00:01
かにたこプレゼンツ
魚食系ラジオ、JUNK FISH!
かにへいでーす。
なおたこでーす。
えー、8月6日、土曜日、夜10時ということで。
今日は涼しかったですね。
そうね。
最近めちゃくちゃ暑かったけど、
今日、急に、昨日、今日、雨、なんか梅雨っていうか、秋っていうか。
ね、ずっとこういう気候だったら過ごしやすいのになって。
じゃあ、今回、コーナータイトルをかにさんお願いします。
わかりました。
さかなブックスさん開店記念!
魚食にまつわる本を紹介しちゃうよー。
いえーい。
さあ、さかなブックスさん来ましたよ。
先日ね、たこさんが訪問されて、私も行ったんですけども。
はい。
で、その時少し触れたんですけど、
今年7月、東京都新宿明物橋駅から徒歩10分ほどの場所に、
魚に特化した本屋さん、さかなブックスさんがオープンされた。
ということを、今回記念しまして、勝手に記念しまして、
魚や食にまつわる本を紹介しちゃおうというコーナーでございます。
ありがとうございます。
コーナーの最後には、なんと、さかなブックスさんの中の人からコメントも、
だいぶいいコメントをいただいておりますので。
そうなんですよ。今回ね、ツイッターでね、DMでお願いしたところ、
めちゃくちゃいい方で、すごい丁寧なコメントをいただきましたね。
はい、来た人はぜひ行ってくださいということで、そちらも最後に紹介と思っております。
まずは勝手に記念しつつ、魚や食にまつわる本を紹介するということで、
募集したところ、リスナーさんからいくつかいただいたので、そちらから紹介しましょうかね。
そうですね。じゃあ、たこさん、一人目お願いします。
はーい。一人目がさかな…
一冊目。
そうですね、一冊目がさかなコーヒーさんということで、いつもありがとうございます。
ありがとうございます。
紹介していただいている本が、包丁と研いし、1990年、柴田ブックス出版の、結構前の本ですね。
内容、ご紹介のレビューとしては、自炊する漁職民には切っても切れない包丁、しかしながら様々な形状素材の包丁が存在します。
知識がないと包丁専門店に行っても迷います。そんな時はこの本で予習すればOKです。
包丁の歴史、製造工程、素材、包丁の種類別の研ぎ方などが理解できます。
ただ、良い包丁が欲しくなる副作用があります。
この後の釣りで、副作用の結果がこれですっていうので、写真付きでTwitterでピカピカ見とかした6本の包丁、柳葉、デバ、ペティ、牛刀とか。
週末にちょうど画像は自分でとがれた写真みたいで、キッチンの蛍光灯が映り込むぐらいピカピカですと。
切れる包丁を使うとより料理が楽しくなりますということで。
上級者ですね。自炊する漁職民、上級者におすすめの本、包丁と研いし。
読んだことあります?
いや、ないですね。やっぱり魚を自分で捌くとなると、包丁にもこだわりたいなと常々思ってはいて。
03:10
そのためにYouTube見たりとか、本も買いたいなと思ってるんですけど、どの本買おうかなとか、やっぱ悩みますよね、本の段階から。
世界とかシーフードショーとか行くと、いつも本屋さんが1万ぐらい包丁のための本みたいなの置いてるのがすごい引かれるんだけど、なかなか手が伸びないというか。
なんか沼だよね、包丁は。
そうね、これまた一仕事ですよね。それだけの職人さんがいるように。
タコさんはもう包丁、タコさんはかなり料理されるから、自分で包丁を研ぐことはやったりしてます。
基本研げなくなったら研ぐんですけど、一応研い師は持ってるんですよ。
基本僕が下手くそなので、もうやらなくなってて、プロの石川県の元々漁業に使う芋のを作ってる人たちがやってる包丁研ぎサービスっていうのを。
包丁を送ったら研いで返してくれるサービス。
ユーパックかなんかで送ったら、ポストに包丁入れられるんだけど、いろいろちゃんと。
すごい、それ結構安かったですよね、確かサービスの値段聞いたら。
見栄えがやばいのよ。
やっぱきれいなんだ。
一回ちょっとウェブの広告で見て、いろいろ気になるから試してみたら、二度と進んで研ぐ前っていうぐらいピカピカになるんですよ。
僕左利きなんで、長がちょっと変な使い方をおっしゃってて、レバーは左利き用の買ってるんだけど、
ずっと作ってる柳葉は右利き用を自分で左利き用に刃の向き変えてるから、ちょっとあんまり切れ味よくないんですよ。
逆にしたんですか、研ぎまくって。
カバーにして研ぎまくってた。
そうなんですか、それ本来あんまり良くないですよね。
良くない、絶対やっちゃいけない。
居酒屋でバイトしてたときは、もちろんそんなことやっちゃダメだから、普通刺身そぎ切りにするときに、
僕だけも手を逆にして、右利きの人と同じ切り方になるようにしたりしてた。
左利き苦労してましたね。
買いにしあんまり売ってないから。
最近スナオスイさんの荒木さんも、ホモの骨切り包丁。
僕知らなかったけど、スナオさんも左利きらしくて。
そっか、そんな話あったかもしれない。
それを探すのにすげー苦労したけど、確か有栖郷のすげーいいやつ見つけたっつって、フェイスブックで知ってましたね。
豊洲の有栖郷さんでお願いした。
06:00
言ってましたね、仲いいみたいで。
包丁はこんな感じだけど、かにしさんもこだわったりしてるんですか?
