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2025-07-25 16:20

第522回 経営と国際政治がクロスオーバーする時代──目標が曖昧な組織は、なぜ「後手に回る」のか?

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▼今回の概要

経営者の視座を高める/ポリミリ教育/明確な戦略目標がもたらす意思決定の的確さと迅速さ/100年単位の戦略目標/メタモルフォーゼ

サマリー

企業経営において、国際政治の変化が関連していることを認識し、目標が明確であることの重要性を強調しています。また、シミュレーションを通じて国家間の交渉や戦略目標の設定についての気づきを共有しています。経営と国際政治が交差する現代において、組織が目標の曖昧さから苦しむ理由について考察されています。特に、想定が崩れることで思考が停止し、適応力の重要性が強調されています。

企業版プリミリートへの参加
こんにちは、遠藤嘉杉です。秋山ジョー賢司の経営者のマインドサプリ、秋山先生よろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いします。
さあ、ということでね、今日も行きたいと思いますが、今日は質問ではなくて、お話、テーマを持ってきてやりたいということですね。
はい。
そちらで行きたいと思いますが、暑い!
暑いですね。
暑いですね。
早く喋ろうと思ってるのに暑い。
本当ですか。テイク実は4、5ぐらい言ってましたね。
なんかね、暑い天気の話が盛り上がって、至極になっちゃうっていうね。
どうでもいいよねっていうところなんでね、暑いってことだけ共有して早速中に行きましょう。
顔真っ赤っ赤じゃないですか。
違うよね、本当暑くなっちゃって。
エアコンを下げるのやめてください。
さあ、ということで今日のテーマに行きましょうかね。
はい、今日はですね、先月博多で行った企業版プリミリートに私参加していたんですよ。
はいはいはい。
以前このPodcastでもプリミリというのをお伝えしたんですけども、
そこの今日はですね、私の参加したことによる気づきを皆さんに共有したいなと思っています。
プリミリが何かという話はね、489回の日本初の人材教育研修プリミリに参加というところでね、
第1回に参加されたときにお話しくださっておりますので、
今日はちょっと何かという話は、とにかく研修だというようなふうに思っていただいて、
それに参加した山専制の感想等に気づきをシェアするということですね。
はい、そうですね。
とはいえ、プリミリというのはというところがあって、
国防に関することで、いわゆるペンタゴンというところで、
私もこれ聞いた話なんですけども、
軍事と政治というのは絡みながら、
有事のときにどのように対応していくのか、
それからどういうふうに政治的に、それから軍事的に戦っていくのかというシミュレーションをしていくということをそもそもやっていて、
それを企業の人たちが教育としてやってみようという取り組みだったんですけども、
私が参加した意図というか目的というのをまず皆さんに改めてお伝えしたいんですけども、
なぜ私が参加したかというとですね、やっぱりこれからの時代、
企業の経営というのも、国とか社会の大きな構造変化って今バンバン起きてますよね。
そのことと全く無関係ではいられないという、やっぱり自分自身の問題意識があるんですね。
こないだちょうど参院選中なんでね、
選挙に無関心であっても、無関係ではいられないですからねって言い演説してる人いましたけどね。
本当そうです。ですからある意味今までは、この今の日本において、
その企業経営をどうするかとか、どうやったら顧客の気持ちを捕まえられるかという視点でものを一生懸命考えてたんだけども、
どうやらその視点だけではもうやっていけないと。
ですから、私たちの経営をしていく時の視点とか視座というものが、国とか地域だけじゃなくて、
国家間の流れの中でどういうふうに対応していくかってことを考える時代に入ってきてるということで、私は参加しました。
戦略目標の重要性
今回2回目で参加だったんですけども、私の気づいたことというか、
共有したいんですけども、ポリミリというのは役割を与えられて、その役割の人になりきって、
その実際のシミュレーションを行っていくんですね。
トランプ役もいれば、石川首相役もいれば、習近平役もいれば、賴清徳役もあればとか、いろんなね。
沖縄県庁役があればとかね、いろいろあるわけですよね。
なおかつ今回のテーマは、台湾有事というのをピックアップしてシミュレーションをしました。
正直今回私、習近平役というのがたまたま自分で役立ったんですよ。
前回は日本官邸だったんです。幕僚庁だったのかな。
やってみた、まず私の気づきというか感想は、とにかくやりやすかった。
なんでやりやすかったなと思ったかというとですね、やっぱり戦略目標がめちゃめちゃ明確なんですよ。
