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2015-07-17 12:26

第3回「”アンサー”と”レスポンス”を区別する」

第3回「”アンサー”と”レスポンス”を区別する」
上場企業から中小企業までエグゼクティブ・コーチングトレーナーとして人材開発を行ってきた秋山ジョー賢司が、ビジネスや人生で役立つセルフコーチングの技術についてわかりやすく解説する番組です。
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秋山ジョー賢司の、自分の可能性を開放するセルフコーチング
卓越した人物が持つ共通した能力、それは自己対話の力。
ポッドキャスト、自分の可能性を開放するセルフコーチングは、
上場企業から中小企業まで、エグゼキティブコーチングトレーナーとして
人材開発を行ってきた秋山ジョー賢司が、ビジネスや人生で役立つ
セルフコーチングの技術について、分かりやすく解説します。
こんにちは、ナビゲーターの遠藤和樹です。
秋山ジョー賢司の、自分の可能性を開放するセルフコーチング、第3回。
ジョーさん、本日もよろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
早速、ジョーさん、今日の本日のテーマを教えていただけますか。
はい、今日のテーマは、アンサーとレスポンスです。
アンサーとレスポンス。
なるほど、ちょっと私、ピントが違いも分からないなというところだったんですけど。
これ実は日本語にすると、2つとも答えという意味ですね。
アンサーの方の答えは、いわゆる算数の答えの方、答える。
はい、回答の答えですね。
レスポンスの方は、応じる、応援の応の方。
はい、反応の応。
ここに違いがあるというのが分かる?
アンサーとレスポンスの違い。
えっとですね、正直分かんないですね。
何が違うんだろう。
これね、どういうところから来るかというと、よく仕事をしているとね、どうしていいか分かりませんっていうときあるじゃないですか。
よくありますよね。
どうしていいか分かりませんっていうとき、だいたい答えを探しているわけだよね。
で、自分も就職したときに言われたのが、上司ね。
仕事に答えはないんだ、とかって言われたわけ。
かっこいいですね。
で、たぶんこのときの答えっていうのが、さっき言ったアンサーの方をたぶん上司が言ったのね。
それは回答みたいなイメージですか?
そう。で、自分は思ったわけ。
仕事で回答がないんだったら何があるのってことをずっと考えてたの。
あるとき気づいたのね。
それがこのアンサーとレスポンスだったの。
気づいたのはアンサーじゃなくて、レスポンスだったって気づいたって意味ですか?
ちょっとまだ私しっくりきてないんですけど、どういうことですかね。
例えば、2つともアンサーの方もレスポンスも、さっき言ったように答えるってことについては同じだよね。
じゃあ、アンサー系の答えの方ね。
回答の方。
例で言うと、4たす4は何ですか?みたいな。
8です。
これはアンサー系。
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つまり、これは出題者に答えがあって、それを当ててねってことだよね。
4たす4は8っていうのを先生は知ってた。
私たちが今まで学校とかで勉強してたのはそういう感じですね。
つまり、答えは持ってるからそれに合わせなさいっていう。
だから回答の答えとは合わせるっていう字が入ってるらしい。
なるほど。
もう1個のレスポンスを、例えば算数で例えると今みたいに、
イコール10にしたいんです。
イコール10に。
式を作ってください。
いく通りでもいろいろ考えられる。
そのときに条件があって、5秒以内で答えてください。
そして、私のことをちょっとプププと笑わせてくださいみたいな。
例えば、どんな質問でしたっけ、今の。
じゃあ出しますね、遠藤さん。
計算式を作りイコール10にしてください。
5秒以内で。
そのときに私のことをちょっとププッと笑わせてください。
どうぞ。
ちょっとここでは控えさせていただきたいですけども、
そういうことか。
要は回答がいくつもあるみたい。
これはレスポンス系の答え?
そう。
つまり、10にしなくちゃいけないんだけど、なおかつちょっと笑わせなくちゃいけないわけ。
いやー、すごい嫌ですね。
今、ものすごい強烈なプレッシャーの目でみんなやめてもらいたいですね。
でしょ。
今、遠藤さんの中で何が起きているかというと、アンサーを探しているわけ。
あー。
どういうことだろう。探しているんですかね、今。
だから、それは私の中に答えがあって、アンサーがあって、
それを当てろっていうふうに言われていると思っている。
だから出てこない。
どうすればよかった。
そのときは、自分が今思いつくベストな答えを出すしかない。
レスポンスを出すしかない。
それが結果として相手が笑おうと笑わないと、もうやりきるしかないのね。
うんうん。それがレスポンスの答える。
で、これって実は仕事と全く一緒なの。
はい。具体的にどういうことですか。
例えば、何かあるプロジェクトを任されたと。
うんうん。
このプロジェクトの成功はこうしなさい。さっきの算数でいうと10だよね。
はい。
で、そこに条件が来る。
例えば、予算はいくらですとか、期間は何ヶ月です。
人はこれだけ使っていいな。
そこをクリアせいと言われるのが仕事。
うんうん。
で、そのときに多くの人がアンサーを探しに行く。
どっかに正しい答えがあるんじゃないか、正しい答えがあるんじゃないかとか、
上司は正しい答えを知ってるんじゃないか。
うんうん。
これをやっていくので迷っていく。
ああ。答えを探しちゃうから迷っていく。
だから私たちが仕事で問われてるのはレスポンスの方で、
そのプロジェクトを成功させなさい。この納期で、この時間で。
で、そのときにあなたはどう応じますかのレスポンスを求めてる。
仕事はそもそもね。
うんうん。
06:00
確かにそうか。けどそれって結構難しいですよね。