やっぱり、鋼の包丁はメンテナンスしないと錆びやすいから、
僕基本ステンレス製の包丁を普段使いはしていて、万能包丁を使ってて、
それはもう鎧印の3段階のシャープなを使って時々研いちゃうぐらいですね。
ステンは研いし使うとめちゃくちゃやりづらいじゃないですか、片すぎて。
だからもう少し生活にゆとりができたら、
そういった周辺器具を揃えてじっくり研ぎたいなっていう気持ちはすごい持ってるので、
その時はこの本を読んで勉強しようかなと思ってますね。
さかなコーヒーさんの画像を見てるとやっぱり、
ハマったら大変だなっていう感じがするね、これ。
めちゃくちゃすぎるよね、これ。
やっぱだからこそのさすくさのマグラとかの切断面なんだろうな、
あの綺麗さなんでしょうね。
大事、魚食とはまさに切っても切れないというところ。
そうですね。
さかなコーヒーさん、ありがとうございました。
ありがとうございました。
じゃあ2冊目いきますか。
はい、じゃあ読みます。
漁業と環境さんからということで、
以前カニさんとゲスト出演させていただいたラジオをやってる方から署名をいただきました。
おそらく中の人、ぐっちぃさんからですね。
そうですね、ぐっちぃさんから。
はい、ありがとうございました。
ありがとうございます。
署名が魚とヤクザ、暴力団の巨大資金源、密漁ビジネスを追うという。
センシェーショナルなやつですけど。
ざっくりしたAmazonに書いてある内容としては、
北海道から築地、九州、台湾、香港まで5年に渡る長期取材で、
次にその実態を掴んだ。
高級魚を食べると暴力団が儲かる。
食品業界最大のタブーは爆。
築地市場から密漁団まで必死の潜入レポということで。
そうですね。
センシェーショナル。
2021年、去年小学館が出された本なのかな。
これ結構業界内で話題になりましたよね。
そうだね、これ去年だっけな。
去年たぶん。
去年ほとんど18年じゃないかな。
もうちょっと前か。
ごめんなさい。
豊洲ができた日に確か観光されてたはず。
会った時にいろいろある本が出たから、
結構話題になってた印象があるんだけど。
まだ読んだことないんですよね。
気にはずっと気になってるんですけど。
僕こういう話、純粋にただネタとして好きだから、
すぐ買って読んだ。
著者の人が鈴木智彦さんっていう、
漁業系っていうよりは、
ヤクザ専門誌とかの有名な方。
普段あまり触れるタイプの本じゃないんだけど、
内容はすごく面白くて、
さっき北海道から香港まで行ってたんだけど、
目次だけでも面白くて、
09:02
第一章が、
宮城岩手三陸あわび密漁団対海保の頂上作戦。
よく取材しましたよね。
闇しか感じないけどね。
どこに取材したらね、そんなグレーな話。
出てくるんだろうって。
身の毛も感じるなみたいな。
第三章、北海道黒いダイヤ。
黒いダイヤ、なまこ密漁バブル。
はいはい、中国は買うから。
黒いアマちゃんっていう人が出てくるんだけどね。
面白いっすか。
日焼けじゃなくてね。
そうそうそうそう。
イリーガルな方。
黒いアマちゃん。
黒いアマちゃんちょっと面白かった。
ワードが強いんだよね。
あとね、
新章に三度北海道密漁社会のマラドーナー生きていたとかね。
ツッコミどころかあるんだけど、
僕がね、一番面白かったのは、
第四章にある千葉、
暴力の港、長州の支配者タカトラっていう。
タイトルの力が強いんだけどね。
水揚げ量日本一の調子が、
ヤクザに支配されてるみたい、そんな感じ?