国として、ご本人として、国として。
私としてですね、習近平として、そして国として。
っていうのは私の中で明確になったので、自分のメンバー、中国チームのメンバーの方々がいるんですけども、
私たちはこういう意図で、こういう目的で台湾に対してこうしかける、みたいなのがバシッと決まってたんですね。
私がそれをバシッと決めると、周りにいた方は部下になるんですけど、部下の方が、
その目的とか目標に向かって自分がどう施行すればいいかというのは非常にクリアになるんです。
仕事と一緒ですよね。目的目標が明確であれば、当然戦略戦術も明確になると。
それが勝ってみてこんなに明確なんだということに気づかれたということですね。
そうなんですよ。
なおかつ外の国の、例えば日本だったら日本に対してしかける側だったので、まあやりやすい。
逆に日本はというと、中国とかアメリカがしかけてくることに対してどう答えるかみたいなゴテゴテに回っていたので、すごい辛そうでしたね。
今の言葉を言い換えると、日本には戦略目標が感じられないので非常に戦いやすいっていうふうになってしまったわけですね。
こちらの立場からすると。
たまに日本側からいろんなこと言われるんですが、全く気にしないで済むというか。
ですから一つ目は、いかに戦略目標を明確にしておくか、つまり何の目的で何をするのかというのを明確にしているチームは本当に強いなと思います。
経営でどう活かすか学ぶかという気づきでの視点ですからね。そこの重要さということですね。
あともう一つ、ちょっとこれは危険だなと思ったんですけど、目的とか目標が明確にすべてがリソースになるんです。
実現のためだったら何でもやるってことですよね。
ですから実現のため、ある意味自分の兵隊も日本に住んでいる自分たちの国民もツールとして使うということに対して私自身が抵抗感がなくなってきたんですね。
だってこの目的もためだもんみたいな。
ということを考えるときに、ふと経営のことを見たときにね、そんなつもりはないんですけども、会社の大義とか目的というのを掲げて、だから社員をうまく利用すればいいんだみたいな気持ちに知らない間にこうなってしまう怖さをすごく感じましたね。
今の戦略目標の重要さの話を一つありましたけど、会社で逆にそこが明確であってそこに疑問がないと、何でもかんでも社員も使えばええやんみたいな話にもなりかねないということの危うさも感じたというのを同時に言ってるんですかね。
例えば現場とかが疑問に思ったことがあったとしても、いやいやそれってこの国家の大義のために必要でしょうって言うともう何も言えない状態を作れるんですね。私としては。
だから言ってることは国家戦略みたいな基地座が高くて立派に聞こえるので、それで全てを押し通せることの問題というか危険も感じましたね。
だからそれが本当に世界のための目的になっているのであれば、もしかしたらそれは一つの手段として仕方がないのかもしれないですけど、経営も一緒ですよね。
それって結局社長が金儲けしたいだけなんじゃねえかが実は目的になってたら、それはいろんなところで歪みが起きてしまうよっていう。
国家間交渉の知識
危うさというかね。でも自分たちが掲げてるビジョンとしては、顧客のためとか顧客への価値創造みたいなことを掲げてたら、全部それで違うものも追いかぶせることができてしまうというね。
それが何ていうのか、意図的ではなくて無意識にそういうふうに思ってしまうことが起これるんだなということは強く感じましたね。
なるほど。相手の立場に立ってみて感じたということですね。
もう一つ私の気づきとしては、改めて国家間で交渉していくときに相手のことを知っておくとめちゃめちゃ有利っていうことですね。
基本中の基本ではありますけどね。改めてそうですもんね。だってスポーツですらそうですよね。ちゃんと研究して相手がどういう特徴なのか。
ボクシングとかもそうですよね。どういう攻撃パターンが強いのかとか。
当たり前っちゃ当たり前ですが、ただその発想に立って日常仕事をしているかというと、顧客のことをあんまり知りませんとかね。
実際に組んでいるパートナーのことを、いやあんまり仕事上だけなんで、どうやって戦うんだという話になるってことですかね。
そうなんですよ。で、あとやっぱりその時に自分の国の強みも見たし弱みも見たので、どうやってその弱みをバレないようにするかということで、相手の弱みをずっと突っ込んでいくとですね、自分の弱みを触れられなくて済むっていうのはすごい楽でしたね。
弱みにつけ込むってやつですね。
だから相手の弱みにつけ込んでいる間は、自分の弱みにつけ込まれる暇を与えることがないんです。
そういうことを考えると、自分自身の弱みというものを知っておくということもまた一つ重要かなと思いましたね。
つけ込まれないためにっていうんですかね、そっちは。
うんうん。でなおかつ相手の欲しいものが弱みだったってことに今回気づきましたね。
相手の欲しいものが弱み。
