社会の変化と不安
こんにちは、遠藤克樹です。秋山ジョー賢司の経営者のマインドサプリ、秋山先生、よろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いします。
さあ、ということで、今日も行きたいと思いますけれども。
最近は、どんなふうに世の中を見ていらっしゃるんですか?
いやいやいや、私ね、今日ね、私はこのポッドキャストでね、
個人のこととか経営の話というよりは、もっと大きなステンレスの話をしたいなと思って。
ほうほうほう、どういうもの?
今、皆さん感じているように、今この社会とかこの時代そのものが、
どういうふうに壊れ始めているかという話を、みんなとしていきたいなと思っているんですね。
一時期、秋山先生は、なんか流行っているかのように、文化とか言葉をよく使ってませんでした?昔。
使ってましたね。
あのね、なんて言うんですか?どういう言い方してましたっけ?
先の見えない世界。
先の見えないとかよく言ってましたけど。
あれね、コロナの期間とかだから、もう5年とか前とかにもそういうような話出ましたけど。
ここ最近、そんなところじゃないですもんね。
なんていうのかな、先が見えないとか、不安定になってきたじゃなくて、
何が正しくて、誰を信じていいのか、何に備えるべきなのか、全くわからない。
そうですね、何に備えるかね。
震災に備えるとかの話じゃなくなってきてね。
そもそも、あれ、お金いらないのかなとかね。
もう何に備えていいかわかんないですよね。
お金がどこの前に、食料のほうが大事なのかなとかね。
わけわからないんでね。
先が見えないどころか、明日も見えない感じですよね。
世界みんなで朝礼を誤解中みたいな感じですけど。
どんどんどんどん変わっていっちゃうというか。
今喋って思ったのは、私たちは問題が起きるとどうやって対応するかとか、
それに対してどう備えるかということをすごいやってきたんじゃないかなって今ふと思いましたね。
コンサル業界的にも問題解決世代的なくくられ方をするようなのもあるじゃないですか。
とにかく問題解決をどうするかっていうことが価値だったけど、
今、こんだけ立て続くとね。
解決なんかしてたら、その話、もうごめん、問題なくなったんだよみたいなね。
問題も違うところに変わったんだよみたいな。
そうなんですよね。
激しすぎてね。
なんかUSAIDはどうと思って、あの問題だと思ったらなくなりましたみたいなね。
潰しちゃいましたみたいな。
むちゃくちゃやなって感じなんで。
解決型が通用しなくなってきてる時代でもありますもんね。
経営者の問題意識
みたいな話ですかね。
本当に今言われて本当そう思いました。
つまり私たちというのは、さっき言ったように問題が起きた問題の原因を特定し、
そこに対してどの正解をぶつけていくかと。
つまり、いかに正しくあろうとするかとか、いかにちゃんとしようとするかっていうことをずっと考えていたんだけども、
もう何がちゃんとか、何も正しいのかわからないので、
何にどう対応していいのかわからない状態になってるんじゃないかなって思いますね。
そしてただただ対応してもいいわけでもないし、
どうするんですかという回ですか、今日は。
でもね、面白いのは、その割には解決策の情報ばっかりバンバン来ません?
てか、平田くんは儲かるからだと思います。
だって世の中が煽ってくれてるんで、そこに対してソリューション出せば売れやすいですもんね。
だから非常にそういう、だからこそいらない商品に騙されて買っちゃうみたいなことを自分自身もやってるなと思いますね。
だから、なんていうのか、私は最近自分自身もそうなんですけども、
何が現実なのか、現実を見ようとすればするほど、
なんかわかんなくなってくるっていう感覚がすごいありますね。
はいはいはい。本当そうですよね。
我々フォーラースティブは五振をこの間教えていただいたじゃないですか。
あれなんていうんですか、こうやってつくやつ。
人が来たときに抑える、警察が使うやつ。
あー、サスマタ。
あのサスマタって使えないっていう話とかもね、あれ売れちゃうわけじゃないですか。
そういうことですよね。世の中不安です。
なんか特流がサスマタ、いやいや、マーケティングにやられてね、使えないっていうのって。
それ聞いたら、それってなんかこう壺を買えば安心ですとかあんまり変わんなかったってこと?
