます。
本社の中では、
その方が社会には都合がいいと書かれていたんですね。
今のままでいいっていう人がたくさんいる社会より、
もっとこうなりたい、もっとああなりたい
って思う人が多い方が、
消費も売れるし、サービスも売れるからです。
でも、そういう人たちは朝起きてから
夜眠る瞬間まで、生産性の不採をどう返済しようか
っていうことで頭がいっぱいになりがちです。
生産性の高い行動を求めすぎる、
もっとこうなりたい、もっと成長するために
何かをしたいっていうような人は、
非生産的な行動の優先順位がどんどん下がってしまう
って言われています。
余暇の時間とか、ただ家族とのんびり過ごす時間とか、
自分の人生をただ味わうっていう、
要はマインドフルな時間ですよね。
ここを優先できなくなってしまうっていう風に
本書では書かれていたんですね。
まだまだこの本からの学びやみつ以外にも
たくさんあるんですけれど、
一旦このぐらいにしようと思います。
理想の人生なんてそもそも存在自体が
しようと思います。
理想の人生なんてそもそも存在しないんだよ
っていうことと、
それを知るだけでも長くて終わりのない
もっと何とかしなければ、もっとまるまるしなければ
っていう人生のマラソンみたいなものから
一旦水を飲んで休憩する時間を取れると思います。
走り続ける以外の選択肢があるんだよっていうのが
この本からは分かると思うので、
ぜひちょっと疲れたなっていう人は
身体が、心が疲れきってしまう前に
一旦読んでもらいたいなと思う本です。
では、いつもよりは長くなったんですけれど
一旦ここまでにして、また続きは
明日の放送で紹介したいと思います。
本のリンクはこの放送の概要欄に貼っておきますので
ぜひ読んでみてください。
ということで、きょうも聞いてくださりありがとうございました。
また次の放送でお会いできれば嬉しいです。
では、また。