そうそう。例えばトランプさんが何が欲しいのかとか、日本が何が欲しいのかということを考えるわけですよ。
そうするとトランプさんこれ欲しいんでしょ?絶対欲しいんでしょ?だったらこうしない?みたいな交渉が非常に有利に進んだというのが印象的でした。
孫子の基本、敵を知るってやつですね。
組織の曖昧さと適応力
ですから、これが私が改めてその刑の場で、本当の意味で相手の立場に立ち切ってものを考えているのかなどうかなっていうことを考えたときに、やっぱりちょっと疑問に思ったというか、まだ本当に相手の気持ちを立場に立ち切れてないんではないのかなってことも感じましたね。
ですから、私の例えばインナーダイビングの会員さんがいて、私なりに会員さんってこれ求めてるんじゃないかなって思ってはいますけども、それが本当に合っているのかどうかっていうのをやっぱり相手に聞いていかないとわからない。
自分で決めきってるではないかなってことも思いましたね。
そういうことはこれから聞いていくっていうことになりそうですのでね。今主に行動宣言ということで。
でもそういうことになると思います。
で、あとやっぱり自分の中で一つ強く思ったのは、改めて本当に日本側見てて思ったんですけどね、想定が崩れると人は思考が止まるっていう体験をめちゃめちゃ感じたし、前回私日本側ではそれを感じたし、今回日本側見ててそう思いましたね。
準備してないときのね、いざ起きたときのショックって計り知れないですもんね。
ですから私たち今経営で一生懸命ものを考えてますけども、やっぱり今この国の状態が変わらないというか、この状態という前提でお客さん満足をどうしようかとか、社員をどうしようかとかということを考えてるけども、その前提が崩れたときにどうしようかということを普段全く何も考えていない。
というのは本当私も自分自身もそうだし、今後経営者を支援していく中で、やっぱりその前提が崩れたらどうしましょうかみたいなところをやっぱり一緒にお客と考えなくちゃいけないなということはめちゃめちゃ今回思いましたね。
一度そういう意味で言うとポリミリの研修としての価値というのは、自分が想定している思考の枠組みとはまるで普段考えたこともないような前提条件と立ったこともないような相手の立場に立ってみてやっていかなきゃいけないので、必然的に今までの既存の思考のパラダイムがぶっ壊れちゃうという意味ではある意味あれですよね。
非常に面白い。コーチングもそういう要素あるじゃないですか。今までの思考のズレに気づくとかですけど、強制的にそこがバシッと崩壊していく。
ですからそのコーチングとか私的に言うと変容とかメタモルフォーゼルみたいなことを言ったりやったりしてましたけども、ある意味で究極のメタモルフォーゼルって言ってるぐらい頭がボケるんですよ。何考えていいかわかんないっていうものをやっぱり経験するし、あともう一つ今遠藤さんが言ってくれたことをきちんと思ったのは、例えばですよ、相手の立場に立ってものを考えるとか、戦略目標を立てることは重要ですよとか、自分に疑いを持つっていうこの言葉って知ってるじゃないですか。
わかってるんですよ。ただそれが本当にどういう感覚なのかっていうその感覚を感じ取るという意味においてはものすごい良い場でしたね。
その場じゃないと感じられない感覚でしょうかね。
感じられないですかね。
その感覚が結果的に巨大なメタモルフォーゼルにつながるような場になっているというところですね。
気づきが本当に深いのとそれぞれバラバラすぎて、それを共有するだけでもすごく面白いと思うんですけどね。またそんな場もどこかで用意できればいいと思いますが、
一旦ポリミに関しては結構仲間の中で難しいところのお声掛けでやっていっているので、
山先生としてはまずインナーダイビングとかお客さんのお客の方々にお声掛けされているようなので、
大々的に参加しましょうというフェーズがいつ来るかというのはありますけど、だからインナーダイビングに入りましょうって話でもありませんけど。
ただね、今日私が皆さんに共有したかったことはやっぱり皆さんも日々経営のこととかを考えていると思うんですけども、
経営を考える枠組みというものが、もしかすると今私は今の現状があるということを前提にその経営について一生懸命考えているのではないかと。
それは既に重要なんですが、そうじゃないこともこれから想定していくということを皆さんと一緒に考えていきたいなと思って今回は共有させていただきました。
変化への気づき
ということですね。今回もね。
米天と大夢長官がなぜ万博のこのタイミングで参議院選中に来るのかみたいな話がね、そういうことかみたいな話にもつながったりする話ですからね。
知らないことを知るということも重要ということでね。
また定期的にシェアできたらなということで今日のところ終わりましょう。
ありがとうございました。
はい、ありがとうございました。
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