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2023-03-10 14:20

第400回 「大丈夫」という曖昧な言葉による認識のズレ

第400回 「大丈夫」という曖昧な言葉による認識のズレ

経営者のコーチングを専門とする秋山ジョー賢司が、経営者やリーダーの抱える課題に共に向き合い、「マインドのメカニズム」を基に、ゆるやかにお答えする番組です。

番組への質問はこちら↓↓

https://ck-production.com/podcast/akiyama/q/

00:03
秋山ジョー賢司の経営者のマインドサプリ、秋山先生、よろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いします。
ということで、今週も行きたいと思いますが、久々に今日は、質問をやっていかないと、
リツナーの皆様に怒られてしまいますのでね。
そうですよね。
ちょっと久々に質問いきたいなと思いますが、
今日のご質問、経営者の方ですね、46歳の方からご質問いただきました。
ありがとうございます。
さっそく紹介させてください。
新規事業を任せようと思ったリーダーに、
お前に任せて大丈夫かと聞いたところ、
はい、大丈夫ですと回答があったので、
両者同意の下で新規事業責任者として任せることにしました。
しかし、実際課題にぶつかると、
これはできません、あれがないとできませんと、
時間や人材不足などを理由にできない理由を並べて、
先に進もうとしない配慮が多く悩んでおります。
私はやると決めたことに対しては、
やらない理由を探すという思考回路が理解できません。
挑戦に対して言い訳をして前に進めない人は、
一体どういう構造になっているのでしょうか。
こういうことですね。
いやいやいや、
この経営者の言わんとしていることは分かる気がしますね。
そうですね、両者の気持ち分かる感じしますけどね。
言われた方の場合ですよね。
そうですね、そっちはそっちでと言いますか。
これね、今後こういうことってたくさん起きるんではないかと思ってるんですよ。
ポイントは何かというと、
大丈夫ということをお互い確認してるじゃないですか。
ところがその大丈夫を何を確認したかって、
その内容がズレてるんではないかなって思ったんですね。
はいはいはい。
ここでちょっと見ていただきたいのは、よく私が言う、
自信と可能性という言葉があって。
うんうん、自信と可能性。
この言葉って意外に難しいというか、真逆だったりするじゃないですか。
自信と可能性が真逆であることすらわからないんですか。
そうですよね。
私も知らなかった。
今言い切っちゃったけど、実はデクトリが違うんですよ。
例えば自信というと意味的には確かであるとかね。
わかってるとか、できるという。
どちらかというと、今の自分の能力でできるとき自信というニュアンスがあるじゃないですか。
自分を信じてるからできる、わかってる。
確かであるとかね。
可能性というと曖昧であるとか、わからない、
みたいなところも含まれてるじゃないですか。
一方でできるみたいなものも含まれてる感じしますよね。
そうですね。できるかもしれないし、できないかもしれないという可能性もあるわけですよ。
確かに。
そのときにね、この二つって結構近く似たような感じで使っちゃうんですが、
03:01
実は違っていて、
じゃあこの大丈夫っていうのは何を確認したのかなっていうことなんです。
ここにおいては自信を確認したのか可能性を確認したのかってことですか。
そうですね。
不要意に私たちはお前大丈夫かって使っちゃうんですが、
何を確認していったらいいんでしょうかということなんですね。
そのときにお前大丈夫かっていうときに、自信の場合は、
これは君だったらできるかって話じゃないですか。
つまり、この与えた仕事は今の君の能力でできるか、
みたいなところを確認する場合もあれば、
そうじゃない場合もあるわけですよね。
そうじゃない場合っていうと、例えば。
これは非常にチャレンジングだけども、お前は最後までやりきれるのかと。
これね、英語で考えると結構面白くて、
キャンを聞いてるのかウィルを聞いてるのかって話になってくる。
