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2023-10-13 16:52

第431回 社長が「向き合うべきことに向き合わず」投資話を持ってきたり、飲食店を始めようとしたり…

第431回 社長が「向き合うべきことに向き合わず」投資話を持ってきたり、飲食店を始めようとしたり…

経営者のコーチングを専門とする秋山ジョー賢司が、経営者やリーダーの抱える課題に共に向き合い、「マインドのメカニズム」を基に、ゆるやかにお答えする番組です。

番組への質問はこちら↓↓

https://ck-production.com/podcast/akiyama/q/

00:02
こんにちは、遠藤和樹です。秋山ジョー賢司の経営者のマインドサプリ、秋山先生、よろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いします。
ということで、今週も行きたいと思いますが…。
はい。
はい。
行っちゃってください。
行っちゃってください。質問ですね。何かあるかなと思いましたが、質問早速いきましょう。
今日は製造メーカー45歳のNo.2の方からご質問いただきました。
はい。
職業No.2となっておりますね。いきたいと思います。
はい。
仙台から事業承継を引き継がれ、6年が経ち、代表としての仕事も板についてきたタイミングで、急に社長が出資話を受けたり、事業シナジーのない飲食業を始めようとしたり、華やかな交流の場に出向くなど、
向き合うべきことに向き合わずにやりたいことをやり始めていようとしています。
私としては焦りと苛立ちを覚えております。社長のマインドセットの方向性を変えないと将来大きな問題になりそうだなと心配しています。何かいい手立てはないものでしょうか。すでに一部の社員も不審感を覚えているように思っております。
おお。
こういう…。
とってもいい質問だと思います。
でもイメージは来ますね。そして起きがちですね。
この問題について、私のリスナー方は経営者の立場の方も聞いているし、それからこのようなナンバー2とか経営者の方を支える方も聞いていると思いますので、これは両方の側面を捉えながら見ていきたいと思います。
まずこのお話を聞くと前提として、この会社さんはまあまあうまくいってるんだなと感じるんですね。
投資とか新しい資金付き事業のときに、本当に先行きがやばいから何か手を打たなくちゃっていう場合もあるじゃないですか。
今回の場合は、そこそこうまくいってる人のマインドセットの落とし穴っていう観点で見たいんですよ。
なるほど。板についてきたってナンバー2の方がおっしゃっている以上、ちゃんとやれているっていう現状の既存事業回ってそうな感じがしますもんね。
そうなんですよ。私たち人間が、これ経営者だろうが全ての人と一緒なんですけども、そこそこうまくいってるときの落とし穴というのは、これはよく自分の誇りに気づかないとかってありますけども、その一方でもう一つね。
自分の不安を感じないようにするっていうのがあるんです。
不安を感じないようにする。
そこそこうまくいっている人は不安を感じないようにするんです。
例えばって言うとちょっと厳しいですかね。このケースとかで言うと、今どっち側の話ですか。
03:02
まずは経営者から行きましょうか。
社長さん。
社長さん。
社長さんがなぜ投資話を受けたり、事業シナリオのない飲食店を始めようとしたり、華やかな小売の場に出向くのかと。
この場合、隠れてる不安があるということが考えられます。
なんか普通の感覚からすると、不安の前に、それこそさっきの、おごってるみたいな話で言うと、ちょっと言葉を雑に言うのであれば、ちょっと調子乗り始めてるという受け止めになりそうです。
そうじゃなくてってことですか。
そうなんです。調子乗り始めてだってまだいいんですよ。調子に乗ってるわけだ。
そうじゃなくて、特に今のこの日本の状態とか経済の状態を考えると、やっぱりそこそこ上手くいってるので、この状態を下げたくないなっていうことを感じちゃう場合が多いんですね。
この状態を下げたくない。この下げたくないのが怖がってるって認識できないんですよ。
この方はチャレンジしてる。経営者の方、社長さんはチャレンジしてると思ってるかどうかわかりませんが、私は何かとても不安があってるように感じるんですね。
これ見てですか。どう見ても調子乗ってるとしか見えなかったですけど、そっちですか。
上手くいったとしてる。今上手くいってる。この上手くいってる状態を落としたくない落としたくないと思ってる時ですよ。
そういう時に、いやいや社長儲かってますよね。だとすると、投資とかありますかどうですかと。
だってですよ、将来どうなるかわかんないじゃないですか日本はって言うと、あれちょっと待ってよ、確かに今はいいけど将来どうなるかわかんない。
そっか。今調子いい時にさらに次のいい手を打とうって思ったりしちゃうんですね。
ですから、悪い言い方しちゃうと、そこそく上手くいってる人がなぜそういう上手い話に引っかかっちゃうかですよ。
