『やる気クエスト 公式ファンブック』の概要
ビジネス漫画家・岡野純のデイリークエスト、おはようございます。岡野純です。
今回も自分の伝説的作品を振り返っていこうと思いますが、
今回は数で言うと7作目となります、やる気クエスト公式ファンブックというタイトルの本を振り返ってみようと思います。
この本はタイトルの通りなんですが、前回ご紹介したやる気クエストという漫画が出しましたというお話をしましたけれども、
その作品に関する公式ファンブックというふうに銘打ってまして、
やる気クエストの完全攻略本みたいなものを、僕自身作者自身とだけではなくて、ファンと言ってくださる皆様と一緒に作ったというような本になっています。
内容もすごい色々な内容が入っているんですけれども、例えばやる気クエストの世界観であるとか、
登場人物とかモンスターとかを、まず一つはそういうのを完全にデータベース化したというようなところが一つコンテンツとして入っていて、
あとその他にもですね、今だから話せる裏設定とか裏話とか、
あとはキャラクターのデザイン設定側とか、そういった初公開の情報を色々細部に渡って紹介したり解説したりしているというような本になっています。
さらにですね、やる気クエストのストーリーに沿って、原作を書かれた佐々木翔吾さんが、
やる気クエストを連載している時がそうだったんですけども、メルマガで漫画を連載していて、
それと一緒に佐々木さんが今回の漫画に関するコメントをテキストで書いてくださって、
それを一緒にセットにしてメルマガで送るというようなこととかもちょっとやってたりしたので、
その時の佐々木さんのコメントをひとまとめにして、ここにまた掲載したりとかですね。
あとは、前回もやる気クエストの時にも言ったんですけども、結構ファンの方がファンアートとかを書いたり作ってくれたりしてくれていたので、
そういったものも掲載したりとか、あとはキャラクター人気投票とかっていうのをやったりとかですね、
いろんな本当に特別なスペシャルなコンテンツを色々詰め込んだという感じで、
ページ数的にも200ページを超えるような結構なボリュームになったというような本になりました。
本の構成と内容
内容のところをもうちょっと細かく言っていくと、まずこれ第10章までの形式になっていて、
第1章はワールド概要という感じで、やる気クエストの冒険者が旅をする冒険の舞台、
世界のワールドマップがあったりとか、各場所の紹介をしたりというようなところがあって、
第2章はキャラクター図鑑という感じで、メインキャラクターと他のキャラクターとかっていうのを色々イラストと共に紹介しているようなところがあります。
第3章はアイテム魔法図鑑という感じで、本当に攻略本みたいな感じをちょっとイメージしたんですけども、
キャラクターが使っていた武器とかアイテムとか魔法とかのご紹介。
第4章はモンスター図鑑ということで、物語に登場したモンスターとか、
あと中ボス、大ボスみたいなのも登場してくるので、そういったモンスターの紹介ですね。
第5章はやる気クエスト執筆日記というところで、これもメルマガの時だったと思うんですけども、
そのやる気クエストという漫画を書きながら、自分で執筆日記をメルマガでお伝えしていたので、
それをひとまとめにしてここにまた掲載している感じですね。
第6章が軒場コメントということで、さっき言った佐々木さんのやる気クエストの漫画に関して、
いろいろそこでそれに関係する知見を語ってくださっているコラムみたいなものをひとまとめにした、
かなりのボリュームになっているんですけども、そういったものを掲載しています。
第7章は設定資料画集ということで、キャラクターとかができる前のボツになったイラストとかそういうのを掲載したりしてますね。
第8章はシーン別裏話ということで、漫画のコマをちょっと切り取って振り返りながら、
このコマはどういうことをイメージして書きましたとかっていう、ちょっと自分の思惑みたいなのを変えている感じです。
第9章はやる気クエストアンケートということで、キャラクター人気投票の結果発表とか、
その他いろいろどのストーリーが一番面白かったですかとか、
そういったアンケートをファンの方にさせていただいたんですけども、その結果が載っているというようなものですね。
第10章は私と佐々木翔吾さんの対談ということで、これ確かオンラインのイベントでやったんですけども、
その対談の内容を大橋裕夫さんが確か文字起こししてくださったので、
その内容を掲載しているというようなところで、そういう全10章という内容になってます。
共創のプロセス
出版形式はこれもKDPですね。これも到底多分商業出版では出せない本ですから、KDPでやったというところと、
発売したのが2018年の2月ですね。
ページ数が200ページ超え211ページぐらいの本になっています。
中身が今までの本と違って漫画とかテキストとかっていうよりは、
本当にゲームの攻略本のレイアウトのような形をイメージした作りになってます。
この本を作った経緯というところなんですけども、
ヤルキクエストっていうのがRPGゲーム的な内容の漫画だったので、
なんとなくゲームの攻略本的というかファンブック的な本を作ってみたいなという思いつきから、
企画が始まった本ですね。
僕も昔子供の頃とかもそうだったんですけども、ゲームの攻略本を読むのがすごい好きで、
ドラクエとかファイナルファンタジーとかの結構分厚い攻略本がいつも発売してたんですけども、
そういうのを読むだけでも面白いので買ってたというような本が結構あったりしたので、
そういうイメージで作りたいなという思いつきがまずありました。
そんな思いつきに対してですね、
僕のお友達でもあり、ヤルキクエストのファンというふうに表現していただいていた、
うさぼうさんというお友達がいるんですけども、
うさぼうさんをはじめとする何人かの方からお手伝いしますとさせてくださいというふうなありがたい思い出をいただいてですね、
この企画がどんどん具体化していったという感じです。
本当にうさぼうさんには頭がわからないんですけども、どんどんこの企画を引っ張っていっていただいて、
