1. 気になる特殊職業の世界
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2021-04-02 19:52

声優 松本 沙羅さんに声優業界のお話を聞いてみた

今回のゲストは、声優の松本 沙羅さん。3月まで放送されていたアニメ、半妖の夜叉姫の主人公の日暮とわ、 ライフ イズ ストレンジ 2のダニエル・ディアス、大ヒット韓国ドラマ梨泰院クラスのチョ・イソの吹き替えなど、アニメやゲーム、吹き替えなど様々な作品で声優として活躍する彼女に声優という特殊な職業のお話しを色々聞いていきます!

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芸能の業界だと、やっぱり8年とか9年とか10年って、まだまだ若手の部類に入ると、私は思っているので、やっぱり定年退職がないお仕事じゃないですか。
知名度があるのと、現場で実際売れてる人っていうのは、そこに差があるんですけど、アニメで売れてる人だけが声優じゃないんだぞっていうのは言いたいですね。
気になる特殊職業の世界、パーソナリティーでインタビュアーの阿竜 浦良です。
この番組では、探偵やデイトレーダー、プロポーカー選手など、普段なかなか聞くことのできない特殊な職業の方々に、女優であり街頭インタビュア歴10年の私、浦良がインタビューしていく番組です。
今回のゲストは、声優の松本沙羅さんです。
3月まで放送されていたアニメ、汎用の夜叉姫の主人公、ひぐらしとは、ゲームライフイズストレンジ2のダニエル・ディアスや、大ヒットした韓国ドラマイテオンクラスに登場する、ちょいその日本語吹き替えなどを担当されています。
アニメやゲーム、吹き替えなど、様々な作品で声優として活躍する彼女に、声優という特殊な職業のお話を色々聞いていきます。
気になる特殊職業の世界
気になる特殊職業の世界
今回のゲストは、声優の松本沙羅さんです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
若かったジングルは、沙羅さんバージョンで今回、いろんなパターン撮ってますので。
そうなんですよね。
いやー、ちょっと収録拝見してたんですけど、振り幅半端ないですね。
いやいやいや、ごめんなさい。ドキドキしちゃって。
素晴らしい。
この後もね、いろいろ。
はい。
いろんなパターン流れますので。
はい。
お願いします。
まずちょっと聞きたいのが、声優さんの普段のお仕事のスケジュールだったり、
1日の流れとか、1週間の流れとかっていうのは、どういう感じなんですか?
お仕事のスケジュールで言うと、一番朝早くて、朝10時からになるんですね。
結構ゆっくりめな印象ですね。
そうか、でもそうですよね。舞台とか。
役者とかだと結構、5時入りとか。
もとは朝早かったり。
早くて10時くらい。
朝10なんて言い方を私たちはするんですけど、朝10時から、夜は特に制限なく、
ずっと深夜帯までお仕事をされる方もいるので、そこはいろいろあるんですけど、
一応朝10時から始まって、30分番組のアニメーションを撮るのだと、
平均して3時間くらいから4時間くらいかかるので、
例えば朝10時から始まったら、1時とか2時とか、
撮られて3時くらいまでスケジュールを1回で撮られるんですけど、
そこでお仕事が終わりの場合もあれば、
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その後、例えば16時からまた別のお仕事が入ったりっていうこともあったりするので、
1日の中で1本だけお仕事がある日もあれば、2本とか3本とかお仕事がある日もあるので、
そこは本当にまちまちですね。
1週間の中でレギュラー番組っていう、
必ずこの曜日のこの時間帯はこのお仕事が入るっていう決まってる部分もあるんですけど、
それ以外のフリーな部分は、
お仕事が入るか入らないか結構ギリギリまでわからなかったりするので、
都度スケジュールを確認したり、
あとは事務所の方からこういうお仕事が入りましたっていう連絡があったら、
自分でそれをスケジュール帳に書いたりとかっていう感じですね。
基本的に役者さんが自分でスケジュールを把握している状態にはなるんですけど、
なのでお休みとかも本当に不定休ですね。
でもそんなにすごい深夜まで収録がかかるとかは特にはないんですか?