キャンっていうのはできるできないに対して、ウィルというのは。
意思ですね。
やり遂げる気があるのかっていう意味ですか。
そうそう。そこに意思はあるのか。
私も英語は苦手ながらですね、ちょっと辞書とか引くと、
キャンっていう言葉には3つ意味があると出てくるらしいんですよ。
一つは、いわゆるできる、可能である。
可能であるってことなんですよね。能力的に。
I can do itみたいな。
もう一つは可能性があるということで、
It can trueで、そうかもしれないねみたいな。
それも含まれちゃうんですけども、
私たちが普段、できるとか大丈夫って聞くっていうのは、
今の能力で大丈夫かどうかって聞いちゃうじゃないですか。
その傾向は多いような気がしますね。
ということは、上司の方が部下の方に対して大丈夫というふうに聞くときは、
僕は部下の方に対して、この仕事は君の能力でできる。
できると思ってる。それに対して大丈夫ですかと聞いて、
部下の方も、はい、僕ならできますっていう場合は問題はないわけですよ。
その大丈夫という言葉が合ってるから。
要はできるのですか、できます。
そうそう。
新規事業とか新しい取り組みとか、やったことないことを聞くときに、
大丈夫かって聞きたくなっちゃうじゃないですか。
そのときに、できるかどうかを聞いても答えられないわけですよ、本来は。
確かにね。新規事業ですからね。
そうそう。あとはやったことないこととかね、その人に。
ということは、上司の方が部下の方にやったことがないとか、
チャレンジングのことをさせるときに、
何を確認しなくちゃいけないかっていう話になってくるんですよね。
ですからまず社長とかリーダーの方が、
お前これが大丈夫かと聞いてるときに、
06:02
キャンを聞いてるのか、能力的にできるかどうかって聞いてるのか、
それとも最後までやり遂げるという意志があるのかっていうことを確認すると、
まず確認する側はどっちの話をするかってことを決めなくちゃいけないんでしょうね。
曖昧にするのか。
このリスナーというか質問者の方は、
どちらかというとウィルの話で聞いてるはずなんですよ。
お前最後までやりきれる気持ちあるのか、大丈夫か。
部下の方はそこまで考えてないので、
できるかどうかって聞かれたから、
自分の今の力できますって答えたんでしょうね。
なるほどなるほど。
ところが実際のところは今の自分の能力でできないので、
できませんっていうふうに言ってるだけなんです。
やってみたらできるかできないかを聞かれたと思っていたので、
できるって答えたんだけど、やっぱりできねえやってなっちゃってる。
そうですから、部下の方からは何の不思議もないというか、
最初今のお前できるかって言われたのでできますと言われた。
やってみたらできなかったのでできませんでしたと言っただけなんですよね。
なるほど。
今後やっぱり経営者とか会社自体が新しいことで取り組んでいかなくちゃいけないじゃないですか。
だからやはりそれをやっていく意思があるかどうかという確認をしていったらいいと思います。
具体的に聞く感じで言うとどういう感じですか。
この仕事は会社としても初めてだし、君としても初めてだから、
今の能力でできるかどうか分からないよと。
ただそこにできない中でも試行錯誤しながらチャレンジしていく、
そういう気持ちがありますかと。あるならば会社としては全面バックアップしますと。
そしたら何を聞かれてるかがわかるじゃないですか。
やり遂げる意思があるのかを聞かれると。
今の聞き方されたら、大体の人恐ろしすぎて手を挙げれないそうですけどね。
まあまあそうですよね。
ただそのときに背中を押してあげるためには、会社としてはここまでのバックアップする用意はあるんだとかね。
こういうふうな専門の事業の方を君のサポートつけようと思ってるんですが、どうかみたいなことですよね。
ですから今後不要意に、これお前大丈夫かってなかなか聞けない状態が増えてきてると思います。
大丈夫かね。
非常に曖昧な言葉ですね。大丈夫かって。
そうなんですよね。
大丈夫と言ったらいいみたいな会話って結構しちゃうじゃないですか。
お前大丈夫って言ったのにできないってどういうことだよ。
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大丈夫って言いましたけど、できなかったんで。