全体的になんていうか、
僕も裏取りとかあんまりできてないから、
実際に書いてある動向までは踏み込めないんだけど、
書いてある内容に関して言うと、
戦前とね、あと終戦直後ぐらい。
なるほどね。
その港町を和城とか色々仕切ってやってた、
タカトラさんっていう人がいて、
それをショッピングために、
新聞社とか警察が色んな大取り物を演じてたり、
一時的にはその人が調子を回してたというか、
良い意味でも悪い意味でもギュジってたみたいな話。
結構生々しい。
魚関係人みたいな話になるんだけど、
調子が変わってくる人はだいたい漁業者っていう感じが面白い。
なるほどな。
じゃあ書かれてる話の中心は70年以上前の話を伝え聞いた?
調子的に関してはそう。
他はね、だいたい今の話とか、
今の話あるんだ。
基本的に今の話だし、
あとカニの話はちょっと前かな。
連邦戦とか、
ロシア関係の人が色々捕まったりしてた時の密漁とか、
ちょっと国際の闇みたいな話だから。
ロシアとかも大きな水産会社、
実はマフィアがやってますみたいなのをすごい聞くから、
今でもあるんでしょうね。
水産業界的に戻してくると、
ちょうどIUUとか言って、
12:00
水産物流通適正化法とか出てきてるから、
まさにIUUの愛というか、
イリーガルな領域の話がほとんどなので、
これを仕事にそのままストーリーで言ったらちょっと危ないんだけど、
知った上で実体どうなのかなってアンテナを引く意味でも、
僕はちょっと面白く読んだっていう。
そうですね。
そういう世界ももしかしたら隣であるかもしれないっていうね。
好き嫌いはあるけど、
こういう話が好きな方は読むと面白いかなと思います。
そうですね。
まだ水産博書でこの前ね、
1400件の密漁がまだ日本であるって話もあるから、
まだヤクザの方がね、
シラスウナギとかも関わってるかもしれないんで。
シラスウナギの回もちなみにあるんで。
あるんだ。気になるな。今度読んでみます。
追跡ウナギ国際密漁新時系統っていう、
そういう映画がありそうなんです。
カニさんじゃあ貸すよ今度。
ありがとうございます。
そうか、持ってるんだ。
じゃあぜひお願いします。
ありがとうございます。
じゃあ、ぎょぎょとカニさん。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
次、これどうしよう。
3冊目?
これはじゃあ僕の方で読みますか。
じゃあもう1冊カニさんお願いします。
これはさかなブックスさん、
最後にまた別途コメントいただいてるんですが、
おすすめの本も伺いまして、
さかなブックスを運営されている船津さんという方からですね。
魚食文化の普及活動を行う大田正史さんの著書で、
地魚の文化史、魚食をめぐる人の営み、
草原社という出版社が今年5月に刊行した本みたいですね。
で、どういった本かと言いますと、
著者の大田正史さんは、
大阪市中央卸売市場や活魚どんや大阪府魚連などで、
水産物の仕入れ販売普及に従事された方です。
仕事を通じて取り扱う機会の多かった大阪湾焼きすいどう、
ハリマナダ、
なんて読むんだっけこれ。
ビサンセトでいいのかな。
ビサンセトなどの海域における地魚について、
漁法から流通食べ方まで多様な切り口でまとめられています。
特に興味深かったのは海外の料理で使用される地魚に関する内容です。
国内では福岡など一部地域を除いてあまり好んで食されることはないスズメダイですが、
韓国チェジュ島ではよく食べられるそうです。
スズメダイの刺身とキュウリ、大根、ネギなどの野菜を味噌ベースのタレで和え、
きのめを入れて、さらには冷たい水をかけた京都料理があり、
他にも焼いたりひものにしたりして食べる習慣があるそうです。
地魚というとなんとなく日本食、和食と紐づけてしまうのですが、
外国の京都料理としても国内の韓国料理店などで食されていることが興味深かったです。
船津さん、紹介いただいた船津さん自身は関東の出身なので、
15:02
大阪湾をはじめとした関西圏における地魚について大変面白く読めました。
日本の漁食文化の多様性を改めて実感することができた一冊です。
これ気になりますね。
確かに当事者、流通に関わってた?