でも物によって海外映画とかの尺が長いもの、
劇場版のアニメーションとかもそうなんですけど、
そういうのを私たちの世界だと長尺っていう言い方をするんですよ。
本当に長い尺で長尺っていう言い方をするんですけど、
長尺って言われるものだと朝10時から撮り始めて、
遅いと夜11時、0時とかまで。
終電近くまでかかったりとか、
っていうのが私たちのお仕事って、
これは後々の話に付随しちゃうんですけど、
前まではスタジオの中に役者が20人、30人とか、
バーって全員で集まって収録スタートっていうのが基本だったので、
後から入る役者さんもいたりはするんですけど、
基本的には全員で集まって、
頭から順番に撮っていくっていう風な流れになってたので、
全部撮り終わるまではそうやって深夜帯までかかったりとか、
あと物によっては日付を何日か分けて撮ったりするものもあったりするので、
長いものだと本当に丸1日かけて撮ったりしてるものもありますね。
なるほど。
なんかJU業界さんの中のランクってあるって聞いたんですけど、
全くどういうことなんですか、ランクっていうのは。
ランクっていうのは、いわゆるお給料の、
何て言うんですか、種類って言ったらあれなんですけど、
声優業界に携わっている一つの教会みたいなのがあって、
そこに所属している人たちはそれが分かれていて、
新人の人とか、ランクを付ける付けないって一応任意な部分ではあるんですけど、
それを付けていない人たちは一律でもういくらっていう風にお給料が決まってるんですよ。
それは新人だろうが、ベテランだろうが、任意で付けてない人はずっとその料金なので、
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どれだけ喋らなくても、めちゃめちゃ喋っても、その金額しかもらえない。
そこから、例えば事務所に所属している人はマネジメント料っていうのが引かれるので、
大体このぐらいのお給料だよねっていうのが決まってるんですけど。
そういう。
なるほど。
そうなんですね。
で、ランクって言われる、徐々にランクが上がってくるっていう言い方をするんですけど、
ランクが上がってくるとお給料も少し上がってくるので。
どうやって上げられるんですか?
上がる?
決める人がいるんですか?
一応事務所と要相談でみたいな形にはなるんですけど、
なので自動的に必ずこの時期が来たから上がるっていうわけではなくて、
様子を見つつ上げるか上げないかっていう相談はマネージャーさんと相談したり、
事務所の方と相談したりっていうふうにはなるんですけど。
じゃあこのぐらい経歴も人も増えてきたし、そろそろ上げようかとか相談したり。
そうですそうです。いろいろ先のことを考えて。
あとはもうお仕事によっては交渉のものもあったりするので、
このぐらいの料金でいかがですかっていうふうなお仕事をされてる方もいたりしますね。
気になる特殊職業の世界
やっぱりコロナ禍以前と以降で収録の仕方とか、声優業界の変化っていうのは何かありましたか?
そうですね。さっき一度お話しさせていただいたスケジュールの話は、
コロナ禍の前にこういうふうにお仕事をしてましたっていうスケジュールだったんですけど、
コロナ以降はもうガラッとスケジュールも変わって、
スタジオの中に最大入れる人数っていうのが変わったんですよ。
まずそこが大きくて、声優さんの仕事ってすごく特殊なんですけど、ガヤ取りっていうのがあるんですね。
わかりやすく言うと、街の中の雑踏のガヤガヤしてる感じとか、
もう不特性多数の人がいっぱい喋ってる状況とか、お店の中とかもそうなんですけど、
そういうのを声優さんって全員で集まって一斉に喋るっていうガヤ取りっていうものを、
みんなで集まって撮ってた時はやってたんですけど、
コロナ以降はブースの中に入れる人数が制限されちゃってるので、ガヤ取りっていうものがすごく大変になってしまって、
今だと最大で4人、入って5人ぐらいまでになっちゃったんですけど、
例えば20人役者が出る作品があったら、時間帯でそれぞれの組で入れ替わって撮っていくっていう形になるので、
ガヤ取りって呼ばれるものも、この組で一度撮って、次の組でももう一回撮って、次の組でも撮ってっていう風にやるので、
それまでは全員でガヤガヤ喋るから、なんとなく街の雰囲気が出てたものが、
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小人数で入ってガヤを喋るってなると、それぞれの声が立つようになっちゃうんですよね。
そうなると雑踏の感じが逆になくなっちゃったりとか、っていうのはすごく大変っていう風にスタッフさんからお話聞いたこともあって、
それプラス、自分たちのガヤ取りプラス、自分たちがやるお芝居の部分だけを撮るっていう風になったので、