そうですね。
今後私たち上司だろうが部下だろうが、すべてのビジネスパーソンに重要だと言われてるのが、
いわゆるキャン思考とウイルス思考なんて言葉もあるわけですよ。
キャン思考ってのは、できるかできないか判断するってことですよね。
ウイルス思考ってのは、そこに自分の意思があるかどうかってことを自分に問うていくってことなんですけども、
今後私たちがウイルス思考というのが非常に変わっていく時代に入ってきてる気がすごいしますね。
よく一般的な仕事でも言うじゃないですか。この案件大丈夫なのか。
そのときの大丈夫ってどういう意味で言ってるんですかね。
そうです。それを言う側も聞く側も確認していく必要が出てきちゃってるわけですよね。
よくあるのが、この案件大丈夫なのか。
こいつちょっとポカしそう、ミスしそう、足りてなさそう。
この案件大丈夫なのかっていう心配不安から、大丈夫なのかって言ってるときってどっちですか。
意思は確認してないですよ。ではできるか、キャンか。
そうですね。そのときはキャンの中で、
きちんと自分が足りてないところに意識を向けることができてるかっていう確認だと思うんですよ、その場合は。
そうですね。
そのときに、いや大丈夫ですね、できます。
本当かよ。大丈夫なのか。
これなんかできるできないもそうですけど、いろんな足りないものの確認みたいな。
そうですね。こういうところの心配っていうのはちゃんと考えてるみたいな。
あとは、ここの部分の心配事に対してちゃんとイメージして手を打ってるんですかっていうことを考えていけばいいし。
あとこの案件っていうのは、実はこういうところに非常に難しいところがあるのは、ちゃんと認識できてるみたいな。
そこに注意を向けることはできてるのとか、
課題感を持ってできてるのかみたいな、何を聞くといいのかっていうのを明確にしてあげるといいと思いますよね。
そう思うと、そもそも大丈夫っていう聞き方そのものが危険気ままになる。
非常に難しい。聞いてるほうも漠然として言葉になっちゃうし、答えるほうも答えられちゃうっていうね。
確かに。
なるほど。これは最終的に結論としてはいかがですか。
大丈夫って言葉は使わないほうがいいって話なのか、キャンなのかウィルなのかみたいな話なのか。
その取り方は2つですよね。
まずは、オーダーを出す側も受け取る側も、今後はできるできないのキャン思考というよりも、まずはウィル思考を自分で確認する必要がある。
次に、オーダーを出す側としては、不要に大丈夫と聞かないってことですね。
12:00
何を僕が今聞いてるのか。
これ最後までやり遂げるという気持ちは折れてないって聞いてあげるのか。
それとも、この案件はここの部分が非常に落としあがるんだけどそこに意識は持ててますかっていう確認をしてあげるとか。
そういうことがとても重要になってきますね。
そういう意味で言うと、朝鮮に対して言い訳をして前に進めない人は一体どういう構造になっているのかということよりも、
起きていることは、認識の違いによっての歪みが起きちゃってるんじゃないのかというところが今回のポイントだったわけですね。
そして今後、こういうことは大丈夫って言葉を上司とかリーダーも不安だから聞いちゃうんですよ。
しかも大丈夫って言ってほしい前提とかあったらね。
そうなんですよね。その前提で聞かれちゃうと、部下の方も大丈夫じゃありませんって言えなくなってしまう。
大丈夫って聞いて大丈夫じゃありませんって逆にあんまりないコミュニケーションですよね。
確かにそうかも。
まあということで大丈夫という曖昧な言葉、いろんなところでね。他にもありそうですよね。
ありますね。
分かったかとかもちょっと怪しくない。
そうですね。
分かるって言ったり。そういったものいっぱいありそうですので、改めて言葉の曖昧な認識のズレによるミスというかね。
ぜひ注意していただければと思っております。
いいですね。たまには久々の質問も改めて皆さんの質問をちゃんと扱いますのでぜひお寄せいただけたらと思います。
ということで終わりましょう。ありがとうございました。
ありがとうございました。
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