1. ”心理学に触れる” 一日一語
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2025-07-07 12:34

#701 ブレスト時にGoogleは使うな?! (Oppenheimer & Patterson, 2025)

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【放送700回記念NFT配っています!ウォレットアドレス提出こちらから】
https://forms.gle/9w9V2jFqj2Mb2PMn7

【本日の論文】
Oppenheimer, D. M., & Patterson, M. T. (2025). Thinking outside the box means thinking outside the search engine. Memory & Cognition. Advance online publication. https://doi.org/10.3758/s13421-025-01732-x

【研究トークアーカイブ】
https://youtu.be/FwnsMTzDE0s

【研究サポーター募集中!】
https://academist-cf.com/fanclubs/358

サマリー

このエピソードでは、Googleを利用した想像性の研究について紹介されています。特に、オルタナティブユージングタスクにおいて、Googleを活用することでアイディアの数は増加しますが、集団での創造性は逆に低下することが示されています。

想像性の課題紹介
おはようございます、心理学者のじんぺーです。 本日も心理学の最新論文を紹介していきたいと思います。
今日は想像性の話をしていこうと思います。 想像性を調べる課題で、オルタナティブユージングタスクというのがあって、これ一番有名だと思います。
普段見ているものとか、使っているものとかの、その普段使っている使い方じゃない使い方をたくさん挙げるというふうな課題ですね。
例えば椅子だったら座るという役割があると思うんですけど、その他にも何か物を置いたりとか、踏み台にしたりとか、いろんなこう役割が、全然今の想像的じゃないですけど、
そんな感じで、人が思いつかないような想像的な使い方をいっぱい出すという課題があって、それがGoogleとか、Googleじゃなくてもいいんですけど、研究ではGoogleを使っています。
Googleの検索をすることによって、想像性の結果が上がるかどうかという研究ですね。そういう研究を紹介したいと思います。
本題に入る前にお知らせをさせていただきたいと思います。
昨日ですね、700回目の放送になりまして、いつも聞いてくださってありがとうございます。
100回ごとにNFTを配っていて、今回も作りました。
デザインは僕のパートナーです。
いつも通り。見ていただいたらわかるんですけど、今回からは息子も登場しているので、イラストの中にぜひゲットしていただきたいなと思います。
NFTとかWeb3とかすごく好きで、もう4年くらいになりますから、3、4年触ってたりして使ってたりするんですけど、
いつも変わっていくんですよ。変わるのが早くて。
昨日NFTを配るために作ってたんですけど、普段使っているサードウェブっていうプラットフォームがあるんですけど、課金制になってて困りましたね。
ちょっと別の方法で作り直すということにしようと思います。
今回は一旦Googleフォームでウォレットアドレスだけ集めようと思うので、もしウォレットアドレスというものを持っているぞと、0xから始まるやつです。
イーサリウムとかポリゴンなんですけど、
呪文のようにいろいろ言って申し訳ないんですけど、もしそのウォレットアドレスというものに心当たりがあるぞという方はURL飛んでいただきまして、そのウォレットアドレスを入力していただきたいなというふうに思います。
1週間後ぐらいにそのウォレットアドレスにまとめて送ろうと思います。
それ以降はもう受け付けないということで、今だけ受け取れるこの100回目付近で聞いてくださってた方だけに送るものです。
将来も別に配ることはありません。
たぶんそのトランスファー、送付不可能な形式にしようと思うので、本当にね、この2025年7月初旬ぐらいに真平の放送を聞いてたぞというのが、もしかしたら2035年とかに思い出みたいになるかもしれないし、わからないんですけど、NFTってそういうものだと思っているので、ぜひゲットしてもらえれば嬉しいなと思います。
いつも言ってますが無料ですし、特にこの無料のNFTをもらうということに関しては詐欺とかもないので、自分で何かアクションを他に起こそうとすると、詐欺がなくはない世界なので、ちょっと気をつけないといけないんですけど、これもらうぐらいだったら全く問題ないので、もしよかったら打ち込んでいてもらえればと思いますし、もし持ってない方でもNFT、ウォレット作り方みたいなのを調べたら、もう最近ちょっとずつ簡単になってきているので、
この機会にゲットしてもらえると嬉しいなと思います。3年くらい前からNFTは一般化するぞって思ってたし、今でも思っているんですけど、3年経ってもあまりなってないという感じで、ちょっと残念ではあるんですけど、いずれみんな使うようになるのかなと思っているので、ぜひこの機会に触っておいてもらえるといいのかなと思います。
長くなっちゃった。よろしくお願いします。ボイシー以外の方もぜひ、って聞いている方もGoogleフォーム打ち込んでいてもらったら送ります。ボイシーって名前ついちゃってますけどね、NFTには。よろしくお願いします。では本題いきましょうか。そんなに難しくない課題かなと思います。参加者は256名の大学生で、さっきも言ったようにGoogle検索の有無がということがとても重要です。
実験の方法と結果
半分の人、学生にはGoogle使っていいよっていう風に言って、半分の人には使わないでっていう、別にあれかな、使わないでって言っても使わないか普通は。でも使っていいよっていうかではないかということで条件を分けます。
代替使用課題っていう風に日本語で言いますね、AUTっていう略仕方もしますが、Alternative Uses Taskっていうのを3分間やってもらいます。