確かに。
行った時ね、買おうか迷ったんだよね。
そうなったんですね。
読んだんですが、結構写真もいっぱいあって、情報がかなり一致だのと、
あと面白かったのが、紹介されてる漁食食べ方とかと、
食べられるスポットとかもご丁寧に住所とか電話番号がいくつか書いてあったりして。
お店?飲食店が紹介されてるってことですか?
道の駅みたいなところが多かったかな、確か記憶では。
実際、晴山だとか和歌山の方とか、ここで食べれますよとかあったりして、
結構リファレンス機能があっていいなって思った。
いいですね。関西を旅行する前に読むとより面白い。
九州にも触れてるんですね。
カニさんが前、スズメダイを炙って鴨として好きな魚で、
だいぶ前、多分1年くらい前だけど触れてたからさ。
そうですね、スズメダイ触れたときに僕、タリフェだっけかな?
韓国風の韓国酢味噌和えっていうので食べたみたいなのをラジオで紹介したと思いますね。
これなのかな?なんか近しい感じが。
そうですね、近い感じかな?刺身で食べる話だから。
ちょっとレシピが違うとはいえ、やっぱり韓国の方でもすごく愛されてる魚だっていうのも書かれてるっていうことですよね。
ちょっとこれ気になるんで、ぜひ。もう一回ちゃんと読もうかな。
紹介いただいて、より興味ができましたんで。
新しい本ですし、情報も比較的新しいってことですよね。いいですね。
ふなっさんありがとうございます。
次はどうしよう、僕らの。
そうですね、僕らの紹介で。
じゃあ、僕のおすすめ本から。
僕はですね、魚調理のコツ、おいしさを科学するっていう。
柴田書店さんが1986年に発刊された。
そんな昔。
そうそう、だから日本がバブル真っ盛りのとき。
逆に食への思考が量から質に変わってきて。
あれだよね、日本で一人当たりの魚介類の消費量が最も多かった時代。
魚食前世紀ですね、だから一年で一人当たり70キロとか食べて、今の2倍ぐらい消費された時期の本。
なるほど。
それを、著者はナルセウヘイさん、野崎ひろみつさんって2人の方書かれていて。
18:01
教授で書かれていて。
ほとんどはナルセウヘイさんっていう方が書かれてるんですが、この方どんな方かというと、
医学博士で鎌倉女子大の教授をその当時やられてた研究者の方。
もう一方の野崎ひろみつさんは、このラジオ収録する前にタコさんに話したら、
タコさんご存知でしたけど、東京グランドホテルなどで修行を積んで、
西アザブ徳山の料理長を当時は勤めてた料理人の方で。
で、今は南アザブの文徳山の総料理長を務められてる。
わけ徳山か。
ごめんなさい。わけ徳山か。わけ徳山。
日本料理界の大御所の方が、教授で書かれてて。
はいはいはい。
で、面白いのが、魚種別に科学的な、副題がおいしさを科学するってなってるように、
魚ってなんでおいしいのっていうのを、科学的な視点から主にはナルセウヘイさんが解説されてるんですよね。
で、主には後半に野崎ひろみつさんが調理の仕方とかを実体験ベースで書かれてるんですけど、
ナルセウヘイさんの科学的な視点での解説、漁仕事の解説がすごく面白くて。
例えばね、カニヘイなだけにカニについてのところを少し取り上げますと、
カニについて、酸味はカニの持っている甘みを強く感じさせる効果がある。
カニの甘みの主体はグリシンベタインであるから、酸味によってこの甘さが強められるのである。
確かにカニ酢とか言ってさ、ポン酢もすごい酸味と合うじゃないですか。
その理由がグリシンベタインであるって明快に示されてたり、その後に逆に甘エビにはこのグリシンベタインがなくてグリシンがありますとか、
エビとカニは持っている成分が違うんだよねみたいなのが明快に書かれてるから、
なんでこの魚ってこんなにうまいんだろうって思った時に、この本をペラペラってめくると科学的な知見に基づく。
当時の若干情報古かったりとか、今であると若干間違いとかもあったりするかもしれないんですけど、
でも書かれてるっていうね。
最近料理を科学的に説明します本がちょっと流行ったりしてたから、それの走りなのかも。
走りじゃないですかね。それを本当魚についてのみまとめてあって。
情報1個だけ間違ってるなと思ったのが油坊主について、食べると肛門から油がにじみ出ると言われてるって書いてあるんですけど、
21:04
油底物と混同してるかなっていう。油坊主は出ないから、あんまり多量にとったら若干出るかもしれないけど、
よく言われる。
ワックスエステル。
そうそうワックスエステルっていうのは油底物の話だから、それ若干混同されてるなっていうのは。
ありますね。
とかもあるんですけど。
36年前とか。
メルカリで僕時々魚食本をディグしてて、魚食とか魚とかで本を調べたらこれが出てきて、
安かったら500円とか600円くらいかなメルカリで。
買ってみたら思った以上に面白いこと濃いこと書かれてたから、すごくお得な買い物したなと思ってますね。
はいはいはい。なるほど。
面白そうですね。
もう一個紹介しちゃおうかな。
どうぞ。
カレーでも油ガレーとかよりひらめの方が美味しいのはなぜかっていうので、
エキスを比較するとアミノ酸の種類や量の違いはないが、アミノ酸が2,3個結合してできてるペプチドの量に差があることがわかったって書いてあったり。
アミノ酸量じゃなくてペプチドが多いから美味しく感じるんだなとか。
なるほど。
なるほど。
これ分厚い本なの?今Amazon見てるんだけど結構分厚い本なの?
