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気になる特殊職業の世界、パーソナリティでインタビュアーのアリュー・ウララです。
この番組では、探偵やデイトレーダー、プロポーカー選手やドラッグクイーンなど、
普段なかなか聞くことのできない特殊な職業の方々にインタビューをしていく番組です。
今回のゲストは、ストリッパーの愛子さんです。
ストリップとは、戦後から続く大衆文化なんですけれども、
かつては全国に400件もあったという劇場なんですが、現在では約20件ほどというふうに伺っているんですね。
減ってきている文化ではあるんですけれども、一方で近年では女性のお客さんも多くなっているというふうに聞いております。
そんなストリップ界に入って15年目となる愛子さんに、いろいろお話を伺っていきたいと思います。
愛子さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
つい昨日まで劇場で立たれていたんですよね。
そうなんですよ。
結構ストリッパーさんのスケジュールって忙しいんですか?
しかも東京だけではなく全国で活動されているっていう。
基本的には皆さん全国回っています。
愛子さんはストリップ界に入って約15年ということなんですけど、この特に10年ぐらいでストリップ界いろんな変化があると思うんですね。
いろいろ見てきたと思うんですけど、その辺も伺いたいんですが、まずはストリップを見たことがない方も多いと思いますし、
どういう世界なんだろうってなかなか知らない方も多いと思うので、
まずお仕事について伺いたいんですね。
ご説明していただいてもよろしいですか?
衣装を着てダンスをして脱いでっていう感じなんですけれども、
というのも人によって様々でして、ちょっと一言では言い表せないというか、というところがありますね。
そうですよね。私もいくつか劇場に行ってストリップの演目を見させていただいたこともあるんですけど、本当に踊り子さんによって個性豊かで、
なんでしょうね、一つのショー、本当にエンターテインメントだなって感じる場合もあるんですけど、
すごく芸術的に見えたり、やっぱりすごくエロスというかセクシーだなって思ったり、その方によって全然違うので、一言で言えないですよね。
衣装を脱ぐのが。
シンプルに言ったらそうですよね。
今でもストリッパーさんって何名くらい日本でいらっしゃるとかはあまり。
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正確な数は数えてみないとわからないんですけれど、100人以上150人未満というぐらいですかね。
今特にですね、ちょっと劇場が全国に18館になってるんですね。18館で、18館のうち1館今お休みをしておりまして、17館なので、
実動できる場所が減ってしまってるんですね。なので、お休みをしている方もいるのをカウントするとっていうところがありまして。
そっかもう20切っちゃったんですね。
20切りました。
コロナ以降。
コロナで1館、予定のところも1館っていう感じで、去年今年と1館ずつなくなってしまいましたね。
なるほど。少なくなってる中踊り子さんも、現在現役で活動されている方は正確にはわからない。
そうですね。休んでるけど、別に辞めてるわけではなくてお休みしてるだけっていうこともあるので、っていう感じで。
でもそうですよね。なんかコンスタントに出てる方もいらっしゃいますけど、ちょっとしばらくブランクがあって、またやったりとか。
というのも、他のお仕事っていうのもあるんですけれど、AV女優さんという方もいらっしゃいまして。
女優さんの仕事をして、踊り子の仕事もしてという方もいらっしゃるので、そういうペースはそれぞれなんですよね。
なるほど。わかりました。
でそのストリップの演目に始まってからの空間のお話をちょっと伺いたいんですけど。
そうですね。一人踊り子さんが登場して吐けるまでは20分ぐらいですか?