流れじゃなくて、ポイントポイントで。
いきなりだから30分番組の後半10分からお芝居スタートします、みたいなこともあったりするようになったので、
他の役者さんとお芝居の掛け合いができないまま、下手すると最終回まで行っちゃったりとか、
っていうことも増えちゃいましたね、コロナで。
それでもやりづらい部分もありますよね。
やりづらいですね。それまでは一緒にお芝居ができてたのが、コロナ以降、スタジオに入る時間も区切られて、
一組、例えば2時間とか1時間とかで区切られると、全く他の役者さんとコミュニケーションが取れないまま、
その日収録を終えるっていう形になるので、
例えば1日の中の終わりの方の時間帯で収録が入ってたりすると、前に撮った人のお芝居を聞きながら、
私たちも演じるっていうことができたりするんですけど、
それが例えば朝10時の時間帯で入っちゃうと、他の人の役者さんのお芝居を全く何もわからない状態で演じなきゃいけないので、
ここが朝10時に撮った人の部分が軸になるというか、そこに後から入った人が合わせるっていう形にはなっちゃうんですけど、
そこがちょっと大変になったなっていう感じですね。
時間帯の組み分けも本当に分かれたので、
1日に例えば3分ぐらいお仕事やってたところが、3分以上お仕事する方も出たりとか、
高速時間がその分コンパクトになるので、件数も多くなって、
そうなんですよ。
忙しくなる、コロナ以降逆に涼しくなってるっていう部分も。
私だけのスケジュールで言うと正直、去年2020年コロナの自粛期間があって、
自粛期間が空けた方が下手するとその前の年とかより忙しくなった気もします。
1ヶ月の間に組んでいただくスケジュールの度合いがかなり詰まった記憶があるので、
忙しいっていう感覚になった気はしました。自分の中では。
これはもう業界によって本当にまちまちなので。
そうですね。
そうなんですね。
業界もバラバラだと思いますし。
一般的に声優さんっていうお仕事とかイメージを持って見ているのと、
今からお話聞いていろんな面白いというかビックリな部分もありますし、
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多分もっと知らないこともたくさんあると思うんですよね。
例えば結構声優さんってアニメに出てる方が声優さんって思ってる方もいると思うんですけど、
そうじゃない部分もたくさんあるじゃないですか。
そうですね。
そうですね。
多分声優の職業になってない方に聞くと、
アニメーションで例えばアニメの声やってる人でしょうとか、
ゲームで声やってる人でしょうとか、
あと最近だとアイドルコンテンツのものがあったりするので、
そういうのに出てライブとか歌とかダンスも最近してるよねって思われる方がほとんどだと思うんですよね。
私も正直きちんと勉強するまではあまり知識がなかったので、
そういうのが主に声優さんの仕事だって思ってた部分もあるんですけど、
実際はそうじゃなくて、海外ドラマの吹き替えだったり映画の吹き替えだったり、
ゲームにもいろいろ種類があって、スマホのアプリゲームなのかとか、
テレビゲームなのかとか、
あとは特殊なので言うと百貨店のエスカレーターの案内の声とか、
右側に寄って立ち止まってくださいとか最近よく流れてますけど、
ああいうのも声優さんの仕事だったりとか。
そうなんですね。
そうなんですそうなんです。
いろんな場所でナレーションだったりとかアナウンスとかされてる方もいるので、
一概にアニメーションに出てる人だけが声優さんっていうわけではないんですけど、
やっぱり知名度っていう点で言うと、
どうしても華やかな方に見えるところにいらっしゃる方が、
やっぱり声優さんとして注目されているっていう見方をされるんですけど、
意外とそうじゃないんだよっていう。
そうなんですよね。
そうなんです。
なのですごく不思議なんですよね。
声優として知名度がある人と、実際現場で売れている人って意外と認識の違いがあったりとかして、
行く現場行く現場必ずいらっしゃる役者さんとかもいるので、
休んでる本当にみたいな人もいたりするんですよね。
一般的な知名度はそこまでじゃなくても、いろんなお仕事に常に関わっていらっしゃるっていう。
必ずこの現場にいるよねっていう方もいたりするので、
そこはなんかこうすごく不思議な世界だなっていつも思ってますね。
でもそれは結構お話伺わないとわからなかったこともあるじゃないですか。
そうなんですよ。
あんまりこの世界を知らない人はわからないことなんだろうなと思って。
良い悪いとかじゃないんですけどもちろん。
知名度があるのと現場で実際売れてる人っていうのはそこに差があるんですけど、
アニメで売れてる人だけが声優じゃないんだぞっていうのは言いたいですね。
はい。
俳優もこう、え、ドラマ何出てんの?
