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◆Profile◆
北詰至:脱力系サウナー/エッセイスト/小説家/歌人
Twitter @wak1027
公式HP 「サウナと旅と豆ちしき」http://kitazumeitaru.tokyo/
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◆執筆制作依頼・お問い合わせフォーム
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◆本日ご紹介した本◆
サウナの前はいつも憂鬱 ー心が弱った日に読む 8つのサウナ小説と短歌ー(北詰至著)
https://www.amazon.co.jp/dp/B08RD7HWSJ

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みなさん、こんにちは。ジャスタアイディア、北詰至です。
このポッドキャストは、知的好奇心旺盛なマルチポテンシャライトの私、北詰至が日々思いついた
ジャスタアンアイディアを配信する雑談系ポッドキャストです。
今日のテーマは、本の出版の本当のところです。
私はですね、昨年本を一冊出版しました。初めての出版になります。
どんな本を出版したかと言いますと、小説ですね、サウナをテーマにした小説です。
タイトルが、サウナの前はいつも憂鬱、心が弱った日に読むやつのサウナ小説と単歌
というタイトルになります。
Kindle、電子書籍のKindleと、あとAmazonで紙の本も購入いただけます。
概要欄にAmazonの販売ページのリンクを貼っておきますので、もしご興味ある方がいらっしゃったらチェックしてみてください。
この本はですね、私がもともとサウナが好きで、ブログにサウナのレポートというかエッセイみたいな文章を掲載してたのが出版のきっかけになっています。
私はサウナ、ここ数年好きで、行くたびにブログにですね、エッセイレポートみたいなものを書いていたんですけれども、
それが70から80記事ぐらい溜まっていたので、それをまとめて本にしたような形になります。
ただ、ブログの記事は一つの記事に対して文章量がすごく少なかったので、
本にするには文字数が全然足りなかったんですね。
そこでエッセイに小説をプラスしたらいいんじゃないかなと思って、
サウナに行ったそのレポートをですね、小説仕立てにして、
悩んでる主人公が実在するサウナに行って癒されるという小説仕立てのサウナエッセイみたいな本が出来上がりました。
一冊出すのにどれぐらい時間かかるのかってすごく気になると思うんですけれども、
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私の方は文字数は大体2万字から2万5千字ぐらいなんですけれども、
それぐらいの規模で半年間ぐらいかかりました。
企画から出版までが半年ですね。
実際、執筆した時間は多分4ヶ月、5ヶ月ぐらいかなと思います。
しかも仕事がですね、結構忙しくてなかなか執筆する時間が取れなかったので、
基本的には夜とか土日にまとめて執筆をしてました。
しかもですね、私は追い込まれないとやらないタイプなので、
結構最初は余裕ぶっこいてあんまり真剣には書いてなくってですね、
後半になって、やばいこのままだと全然出版できないぞと思って、
年内に出版するっていう目標があったので、
そこに向かってラストスパートをすごく頑張ったという感じですね。
私一人だとKindleの出版のノウハウがなかったので、
Kindle出版に詳しい方に編集をお願いしました。
それを商売としてやっている方なので、もちろんお金は無支払いしておりますが、
企画から相談に乗っていただいて、
Kindle出版のいろんなお作法があるんですね。
なんかどういうフォーマットで上げるとか、
イラストを差し込む場合はこうだとか、
電子書籍ならではのお作法があるので、
そういったもののアドバイスをいただきました。
あとはですね、そんな形で出版まで半年ぐらいでこぎつけたんですけれども、
あと多分本の出版で気になるところといえば、お金の話ですよね。
実際出版してお金っていくら入ってくるのっていうところがすごく気になると思います。
実際ですね、Kindle本の場合はAmazonだけで販売してますっていう風にすると、
本のロイヤリティは70%いただけます。
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70ってのは結構ロイヤリティとしては高い方なんじゃないかなと思います。
私の方は480円でKindle本は出版しているので、
だいたい300円ちょっとが1冊売れたら入ってくる計算になります。
それとは別にKindle Unlimitedっていう月額980円払えば、
Unlimitedの対象になっている本が読み放題というサービスがあるんですけれども、
Unlimited用にも本を開放しているので、Unlimited会員の方は私の本は無料で読むことができます。
そういった場合もですね、読まれたページ数に応じて一応ロイヤリティが支払われることになっています。
ちょっと計算が複雑なので、1冊あたりいくらとか何ページあたりいくらっていうふうにはっきりとは言えないんですけれども、
読まれたページ数に基づいて、その月々によって1ページあたりの金額は変動するんですけど、
いくばくかロイヤリティが支払われることになっております。
こっちはね、本当にビビたるもんですよ。もう雀の涙ぐらいです。
一方で紙の本はどうかというと、実はですね、紙の本はKindle版よりも販売価格が高くなっています。