ちょっとそれも劇場さんによるんですよね。なんですけれど平均でいうと25分です。24分から25分ですね。
そして基本の構成がありまして。
あるんですね。
ダンスショー。ほとんどの劇場がポラロイドショー。18巻中17巻ぐらいがポラロイドショーというのをやっていて。
で最後オープンショーという流れになっております。
まずダンスショーというのは。
その演目って呼ばれる部分ですね。
はい。
その演目っていうのも基本のフェオリーというかがありまして。
ダンス1曲。ちょっと衣装を変えてとか薄着になって2曲目のダンスを踊る。
で3曲目にベッド入りといってエッチなシーンの導入部分ですね。
脱ぎをやる方もいらっしゃいますし。
ダンスの続きみたいな方もいらっしゃいますし。
でベッド中で最後立ち上がりという5系の構成が基本構成。
そうなんですね。面白そういう構成が。
なんか構成あるのかなって。
やはりそういうきちんとした構成が。
フェオリーなんで逆ストリップっていうのもあったりとかして。
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裸のところから始まって服を着ていくっていうのもあるし。
基本構成をぶち壊した構成っていうのもあるので一概には言えないんですけど。
ベーシックなスタンダードはその5曲構成って感じです。
そのベッド中っていうのは真ん中の丸いステージに乗ることですか?どういうことなんですか?
そうですよね。失礼しました。
基本的にはそうなんですけれど。
私の言葉が正しいかどうかわからないんですけど。
一番エッチなところです。
なるほど。一番セクシーなポーズとか振りとかをするシーンっていう感じですかね。
そうですね。
そういう構成があるんですかね。
その構成に合わせてダンスの振りとか衣装とかあと曲も本当に人によって違うので。
それはご自身で考えてるんですか?
そうですね。基本的には好きな曲自分たちで作るんですけど。
専門の振付師さんっていうのもいらっしゃるんです。
ストリップの専門の振付師。ストリップの先生って方もいらっしゃって。
新人さんなんかはそういう方に最初相談して。
確かにダンスなんですけど独特ですもんね。動きとか振りが。
それが普通のダンスのショーとはやっぱり違うので。
なるほど。
そういう方にレッスンというか教わって。
そうですね。振り付けをしてもらって。
その通りにやるのもよし。振り付けをするもよしみたいな感じだったりとかしますね。
でも教えてもらいつつも結構やはりセルフプロデュースの部分が結構多いですね。
そうですね。どうしても出ますしね。
出る?
はい。私たちの仕事って10日単位なんですね。
ちょっと今は営業時間が短縮になってしまって3回っていうこともあるんですけど、
1日4回10日間っていうのがワンクールになってくるので。
やっぱり出ますよね。癖とか。
なるほど。
まず持ち味というか。
なるほど。基本は10日単位なんですね。
10日で一つの劇場に10日間滞在というか演目を披露する。1日4回。
4回。
すごいですね。体力が。
今ちょっと3回なんで不完全燃焼なんですけど。
もうやっぱり3回でも不完全燃焼になっちゃうんですね。
4回で体慣れちゃいますね。
またその1回から4回でのお客さんの入りによっても雰囲気も変わってきますもんね。
生物なのでお客さんによっても。
そうなんですね。
10日経ったらお休みされる方もいると思うんですけど、すぐに次の劇場に?
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そういう場合も全然あります。
東京に行ったけど翌日は地方に行くとかも。
よくあります。
なるほど。
後、後世で伺ったポラロイドショーもあると思うんですけど、それはどういった?
アイドルのチェックタイムって感じです。
なるほど。
じゃあ好きな踊り子さんとかと一緒に写真を撮れるんですか?
そうですね。たまに今ちょっとご時世がご時世なのでツーショットを推奨してないところもあるんですけど、
基本的にはソロで撮ったり、踊り子さんをソロで撮ったり、お客さんとツーショット撮ったり、自由な時間となっています。
ポラで撮っていただいても1回1000円とか?
そうですね。劇場によって。
ポラという名の最近はデジカメのところが多いですね。
そうなんですね。
昔ポラっていう名前だったので、写真を撮るっていうのがストリップ業界に導入された時にすぐ出てくるインスタントカメラがポラロイドだったので。
なるほど。ダンスショー、ポラロイドショー、そしてオープンショー。
オープンショーっていうのはですね、平たく言うと女性機見る時間ですよね。
そうですね。それは一つの演目で必ずオープンショーっていうのは必ずついてくる。
演目ではないですね。演目がダンスショー。演目が終わって一度吐けて写真コーナー、ポラロイドショー。一度吐けてフィナーレ、女性機みたいな感じです。
なるほど。イメージで言うと真ん中の回る台。
そうですね。
あれ何て言うんでしたっけ?
