あとは、マスコさんのバンドセットが終わってからもうだいぶ、
アンビエントっていうかスピリチュアル・ジャズっていうかっぽい方向に振ってから渋谷系で最後イベントを落とすっていう感じで繋いだんですけど、
大友さんが映画のサントラをよくやられると思うんですけど、
僕一番好きなのがブルーっていう映画があって、女の子同士の恋愛の映画なんですけど、
すごい映画作りがよくて大好きな映画なんで、ぜひどこかで見れそうなら見てほしいんですけど、
そのサントラのThe Seaっていう曲をマスコさんのライブ終わりでかけてましたね。
表題曲っていうか映画のタイトルでもあるブルーの、そのブルーって曲もめちゃくちゃよくて、
リコーダーのメロディーとバンドの演奏が絡まっていく感じとかめっちゃかっこいいんで、
ちょっとね、なかなか安く手に入る音源ではなくて、
ネットで1000円ぐらいでブルーのサントラを買えるかなって感じなんですけど、
僕これはね、結構友情の音源っていうか、パソコンガクラブの柴田くんとブルーいいよねみたいな話してたら、
柴田くんがこのブルーのサントラを僕に送ってくれたっていう、
友情の音源みたいなところがあるんで、それはプレイさせてもらったっていうね。
で、最後の方はサム・ゲンデルかけたりとか、
であれか、マイルス・デイビスのリコレクションズっていう20分ぐらいの曲をちょっとかけて、
ビートが入るまでが10分か15分ぐらいだったような気がするんですけど、
ビートが入るまでをかけてて、結構僕の中でマイルス・デイビスって去年かなり聴いたんですけど、
去年からジャズをいろいろ聴くようになって、マイルスもかなり聴いたんですけど、
何てアルバムやったかな、忘れた。
青いジャケットのビッグなんとかっていうね、最悪屋のアルバムに入ってるリコレクションズっていう曲をかけて、
結構なんか最古のスピリチュアルジャズなんじゃないかなって僕は思ってるんですけど、
多分そんなことなくて、もっと古い曲あるんですけど。
っていうマイルスの曲をかけてから、急に渋谷系の時間が始まる感じで、
フリッパーズ・ギターのザ・クイーズ・マスター、大好きな曲をかけた後に、
今夜はブギーバックの小山田圭吾リミックスをかけて、最後にピーチカート5の日向踊りみたいな流れで。
フリッパーズ・ギターのクイーズ・マスターは僕大好きな曲なんですよ。一番好きな曲なんですけど、フリッパーズで。
かけたらレディー・フラッシュのニコさんがバーって走ってきて、
プライマーのスクリームやんって言いながら走ってきて、
で、曲始まったら小山田圭吾が舞台を止めて、
パクリすぎやろって言って、またどっかに消えていきました。
確かにフリッパーズ・ギターのヘッド博士の世界とって、
いろんなバンドの曲パクリすぎて多分再発できてないって言われてるけど、
ほんまにそうなんですよ。サンプリングしすぎてて、権利がめちゃくちゃやから。
っていう中の、結構最たる一つでもあるんですけど、クイーズ・マスターをかけて、
からの今夜はブギーバックの小山田圭吾バージョン。これも結構反応いただけてですね。
今夜はブギーバックかかったらみんな嬉しいじゃないですか。
嬉しいけど、なんか歌声がちゃうくない?みたいな。
実はその今夜はブギーバックにはですね、
小山田圭吾が歌ってるバージョンっていうのが存在してて、
サイクルヒットっていうシアラパーのリミックスアルバムの1曲目なんですけど、
まあその小山田圭吾の霊性主義というか、露悪趣味の部分が前面に出ててですね、
ほとんど手を加えずに歌だけ小山田圭吾が歌ってるみたいなバージョンなんで、
これめっちゃ面白いんでよかったらみんなも聴いてみてください。
ちょっと僕今、諸事情で小澤賢治的な男性のことが全員苦手で、小澤賢治自身も苦手で、
そういう気持ちを小山田圭吾に手伝ってもらって、
一緒に霊性するみたいなことをさせてもらったっていうのが、
今夜はブギーバックの小山田圭吾リミックス。
今夜はブギーバックの小山田圭吾リミックスと、
フリッパーズのクイズマスターはサブスクには絶対ないんで、
YouTubeかもしくはレンタルするか、なんかうまいことやってみんな聴いてください。
最後はピチカート5の日向太郎通り。
この曲昔から大好きで、ずっと思ってたのがなんか、
この曲の主人公は多分めっちゃ死にたい奴だよなって思ってて、
それを思いながら聴いたら、すごい今の自分にピッタリな気がしたんで。
曲調自体は明るいし、歌詞もキャッチーなんですけど、
やっぱり死ぬ前にたった一度だけでいい。
思い切り笑ってみたいとかね、またあなたと再会して抱き合ってキスしたいみたいな、
そういう叶わないことを明るく歌ってるっていうのがいいなと思ってかけて。
でもそれだけでいわゆるロックDJみたいなことしても、あんまり意味がないと僕は思っちゃうから、
そこになさそうなものをやっぱり自分のセンスで混ぜたいと思うし、
そもそもブギーゴッドって4人でやってるけど、
ちゃんとクラブなりを意識した曲をかけるわけですよ、3人はね。
で、そこに来るゲストの人とか、
中場レギュラー的な感じで出てくる人とかもちゃんとビートが効いていて、みんなが盛り上がるような曲をちゃんとかけるんですよ。
で、それを僕もやってたら、僕は意味がないと思っちゃうっていうか、
それこそ僕はいらんなって思っちゃうから、
で、それやったらそこで鳴るはずがないものを混ぜたいんですよね、僕は。
それをずっと考えてて、最初はバンドっぽいのとかもかけてたんですけど、それで。
でもやっぱハマらなくて、たどり着いたのがアンビエントやったっていう感じで、
クラブにDJを聴きに行ってみんなでビートを聴いてるのに急にアンビエントになるっていうのは、
結構それが怖いとか変なのって言われることもあって、
それで傷つくことも割と多いんですけど、でもそれでいいんですよね、別に。
だって、しんどくないですか?ずっとビートばっかり聴いてたら。
なんかこれはビート批判みたいになるけど、いやそういうことじゃないんですよ。
でもその、僕は結構ライブとか行って、
昔からそんなにライブ行くの得意じゃなかったし、別に。
今は確実に苦手になったっていうか、ちょっと半ば恐怖症みたいになってしまいましたけど、薬飲んでるし。
でもやっぱりなんか落ち着けへんし、怖いし、じっとしてられへんし、
音大きいのもしんどいし、みたいなのがある中で、ちょっと落ち着くと思うんですよね。
僕、基本だからDJあるときだいぶトリムちっちゃくしてるんですよ。他の人に比べたら。
だからよくDJやってて、箱の人とか会場の人にもっと音上げていいですよって言われるけど、僕音上げたくないんですよね、あんまり。
大きい音で聴かなくてよくて、みんなが喋れるぐらいの音量でかけて、
みんなが喋ったりとか、ゆっくり休んだり飲み物飲んだりとかしてたらいいと思うんですよ。
だから僕のDJやってるときの手元を見てもらったらわかるんですけど、ガッツリミドル切ってるんですよね。
みんなが喋りやすいように。それでいいと思ってて。
でもその中でずっとクラブなりがする、クラブ映えがする曲とかが続いて、そういうのが混ざることで、
そこで自分の記名性もあるし独自性も出るし、何よりやっぱり僕と同じようにちょっと疲れたなって人がいたらそこで休んだりとか救われたりとかしたらいいと思うし。