変わんないよね。サスマタが実は壺だったとかね。そんな話ばっかなんでね。
どうしますか今日この会話。
いやいや、これがね、やっぱり私たちは今何が起きてるかということと、
どういうふうに現実を見たらいいかっていうことを改めて考えなくちゃいけないと思うんですよね。
そもそも現実を見るって何かなとかね。
あー、そうですね。
で、私とかほら、コーチングで経営者支援をしてるときに、経営者の方からいろんな問題とか相談を受けるわけじゃないですか。
今もう経営の問題だけじゃないんじゃないですか。
いやもう本当に人間関係とか、そういうやられる問題が出てくると。
そうですよね。
その時にやっぱり思ってるのは、今この経営者の方ってくれてる問題っていうのは、
今現実に起きてる問題なのか、それとも彼の妄想の中で作った問題なのかが本にもわかんなくなってきてる。
おー。
党長、具体的に少しイメージ湧くような話ありますか。
例えば、幹部が反乱を起こしてると。
反乱を起こして、この会社を辞めてやるみたいなね。
辞めたら、会社の俺の売上は何割落ちるんだとか、そういうことを言ってきてるんですよみたいな。
結構稼ぎ頭のね。能力高い、でもちょっとそれがゆえに暴れ出した人。
ただ彼がいなくなると売上の3、4割が飛ぶんだみたいな。
それを言ってたというのは多分事実なんでしょうけども、そこからですよね。
彼はそもそもこういう状態だったとか、あの時俺がこういうふうに言ったからこういう気持ちになったんだ、
昔はこうだったのに今はこうだみたいな話が始まって、
そこの中に事実とその社長さんの感情から湧いてきた、何か幻想みたいなのが入り混ざってるんですよね。
で、私たちってそういうことって経営じゃなくても日常でも起きませんか。
例えばニュース見てて、確かにニュースのこのトランプさんがこれを言ったとか、
誰々大臣がこんなことを言ったっていうのは事実かもしれないんだけども、
そこからきっとあの人はこうだとかこの人はこうだっていう妄想をどんどんどんどん広げていってしまうってことを私たちはしますよね。
学生時代に恋をしているときにふと隣を見たら彼女が寝てる間に携帯で何かこうLINEをポコポコしてて、
おーって言ったらぺとって携帯を横に置かれたときに、もしかしてみたいな。
それ私なかったです。
別に私の話ではないですけど。
何かの一つの確かに事実とか現実はあったんだけども、そこから自分たちが作り出しているその妄想というものが果たして本当に正しいのかという。
これ私が皆さんに言いたいのは、いやいや皆さんは妄想だから知るから本当は不安じゃないですよって言いたいんじゃないんです。
現実と妄想の識別
逆でして、その妄想で不安があって言ってしまうために本当に現実の危機が見えなくなってしまっている可能性が高いんじゃないですかっていう方を言いたいんです。
ほうほうほう。
妄想を重ね、現実が見えなくなっているってこと。
だから今の私の携帯疑惑の話じゃないですか。
本当は自分の誕生日のために動画作ってくれてるかもしれない。
あれ全然共感してくれない。
一生懸命メタファー持ち込んだのに。
それだと本当はあいつは俺のことを知ってたかもしれないっていうハッピーエンドで終わっちゃうから。
ハッピーエンドでいいじゃないですか。
マインド歪んでるんじゃないですか。
だから違うメタファーでやると。
絶対私のメタファーに勝てる気がしないんですけど今回。大丈夫ですか。
わかんないやってみてね。
携帯を見て歩いてる人がいると。
いろんなニュースとか流れてきてやべえなやべえなと思って。
うちの会社どうなのかなって不安になってると。
でもその人は目の前は赤信号でそこを渡ろうとしてるって言った場合。
現実の危機としては赤信号で渡ろうとしてる自分が危ないのに。
携帯の情報からきてシミュレーションの妄想で自分が危ないと思っちゃってる。
どちらのほうがわかりやすかったかぜひ質問フォームのほうに行ってあげればと思いますけれども。
とか言うことで、要は現実と妄想っていうのは人間確かにそうですよね。
何が妄想で何が現実かっていうのはその人の中での認識の話なんで。
わかんなくなりますもんね。
そうなんですよ。
ですから私たちは今問題を抱えてるし不安ならもう当然そうなんですよ。
ところがこんだけいろいろとボコボコボコボコ起きてくると、
本当に自分が気をつけなくちゃいけない危ないものは何かが見えなくなってきちゃうんです。
あーなるほど。はい。
ですから。
一生懸命さっきのちょうどよかったナンバー2の方の妄想ぐらいの話に戻しますか。
でいくと、実際に3割その人が辞めると落ちちゃうような人が、
社内で今かなり悪性を働いているというようなときに。
うちに、例えば彼をしっかりと話し合おうとか、
そういうことが言えなくなっちゃったんですね。その人に対して。
それだけ勝てるから。
あとは社長と幹部が何かいい争いをしたとするならば、
部下が不安になっちゃうんじゃないかとか。
あーナンバー2とトップが。
この会社は経営陣が揉めてるから不安になっちゃうんじゃないか。
だからみんなの前では強い口調では言えない。
なるほど。だから関係性を良くしなきゃいけないとか。
ところが向こうは、みんなの前でもガンガン自分を責めるようなことを言ってくるとか。
なるほど。リアルですね。いいですよ。さっきよりいいですよ。
ということが起きてくるとか。
あとはその方が辞めた後に会社の悪口を言って風評被害が起きて、
顧客が離れていっちゃうんじゃないかと。
そうすると何とか彼を残さなくちゃいけないとか。
経営者の妄想と現実
そういうことを見ると、その間実際の数字はどうだとか、
社員自身が今の会社の現状をどう感じてるかっていうことを見なくなっちゃう。
なるほど。今の話は確かに。
起きている事象に対してもしかしたらこうなんじゃないかっていう部分は完全に社長の妄想でしたもんね。
そこの妄想というかリスクマネジメントとしてイメージすることは重要なんですが、
それが実際に本当はどうなのかっていうことを確認していくという思考が生まれないんです。
なぜかというと自分の妄想に対して解決したいから。
やばい、社員が2人が揉めた姿を見せたら不安になるんじゃないかと。
それはさせちゃいけないので解決策としては何とか、
その専務とか社役員と話し合って、
おんびり解決しようみたいな解決策に行っちゃうんですね。
なるほどね。自分が生み出した妄想に対する解決策。
ここにタクシー広告が入ってくるわけだ。
いいですね。
いいですね。物語作りですか?