いや、ドラマ出るだけが言う。
そうなんです。
舞台の方もいるし。
そうなんです。
映画もありますし。
本当にって思うじゃないですか。
でも売れてるイコールテレビ、ドラマに出てる。
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そうなんですよね。
認識されちゃうのって思いますね。
舞台を長年やってたら下積みだったんですねみたいな。
舞台でめちゃめちゃ気にせいでる方いますか?
本当ですよね。
そこだけじゃないんですよって言いたいんですけど、
いわゆるアニメーションだと老舗の昔から続いてるアニメいつ出るの?とかって
知り合いの人に言われたりすると、
それだけが全てじゃないけど確かに出たいなとは思ってるよみたいな
心の中で悔しくなったりとかなくはないですね。
気になる特殊職業の世界
お仕事基本オーディションで通る?
ものにもよりますね。
オーディションのものが。
ほとんどオーディションって言っても過言ではないんですけど、
それに至るまでに私たち役者にその話が来ることもあればないこともあったりとか、
事務所の方で先に選んでいただいて、
決まった状態で私たちのところに連絡が来るものもあれば、
このオーディションが来たので資料の提出お願いしますって言われることもあったりするので、
本当にバラバラなんですけど、
ほとんどオーディションなのかなって私は思ってますね。
仕事だったりオーディションへの取り組み方とか、
姿勢が変わったら結果が変わったってことはありますか?
でも、ボイスサンプルっていうものを声優さんは作るんですけど、
それのアプローチの仕方、事務所へのアプローチの仕方で、
動きが変わってきたりっていうのはあると思います。
事務所へのアプローチの仕方?
今まではここが得意として、
例えばなんですけど、
ティーンの女の子が得意、
声のお芝居で演じる上でティーンの女の子が得意ってなったら、
女子中学生なのか女子高生なのかでまた結構分かれてくるので、
女子中学生が得意ですっていう場合と、女子高生が得意ですっていう場合で、
アプローチの仕方だったり、お芝居の幅っていうのが結構変わってくるって私は思ってるんですけど、
なのでそれまでは女子中学生が得意って思ってたけど、
あれ意外と経験して女子高生ができるかもって思ったら、
女子高生の声のお芝居で事務所にまずアプローチをかけて、
そのボイスサンプルを作ってアプローチをかけて、
それで商品としていけるって思ったら、
マネージャーさんだったり事務所のスタッフさんが、
それで先方に働きかけて通ればいいよねみたいな、
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すごいざっくりなんですけど、そういう動きなのかなとは思ってます。
さらさんが声優として自分でいろいろ考えたり勉強したり研究したり、ものすごいですよね。
芸能の業界だと8年とか9年とか10年ってまだまだ若手の部類に入ると私は思っているので、
定年退職がないお仕事じゃないですか。
なので気持ちはいつも初心を忘れずと思いつつ、
経験したことは活かせるように頑張りたいなとは常々思ってます。
今後これからに関して思うこととか目標とかはありますか?
理想を言えば受けたオーディション全部受かりたいなっていうふうには思うんですけど、
それは多分誰しも思っていることだと思いますし、
全部受かったら受かったで多分体が持たないので、
理想は自分が狙った役っていうのは経験していけたらなっていうふうには思いますね。
あとはこう最近声優さんだと歌とかダンスも結構お仕事のジャンルに問われる部分になってきているので、
そういうところで今後アピールしていける場ができたらいいなとは頑張りたいなとは思ってます。
はい、いろいろとお話を伺ってきましたが、
次回も引き続き松本沙羅さんにインタビューしていきますので、
お楽しみに。
よろしくお願いします。
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