盆です。
盆です。盆の上でちょっとセクシーな感じですよね。
そうですね。
オープンショーになると必ず、ストリップ界で当たり前だと思うんですけど、必ず皆さんから拍手が起こるんですよね。
初めて行った時は、ルールというか、この時にこういう拍手をしたり、声かけたりしている方もいらっしゃいますし、リボンを投げたりとか、テープっていうんですかね。
リボン。リボンです。
リボンですよね。リボンを投げたり。その投げるタイミングも絶妙で。
はいはいはい。そうですよね。
そういう決まりごとというか文化があるのに驚いて。
はい。
ですよね。
確かにそうですよね。
私結構温泉場で初めての方とかにストリップについて説明をさせていただくタイミングみたいなのがありまして、分かりやすく言うと歌舞伎もなんとかやみたいなのがあるじゃないですか。
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そんなもんだよみたいな感じで。
ですよね。
そういう感じで、そういう手拍子とかにもセオリーというかはあるなと思いますけどね。
あとそのマントみたいなリボンがついてるケープみたいなのがあったり来てたり最初登場した時に。こうやってケープの先にふわふわがついてるみたいな。
なんかそういうストリッパーさん独特の衣装もありますしね。
はい。
なるほどなるほど。
透けてるのにフードついてるとか。
はいはいはいはい。
なるほど。
はい。専門の衣装屋さんです。
なるほど。じゃあそのスタンダードな部分に立ち替えるという時はそういう昔からあるような衣装も着たり。
そうですね。大きいドレスとか、重いドレスとか。
はい。
スパンコールとか。
あーなるほど。
はい。
確かにスパンコールはなんかっぽいですよ。
っぽいですか。
そうですね。そしてベッドという話をしました。ダンスダンスベッドという話なんですけど。ベッドの時はベッド着っていう。
うーん。
なんかちょっと透けてる服とか着てたりしませんでした?前に。
ネグリジェみたいな感じですかね。
そうですそうですそうです。
キャミソールの。
まあロングドレスの場合もありますし、布一枚の時もありますし、ベッド着っていうのも。
なるほど。
はい。
それによってもまた違うんですね衣装が。
そうなんです。
でもあいこさんがそのやっぱり10年以上ちょっとそういう業界見てきて、ご自身的にもそのスタンダードに立ち返ったりって思ったきっかけとか。
はい。
何かあるんですか。
うーん。なんかとりあえずストリップが上手くなりたいって思ったんですね。
でストリップって何なのかみたいなのを考えてもわからないんですけど、当時の私は考えたんですね。
何を見せるのがストリップなんだろうって思った時に、なんか女性を見せるんだなって思って。
じゃあそのステージで見せるべき女性って何なのかなっていうのを、いろんな人のステージをお勉強させていただいて、その強さもそうなんですけど。
はい。
年齢層にはなるけど、どこか母性みたいなものがあったりとかして、そういうものが美しさで見せるべきところなんだなと思って、研究していった結果王道頑張ろうみたいな感じですね。
なるほど。
はい。
そのストリップって何なんだろうに立ち返ってからそうなったわけなんですね。
そうですね。
まあその自分がある程度キャリアを積んで、どんなポジションにいても仕事できないといけないなと思ったわけですね。
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本当に何が王道なのかもちょっとわからないんですけど、王道っぽい方とか、アイドルっぽい方とか、ちょっとエッジの効いた感じの方とか、ちょっとギャルっぽい方とか、
でもすごく母性があってすごくベテランさんな方とか、やっぱりそういうあるんですね。
どちらかというと色物じゃないけど、私すごい前身とか結構たくさん入っていて、割と変わり者みたいな感じの風に見られがちなので、だからこそスタンダードもっとできるようになりたいかなって。
なるほど。
見た目もとんがってて、演目もとんがってたらちょっとお客さんドン引きみたいな感じ。
それもできて、スタンダードもできる振り幅が素敵ですね。
できたらいいなと思って目指しだしたって感じですね。
タイガーの入れ墨がネットで拝見しました。
それいます。
なるほど。ありがとうございます。
愛子さんから母性っていう言葉も出ましたけど、私も拝見したときすごく母性を感じたんですよね、踊り子さんから。
それを感じて温かい空気になってたのかもしれないですけど、その時は。
でもすごく包み込むような、踊り子さんのダンスというかパフォーマンスに包み込まれているような母性を感じて、不思議な世界ですね。
男性のお客さんが基本は多いとは思うんですけど、ここ5年、ここ近年ですごく女性のお客さんが増えているというのも意味にしますし、劇場に行ったときも結構一人でいらっしゃっている女性の方もいらっしゃって、その辺はどういうふうに見えてますか?