本当そうですよ。社長こんなこと起きてませんかみたいな。
うちだと思って電話しちゃうという。
なるほどね。ということでいくと、
事実かどうかの確認の前に想像している。
事実は事実ってあってるわけですね。
ただそこが広がってったところがもう妄想になってて、
その妄想に対しての解決策を打っていくと。
だから妄想はいいんです。
だって悪いこともイメージしておいたほうがいいからね、最悪のこと。
そこに対してそれが本当に起こり得るのかとか、
起きてるのかということを確認はしないんです。
確認しなくて自分の妄想に手を打とうとしてしまうというのが、
私たちがついついやっちゃうことなんですよね。
なるほどね。
だから何度も重ねて言うんですけども、
そこはあなたの妄想ですから大丈夫ですよではなくて、
そこはもしかすると社長の妄想かもしれません。
じゃあ現実問題として何が危ないのか。
いつも言ってるように怖いと危ないのを見分けなくちゃいけないんですけども、
何が危ないのかを見ていきましょうという話をしてるんですが、
当事者になるとやっぱり見分けがつかないですね、ほとんど。
自分のコーチング的に言うならあれですかね、
今までずっと教えてきてくださっている事実、考え、気持ちの
この考えと気持ちが妄想の世界にグワッと入った時に、
そこに対して自分はもうどうにかしなきゃって解決策まで試行してて、
実際に調べたり、打ち合わせとか始まっててなっていった時に、
自分が起きているその妄想の世界で入ってしまっている事実に
本人自身が気づけないってことですか。
なぜか一生懸命だからです。
一生懸命?
誰よりも考えて、誰よりも一生懸命やってるから、
誰よりも何とかしたいと思っているから、
自分がその枠に入っているという事すら問い直せない。
なるほどね。変に真面目に、真剣にそこに入っていこんじゃってると。
そうなんです。だって僕はちゃんと一生懸命対処対応しようと思って頑張っているから、
まさかまさか自分がさっきの携帯の話で言うと、
赤信号で渡ろうとしているということよりも、
今俺の目の前の問題はここの情報にからくることなんだ、
っていうところに意識が行っちゃってるので、
本人としては気づけないし、
喋ってる私も自分では気づけると思いませんもんね。
つまり?
つまりということは何が重要かというと、
あなたにとってそういう状態になるでしょうと、私もなるし、
そのときに周りにそれを気づかせてくれる人を持てているかどうかっていうのが、
めちゃめちゃ重要になります。
一人だけで立てるはずがないということですね。
はい。
ですから、本当に会社を共に何とかしようと思ってくれている幹部と一緒だと、
幹部の方から社長、ちょっと一回考えてみませんかって言ってみたり、
それが幹部なのか奥さんなのか。
そういう意味ではコーチングっていうコーチの方がその役割なんでしょうね。
そうですね。私としてはそういう状態になっては社長の気持ちめちゃめちゃ分かるんで、
ですからその不安とか恐怖に戦おうとしているからこそ、
その経営者の方の気持ちに寄り添いながら、
じゃあ社長、現実の危ないところをしっかりと見ましょうねっていう話を時間をかけながらやっていってますね。
なるほど。
ということで言うと最後、山本先生ちょっと今日の回をね、
メタパーはあまりお上手じゃなかった気がしますけれども、
最後グッとまとめると、もともと激動の激しい乱世の時代みたいなところから始まったと思うんですけど、
そんな中でどうなりますか。
確実に私たちの人間の仕組みとして、この乱世の時代、問題が吹き出てくると、
自分の中で現実と妄想の危機が分からなくなることが必ず起きます。
その時にそれをやっぱり支えてくれるとか、
ちゃんと一緒に現実の危機を見ようねと言ってくれる人との関係性をやっぱり大切にしてほしいですね。
信頼できる仲間の重要性
なるほどね。そこね、そっちね、マインドセットじゃないんですね。
もう一人では難しい。
マインドセットも一人じゃできない時代ということですね。
自分でその妄想をマインドセットしちゃったから、それが解けないよね。
確かに。本当ですね。そうだよね。
自分で作ったマインドセットの妄想なんでね、自分だけではなかなかできないということですね。
というわけで、非常にそんな時代だからこそのお話をくださいましたので、
ぜひ仲間を作りましょうということですかね。
はい。
終わりたいと思います。ありがとうございました。
はい、ありがとうございました。
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