Kindle本が480円に対して紙の本は1100円かな?で販売しています。
で、販売価格が多いから入ってくるお金も紙の本が多いんじゃないかと思いかもしれませんが、
実は入ってくるお金は紙の本の方が少ないです。
私の場合は1冊1000円ちょっとで販売して、私の本に入ってくるのはだいたい100円ぐらいになります。
Kindleがね、480円で販売しているのに対して300円ぐらい入ってくるのに比べると、紙の本は3分の1しか入ってこないんですよ。
お金はね、いっぱい払ってもらっているのに。
これは何でかというと、紙の本を出版するにあたって私はNext Publishingさんという出版サービスを使っています。
このサービスを使うメリットは在庫を持たなくていいことなんですね。
その代わりAmazonで紙の本の注文が入ると、受注発注みたいな形でNext Publishingさんが印刷をしてユーザーさんに発送までしてくれます。
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なのでそういう意味でリスクがないので、とっても使いやすいサービスなんですけど、
その分販売手数料をNext Publishingさんが差し引くので、私の手元に入ってくるのは私の場合は100円ぐらいです。
これは販売価格に対して10%っていう明確なロイヤリティ率が決められているわけではなくて、
販売する書籍のページ数に応じてNext Publishingさんの販売手数料が変わってきます。
なのでページ数の多い本になればなるほど販売手数料は多くなる計算になります。
私はね最初すごくちっちゃい単行本、単行本というか文庫本サイズで本を出したかったんですけど、
本のサイズを小さくするとページ数が多くなっちゃうんで、差し引かれる販売手数料が結構多くなっちゃったんですね。
でかなり価格を上げないと私の手元に全然お金が入ってこなくなっちゃう計算になったので、
あのわざと本のサイズをちょっと大きくしてページ数を減らしました。
それでなんとか1000円だったら、あの興味ある方はギリギリ買ってくれるかなっていう感じでですね、
私の本ももう100円でいいやっていう形で価格設定をしました。
なんでね紙の本を買ってくれる人にはちょっと申し訳ない価格設定になってしまったんですけど、
本当はね1000円切ったぐらいの価格で販売できたら良かったんですが、
ちょっとそれは今回の販売形態では実現が難しかったです。
ただ紙の本を販売するメリットはあって、やっぱりあの紙の本好きな方っているんですよね。
なのであの紙の本出したよって言ったことで、
じゃあ買うよって言ってくれた友人とかもいたりしてですね、それはすごく良かったと思っています。
あとはあのサウナの小説で、実在するサウナ施設をモデルにしているので、サウナ施設さんにも読んでいただきたかったんですね。
紙の本を出したことで、それを自腹で購入してですね、サウナ施設さんにお手紙をつけてお送りさせていただきました。
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中にはですね、感想をご連絡してくださるサウナ施設さんもいて、送って良かったなと思います。
Kindle 本だけだと、やっぱりそのリンクを貼ってね、あの出しましたとかってお手紙送ってもなかなか読んでもらえないと思うんですけど、
ちゃんとあの実物の紙の本をあのすることで、そうやって中にはね、忙しい合間を塗って読んで、あの感想まで送ってくれたので、
それは紙の本ならではのメリットじゃないかなと感じました。
あのお手紙の中にずーずーしくも、もし良かったら施設さんの本棚とかあれば本棚に置いていただけると嬉しいですっていう風にお願いをしたので、
もしかしたらサウナ施設に私の本が置いてあるかもしれません。
ね、もしかしたら隅っこの方にちょこっと置いてくれてるかもしれません。
そういうのはやっぱり紙の本ならではですよね。出して良かったと思っています。
まあそんな感じがお金の話ですね。
実際販売数はだいたいKindle本で10冊ちょっと、紙の本は自分でも買ったんであれなんですけど、
自分が買ったのを除くと10冊もいかないかな、5、6冊ぐらいかなっていう感じですね。
あとUnlimitedの方は今でもちょこちょこ読んでくださっている方がいるので、
まあそちらがどれだけ今後も読み続けてもらえるかなっていう期待しているところです。
最初はね、販売目標100冊売ってみたいって思ったんですけど、100ってやっぱり難しいですね。
宣伝はですね、自分のSNS、ブログとかで発信した他にやったことはもう友達とかにはですね、手当たり次第に宣伝しました。
で、あとはそうですね、メディアにも
ご連絡させていただいて、本の一部掲載しませんかーとか、そんな感じですね、サンプルをつけてお送りはしたんですけど、
やっぱりそっちはね、なかなか難しかったですね。
まあ誰だよっていう感じなのでね、メディア系は難しいかなとは思うんですけれども、とりあえずやれるだけですね。
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そのメディアの宛先リストを集めるところから始めて、サンプルつけてご連絡するっていうところまでは頑張ってやってみました。
まあ今の私はこれが限界かな。
でもなんかサウナのTwitter、私がフォローしている方とかでも、読んでよって言ってくださる方もいて、お会いしたことはないんですけど、そういう人も読んでくれたっていうのはすごく嬉しいです。
はい、ここまでがですね、私がKindle本、紙本を出版してから、実際その出版するまでのお話と、実際出版してから販売数、儲けってどうだったのっていう、皆さんが気になるところのお話をしました。
