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2025-03-07 13:39

第503回 専門家の「自分の専門分野しか見ない」マインド

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▼今回の概要

自分の専門分野しか見ない専門家/自分の仕事以外は知らなくていい社員/目の前の仕事にだけコミットすることの恐ろしさ/サプライチャーンの全体を把握/社外で起きていることは社内でも起きている!?/自分の周りに起きている事実への関心

サマリー

このエピソードでは、専門家が自分の専門分野にのみ着目することのリスクについて話されています。聞き手は、サプライチェーンの実例を通じて、専門性を高めることと同時に、企業全体を理解する重要性を認識する体験を共有しています。専門家のマインドセットが、自分の専門分野にだけ集中するリスクについて議論されており、周囲の社会環境や人々の問題に関心を持つことの重要性が強調されています。

専門家のマインドセット
こんにちは、遠藤嘉杉です。秋山ジョー賢司の経営者のマインドサプリ、秋山先生よろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いします。
さあ、ということでね、今日も行きたいと思いますが。
はい。
お体の方は、お元気ですか?
あのー、ずっと運動不足って、騒いでたじゃないですか。
合気道も最近行ってないって話で。
この間、こう、久々に稽古行ったら。
えー、あ、行ったんですね。
はい。やっぱり、体痛い。
ね、当然でしょうね。
長間内のやつがね、剣道4段目指すみたいな話聞きましたね。
あー、そう、あれを聞いて、なんか、俺2段目指すのみたいな気持ちになって。
なりそうですよね、武道家たちは。
まあね、本当に、体は資本だ、というのもありますけども、
何のために体を作るのかっていうところは、やっぱり一緒に考えるとまずいなと思ってますね。
なんで笑ってるんですか?
いやいや、ついつい、体作るってなると、そっちが目的になっちゃうタイプだから。
あー、そういうことね。
分かりやすい目的と手段の入れ、やっちゃいますよね、自分だと。
はい。
さあさあ、じゃあそんなね、筋肉痛の秋山先生に、今日の答えていただくご質問、早速ご紹介させてください。
はい。
2月13日の公開収録に、参加できず音声を聞いて臨場感を感じ参加できなかった方を
悔やみました。ぜひまた開催をお願いいたします。
登壇者4名の会は全てチェックさせていただき、同時に、このままで我が社は大丈夫なのか、という危機感が生まれました。
特にマネトレのお久保先生の会で、専門家は自分の専門分野しか見ない、というお話を聞き、
専門家に限らず、会社の社員が自分の仕事以外は知らなくていい、という考え方になってしまう現象と
同じだと思いました。当社は特殊な製品を製造している会社で、
ポッドキャスターの皆さんのようなカリスマ性はないかもしれませんが、ある意味でニッチな特殊技術を持った専門家集団とも言えます。
私たちが自分の仕事以外は知らなくていい、という思考、マインドになってしまうことの潜在的なリスクについて、
事例も交えてお話しいただけないでしょうか。
サプライチェーンの教訓
前回の、秋山先生がお話しいただいた事例が、特殊なメーカーが結構多いんですかね。
特殊なメーカーというのは、言い換えると専門分野を持っているということじゃないですか。
この方もご自身でおっしゃってますよね。
私たちは専門性を高めるということは当然ながら重要ですが、専門性を高めるだけでいいのかというところが、
時代的にしっかり見ないといけないなと私自身は感じますね。
今日はそういった話ですかね。
一つ事例として紹介したいなと思うのがあるんですけども、
それこそある会社さんの話ですね。
サプライチェーンの中の一部を担っている会社さんが、メーカーがあると。
そりゃそうですよね。メーカーですからね。
その時に自分たちのところの目の前の専門性を高めていったわけですよ。