そんな分厚くないです。240ページくらい。
手で持ち歩けるサイズ感ですね。
はいはい。
これを使って実際に料理したりするんですか?
いや、しないね。
しないんかい。
しないんかい。
いや、なんかロジック知りたいじゃないですか。そういう時に豆知識的な感じはありますよね。
なんか似たような、今僕家でやってるから僕の横に似た本があって、だしの研究っていうね。
すごいね。
すごい和食料理人が読む本じゃん。
だしの食器を調理とサイエンスで理解するって本があるんだけど。
面白いんすよ。
なんかそのよく言われる茎さんとかだけじゃなくて、そこに野菜から出る旨味とかあと。
そっちもいくの?魚だけじゃないんですね。
お湯から引いた場合と、お湯から引いて乳化させた場合、甘鯛のだしは味わいが変わるっていうのが科学的に書いてあったりして面白いんだよね。
24:00
いいですね。やっぱちょっとそういうね。
そうやって実際にやりたくなっちゃうから、ちょっと今聞いてみたっていう。
やっぱね、なんで魚ってこんな美味しいんだろうっていう理由はね、時々考えるじゃないですか。
そうそうそうそう。
最近つけ魚とかを作る機会が何回かあったんすけど。
商品開発。
家で試作とかしてたんだけど、使用塩分の量とか塩分を抜く時間とか、水で洗うのかペーパーで抑えるのかとか、味噌を伸ばす時に煮切った酒でやるのかしないのかとか、それでも全然変わるじゃないですか。
そういうのって楽しいなっていうのがね。
いいですね。
ちょっと調理についての特集とかもね、魚食系ラジオ1回なんかでしたいっすよね。最強漬け特集とか。
そうですね。
この本ね、僕メルカリで買ったの6番だったんで、だから結構売れたんだと思いますよ。
なるほどね。
確かにひろみつさんの知名度は相当だと思うんで。
野崎ひろみつさん。
この人の名前で買おうっていうのもあるんじゃないですか。
あと時代、時代もあるでしょうね。
当時レアじゃないですかね。
そうですね。
なるほど。
というのがおすすめ本でした。
じゃあタコさん。
私作っていきます。
で、平川圭司さんっていう方で、鳥の影の者から出てる結構新しい本ですね。
これこの前さかなブックスさんで買ったって言ってた本ですか。
もう全部読まれたんですか。
早いですね。
さかなブックスさんで購入しまして。
さっき出てきた地魚の本とかいろいろ魚食コーナーの本をある程度パラパラ読んで迷いに迷って買ったんですけど。
西アジア、東アジア、ヨーロッパとかの宗教的な文化的な成り立ちを魚食を軸に掘っていくっていう。
導入がめっちゃ面白そうで。
面白そう。
著者の平川さんっていう人がフィールドワーカーの研究者の人なんですけど、
必ず現地を訪問すること。
確に当たって必ず行くことみたいな。
一時情報をちゃんと取りに行く方なんですね。
僕宗教とか歴史があんまり詳しくないんで、わからないことがいっぱい書いてあったんですけど。
27:04
各地域での魚食体験みたいなのをその土地の歴史とか、本の軸でいうと宗教的な関係性と交えてエピソードとかをいろいろ書いてもらってて、それが結構面白かったです。
ちょっと抜粋すると、例えばイスタンブール。
イスタンブールって僕知らなかったです。サバサンドをよく食べるとか。
トルコ?