ありがたいですね。女性のお客さんがいらっしゃるのは、女性のお客さんが来てくださいますとね、みんなシャキッとするんですよ、男性のお客さんは。
なんででしょうね。
なんででしょうね。
すごい良いのもありますし、あとは純粋に女性の方の評価って嬉しいですよね。色恋目線とかだけではなくて、きっと純粋に好きで来てくださっているので、女性のお客様っていうのは、恋してる人もいるかもしれないですけど、思うとすごい嬉しいと思います。
じゃあですね、あとは東京で活動されているときと地方の違いとかも教えていただきたいんですけど、そんなに違いはないんですか?
全然あります。土地柄っていうのもありますけど、温泉場、町場の方が多分ギャップというか、全然違うかなと思います。
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温泉場でも多いんですもんね、あいこさん温泉場でも。
温泉場大好きですね。
温泉場だとどう違うんですか?
温泉場は本当に初めてのお客様が多いし、場所によっては初めての方の方が全然割合的に多いですね。
温泉場っていうのは温泉街の中にストリップ劇場があって、そこに観光とか含めて初めてストリップも見てみようかなって感じでいらっしゃる方も多いですね。
初めての方も多いですし、全然違いますか?肌感が。
全然違いますね。町場でやるような演目はあんまりできないですかね。
どういう演目になるんですか?温泉場だと。
私の場合は本当に分かりやすいっていうのが一つですかね。
ストリップってこうだよねみたいな、イメージを具現化するみたいな。
分からないですけど、その人たちのイメージは。分からないですけど、一般的なストリップってこういうイメージなんじゃないかなみたいな。
枠からあんまり離れず、でもちゃんとやるみたいなのが良かったりとか、選挙区もちょっと寄せたりとか、という感じのところが。
じゃあやはりこう温泉街も多いからこそそういうスタンダードのもの立ち帰ろうっていうのもそこもつながってるんですかね。
そうかもしれないですね。
ありがとうございます。ちょっと温泉街は行ったことがないので気になります。
温泉街、暑いですよ。
暑いですか。
はい。リアクションが全然町場と違うと思います。素直っていうか。
こういうマナーみたいなのを、例えば町場だったら初めての人が10人中1人とか1割とかいるかいないかだと思うんですね。
逆なの場合もあるので、10人中9人が、90%が初めての方で、10%だけが常連さんとかっていう場合もあるので。
温泉街だと。
逆転現象があるので、感情の赴くままにウェーイって感じだったりとか。
そうなんですね。でもそれも貴重ですよね。その方の初めてのストリップを見るという体験の先にいるっていう楽しさとか。
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ストリップやっぱり好きになってほしいので、宣伝をして全国にありますよみたいな。あなたの街にもストリップありますみたいな。
なるほど。それを感じつつやられてるんですね。
はい。
ありがとうございます。
はい。
じゃあ、次回も引き続きストリッパーの愛子さんにいろいろストリップ界についてお話を伺っていきたいと思います。
はい。
ありがとうございました。次回もよろしくお願いします。
はい。よろしくお願いします。
この番組のご意見ご感想は番組詳細のリンクからお待ちしています。
次回の放送もお楽しみに。