そこに対しての技術というのは自分たちにも自信があるし、お客様からも評価されていると。
自分たちの上流の工程のメーカーが後継者不足で閉じることになったんです。
なるほど。
そうすると、発注先の会社から相談を受けるようになってきたんです。
発注先のというのは上流のということですか?
そうそう。さらに上流の。
自分の一個前がなくなると、さらに上の方からどうしようと相談が来たと。
それってチャンスじゃないですか。さらに元の人と話ができるという意味が。
確かにね。そういう意味じゃん。そうも考えられますね。
そういうふうに直接とやり取りが増えて相談も増えてきたんですけども、
自分たちの仕事のことしか答えられなかったんです。
そうすると、発注先の会社さんから、そうなのと。
今さらなんですけども、自分たちのことしか知らないで、
俺らのこと考えてくれなかったんですか?みたいな雰囲気になってきちゃって。
笑えないか。なるほど。
信用を失うというか、お前ら何も知らねえんだなって方に、むしろ話が行っちゃったと。
だから発注側からすると、あなたたちは専門家なので、
全体俺らがやってることが分かってて、
その中であなたの会社の専門分野をやってくれてると思ってたんです。
だから俺たちが何をお客さんに提供してて、
どういうことをやってるのかすらを考えてこなかった。
なるほどね。レンガのお家の話みたいな話ですね。
そうですね。
その結果、本来ならば相談を受けたので、
信頼を増していくチャンスだったのに、逆に大丈夫なの?みたいなところで、
あなたとの会社の取引も、考えさせてもらうとまだいかないけども、
少し雰囲気が怪しくなってきてしまったと。
社長自体はある程度分かってたんですって、紙工程とか紙幕工程は。
でも現場の社員のほうが専門家だから詳しいだろうと思って聞いたときに、
何も答えられなかったんですって。
俺、このやつを曲げるのは得意ですけど、それ以外は知りませんよみたいな。
そのことだったら聞いてくださいみたいな感じになっちゃった。
とてつもなくどこでも起きてそうな話ですね。
さらにあるんですか?
会社の中でも似たようなことが起きていたんじゃないかってことに、
社長が気づき始めたんです。
会社の中でも工程があるじゃないですか。
そうすると自分の工程のところは考えるけども、
他の工程のところは考えない。
なんで遅いんだみたいな。
お前らが遅いから俺らも遅いんだみたいなところが、
実は起きてるんじゃないかなみたいなところの、
社長の危機感と問題意識が高まってきてて、
じゃあこれからどうするのかっていうところの話し合いを
今からしていくっていうフェーズに入ってきたところですね。
社外の関係で起きてて、
社内の関係の中で起きてないはずないですもんね、
組織内のコミュニケーションの重要性
っていうことに気づかれて、
でも気づいてよかったのか手遅れなのか、
ちょっと状況がね、その話はわからないんですけども、
とてつもなく大事な話だし、
いろんなところで起きてそうな感じですね。
これって実は笑い話でもなんでもなくて、
私自身もそうで。
それも他ですからね。
じゃあその顧客がいて、
いろんな不安だとか葛藤とかがあると。
じゃあマインドセットすればいいのかっていうのと同じですよね。
そのお客さんが今、
確かにね、なんでもかっていうのをね、
マインドセットするんじゃねえよっていうね、
確かにそうかも。
じゃあそのお客さんの問題っていうのが、
財務から来てるのかなっていうのは、
私も今まで見てたんだけども、
そうじゃなくて、
私自身もね、
そのお客さんの税務の問題、
それから財務の問題とか、
社員の問題っていうのと、
そことマインドってのはくっついてたけども、
全体として見たのかっていうのを、
やっぱりそうじゃなかったなってことは、
すごい自分自身も最近すごい反省してるんですね。
なるほど。
だから工程、今の話って2つありましたよね。
先ほどのサプライチェーンの話っていうのは、
会社の繋がりとしての、
全体の話と、
自分の仕事の話って話と、
なんでもかんでも自分の領域に持ってきちゃうって意味での、
お話?
専門性の怖さ。
奥さんとちょっとうまくいってないんだよねって言ったら、