今回のお題は2つです。傘と盾、矛と盾の盾。傘または盾の非典型的な使い道をできるだけ多くあげてくださいというシンプルな課題です。
これなんで傘と盾を使ってるかというと、傘はGoogleで結構いろんな使い方が出てきそうだっていう、多分いずれに調べてると思うんですけど、選んだ。
盾はあんま出てこないと。Google使った盾、攻撃と防御と手札ぐらいしか出てこないっていう風な見立てでこの2つにしているということです。
だから傘と盾でももしかしたら差が出るよねっていうことを想定していたんだと思います。
結果いきますか早速。
今回面白い、これ大事だ、一番大事なとこなんですけど、めちゃくちゃ面白いなって思ってこの研究紹介したいって思ったのは、
Google使うかどうかっていうのは面白いんですけど、それ以上に名目上の集団っていうものを想定するんですよ。
個人でこれ課題に取り組んでもらってるんですけど、分析の過程でサイズ1から20の仮想集団を作るっていうことをします。
これは適当な人とペアを組んで、サイズ1は個人か、サイズ2だったら2人をマッチングして、その個人の結果を合わせるっていうことをしてもらいます。
なんでこういうことをしてるかというと、1人だったらとてもユニークなことを言ってるかもしれないけど、もし2人とか20人がマックスなんで、
20人のグループみたいなところを一緒くたにされると、別に他の人も言ってるよねっていう数が重複してオリジナリティとしては下がるじゃないですか。
他の人とかぶらないオリジナリティ溢れる、想像性溢れるアイディアを出すことが重要なんですけど、それが集団になると重複があるので、仮に面白いことを言ってたとしてもそれが3人が言ってて、
3人が言ってたとしてもグループで1個の面白いアイディアということにしかならないから、その重複分がパーになるというか、1としかカウントされなくなるんですよね。
そんな感じで何を想定しているかというと、1人でアイディアとか想像的な課題に取り組むときと、あとは集団ですよね、会議とか会社のミーティングもそうだろうし、
いろんな企画のブレインストーミングとかやると思うんですけど、ああいう感じのことを想定しているということです。
ちょっと結果の将来像が見えてきますかね。
ちょっといきましょう。個人の結果からいきます。ちょっとややこしいかもしれない。
すいません、あまり説明うまくなかった、今の。
いきましょう。個人の結果からいきます。
まずこれ予想通りですね、縦のとき、縦を想像させて、想像ではなくイメージさせて、たくさん新しい使い方、非典型的な使い方を上げてくださいといったときは、
Googleを使おうが使う前が差がなかったということです。個人の結果です。
数のときは優位さがありました。どういうこと、どういう優位さだったかというと、Googleを使った人たちの方がよりたくさんの答えを出していた、たくさんのアイディアを出せたということで、やっぱGoogleっていいんだなというふうになっているんですよ。
なっているんだけども、ここまでが一つも面白いですよね。Googleを使えば個人のアイディアの数が増えるということ、想像性が上がると言ってもいい。
ただ、これを集団を仮定することによって結果が大きく変わってきます。これも縦と傘を分けて言おうと思うんですけど、縦の場合、集団サイズに関わらず非Google群が優位だったということです。
Googleを使わなかった集団の方がよりたくさんの数を出していたということです。さっきと逆ですね。傘の場合は、集団サイズが小さいとGoogleを使った方がやや有利である、3、4人とか、これがサイズが9人以上のグループで名目上の集団を想定すると非Google群、Googleを使わなかった人たちの方が逆転したという結果です。
面白くないですか。何が言いたいかというと、Googleを使うと確かにたくさんのアイディアを出せるんですよ、個人では。ただ、みんな同じリソースとか、例えば傘、使い方みたいなふうに調べると、だいたい上位に上がってくるのってそんなにバラエティないですよね。
杖とかが出てきたみたいですね。杖とか、あとは常路みたいにして使うみたいなのが出てくるらしいんですけど、それが個人では確かにたくさん挙げられるんだけども、他の別々の種類の使い方を。だけども、みんな同じようなことを書くようになると、これがアイディアの広がりを抑制してしまうということです。
Googleを使わないと、個人個人では数が少ないかもしれないけど、他の人と合わせたときに被らないので、集団としては結果的に創造性が高くなるという研究結果でございました。面白くないですか、これ。多分Googleだけど、AIとかでも似たような感じになるのかな。
研究の考察
AIだったらもうちょっとバラエティに富んだのになるのかな。これちょっと真似したいな。めちゃくちゃ面白いなって思いました。この集団を仮定してというやり方が。だからブレインストーミングとかでもし10人以上ですよ。3、4人とかだったらまだ大丈夫な可能性もある。
でも縦のとかそういうちょっとマニアックなものをやるときは、集団サイズに関わらず非Google部分が優位だったというので、使わないほうがいいでしょうね。それぞれでフレームに当てはめずにまず使い方を考えてみるというのはもしかしたら大事なことなのかなって思いますし、AIもすぐにAIにアイディア50個出してとかできちゃうからね。
でもやっちゃうともしかしたら、あなたのパソコンでやっているその50個が隣のパソコンでやっている他の人と同じような50個になってしまっているかもしれないというのは気をつけないといけないなと思うし、これ多分やったほうがいいと思うな。これもうやってるのかな。なんかGoogleでやってるってちょっと時代感とあんま合ってないですよね。Google検索も使わないですよね、ほとんどね。
まずはちょっとGPTとかね。最近だとジェンスパークとか使ってますけど。やりたいこといっぱいあるな。これね、研究の種でちゃんと取得しないといけないですね。これコミュニティの方にやっておこうと思います。また何か思いついたことあったらぜひ気軽にコメントください。最後まで聞いてくださってありがとうございました。今日もいい一日にしていきましょう。じゅんぺいでした。心を込めて。
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