だって今まで私たちってそういう教育を受けてない。
うんうん。
そんなことはないんですか。
例えば少し前のビジネスだとすると、実は上司が答えを持ってたんでね。
え、どういうことですか。
オーダーを出す上司側がこれをいつまでやっとけとか言いながらやり方はもう分かってたわけよ。
お前もそれに気づくかなみたいな形で仕事を出してた。
うん。
だから部下は自分がもし分かんなかったら上司が答えを持ってるっていう風に仕事をしてきた。
うんうん。
ところが今の時代は上司も答えを持ってないから上司に聞いても分からないわけよ。
それは何ですか。いわゆる右肩上がりの経済成長期の時にはもうとにかくやることは一つで何をすれば売り上げとか利益が上がるかとか分かってたから
やることはもう明確で答えがあったっていう意味で上司が答えを持ってたってこと。
うんうん。
今はその時代の時の流れでも変革がしてるんで上司すらも答えがない時代に生きてるっていう話の前提で話されてるんですか。
そうですね。
はい。
だから私たちはそういう過去の時代がそうだったってこととやっぱり学校教育の中でアンサーの答えっていうのをずっと出すってことをトレーニングされた時だから
そうですね。
そのレスポンスの方の応じるっていう答えっていうのを発想がなかなか及ばない。
うん。
私たちのせいじゃないわけですね。
そうとも言えるけど。
はいはい。
だから一番最初冒頭で紹介したように仕事に対して詰まった時にどうしたらいいんだろうっていう風に迷い始める。
うんうん。
どっかで正しい答えはあるんじゃないか。
そこまでいくともうほとんど瞑想状態。
うんうん。
そうじゃなく仕事っていうのはオーダーゴールがあって条件を与えられてその中に対して自分はどこまで応じられるだろう、レスポンスができるだろうということを求められてるわけ。
でもその理屈としてはなんとなくアンサーではなくて今は特に仕事は時代的にも考えてもやっぱりレスポンスだよね、それが重要っていうのをすごいわかるんですけど
そのレスポンスってどうやっていいかわかんないじゃないですか。
それをどう鍛えていいかもわかんないし、そこが何よりの皆さんの悩みかなと思ったんですけど。
一つはさっき言ったように今自分どうしたらいいかわかんないって時は今自分は正しい答えをどっかで探してるんじゃないかってことをチェックしてほしい。
あーまず。
うん。
どっかであるんじゃないのかなとか誰かが知ってるんじゃないのかなとか。
そんな自分をちょっと客観的にまず見ていく。
うんうん。
で、もしそうだとすると今違う家だと俺はレスポンスを求められてるんだってことを自覚してほしい。
あー。
で、自覚した、そこまでできました。
うん。
自分、あっアンサー系を求めちゃってる自分じゃないじゃないレスポンスをしなきゃいけないんだ、こっからどうすればいいんですか。
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こっからもう一度出されてるオーダーを確認し、ゴールだよね、条件を確認する。
仕事であれば予算だ、使っていいリソースだ、まあいろいろと確認する。
で、その上で今自分ができる最高をやるしかもうない。
言葉にすればその通りですよねと言いたいところですが、できなくて悩んでんのかななんて。
できないんじゃなくてやるの。今できる自分ができる最高のことをやりきる。
っていうことをやれってことですか。
そう。
かなり強烈な言葉ですね。
もうとにかく言わないでやれみたいなことですかそれは。
とにかくではなく、自分の今できる最高のことをやりなさい。
それがレスポンスを応じなさい。
それが仮にオーダー出した側、上司だったら上司が満足いくものが取れなかったとしても、それも含めて受けられないといけない。
これね、私も特に英語が得意なわけじゃないんだけど、レスポンシビリティっていう英単語がある。
つまり、責任を取れっていうのは、レスポンスをしなさいっていうふうに考える。
金橋先生みたいですね、英語版の。
ありがとうございます。
レスポンスは。
確かにレスポンシビリティ、責任、反応しなさい。
応じなさい。
逆に言うと、応じればある程度責任は取ってる的な感じですか。
その時に責任を取るってことはさっき言った、今できる最高のことをやってみる。
それが責任を取るってことだったりもするわけです。
多分それ以外はない、責任を取るということに関しては。
ちょっと責任ということについて、また違う角度で別の回にぜひテーマにしたいなと思ったところですけど。
確かにそうですね。
そうすると、ちょっとそろそろお時間なんですけど、アンサーとレスポンス。
時代的にはアンサーの時代ではなくレスポンスを求められてるんだよ。
だから最大限やれることを最大限やりなさいという話でしたけども、
最後に皆さんにお伝えするというか、付け加えるみたいなことがあればお願いできますでしょうか。
最大限のことをやればいいんだよということではなく、そもそも論として私たちは仕事においてはレスポンスを求められてるんだということを自分で自覚していく。
仕事はレスポンスを求められてるという、それ自体を自覚しろと。
アンサーじゃないんだよ。
でも確かにアンサーを求めちゃってる自分にまず気づいていくっていうこと自体は、結構そのトラップはまりそうですよね。
さっきいじわるなような、銃で笑わせなさいみたいな調査に言われましたけど、
あのとき確かにアンサー系の思考になっちゃってたなと思うので、本当にその通りだなと思いますね。
12:03
まさにレスポンスを求められてるんだから、そこに対してきちんと応じていくということを繰り返すことが、まさに自分の可能性を開放していくということにつながっていくと思う。
なるほど。最後にいい形で締めていただきましたので、今日はこのジョーさんの言葉で終わりたいなと思います。
ジョーさん本日もありがとうございました。
ありがとうございました。
12:26

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