作品の紹介と背景
ビジネス漫画家・岡野純のデイリークエスト、おはようございます。岡野純です。
今回も自分の電子書籍の作品を振り返ってみようかなと思います。
今回は、5作目で出しました、漫画でわかる情報整理術超入門という本について振り返ってみようかなと思います。
この本は、出版社さんは、今回もインプレスさんから出させていただいて、発売したのが2015年の6月ですね。
中身はいつもと同じと言いますが、最近の流れで作ってました全編漫画ですね。
幼稚園児でもできたタスク管理超入門とか、タスク集と時間術超入門と同じような形で、
全編漫画で項目ごとにまとめページが入っているような、そういった構成で書きました。
内容的にはですね、かなり会社員を意識した、僕自身も今もそうですけども現役の会社員でしたので、
会社員向けを意識した情報整理という本になってます。
例えばですね、大事なメールを確認してなかったとか、メール見てたはずなんだけども、そこに書いてやることを忘れてしまっていたとか。
あとあるいはですね、必要なメールがちょっと見つからないとか、スケジュールをバティングさせてしまいそうになったとかですね。
あと結構あるあるかなと思うのが、資料を作成していて、みんなで作成していたりして、どれが最新のファイルかわからなくなるとかですね。
あとはメモとかをするのを忘れてしまったりとか、メモしてたけどわからなくなっちゃったり、どっか行っちゃったりとか。
そういったファイル管理とかどころまで含めた情報整理というところで、そういった結構会社員として意外とあるあるかなというようなところに色々解決策を出してますよというような本になってます。
こちらの本の制作経緯としましては、やはりインプレスさんから出版社さんから次の本どうしましょうというふうにありがたいことにお話をいただくんですけども、
当時の僕はもう結構この時点でネタ切れみたいな感じで、タスク管理の本も書いたし、ちょっと別の出版社さんですけど時間管理の本も書いたので、
なんとなく次は情報整理というところをやってみようかなというところですね。
あんまりこの辺はちょっと切り口の問題だったりするだけで、本質的にあんまり違いがなかったりするような部分もあるんですけども、
その辺の話から企画が始まったという形ですね。
実際そのネタの中身としましては、元にしたブログの記事がありまして、
情報整理テクニック
昔ですね、その頃僕が明日のレシピというブログメディアに参加させてもらっていて、
そこでブログメディアでいろいろライフハック系の記事をたくさん書いてたんですけども、
そこの中の一つの記事として書いたことがあったのが、
人生をコントロールするためにインボックスゼロを取り入れるべき8つのことという記事を書いたことがあって、
インボックスゼロという言葉を聞いたことがある方がいらっしゃるか、聞いたことない方もいらっしゃるかと思いますが、
ざっくり言うと情報の入り口を一つにして、その入り口を定期的に空っぽに処理することで、
未処理の情報というのをなくしていこうというような考え方とかテクニックのことをインボックスゼロと言うんですけども、
一般的なのはメールにこの手法が取り入れられることが多くて、
メールの受信ボックスですね。結構受信ボックスにメールが溜まりがちとか、
そこに未読のメールが溜まっちゃってる方とかもいらっしゃるかもしれませんが、
まさに受信箱がインボックスということですけども、そこに一旦メールは入ってくるように当然して、
そこの中身をメールを読んだり、いろいろ処理をしたりということをしたら、
受信箱、インボックスからは移動させる、別のフォルダを作っておいてそっちに移動させると。
移動すると受信箱からそのメールがなくなるので、
そのメールが受信箱からなくなったらそのメールは一旦処理は済んでるんだよというふうにすることで、
このインボックス受信箱を常にゼロに保つことで、
未処理の全然見てないかもしれないメールとか放っておいてるかもしれないメールっていうのはゼロになるよっていう
安心感を得るようなテクニックのことをインボックスゼロと言ったりするんですけども、
このテクニックをメールだけじゃなくて、他のことにもいろいろ活用していこうよというような記事を
明日のレシピというところで書いたことがあって、そこをベースに膨らませていったような本ですね。