これ不思議だと思います。だってそこそく上手くいってればですよ。その事業にもっと力入れていけばいいだけじゃないですか。
そこそく上手くいってるのにどうして違う事業に目が行ってしまうのか。
もしかするとこの事業は将来下火になってくるかもしれない。だとするならば今のうち余力がある時に手を打ってこうっていうやっぱり不安から来てるっていう場合もある。
場合もある。単純に何も考えてないパパラパーみたいな状態もありますよね。
よっしゃ上手くいったウェイ飲み行くぞ。なんかちょっと自分の見せ欲しいな飲食。
なんかいい話あるぜみたいな。そっちの可能性もあるっていうのは?
いや私それ考えづらいんですよね。
特にこの方は仙台から授業招待してるじゃないですか。絶対に不安もあると思うんですよ。
06:04
仙台を来れなかったらどうしようとか、授業をこけたらどうしようっていう。
その不安を感じたくないからその今遠藤さんが言ったパパラパーの方に行くケースあると思いますよね。
いずれにしろだからその不安を見たくないから表面としては羽目な方に行って見ないようにしているっていう可能性があるってことですね。
やっぱりこの投資とか事業シナジーとかいろいろ新規事業はめちゃめちゃ大きなチャレンジじゃないですか。
この大きなチャレンジ機に大切なのが、不安と焦りからチャレンジしちゃいけないっていうのがあるんですよね。
不安なんですよ。怖いんですよ。不安なのにチャレンジしていくって、
不安を見たくない、怖いのを見たくないからチャレンジするってロジックが破綻しちゃってるんですよ。
それはでも不安って人間あるし消えないじゃないですか。
不安があるのを見ずして何もないものとしてそうやってチャレンジするのはよくないよって意味ですか。
本当に怖い。ちょっと話逸れちゃいますけども、
私ダイビングのインスタラクターやってる時に本当にお客さんで連れて行くのを注意する方っていうのは、
体験ダイブの時にそうなんですが、怖くないですよ、俺平気ですよっていう人が一番注意してたんですね、私たちが。
不安を認識してくれないので、水の中に入った瞬間にちょっと不安があるとパニック起こしちゃうんですよ。
不安がないものとしてるから不安になった瞬間に飲み込まれるみたいな。
そうです。ですから私が注意したのは不安を全然感じてない人よりも、
ちょっと体験ダイビング初めてなんです、不安なんですって言ってる人が全然安心なんですね。
俺ちょっと体育会でかなり鍛えてるし大丈夫だみたいな感じの人がバックで潜るほうが良い。
だいたいパニックりますね。
そういうもんなんですね。
だから不安ですって言ってた方に対しては必ず、
あ、安心しました、不安があるのは当たり前じゃないですかと。
不安を持っている人の方が安心なんですよって言ってる方の人が楽しんで上がってくるんですよ。
うーん、そういうもんなんですね。
ですからチャレンジという時に不安がないじゃなくて、自分はどこを不安がってるんだ。
ですからこの社長さんがね、実は俺は今数字いけてるけども将来的に数字が下がっちゃう。
それが怖い。怖いから手を打とうと思っちゃってるんだっていうのを言語化されて、
その認識した上でじゃあ自分がやるかどうかもう一回考えてくれればいいわけです。
うーん、なるほど。
意思決定していくってことが重要。
ただここに関しては今回ご質問者の方が、そういった社長さんの可能性があるって話で留まるので、
実際確認していかないとわからないっていうところはありますよね。
そうですね。
そんな中においてこの方自身としてはどうしていくのかって話も必要ですかね。
はい。この方はやっぱりすごい会社のことを考えてるので、
09:03
今言ったのことを社長さんと話して迫っていく必要があると思うんですね。
うーん、そうね。
社長どこなんでしょうかって。
ほんと一番いいのはさ、
いや、お前よく俺の話を聞いてくれた。
俺は実はこういうところをビビってるんだ。
こういう部分もあるんだ。
怖いんだ。
でも、会社のためにこっちもやっていきたいんだってことを話してくれるのが一番いいんですよ。
そうすると社長も自分の不安をわかった上で経営判断ができるんですね。
じゃあそのためにはナンバーズの方は何をすればいいか。
やっぱり社長と同じことをしないといけないんです。
自分の不安?
はい。
この社長に対しての苛立ちと、アスリートの苛立ちっていう時に、
一つは会社のことを本気で考えたアスリートの苛立ちもあると思います。
なんか社長違う方向行ってるんじゃないかと。
うんうん。
あるよね、ナンバーズの立場が。
ありますよ、ほんとに。
あらららら、みたいな。
その時に、それを迫っていきたいんですけど、社長に。
その前に自分自身も実は、自分の個人として社長が方向転換すると何か不安があるかどうかを確認してほしいんですよ。
ほうほうほう。
例えば、出資とかってね、M&Aとかもしたりして、優秀なやつが入ってきて、
俺ナンバー2で右上なのに、右上で取られちゃうんじゃないかと心配してるとかね。
とかね、その想定として。
はい。
あとは、自分が社長が新しく始めた新規事業について、
俺ナンバー2だから行ってこいって言われそうだと。