トルコのイスタンブールはサバサンドが名物。
郷土料理?
郷土料理っていうか名物らしくて。
知らなかった。何サバなんだろう。
黒い海の黒海で捕れる油の乗ったサバをよく使ってたんですけど、
結局乱獲で資源がなくなって、今ではウルサバになってるとか。
なるほど、面白いね。そんな話書かれてるんですか?
書かれてる。
ハルツゲウオのニシン。
キリスト教権のヨーロッパとかでも同じらしくて、
日本は太平洋ニシン、カニさんの好きな太平洋ニシンで、
大好きです。
ヨーロッパは大西洋ニシンで、種類が違うんですけど、
オランダでも春一番のニシンって、ハルツゲウオとして生で食べるらしくて。
詳細わかんないんだけど、ハーリーグバーっていうニシンを食べる屋台が街角に季節になると立つらしいとか。
日本よりも徴用されてる感があるなみたいな。
あれオランダだっけ?オランダかヨーロッパで生ニシンを食べすぎてアニサキス中毒になりすぎちゃったから、生を寄生してなかったっけ?
オランダじゃない?
オランダだよね、それ。生食禁止されてるよね。一回冷凍しなきゃいけなかった。
鈴木を確か冷凍しなきゃいけなくなったんじゃないか。
あ、そっか。鈴木は冷凍しなきゃいけないけど、鈴木じゃなかったら焼いたりして食えばいいのか。
それかこの平川さんが行ったときは寄生される前だったんじゃない?
あーそういうことか。なるほどね。素晴らしい時代ですね。
あと同じ近くのスコットランドだと朝のメインはニシンを燻製にしたキッパー。
あーいいですね。
スコットランドだとキッパーorベーコンエッグっていうのが朝食のメインらしくて、
えー贅沢だなその選択肢。
日本で言うと和食の鮭の切り身みたいな、鮭の塩焼きみたいな位置づけなのかなと考えると、
いいね、キッパーいいね。
めっちゃおもろいな。
えーおしゃれだな。
どうやって燻んだろうね。キラキラしく調べたら。
あ、そうなんですね。そういうもうなんか切り身骨なしになってるイメージだったけど。
30:02
そうそうそうそう。
なんか作り方も温くん冷くん熱くんなんか結構まちまちだから、
えー多分みたいなキッパー。
この土地であるんだろうなーとか。
キッパーはあんま柔らかくなんないからそのまま食うの大丈夫なのかなとかね。
そんな広い意味で言うんだね。その温くんでも冷くんでもキッパー。
あーみたいみたい。
熱くんのイメージがあったんですけど、僕は。
2芯1つを取ってもおもしろいし、
僕の薄い知見で宗教的なキリスト教とか諸々宗教世界の成り立ちに、
例えばキリスト教だったら一応残っている記述としては、
元々その漁業者だった人たちが変わってるとか、
キリストさんはパンと魚をいっぱい奇跡を起こして人々に与えたみたいな、
魚ネタが結構散らばめられてるらしくて、
僕は聖書は読んだことないんですけど、
キリスト教のモチーフが魚だったり、
結構、やっぱり漁職というか漁業者との関係性が今もヨーロッパの土地にあるんですよ、
みたいな話が本の中にあって、非常に読み物としておもしろかったです。
ヨーロッパの話が結構多いんですかね、そしたら。
そうそう。
ヨーロッパアジア、ミスティアジアそのオリエンタルな話が結構多かったかも。
漁職で世界への視野が広げられる漁職文ですね。
そうそう。
という意味で、普段レシピ的な本を書くことが多いから、
ある意味、世界が広げられて面白かった、よかったっていう。
やっぱりこう旅してる人が書かれた本っておもしろいですね。
そう。
視野が広げられる。
これ調べたらこの平川さん、2012年にタコと日本人っていう本書いてますよ。
マジ?
タコさんこれ。
ある?