ヤルキクエストの作品もすごい好きでいてくださってましたし、
ブログでレビューとかそういった感想記事とかもよく書いてくださっていたので、
ぜひお願いしたいなということで一緒にスタートしたんですけども、
その後にですね、何人かそれで人が集めていただいたので、
オンライン上でいろいろやり取りしていこうかということになったので、
Facebookの当時のFacebookグループを、
ヤルキクエストパーティーというふうに名付けたFacebookグループを作成して、
そこにちょっとみんなに集まってもらって、
実際その企画の内容とか、このページはどうしましょうとかっていう構成とかを、
Googleスプレッドシートとかで進捗管理とかしながら進めていったっていう、
本当にみんなで作っていたっていう作品ですね。
この本は本当にですね、前作のヤルキクエストというのが、
前も言いました通り初めて出版社を通さずに、
ちょっと実験の意味で個人でKDPという形で出してみた作品だったんですけども、
やっぱりそこはいろいろちょっと悩みというか迷いはあったんですよね。
せっかく今まで出版社さんにお話をいただいて本を出していたのに、
そっちをちょっと一旦やめてしまって、
共同制作の意義
個人の方に振り切ってしまうというやり方が本当に果たしていいことなのかなとか、
いうことをですね、ちょっと考えながらもヤルキクエストはそういうふうに出したわけだったんですけども、
そういうふうにいいやり方なのかいまいちちょっと答えが出ないまま書き続けてきた作品ではありましたが、
ただこのファンブックというのを作ってみてですね、
間違いなくその時点で言えるなと思ったことがちょっと一つありまして、
もし出版社さん経由でヤルキクエストを作っていたら、
まず今後このファンブックというような、
今回の本のような作品は生まれてこなかっただろうということは間違いなく言えると思いますので、
それだけでもやっぱりヤルキクエストという作品をKDPに挑戦して出してよかったなというふうに思えるなというのは、
ちょっと間違いなく自信を持って言えるところだなと思っています。
作る時もですね、制作中、個人的にすごく強く意識していたのは、
一人で作ろうとしないようにしようと、他の人を頼るということをちょっと強く意識しました。
僕何かと結構一人でやってしまいがちなところがあるんですけども、
ちょっと今回この作品においてはそうしないようにしようと、
みんなで作るとか、みんなに頼るということを念頭において作っていったことを覚えています。
本当にその前、さっきも言いましたけども、
この作品に対してはですね、制作をお手伝いしたいというふうに自ら言ってくださる方が本当にたくさんいらっしゃってですね、
その中、いろんな方がいらっしゃるので、それぞれの方が当然ながら苦手だっていうこともあれば、
なんとなくそれ自分ならできますよって言ってくださることもあったんですね。
それは僕も全く同じで、僕にも得意なこともあればそうじゃないこともあるというところが分かっていたので、
みんながそれぞれやれる部分だけをやって、得意じゃない部分は他の方になんとなくできそうだよっていう方に遠慮なくお任せすればいいというふうな感じで作っていきましたね。
実際のところ本当にですね、ちょっと驚いたんですけども、僕、やる気クエストの作者ですけども、
ファンの力
作者である僕よりもそこに集まっていただいたファンの皆さんの方がやる気クエストの内容を覚えてくださっていたりとか、
あとそのバックボーンの設定とかもですね、今回ファンブックに載せましたけども、
その辺もすごいしっかり考えて作り込まれていたりしてくださる方もいらっしゃったりして、
本当にその辺はちょっと驚かされるとともに大変助けられたなというふうに思っています。
そんな感じでみんなで作るっていうところが今回の作品の一番のポイントかなと思っています。
ファンの方からも本当にいろいろ反応も作り終わってからもいろいろちょっと感想も聞いてみたんですけども、
やる気クエストファンが一同に集まって、ファンの方がこういうコンテンツ読んでみたいなとか、こんなものを作りたいなというふうに思ってくださったものを、
ご自分も参画しながらコンテンツを提案して作り上げてくださったりした、そういうことができたファンブックでしたっていうことを言ってくださった方もいらっしゃいますし、
改めてさっきの佐々木さんのコメントも掲載されていますので改めてそれを読んで、またそれからやる気クエストの漫画の部分をちょっと読んでみてみると、
また一段突っ込んでやる気に関する理解が進むというようなこともありましたとかですね、
いうこともご感想としていただいて、メルマガ当時読んでなかった方というともいらっしゃったと思いますので、
そういう方にとってもですね、かなり面白い特典がこの中に加わった作品だったかなと思っています。
そうですね、そのやる気クエストパーティーと呼んでたファンの方、制作人がいたんですけども、人数的には35名ぐらいいらっしゃってですね、
たくさんの関わり方をそれぞれがしてくださったという形ですね。
あまり手伝えなかったっておっしゃっていた方もいらっしゃったんですけども、本当にファンとしてそこに携わってくださっていただけで、
すごく応援というか力強い気持ちになりましたし、心強い気持ちになりましたし、
やる気クエストという作品のもとでですね、僕もそうですし佐々木さんとかのもとにみんなで集まれたこと自体がすごく良かったことかなというふうに思える作品ですね。
はい、という感じで非常に他の作品とはですね、ちょっと一線隠すというか全然違う作り方とか内容をした作品、
僕の作品の中でもちょっと異色の作品とも言えるかもしれませんが、
そういうふうに他の作品には変え難い経験とか成果を作らせていただいたなというふうに思える作品でした。
はい、それでは今回はこの辺で終わりにしようかなと思います。
ここまで聞いていただいてありがとうございました。
よかったらいいねやコメントなどよろしくお願いします。
以上、岡野隆でした。