実際本の目次を書いていったら結構膨大な量に確かなってですね、
一冊に収まらなさそうなレベルになったので、最初はですね、
例えば基本編と応用編とツール編みたいな、3部作で出しましょうかみたいなお話を
担当さんと編集者さんと一緒にさせてもらったことがありますね。
結局シンプルに一冊でまとめましょうということでこういう形になったんですけども、
結構この本は編集さんと打ち合わせを重ねた記憶があって、
結構右を曲折しながら書いていた本かなというふうなところを覚えてます。
中身としてはさっき言ったようにヒットした幼稚園児でもできたタスク管理著入門の内容というか、
作りを踏襲したんですけども、ただ内容的には現役サラリーマンだからこそ書けるような
結構リアルな実例、マイクロソフトのOutlookの実際の画面とかも使いながらリアルな実例とか、
あとクラウドサービスなどが結構今もあるかとは思いますが、
結構当時はクラウドサービスが全面的に禁止されている会社とかも多かったと思いますので、
うちの会社もそうだったんですね。今は少し緩和されてきてはいるんですけども、
当時は結構ガチガチに固かったと思いますので、
そういったところが禁止されている会社でも実践可能な解決法というところにこだわって書いたという記憶があります。
結構今まででも5作目にして一番今までで具体的な、実践的な、
商業出版の一区切り
しかも会社員向けという結構ターゲットを絞り込んだ感じの一冊として仕上がったのかなというふうには思っております。
この本ですね、売上的なところで言うとダウンロード部数で言うとですね、
だいたい累計で今までで4万部ぐらいダウンロードをいただいていて、
僕の本、出した本の中でも今まででですね、
順番で言うと3番目ぐらいに売れた本という感じになりますね。
結構読んでいただいた本かなと思っています。
やっぱり中身もですね、この時点でさっき言ったように結構ネタ切れ気味だったと
言うのもあるんですけども、結構自分の仕事術の集大成というか、
結構いろいろ自分がやってることを出し切った感のある本で、
結局この本がですね、僕の書いた仕事術的な本としては、
結構ゴール的なところだったかなというふうに思ってますね。
3作目に出した幼稚園児でもできたタスク管理長入門と、
その次に出したタスク習得時間術長入門と、
この情報整理長入門というところで3部作という感じで、
自分の中では一旦仕事術が完結したかなというふうに思えるぐらいの、
出し切った感じの本ですね。
あとですね、この作品のすぐ後ぐらいだったかと思うんですけども、
ずっとインプレスさんで僕のことを担当していただいていた編集さんが、
確かにこのタイミングぐらいでやめられちゃったんですよね、インプレスさんを。
なので、その後も当然公認の方というのはご用意いただいていたので、
公認の編集さんと1,2回お会いして、お食事とかもしながらですね、
打ち合わせを重ねたこともあったんですけども、
結局あまりそこから前の担当さんのときほどお話が進んでいかずにですね、
インプレスさんから本を出すのは一旦ここで区切りになったという感じですね。
この後も数年後に出させていただく機会はあったんですけども、
ただ2012年以降3年ぐらいですね、3年間ぐらい、
この5作目の電子書籍までずっとやってきていた、
インプレスさんに限らずなんですが、出版社さん経由での電子書籍の出版、
商業出版での電子書籍の出版というのは、
一旦ちょっとここで区切りがあったのかなというふうに、
僕の電子書籍を書いた歴史の中でもそんなふうに思っています。
じゃあこの後どうしていくのかというとですね、
この頃だったと思うんですけども、
もうちょっと前かな、AmazonのKindleのKDPですね、
Kindle Direct Publishingという個人で出版できるサービスが始まっていたので、
そっちにちょっと切り替えていくというか、
挑戦していくというのがこの後の僕の電子書籍出版の流れになっていきますね。
なのでそういう意味でちょっと一旦区切りの作品でしたというところで、
ちょっと思い入れがあるようなものでもあります。
それでは今回はこの辺で終わりにしようと思います。
ここまで聞いていただいてありがとうございました。
よかったらいいねやコメントなどよろしくお願いします。
以上、岡野淳でした。