ほんとだ、おもしろ。
おもしろそう。
じゃあちょっとタコも掘ってみます。ということで以上でございます。
ありがとうございます。
じゃあ僕らの紹介以上で、最後に今回特集を組むきっかけとなった、
魚に特化した本屋さん、魚ブックスを運営している、
前にも紹介いただいた船津さんから、
開店の経緯や今後の展望についてコメントをいただいてますのでお読みします。
かねさんお願いします。
わかりました。
開店の経緯とオープンしてからの反応と今後の展望って3つに分けてコメントいただいてます。
熱い。
ありがたいですね。
ありがとうございます。
じゃあ開店の経緯から、船津さんからのコメントを読みますね。
魚ブックスを運営する株式会社週刊釣りニュースは、
33:01
魚釣りに関する専門誌の発行やウェブメディアの運営をしている会社です。
新宿区藍住町にある本社ビルの1階には、
もともと和雑魚など昔の釣具を保管展示する釣り文化資料館という施設があり、
無料で一般公開していました。
釣り文化の継承目的として設けられた施設ですが、
資料館の入り口に空きスペースがあり、
以前からこのスペースを活用して何かできないかとの考えがありました。
一方で釣りの対象である魚を考えた時に、
漁食文化の衰退や水産資源の減少、海洋プラスチックごみ問題や温暖化による影響など、
今、魚は重要な局面にあるのではないかとの思いがありました。
釣りにおいても海水温の上昇などを要因とする釣れる魚の種類の変化があったり、
水産庁が遊魚における規制を検討していたりと、大きな変化の中にあります。
こうした中で、魚が好きな人とそうでない人の間では、
情報の断絶が起きているのではないかとの危惧がありました。
魚に関する情報発信基地として、魚に関係した本だけを集めた本屋を作ることは、
そうした状況を少しでも改善できるのではないかとの考えから、
魚に特化した本屋を開店するプロジェクトを立ち上げました。
これが開店の経緯ですね。
かなり厚い思いが。
空きスペースだったですね。
そうですね。贅沢な空きスペースでしたね。
確かにそんなに本屋さんとしてはすごい広いスペースというわけじゃないですけど、
そのスペースに今や本当にいろんなジャンルの本がギュッと詰まっているから。
実際、魚食とか資源とか海洋プラスチックとか温暖化とか、
なんかその今の問題意識、船津さんの問題意識でコーナーもできてましたよね。
そうですね。その問題意識がわかるような本の配置だった気はしますね。
確かに海洋問題とかも目につく場所があって。
河込みで作ったコースターみたいな雑貨もありましたもんね。
なるほどね。
これが本社の1階にあるすごい贅沢な会社ですね。
素敵なビルでしたよね。
綺麗な完成な住宅街にあるとても綺麗なビルでしたね。
なるほど。クラウドファンディングで僕は知ったんですけど、
あれよあれよとしっかりサクセスされて、ブランドオープンにつながれて良かったなっていうのは、
勝手に支援者っていう視点でジーンとって。
そうですよね。支援されてるから。
より熱がこもりましたね。
オープンしてからの反応お願いします。
わかりました。
オープンしてからの反応は、想定以上の反響がありました。
特に当初は生物が好きな人や水族館が好きな人たちが、
ツイッターをはじめとしたSNS上でとても好意的な反応を示してくれました。
また、SNS上での反響もあってが、
36:01
テレビや新聞雑誌、ラジオ、ウェブなど20近くのメディアから取材・掲載依頼がありました。
様々なメディアで取り上げられてからは、
より幅広い層の方々に関心を持っていただけたと感じています。
グランドオープンから約1ヶ月が経ちましたが、老若男女、様々なお客様にご来店いただいています。
特に夏休み期間に入ってからは、お子様連れのご家族が増えています。
小学生くらいのお子さんが真剣に本を選んでいる様子を見ていると、
改めてオープンしてよかったと感じています。
いやー、めちゃくちゃいいですね。
なるほど。すごいですね。露出もしっかりつながって。
やっぱクラウドファンディングやったからこそ、事前から注目度が高かったっていうのが、
SNSとの相性も非常に良かった。
確かに。
今の時代にあっていた。
Twitterにいる魚に関する絵を描いている人たちとか、漁職界隈とか、
いろんなクラスターの人が結構好意的に反応されていました。
そうですね。僕ら含めて。
漁師さんの人っぽい方も反応されていましたし。
お子さん連れの家族増えてるってまたいいですね。
情報の断絶ではないけど、これからにつながる場所として活性化してる感じがあって、すごいいいですね。
確かにそうですね。魚の情報のバトンパスみたいな、そういう場になりそうな。
確かにね、絵本も置いてあったから子連れで行きやすいなっていうのは思いましたね。