ああ、マインド的にちょっと待ってみたいな。
他にもあるはずなのにみたいな。
感じになりがちってことですよね。
専門家のマインドセットのリスク
もちろんマインドっていうのはすごい重要です。
ただ、とにかくマインドからしか入らないっていうのは問題だし。
自分自身が視野を全体としてどう見てるのかっていうところが、
本当問われてきてますよね。
確かにね。
本当にそういった背景の問題意識を持ってるから、
この質問をくださってるんでしょうね。
改めて、自分の仕事以外は知らなくていいという、
思考、マインドになってしまうことの潜在的なリスク。
ですから皆さん自身が、今自分がメインでやってる専門分野はどこなのか。
そこに対してどういう人たちが関わってるのか。
その関わってる人たちにはどういう問題があるのかっていうところまでを見ていかないと、
私たちは新たな価値っていうのは作れないんじゃないかなってことを、
最近めちゃめちゃ感じてますね。
なんか最近そういった話よく聞きますね。
あれ、なんか話聞いてると、
あなた自分の会社の問題ばっかり話してるけれども、
それこそサプライチェーンだったり、
顧客の本当のテーマ問題を、
顧客できてないのに、
あれ、できてないってことですかみたいな話。
なんかよく最近聞きますね。
そうですね。
ですから、家事でいうと自分のとこで火がついちゃってるから、
それを消さなくちゃ消さなくちゃって言ってて、
周りの環境は見えなくなってっちゃう。
っていうのがすごい今起きてますよね。
起きてますね。
気づいたときには意外と先ほどの話で、
社外で起きてることは社内でも起きてるみたいなことになるので、
そういう気づきはでかいですね。
大変質問というか、とても勉強になる質問でしたね。
はい。
教えていただいたような質問ですよね。
社会環境への関心の重要性
そんな感じになりますが、
どうですか、話は少し広げてでもいいんですけれども。
前回ね、フォーラム参加されて、
いろんな人の方々の話を聞いて、
言い足りないことがいっぱいあるとおっしゃってたんで、
今日のこのテーマとつながるような話を思いつくのありますか。
やっぱり、何だろう。
何が起きてるか。
もちろんコーチングとかマインドセットの世界で、
何が起きてるかっていうことは非常に重要な質問なんですね。
その時に自分の内側に何が起きてるのかっていうのは、
ステイトという意味では重要ではあります。
ただ同時に、自分の関係している人たちに何が起きてるのかということを、
やっぱりしっかりと意識を向けていくっていうのが、
今後ますます重要になってくるのだと思うんですね。
それは周りの人のマインドってだけじゃなくて、
周りの社会環境とかも含めてっていう話ですか。
事実の部分ですね。
周りの人の中で何が起きてるのか。
その人が何を困っているのか。
どこでスタックしているのかというところに、
私たちは関心を持っているかどうか。
結局自分のことだけ関心を持ったところで、
ビジネスでも人生でも周りとの関係の中で、
自分のビジネスが成り立っているわけですから、
周囲に向けてどれくらいしっかりと関心を持てるのか、
っていうのが本当に重要だなと思ってますね。
なるほど。
この間三橋先生の話でいうと、
日本の物価上昇っていうのは、
海外の輸入物価の上昇によって上がってるんだから、
日本の所得は上がってないんですけどね。
その中でどうやって賃上げするんですか、中小企業が。
それにはこれですよみたいな話もされてましたけど。
そういった事実の話ってことですかね。
あれが見えないんですよ。
見えないのか見えないようになっているのかって、
いろいろあると思うんですけども。
見たくないもありますからね、こっちはね。
ということで、今の話の答えは何なのかって話はね、
出回ってる部分もあると思いますけど、
三橋先生見つけたら答え教えていただけたらという感じですかね。
はい。
ということで、よろしいでしょうか。
はい。
終わりたいと思います。
ありがとうございました。
はい。ありがとうございました。
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