ここからは少し、私の内面の変化についてお話ししたいと思います。
そもそも私が文章をなんで書いているのかというとですね、自分がマイノリティだなと思うことがとても多かったからです。
マイノリティと言ってもですね、私は外見とか見た目上マイノリティになることは特になくですね、例えばマイノリティって聞くと、今でしたらLGBTQの方とか、あとはハンディキャップを持った方とか、そういう方を想像するかと思うんですけど、
マイノリティっていう言葉からね、想像するかと思うんですけど、私はそういうことは特になくですね、それほど気持ちの上でマイノリティだなって感じることがずっと子供の頃からあります。
なんかわかりやすく言うと、例えば私がある音楽が好きだとして、でもその音楽って絶対にメジャーなものではないんですよね。
例えば漫画が好きだって言っても、鬼滅の刃みたいにみんなが読んでるものって、私は好きじゃなくて、私の好きなものって読んでる人がすっごく少ないものだったりするんですよ。
で、そういうことが何においてもそんな感じで、みんなが好きなものは私は特に好きじゃなくて、私が好きなものはみんなは知らない、好きじゃない、嫌いだったりして、気持ちを分かち合うっていうことができないできました。
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で、そういう自分の趣味思考が周りと合わないっていうこともあったし、あとはその自分が感じる気持ちを相手と共有することがすごく難しかったんですね。
簡単に一言で言ってしまうと不思議ちゃんっていうことだと思うんですけれども、私が何かの感想を本心から言おうとすると、周りにとっては、なんか北爪イタルちゃんって不思議ちゃんだね、みたいな感じに思われることが多かったです。
ただ私自身は自分の気持ちに対して不思議でもなんでもないんですよね。私の本心だから全然不思議な感じはないんです、自分にとっては。
だけどやっぱり私にとっては不思議ちゃんって言われるのはすごく不本意なことで、寂しい悲しいことでもありました。
だから自分の気持ちを周りには言わなくなってですね、大人になるにつれてですね、その代わりにその自分の本当の気持ちを出すために文章を書いたり、何か表現、絵とか物とかそういうので表現をするようになりました。
絵はね、子供の時は結構書いてたんですけど、今は全然もう下手っぴになっちゃいましたね。書かなくなっちゃいましたけど。
そういう感じで何かしらの形で自分の本当の気持ちっていうのを吐き出す場所として文章をずっと書いてきました。
ただそのちゃんと文章に向き合ってきたかというとそうではなく、自分のその気持ちを吐き出す場として使ってただけなので、誰かに読んでもらおうとか出版しようっていう気持ちはずっとなかったんですね。
ただ今回出版してすごく思ったのは、私のそういう今までずっと抱えてきた孤独感とか寂しいっていう気持ちが出版することによって慰められました。
それは何でかっていうと、出版したものを周りの人が買って読んでくれて感想をくれたんですけど、その感想の中にすごく共感したとか、
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こういうところで癒されたとか、こういう表現が良かったとか、サウナに行きたくなったとか、なんかそういうふうに言ってくれて、自分の本音がちょっとでも周りの人に伝わったんだっていうのを実感できたんですね。
それは私にとって初めての経験だったので、すごくその今まで抱えてた寂しさ、孤独感が和らぎました。
中にはわかってくれる人がいるんだなぁって思いました。
それはすごく良かったですね。
孤独とか寂しいとかばっかり言ってますけど、100%そうっていうわけじゃなくて、もちろん私にも友達はいるし、普通にたまえもない話をして分かり合うこともできるんですけど、
なんだろうな、すっごく細かいこと、すっごく小さな気持ちのきびっていうのが今までなかなか分かり合える相手がいなかったっていう感じですかね。
だから私はその本を書いたり、その文章を書いたり、何か表現活動するのは、自分の友達を作るような気持ちでいます。
自分のことをわかってくれる人がいないから、それでもやっぱり自分の気持ちって誰かにわかってほしいから、自分で作るしかないんですよね、そういう人は。
だから自分で創作物を作って、作った後は自分の外に置いて、つまり外在化して、それを自分の友達にする。
外在化することによって、あ、ここに自分の気持ちと全く同じ人がいるじゃんって思うことで慰められてきたっていう感じです。
自分が作ったものなんでね、100%自分の気持ちに沿うのは当たり前なんですけど、そうやってそのマイノリティの孤独さみたいのを紛らわせてきたっていう経緯がありました。
で、それがその本を形にすることで、本当の周りの人にもちょっとでも伝わって共感してもらえたのはすごく嬉しいです。
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だからもし次回書くとしても、やっぱりその自分の本当の本当の気持ちってのを外側に出すような本を書きたいなっていうふうに思ってます。
はい、ということで今日のテーマは本の出版についてでした。
イタズミイタルのジャストアイデア、ご意見ご感想を取り上げてほしいテーマがありましたら、ツイッターのDMをお寄せください。
ツイッターアカウントはwak1027、wak1027です。
ぜひお待ちしております。
それでは本日はこの辺で、また次の配信でお会いしましょう。
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