全然自分はその事業畑じゃないので、言われちゃうと嫌だなって思ってるのか。
ナンバー2の方自身が社長の打ち手に対して、自分が子として、会社としての心配不安はOKですから、
それとは別に、個人としての何か不安とかアスレがあるかどうか。
それをちゃんと握りしめて、あ、俺はこういう不安があるんだなって言って、
その上で会社のことを考えて、社長と話をしていっていただけたら、すごいことが起きると思う。
そうか。だから、お互いにキーワードは不安あるんじゃなかろうか。
社長の方は、きっとあるんじゃないかって話は置いてくださいましたけど、
と同時にこの方はご質問いただいているので、
この方ご自身も不安があるはずだとするなら何なのかっていうのを、
ちゃんと言葉にしたり明確にしないとどうなるの。
社長とやり合えない。
不安ベースで文句みたいになっちゃう。向こうから見つかされる。
結局会社のことを考えてるふうで自分のことを考えてるんでしょって言われちゃう。
お前のポジションがどうとか言ってるんだろうとか。
12:00
それはあるに決まってるんですよ。ナンバー2の方も。
あるけども僕はそのことを自覚してます。でもそれ以上にっていうことで戦っていく。
ちょっとだけ私の事例を説明させてもらってもいいですか、お話を。
元ナンバー2時代的な。いいんですか、そんな話をしてる。
できる範囲で。
できる範囲でね。元会長さんとかわかんないですけど。
会長さん?
社長さんですか?
いやいや、あれは本当私がミスったっていう話なんですけども。
やはり当時の社長が全く違うところに事業をやると。
私ナンバー2だったので、先頭として行ってこいって言われたんですよ。
その新規事業開発に秋山投入だと。
超イケイケの金持ちの超リゾートの高級クラブのスポーツクラブの中に入り込んでおけ。
だからシナジーはあったんですよ。ダイビング業界という意味では。
そうですね。そこまで言っていいんですね。
全然大丈夫です。
私としては、また社長が新しいことを始めようとしてる。
何なんだその金持ちのところに行って。何なんだよと思ったんですよ。
急に富裕層ビジネス化を。
そうそう。
私は、それでも社長が言うんだからって言ってたんですよ。
やりながらも違和感を感じたんですけども。
途中で社長が、本当にこれいいんですか?って詰め寄ったんですけども。
今思うと、私の中では何を考えたかというと。
私は沖縄で楽しくインスタラクターの仕事をやりたいのに、
月の半分東京に行って、よくわかんないお金持ちの方とチャラチャラして、
体験ダイビングを海じゃなくてプールでしょ。
練習する。
そういうことね。
ダイビングインスタクターって立場が上になれるんですよ。
その瞬間はね。
向こうの高級リゾートクラブに入ると、完全にお客さん集いで、
自分が下手に入っていくんですよね。
下手に入りながら潜らせていくっていう複雑な技を。
それで海でしょ。海じゃなくてプールでしょ。
練習するでしょ。
それがたぶん嫌だったんですよ。
本当は?
たぶん。
でもそれはあれですか。
そのときには、言われればそりゃそうだよねって思いますが、
やっぱり認識せずに。
ちょっとあった。
ちょっとあったけど、
いやそれよりそんなところに進出って大丈夫なんですか社長。
社長は本当に芸能を考えてるんですか。
そっちに詰め寄ってたんですね。
自分の不安と悲しさといろんなものをさておき。
脇に置いて。
そしたら社長に怒られた。
俺の方が会社のことを考えてるんだ。
秋山君は本当会社のことを俺くらい考えてるのか。
ってときに、
あ、なんかバレてたんだなみたいな。
なるほどね。
かわいいリトル秋山君の時代の話を聞かせていただいたので、
非常に臨場感ですよね。
15:00
イメージ湧きましたが。
まあそのぐらい。
だからそのナンバー2というポジションで見れてる実態。
一体その自分の中の不安とかもちゃんと見た上でやらないと。
そうです。
ですからこの方がね、
自分の中の個人的な不安があったっていいんです。
不安なるじゃないですか。
それをちゃんと原告化して握りしめて、
でもそれとは別に本当に会社のことを心配するんだ。
っていうものを持って、
ぜひ社長にこれは何のためにやりたいんですかって。
実は俺は個人的にこういう不安もあります。
もうギロッといいじゃないですか。
でもこれとは別に会社のことを本当に考えたいんです。
っていうことを、
あの当時の私に。
言い聞かせてあげたい。
話の趣旨がね、
番組の趣旨変わりますが、
まあという話だと思いますんでね。
まずは自分がどう受け止めているのかっていうのを一度、
言葉にして整理してみるというところからですかね。
はい。
というわけで、
この浮遊とビジネスがどうなったかという実態を知りたいところでありますけども、
まあどこかのタイミングでまた教えていただきたいなと。
はい。
終わりましょう。
秋山先生ありがとうございました。
はい、ありがとうございました。
本日の番組はいかがでしたか。
番組では秋山城賢治への質問を受け付けております。
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