僕ね、魚君っていう、あの魚君のテーマの本じゃないんですけど、
とても柔らかなタッチで書かれた、魚君が学校に行って走るの苦手だけど、
でもみんなに励ましてもらって、人生って素敵だよねみたいな、そんな感じの本なんですけど。
ちょっと要約が荒かったかもしれない。
これね、スタッフさんのすすめ本。
あ、そうなんだ。
すごい世界観もすごい素敵だし、魚と犬と人間が共生してるような世界で。
魚は家は水族館みたいな、そんな感じの家から、陸上にある学校に宇宙服みたいなやつ着て通うんですけど。
あー面白い。
なんかそういったちょっとファンタジー要素もあって。
あれだね、子供が来ても読める本も結構、確かにありましたね、絵本もそれだけじゃなくて千葉もありましたもんね。
そうそうそう、たくさんありますね。
なるほどね。
反応も好意的ということで、今後の展望を最後に読んでもらいましょうかね。
39:01
あ、そうですね、今後の展望を送っていただきました。
新型コロナウイルスの感染拡大状況にもよりますが、今後は様々なイベント企画も実施していきたいと考えています。
また、コロナ禍で集客に苦戦する全国の水族館を少しでも応援できればと、店内でパンフレットやチラシを配布しているのですが、
いくつかの水族館とやり取りしている中で何かコラボレーションができればとのお話をいただいているので現在検討しています。
先日とあるお客様から、「まるで読む水族館ですね。」とのコメントをもらったのですが、
まさにその言葉通りの場所を目指すことができればと考えています。
魚をもっと知り、魚をもっと好きになる、そして多様な切り口で魚について語り合えるような場になれば嬉しいです。
さかなブックスふなっつ。
めちゃくちゃいいですね。
いや、めちゃくちゃいいですね。そのパンフレットも確かにフリーペーパー含めて、
すごい色々置かれてるんで。
その横にもう、わーっとね、パンフレットが何枚あるかわかんないぐらい。
いやー、そう。
ほんとに全部。
だからあれだよね、家族連れでこう訪問してみて、パンフを見比べてこの夏の旅行の計画を立てるきっかけにしてもすごくいいよね。
うち奥さんがすごい水族館好きなので、
子供はまだちっちゃいんだけど、もう少し首が座ってたりしたら、そこを見て、行くとこ決めて、さかなブックスさんで子供の絵本買って、
そうね、魚への熱量を高めて、ゴー!みたいなね。
さかなブックスさんに魚食本を買って、みたいなね。
ついでに食べて。
そうそう、ついでに食べて。
あとなんかあれですね、ふなつさんのこの思いとか聞いてると、魚がそう好きでもない人と連れて一緒に来たいなって。
あー、確かにね。
って思ったんで、なんか友達とかと来てみたいな。
あ、こんないろんな本あんの、魚って、みたいなね。
そうそう。
そういう驚きを与えることができますよね。
場所的にはちょっと新宿で飲む前にみたいな感じだといいのかな、みたいな。
確かに。確かにね、新宿で飲む前とかにね、行って本買って飲みながら読むみたいなね。
そうそうそう、とかいいんじゃないかなと思ってますけどもね。
新宿に飲みに行く前の一冊みたいなね、そういうのもあったのかな。
あーいいじゃないですか、魚食ってね。
いいね、あーいいね、そういうのも。
いや可能性があふれてますね、あの場所は。
読む水族館っていうコメントがすごい僕が好きで。
読む水族館ね。
これいいですね。
いいですね。
いやほんとに魚クラスターっていろんな構想があるから、
それがね、あそこに集約されてるっていう感じがすごくしました。
わかんないことって、普段あんまり絡めないことも多いんだけど、
なんか、この熱量が基本的に異常な人が多いから、
そういう人が絡めると面白いですよね。
42:01
僕はね、やっぱその魚、魚食への熱量はあるんですけど、
他の釣りとかも、まあもちろんやったことはあるし、
好きだけど、そこの熱量はそこまでないけど、
あそこの、もうその魚ブックさん行くと、
そこの部分でも熱量高い本とかやっぱ置かれてるから、
ちょっと自分の魚に関する熱量の幅を広げられる、そんな気もすごく。
ちょっと読んでみようかなとか、確かになりますね。
というわけで、まあリスナーの方々は、
この夏、またね、コロナで外出制限される可能性もあるんで。
まあまあ、そろそろピークアウトするとかしないとかしてほしいですけどね。
うーん、まあそうなったらね、本をぜひね、
魚ブックさんで買って読まれたらいいのではないでしょうか。
さっと行って、さっと買ってね、読みましょう。
という感じで、ふなっさん本当にありがとうございました。
ありがとうございました。
本当にありがとうございました。
閉めましょう。
じゃあ引き続きみなさん、お体に気をつけてお過ごしください。
ばいばーい。
ばいばーい。